■キャラクター紹介  セイン バアトル ニニアン リン ヘクトル

■セイン

ケント
「私が初めて騎士としてキアラン候に剣を捧げたときから、ずっと共に歩んできた、十数年来の相棒だ。武芸、学問においても、私よりもセインのほうが数段勝っている。…常々思うが…女性に対して騎士道精神を発揮するのをもう少し控えていれば、周りの評価ももっとあがるはずだ。それなのに、あいつときたら…ところ構わず女性に好意をうち明けたり、酒場での騎士らしからぬ振る舞い…あ、あまつさえ、リンディス様の寝所に夜中に押し掛けようなどと……っ!!」

リン
「け、ケント…落ち着いてちょうだい。」

ケント
「はっ、リンディス様、失礼いたしました。つい…。」

リン
「構わないわ。確かにセインの行動はいただけないものがあるもの。主君としても、女としても、ね。」

ケント
「は、誠に申し訳有りません。リンディス様のお心を煩わせてしまいました。」

リン
「ケントが謝る事じゃないわよ。ふふ。」

ケント
「いえ、最近のセインは、女性に対する礼にかけております。キアランの騎士としてもっと節度ある行動をとるべきです。戦場でみだりに女性に接近するなど、あるまじき行為、風紀の乱れであると思います。」

リン
「それは、ケントが戦場恋愛禁止と考えているととっていいのかしら?」

ケント
「ええ、そうとっていただいても結構です。」

リン
「………そう。」

ケント
「とにかく、一度じっくりセインと話し合って考えを改めさせようと思います。セインは話せば判ってくれる男ですから、必ず私が説得してみせます。」

リン
「………頑張ってね。」

ケント
「はい、それでは早速!」
(ケント、立ち去る。)

リン
「戦場恋愛禁止って…ケント、私とあなたはどうなるのかしら…。」(※ケントとリン支援A)



■バアトル

レナート
「よくわからん男だ。戦士として修行を積むため、各地を転々としつつ、これはと見込んだ相手に手合わせを願ってきたらしいな。…見込んだ相手が強者である確率は50%だそうだ。……戦士としての腕は悪くない、それによい目をしている。」

ワレス
「おや、レナート殿。それはバアトル殿のことだろうか?」

レナート
「そうだ、よくわかるな。」

ワレス
「なんとなくではあるがな。」

レナート
「俺もなんとなく思うのだが…バアトルは恐らく…お前の若い頃に似ているな。」

ワレス
「そ、それは…レナート殿、参考までにお聞きするが一体どこが?」

レナート
「いや、若い頃のお前はバアトルによく似た目をしていたのではないか、と。そう思っただけだ、気にするな。」

ワレス
「はあ…どうも複雑な気分だ…。」



■ニニアン

ニルス
「僕の姉さんです。僕は吟遊詩人として、姉さんは踊り子としてずっと一緒に旅をしていました。姉さんは優しくて…そうそう、歌がすごく上手なんです。」
ヘクトル
「おい、ニルス。」
ニルス
「?なんですか、ヘクトルさん?」
ヘクトル
「悪いが、そういう誰でも知っているようなことじゃなくて…もっとニルスにしか判らないようなことを教えてくれよ。」
ニルス
「僕にしか判らないようなこと?」
ヘクトル
「そうそう。例えば、好みのタイプとかスリーサイズとか…色々あるだろう?」
エリウッド
「おい、ヘクトル!何をいって…!!」
ニルス
「うーーん、好みのタイプですか…多分、優しくて真面目な人だと思いますけど…あ、それとお酒をよく飲む人は嫌いみたい。スリーサイズは…。」
エリウッド
「ニルス、いわなくってもいいよ。ヘクトルも!失礼なことを聞くなよ。」
ヘクトル
「…ったく相変わらずだな、お前は。誰のために聞いてやってると思ってるんだよ。お前だって知りたいだろ?スリーサイズ。」
エリウッド
「それは…興味がないわけじゃ……!!い、いや、そんな僕は別に…。」
ヘクトル
「あ、そう。じゃあ、ニルス、俺にだけそっと教えてくれよ。エリウッドは聞きたくないみたいだからな。」
エリウッド
「な!そんな!僕だって聞きたい!…………あ。」
ニニアン
「………エ、エリウッド様………そんな……。」
(ニニアン、走り去る)
エリウッド
「え?え?ちょ、ちょっと、ニニアン!待って!誤解だよ!ニニアン!!!」
(エリウッド、ニニアンを追いかけて去る。)
ニルス
「………ヘクトルさん、スリーサイズ…教えましょうか?」
ヘクトル
「いや…もういい…。」


■リン(リンディス)

ケント
「キアラン候ハウゼン様のご息女、マデリン様がハサル様との間にもうけられたのがリンディス様だ。キアランの正統なる後継者であらせられる。そして、我らが騎士団が唯一剣を捧げるべき方であり、キアランの民の尊敬と忠誠はすべてリンディス様のものだ。」
セイン
「………。」
ケント
「どうした、セイン?何をそんなに驚いているんだ?」
セイン
「いや…おまえ、よくもまあ、そんなにずらずらと並べ立てられるなあと思ってさあ…。ホント、相変わらずだな、お前は。」
ケント
「?いっている意味がよくわからんが、まあいい。セイン、お前からもリンディス様をみなに紹介してくれ。」
セイン
「はいはい。」

ケント
「美しく聡明なだけではなく、剣の道でもたぐいまれない才能を発揮されている。その上、心優しくあらせられ、私のようなものにも気をかけてくださる。リンディス様のような方にお仕えし、そしてお守りできることは私にとっても誇りだ。」


セイン
「美人だし頭もいい。おまけに剣士としても一流ときてる。主君が美しい女性というのは、俺としては嬉しいことこのうえなしだ。俺も腕のふるいがいがあるってもんだ。」 


ケント
「……………。」
ケント
「……セイン。多分、私たち二人は同じことをいってるんだと思うんだが…。」
セイン
「ああ、みたいだな。」
ケント
「なのに、どうして全く違うように聞こえてしまうんだろうか。」
セイン
「さあな。」

 


■ヘクトル

マシュー
「オスティア候ウーゼル様の弟君で、俺がお仕えしているヘクトル様は、リキアの中でももっとも強い方です。特に斧を使わせたらリキア一、いや大陸一でしょう。」
セーラ
「腕が立つだけでなくて、性格もよいし、部下に優しいし、気前もいいし。」
マシュー
「そうそう、荷物持ちもよく手伝ってくれるし。」
セーラ
「口は悪いけど、なんだかんだいいつつ色々助けてくれたり庇ってくれたり。」
マシュー
「ホント、いい若様だよなあ。しかも、なかなかハンサム。」
セーラ
「そうそう、フェレのエリウッド様もかっこいいけど、ヘクトル様もかなりいい男よね。」
マシュー
「ああみえて、なかなかの切れ者なんだぜ。」
セーラ
「そーなの?!もう完璧ね!」
ヘクトル
「…………………。」
ヘクトル
「……先にいっとくが、これ以上給料はあがらんぞ。」
マシュー
「ええーーー!!若様、そんな殺生な!!」
セーラ
「そーよ!!こんなに褒めたのに!!横暴だわ!!」
ヘクトル
「……………。」

こうゆうの書いてるのが死ぬほど楽しいです。(笑)
(2007/11/27)