■隣の遠坂さん その弐
かりや
「ときおみ!!聖杯戦争に参加するって本当なのか!?」
ときおみ
「流石に耳が早いな、かりや。本当だよ。遠坂の悲願、『根源への到達』を叶えるためだ。」
かりや
「かなり危険な争いらしいな・・・ときおみ、勝算はあるのか?」
ときおみ
「ああ、私は負ける勝負はしないよ。しかし、君が私の事を案じてくれるなんて、意外だったな。」
かりや
「友達だろ。生きて戻ってきてくれよ、さくらちゃんやりんちゃんのために。」
ときおみ
「勿論、そのつもりだ。」
かりや
「もし、お前に何かあったとしても、俺が責任を持って、絶対に、必ず、あおいさんたちの面倒をみるから、安心していってこい!!」
ときおみ
「・・・ありがとう。」
かりや
「どうした?俺の顔に何かついてるか?」
ときおみ
「どうして嬉しそ・・・いや、なんでもない。」
ときおみ
――どうも素直に喜べないのは何故だろう??
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