エスリン 「ラケシス、ノイッシュと婚約したって本当?」
ラケシス 「ええ、本当よ。」
エスリン 「…一つ聞いてもいい?」
ラケシス 「?なあに。」
エスリン 「いつも”お兄様のような人じゃないと好きにならない”って言ってたじゃない。」
ラケシス 「そうよ?」
エスリン 「ノイッシュのどこらへんがエルトシャン王と似てるの?」
ラケシス 「ノイッシュの髪の色は、お兄様と一緒だもの。」
エスリン 「…え?それだけ?」
ラケシス 「ええ、そうよ?」
エスリン 「本当に、それだけ?」
ラケシス 「ええ、勿論。なにか変?」
エスリン 「……ううん。」