モドル

■隣の遠坂さん その参




ときおみ
「かりや、立ち入ったことを聞くが許してほしい。君には結婚を前提にお付き合いをしている方はいないのかね?」
かりや
「・・・・いないけど。」
ときおみ
「いや、すまない。実は先日、ぞうけん殿にお会いした時、色々と悩みをお聞きしてね。お節介かとも思ったんだが。」
かりや
――だから!!なにペラペラ喋ってんだよ、腐れ蟲ジジイ!!
かりや
「そんなことを聞いてくるってことは、時臣が誰かを紹介してくれるってことか?」
ときおみ
「まあ、そんなところかな。参考にかりやの好みを教えてくれるかい?」
かりや
「・・・・・・」
かりや
「髪は長い方が好みだな。優しくて控え目で・・・」
(この後、かりやはあおいさんを思い浮かべながら、つらつら好みのタイプをあげていくだけなので、略)
ときおみ
「・・・かりやの好みは、私が思ったよりもずっと具体的だ。」
かりや
「まぁな。」
ときおみ
「それに私の好みとよく似ているようだね。知り合いをあたってみるよ、また連絡するから。じゃあ。」
かりや
「ああ。」
ときおみ、立ち去る。

かりや
「・・・・・・・・気付けよ、馬鹿おみ。」

(2012/02/23)

※鈍い時臣さんの話


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