神之峰(2004)
則直 かわりゆく 世に色かへぬ 松かぜの おとのみ残る 神のみねかな |
飯田市史跡 神之峰城跡は、諏訪氏の分流である知久氏が、室町時代の中期に、独立し た山頂を利用して築いた山城です。 知久氏の所領は、室町時代には下伊那の竜東一円、さらに竜西の一部にも 及んでいました。その本拠はこの神之峰城でした。しかし天文二十三年 (1554)武田信玄の下伊那地方侵攻にあたりついに落城しました。 本丸 現在NHKテレビ塔のある一帯 二の丸 本丸の南にある曲輪 出丸 久堅神社・SBCテレビ塔のある曲輪で眺望がよく、三角点の 標石(771m)があり、神社の北側には知久則直の歌「述懐」が刻 まれた大岩もあります。 南小屋 出丸南にある曲輪で、矢立岩が立っており、付近には矢竹が繁 っています。 御手洗池 本丸の北にあり山頂に近いのにかかわらず清水が湧いています。 蔵屋敷 本丸の東50mにあり、黒焦げの米などが発見できます。 昭和四十七年五月十一日指定 飯田市教育委員会 |