■隣の遠坂さん　その四

前置き：魔力供給についての二人の認識
かりやさん：ゾウケンの魂喰（相手を食べる）かキス程度の接触による体液交換。あんまりよく知らない。
ときおみさん：かなり正確に知っている。

かりや
「ときおみ！まさかと思うけど、あおいさんと魔力供給してるんじゃないだろうな！」
ときおみ
「？いや、あおいは魔術師ではないからね。」
かりや
「そうか、ならいいんだ。よかった。」
ときおみ
――一応、私たちは夫婦で、子供が二人いるんだが・・・
ときおみ
「逆に聞くけれど、かりやは誰とするんだい？」
かりや
「誰とって・・・。」
ときおみ
「いや、答えたくないのならいい。」
かりや
「別に答えたくないわけじゃないけど。」
ときおみ
「まさか、ぞうけん殿・・・か？」
かりや
「なんで、俺があんなのに貰わないといけないんだよ！」
ときおみ
「すまない、かりや。そうだね、なかなか想像しにくいというか、したくないというか。」
かりや
「まあ、蟲とかそこらへんかな。」
ときおみ
「！！！！！」
かりや
「み、見た目はエグいけど、意外と美味いんだって！」
ときおみ
「！！・・・う、上手い・・・のか？」
かりや
「？？うん？まあ、今まで食った中で一番ってわけじゃないけどな。」
ときおみ
「・・・・・・」
かりや
「なに真っ赤になってんだ？俺、なんか変なこと言ったか？」