■さくら、頑張る。 その弐
さくらちゃんが養女になった。ちゃらりらーん♪
かりや
「さくらちゃん、食べられないものはない?あ、ニンジンとピーマンは苦手でもちゃんと食べようね」
さくら
「……」
かりや
「え?服、それだけしか持ってきてないの?パジャマは?じゃあ、後でおじさんと買い物に行こう」
さくら
「……」
かりや
「さくらちゃん、一人で髪洗える?兄さん!慎二はシャンプーハット使ってたっけ?どっかに残ってないか?」
さくら
「…」
かりや
「歯磨きちゃんとした?ちょっと口あけてみて?はい、OK」
さくら
「……」
かりや
「一人で寝るのは大丈夫かな?さくらちゃんが眠くなるまでついていようか?」
さくら
「おじさん」
かりや
「何だい?」
さくら
「お母さん…みたい。」
かりや
「!!…あ、ありがとう…ござい、マス…。」
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