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天才児の胎教


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NHK 01/310 03/27
天才児の胎教 google
      <https://www.google.co.jp/?gws_rd=ssl#q=%E5%A4%A9%E6%89%8D%E5%85%90%E3%81%AE%E8%83%8E%E6%95%99>

① 天才児の生み方  続いて掲載
   http://www1.bbiq.jp/akirahp/genius.html
これを読めば、おのずと、天才児の作り方がわかるようになっているし、なによりも、私の言うことを信じていただけると思う。 この論はわたしの主張ではなく .... 記事のタイトルは「胎教で4人の天才児を育てたジツコ・スセディックさん」。米国在住の日本人女性だ。

② 赤ちゃんの五感を刺激する胎教のすすめ - 天才秀才を作る胎児 ...
   http://education.loveactive.net/ed1-90D482BF82E182F182CC8CDC8AB482F08Eh8C8382B782E991D98BB382CC82B782B782DF.html
... 五感を介して認識しています。また、これらの心地よい刺激は、脳の成長を促進することから、胎教としての高い効果を期待することができます。 ... を作る胎児乳幼児教室. 早期教育により天才児秀才児を育て上げる教育方法をわかりやすく解説してまいります。

③ 音声や音楽をリラックスした環境で与える胎教 - 天才秀才を ...
   education.loveactive.net/ed1-89B990BA82E289B98Ay82F0838A83898...
よって、この時期に胎教を開始することで、赤ちゃんは驚くほどにその刺激を受け止めてくれるようになります。 ... 子どもに天才児や秀才児を持つ親御さんにお話を伺うと、赤ちゃんがお腹の中にいるときから、積極的に絵本を読み聞かせていたという共通点がある ...

④ 【妊娠したら知っておきたい】胎教って本当に効果あるの ...
   matome.naver.jp/odai/2135296670103966201
2013/02/01 - 胎教は人によって色々な見解があり、「天才児にするために胎児の時からバイリンガルテープを聞かせる」という方から、単なるコミュニケーションとして捉えてる人まで、色んな意味があるようです。 出典お腹の赤ちゃんって不思議です 胎教の ...

⑤ 間違った胎教とは? :胎教の基礎知識
   tai-kyo.com › 胎教の基礎知識
どんな胎教を赤ちゃんにしてあげるかは、その家庭の考えによりますが、いずれにしても胎教という言葉や考え方が、一般化しつつあるのは素敵な ... しかし、胎教が天才児をつくるという偏った考え方ばかりが先走り、間違った胎教を行うママも少なくありません。

⑥ 胎教 | 絵本読み聞かせで天才児を育てるブログ
   ehon-navi.com/archives/tag/胎教
2015年3月25日. 121101ECshirokumachan. 妊婦さんの多くが興味を持っているという胎教。 音楽や英語などの知育方面に偏りがちですが、最近注目を集めているの・・・. 「胎教に始めよう!自宅で楽しむ「おなかの赤ちゃんへの読み聞かせ」」の続きを読む.

⑦ 天才児の作り方 - 阿修羅
   www.asyura2.com › 掲示板
2002/10/02 - ジョセフさんは沢山の胎教本を元に胎教スケジュールを作成、そして実践。 その壮絶な計画がマニュアルとして記されている。 天才児をつくる 年令が低ければ低いほど知能の発達スピードは早く、スタート時期は胎児期。 母親の胎内にいるとき ...

⑧ 親にしかできない優秀な子育て Ⅱ(脳の発育) 元気創造塾 ...
   50153713.at.webry.info/200910/article_1.html
2009/10/15 - 胎教をして4人の天才児を生んだ人の話を紹介したい。 「胎児の脳は未熟で何ら働いていない。したがって無だ。」と誰もがそう思っている。実はまったくの逆!胎児こそ人間の中で最も素晴らしい天才なのだ。 子宮内の胎児には母親を通じて ...

⑨ パパにできる天才への胎教(3) - パパパッとパパ
   papappato.hatenablog.com/entry/2014/10/21/223658
2014/10/21 - 生まれてくる我が子を天才にするために、胎教についていろいろと調べました。その結果、胎教によって天才児が生まれた的な事例はないけども、効果的な胎教があるとすれば、それは何かしらの刺激を胎児に与えるものであるに違いないと考え ...

⑩ 4歳でバイオリンを弾き、作曲もする天才児: 子供は母親次第で ...
   kosodate-tensai.seesaa.net/article/368947693.html
私か施した胎教と言えば、手元に童話の本など全然ありませんでしたから、難しいと思われる聖書を読んでやり、お腹の上から「50音」を指でなぞりながら教えただけでした。 ところが、不思議なことに生後3ヵ月で50音を大声で読んであげると、キャッキャッと言い ...

※ 天才児の胎教に関連する検索キーワード

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下平記
この検索に出てきたサイトすべてに目を通した。 取り上げるべきは最初の西府さんのものだけでした。 迷うことなくその他はきりすててかんがえたほうがよい。 それが結論です。

① 天才児の生み方
   www1.bbiq.jp/akirahp/genius.html

 「どうも天才児の作り方があるらしい」ということを、この歳になって気づいた。
 あと30年若ければ、自分で試すのだけれども、遅すぎた。いまさら子供なんかつくったら、世間のわらいものになる、と女房はいう。言われなくったって、そんなことぐらいはわかる。
 あとは、若い愛人をつくって子供を産んで貰う手しかないが、そうするには、お金も時間も、意欲もない。体力はすこしはあるかなあ(^^;)。
 娘二人に、「早く結婚しろ、天才を生む方法を教えるから」といっても、親の寝言ぐらいにしか思っていないし、それ以上に、しばらくは結婚する意志もないようなのだ。
 この大発見を黙っておくのは、人類のためにも実にもったいない話なので、以下にその技術、方法を記す。

(1)まず、その方法を再発見するに至った経過を述べる。

 これを読めば、おのずと、天才児の作り方がわかるようになっているし、なによりも、私の言うことを信じていただけると思う。
 この論はわたしの主張ではなくて、事実からのわたしの類推だ。以下を読んで、あなたの結論がわたしと異なっても、それはいっこうにかまわない。

 以下の話は、一件だけなら、たまたまそういうこともあるだろうな、ということだろうが、まったく違った系統のおふたかたが、同じ事実を経験したという文章を読んで、私は、この話には再現性があると堅く信じるに至った。

(2)まず、下の写真を見ていただきたい。

  【本の中の写真】(下平記=実は見てもわからない)  これは司馬遼太郎の「昭和という『国家』」という本の中の「日本語について」という節の一部。1998年4月の発行。ぼくがこれを読んだのは、1998年夏。なお、この本は、NHK教育テレビで司馬氏が話したものを本にしたもので、テレビは数回にわけて放映されたので、ごらんになった方も多いと思う。  【なお、本の主たる内容については司馬氏に失望した。歴史を高みから見下ろして時代を解釈するのが歴史家の役目だと思うが、戦後53年も経っているのに司馬氏は当事者としての立場しかとれなかった。明治までの氏の記述は実に見事だが、昭和になると目が曇るようだ。戦後11年目にして「太平洋戦争の真の勝者は日本で、敗者はイギリスだ」と断じたアーノルド・トインビーはやはり本当の歴史家だった。(下平・註=URLが青文字としている)】

 上の写真の中の赤で囲ってある部分を下に抜き書く。
 『私は、ここから向こうの話はあまりご参考にならないから、しないようにと思っていたのですが、ひとつ実験をしてみたことがあるのです。
 私の親類の家に赤ちゃんが生まれまして、お母さんは大学で心理学を学んだ人ですから、赤ちゃんがまだ目をつぶっているときから、まとまったお話をしてあげた。大阪で生まれたのですが、標準語のアクセントで話し、主語と述語がきちんとあり、目的語もきちんとあるような、そういう言葉を語りつづけてみたのですね。
 すると、その子はものが言えるようになったら標準語でした。周りは全部関西弁ですよ。お母さんも普通は関西弁で過ごしているのに、その息子だけは標準語のままです。
 そして、その子はいま(小学校の)五年生になっていますけど、珍しいほどに論理的な頭を持っています。【西府註:極めて秀才だということでしょう。親戚の話なので、司馬遼太郎も遠慮して言っている(下平註:URLが赤文字としてある)】
 それは偶然なのか、たった一例のことで、大きく解釈を拡大することができませんから、この例をあげることを怯んでいたのですが、つまり言語というのはですね、きちんと説明してあげたほうがいい。たとえば「向こうから、八百屋さんが飼っている赤い犬が来た」というべきですね。
 単に「犬が来た」だけだと、犬という言葉では概念の言葉ですから、不十分なことになります。「赤い犬が来た」とか、あるいは「隣の瀬戸物やさんのコロが来た」というように言うべきであり、単に「犬が来た」では、言語として粗雑な感じがします。』【引用終わり】
 この中で司馬遼太郎は、「この話はあまり参考にならないから、したくない」と言っている。たった一例なので自信がないとも言っている。しかし、あえて司馬氏がここに書いたからには(書くことを認めたからには)、自分の説にかなり自信があったと思う。
 「ひとつ実験をしてみたことがある」と書いている。つまり、司馬氏はこの話をどこかで聞いて、知っていたということだ。そして、実験してみる価値があると信じていたということでもある。それで、親類に赤ちゃんが産まれたので、試してもらったというわけ。この方法に悪い副作用なんかありそうにもないし、だいいちカネがかからない。
 自分の親類の話なので、司馬氏は謙遜して書いているが、つまり、そうして育てたこどもは大変な秀才になったということだ。

 この事実、現象、意味をよく考えて、つぎを読んでいただきたい。

(3)下の写真をご覧いただきたい。

  【新聞の写真】ジツコ・スセディックさんの写真と記事‘この人「子供の幸せ願う心、語りかける’

 これはたぶん1996年ごろの日経に載っていた記事だ。(日付の記載を忘れてしまっている。)
 つまり、司馬氏の文よりも、私はこれのほうを先に読んでいたことになる。(台湾に来る前、熊本県宇土市で建設省の水門を作っていた現場で切り抜いたような記憶があるが、はっきりしない。)
 「幸運な例外だろうな」というのが、この記事を読んだときの感想だ。しかし、なんとなくおもしろいので、切り抜いておいた。

 記事のタイトルは「胎教で4人の天才児を育てたジツコ・スセディックさん」。米国在住の日本人女性だ。
    長女(16歳)は、現在(当時)イリノイ州立大学医学部大学院の三年生。
    次女(14歳)は大学二年生。
    三女(12歳)は高校四年生。
    四女(10歳)は中学三年生。
 アメリカには飛び級があるから、こんなことが可能だ。
 四人揃ってIQが160をこえる天才少女だそうだ。なお、夫婦の家系に天才といえる人はいないそうだ。
 以上が記事の前半。

 記事の後半を下に書き抜く。

 『長女をみごもった当時、機械工をしていた夫のジョセフ氏は、まだだれも試みたことのない胎教に強い関心をよせていた。「聖書にも、神はエレミアとヨブが胎内にいるうちから話しかけていたという記述があるように、胎教はまだ医学の進歩を見ない古代から人類の知恵だった、というのが彼の持論。それを二人で実際に試してみようということになったんです」
 夫婦が実行した胎教は、まずおなかの赤ちゃんにむかって目に見たもの、感じたものを話しかけること。
 「私たちが、子供の誕生をいかに楽しみにして毎日を過ごしているか、子供に報告してあげたんです」。さらには本を読んで聞かせたり、独自に作ったアルファベットや数字を書いたカードを指でなぞって教えたりという具合。こうして生まれた長女は、生後二週間で言葉を話し、七ヶ月で絵本を読んで周囲を驚かせた。
 「胎教といっても、何も特別なことをするわけではない。すべての母親が子供の健康と幸せを願っている。それを私たちは、言葉でまだ見ぬ子に伝えようとしただけ。胎児に言葉が聞こえるはずがないと大人の常識できめ付けてしまわないことが大切です。」(中略)
 四人の子供たちは、母の国で東京ディズニーランドを訪ねたりして大はしゃぎ。天才少女というよりは、無邪気な女の子たちだった。』【引用終わり】
 「天才少女というよりは、無邪気な女の子たちだった」というくだりがいいですねえ。

(4)以上を読んでいただければ、説明は不要だと思う。つまり、あとは蛇足。

 まったく無関係な人が、似たようなことをして、その結果、子供が秀才と天才、というわけだ。
 この新聞の記事が頭に残っていたので、私は、司馬遼太郎の文章を読んだとき、パチパチと音を出して、シナプスがつながる感じがした。

 生まれて話しかければ、秀才。胎児のうちから話しかければ天才というわけだ。実に明快ではないか。

 この話のいいところは、二つある。お金がかからない。必要なのは夫婦のやる気だけ。あとひとつは、副作用がないだろうということだ。失敗して、もともと。それどころか、夫婦の会話が豊かになる副作用もおおいに期待できる。いいところばかりだ。実行しない手はないだろう。

 とにかく、胎児のうちから二三歳までの間に、お母さん(旦那は仕事があるから、あまりあてにしないほうがいいね)が、正しい言葉でつねに子供に話しかけるのが、天才を作る方法である。いつも話しかけるのがたいへんなら、本を読んで聞かせてもいい。ジツコさんはそうしている。
 ここで強く注意するけど、ねむくなるようなクラッシック音楽を聴かせたり、英語教材のテープを聴かせたりすることではないんだよ。これだけは間違わないでほしい。自分の母国語(あなたなら、日本語)で、話しかけることなのだ。(下平・註=URLが赤文字としている)
 それも、父親が母体外から話しかけてもあまり効果はないだろう。胎児にはたぶんほとんど聞こえないと思う。母親が声にして話しかけることが大切なんだよ。
 人間の体は、ほとんどが水だ。水の中を音はほとんど減衰せずに伝わる。母親の声は、胎児にはっきりとした振動で伝わっているはずだね。だから、母親が声を出して話しかける、ということが大切だ。

 そうじゃないか、とは思っていたが、やはり人類は、女でもっているんだなあ。リチャード・ドーキンス(「わがままな遺伝子」)が言っているように、男は遺伝子の運搬具に過ぎないんだね。そぞろさびしい話だねえ。

(5)あとは蛇足の蛇足。
 なぜそういう現象が起きるのか、素人なりに考えてみた。

 いちばんすぐ考えつくのが、脳の神経繊維を包んでいる髄鞘の発達が、胎児から一歳までの間にいちばん活発なのではないか、ということだ。そして、髄鞘の発達にいちばん効果的なのが言語による刺激ではないか。だから、胎児のうちから話しかけることが、脳の大改造をしているのではないか。

 髄鞘の有無によって神経繊維は、有髄と無髄にわけられるそうだ。髄鞘というのは脳神経の絶縁被覆のようなもので、これのあるなしで神経繊維をながれるパルス波の速度が百倍も違うという。つまり、髄鞘があるほうが早い。物の本によると、無髄神経のパルス波の伝搬速度は1m/秒。それに比べ、有髄神経は100m/秒だそうだ。
 早い話、髄鞘がたくさんあれば、その部分の頭の回転は百倍いいということ。すべての脳神経が有髄でできている人がいたとすると、サルが人間ではないように、それはもはや人類じゃないね。

 髄鞘は赤ん坊の脳ではほとんど形成されていないそうだ。成長するにしたがってできていくんだけれど、遅々として進まないようなのだ。つまり、一歳までの間しか、発達しないのかもしれない。とくに、前頭葉が遅れているらしい。
 胎児のときから話しかけることで、つまり言語による刺激を脳神経に与えることで、赤ん坊のうちに髄鞘の形成が進むんだろうね。こう考えると、つじつまが合う。

 しかし、この話、ぐんと飛躍して考えると、SF(それもホラーSF)のいい材料になるなあ。
(6)じつはこれには大先達がいた。

 2000年6月、井深大著「胎児から」(1992年11月 徳間文庫)という本を読んだら、これと同じような内容の事が書いてあった。(時間つぶしに、台北のデパートの書籍売り場で立ち読みしていて、目に入った。もちろん、すぐに買った)
 あの井深氏はこの理論をもとに、後半生を幼児教育に注いだのだそうだ。さすが、というほかない。

    この本は、「天才の作り方」なんて、毒々しいタイトルでは書いてないが、内容とエッセンスは上記とおおむね同じだ。上記のジツコ・スセディックさんのことも書いてある。(もちろん、司馬遼太郎の事は書いてない。)

 せっかく力んだのに、独り相撲だったというわけ。やはり世間は広いねえ。

 もちろんこの本は、井深氏の著作だから、「心根の優しいいい人間を育てる」という至極遠慮した言葉を前面/全面においてあるが、井深氏が言いたかったのは、もちろん天才児の作り方なのだよ。
 特にわかい女性に、熟読を勧める。つまり、【天才の産み方、育て方は実在する(下平・註=URLが赤文字としている)】のですよ。
 この本を読めば、きっと子供を作りたくなるよ。

 この項、一応終わり。


【下平記】上記のサイトは、調べてみると下記の人でした。

     作家別作品リスト:No.151
           http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person151.html
           作家名: 西府 章  さいふ あきら

西府さんが言うとおり、これはいいぞと思った人は、それなりにいろいろと考えそれを実現しようとしているのですね。

老生が心にとめたのは、「どうしたら、高校受験に打ち込むようになるか」と聞かれたときのことでした。 これは困ったなと感じました。 この相談に応えてすぐに効果がある返事がなかったのです。

それで、受験生を抱えている親が一般的に心がけていなければならない心構えを答えたのです。 「母親自身が本を読んだり、掃除、洗濯、食事の用意、方づけをしたり、子供が勉強しているときには「お茶でも飲んで休んでやりなさいよ」と茶を持っていったりなど子どものことを考えて、心配りをするしかない」と。 頼りにならない対応をしてしまったのです。

こんなことが頭の隅に引っかかっていて、新聞広告に「塾なんかもういらない」七田真著(日経通信社)という本を目にしたのです。 発行は昭和51年、初版本でした。 その版の前書きと目次を挙げておきます。

まえがき

赤ちゃんを育てるのに、世間にはあまり知られていない不思議な教育理論があります。 その理論に従えば、どの子も例外なく、素晴らしい素質を育てあげることができるのですから、これはまさに「万民にとっての希望の理論」といっていいでしょう。

そのような教育理論が、実は古くから存在するのです。 「天が下に新しきことなし」という諺がありますが、このまったく珍しい理論が、実は何も目新しい理論ではなく、古くからあったとは不思議な話です。

私はこの不思議な理論を、今から二十年以上も前のある日、とある古書店で『英才教育の理論と実践』と題する大正の初めに出された古本を手にしたことから知りました。 その埃だらけの古びた本の中に、私がこの本で説く「才能逓減の法則理論」が書いてあったのです。 以来、この理論が、常に私の脳中にありました。

そこで私は、その後、結婚して生まれてきた子供たちに、この教育理論の適用を考えないわけにはいきませんでした。そうして子供たちにこの理論を適用して育てた結果、この理論が間違いでないことを、まず身をもって知りました。

私はまた、児童教育研究所を開いていて、二歳、三歳というお子様方の教育のお相手を仕事にしています。 このお子様たちに理論を実践していますが、その結果がまた何ともめざましいものであることを、日々体験しています。 それは実践して初めて知りうる発見であり、喜びであるのです。

このような教育理論が存在することは、一人の胸中にしまっておくべきことではありません。 できるだけ広く世間の方々に知っていただいて、正しくて適用していただくことにより、日本中のすべての赤ちゃんを才能豊かに育て上げていただくべきものと信ずるのです。

この本に説くのは、世間の常識からみると全く逆の「さかさ理論」ですが、決して机上の空論ではありません。 この「才能逓減の法則理論」から十九世紀の物理学界の大御所といわれたロード・ケルビンが育ち、二十世紀の新しい学問「サイバネティクス」を生み出したノバート・ウィーナーが生まれているのです。 しかも、ごく最近になってあちこちで目にするようになった最新の0歳教育に関する実験や、観察の結果が、すべてこの理論に帰することができるのですから、この理論は、古くしかも最も新しい、まったく不思議な教育理論といえるでしょう。

この本が、広く世の人々のお役に立ちますことを心からお祈りしつつ …… 。

目次
     まえがき

第一章 赤ちゃんはみんな天才だ!
     <優秀児づくりの基本法則>
   1 人間は生理的半熟で生まれる唯一の動物
        半熟だからこそ万物の霊長になれる
   2 知能は外界の刺激によって育つ
   3 赤ちゃんは偉大な素質を持った天才
        無からの創造ではない 本当は逆なのだ!
   4 大人とはまるっきり違った生き物
   5 新しい環境への適合が最初の仕事
   6 天才だから言葉を覚える
   7 才能逓減の法則
        クレッチ博士の実験 / ヒデン教授とランゲ教授の実験
   8 途方もなく大きい成長の歩幅
   9 人間の素質は生後一年で決まる

第二章 「才能逓減の法則」は八歳まで働く
     <優秀児づくりと知能指数>
   1~13 省略

第三章 遺伝的素質よりも大きい教育の力
     <優秀児づくりの実例>
   1~4 省略

第四章 どんな人間を育てるか
      <好ましい才能を萌芽させる0歳教育>
   1~8 省略

第五章 母親こそ優秀児づくりの主役
      <今すぐ赤ちゃんに話しかけよう>
   1~8 省略

第六章 実践編
      <優秀児づくりのプログラム>    1~48 省略
参考のために

神経細胞の髄鞘化とは何か
      神経について。髄鞘があることで神経伝達が早くなる理由を教えてください 2011/6/1621:51:01
      http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1064628295

軸策の外周をつつむ一種の絶縁体が髄鞘(ミエリン鞘とも呼ばれる)ですが、髄鞘と髄鞘の間には小さな隙間(≒絶縁されていない部分)があり、これを「ランヴィエの絞輪」と呼びます。

まず、髄鞘によって軸索の絶縁度が高まると、神経細胞内の電位の変化は遠くまで伝達しやすくなります(これをケーブル理論と言います)。さらにこれに「ランヴィエの絞輪」が加わると、そこで再び活動電位が強化されるため、「ランヴィエの絞輪」の間を(髄鞘部分を飛び越えて)跳躍的にパルスが伝達するようになります。この「跳躍伝導」が有髄神経での高速伝達の仕組みとされています。

その参考サイト(一部動画含む)です↓↓↓
   http://web2.chubu-gu.ac.jp/web_labo/mikami/brain/12/index-12.html
   http://www2.edu.ipa.go.jp/gz2/a-cg/a-800/a-810/IPA-acg410.htm

次に「髄鞘が無い神経のほうがメリットが大きいことってありますか?」ですが、これは非常に鋭い着眼だと思います。

専門家の間では「別に信号伝達のスピードを上げなくてもいい部分は『コスト』を節約して古い様式のまま使っている」と言われていますが、それでは説明になっていないと私は思います。

単一の指令を遠くまで早く伝達するには確かに有髄神経の方が有利ですが、神経系の働きの中心は効率やスピードではなく、総合的な状況判断とその伝達です。微細な差異を感じ取ってきめ細かく対応しなくてはならない神経系(ex.交感神経)や、成長に応じて熟練度を上げて行かなければならない神経系(ex.末梢神経)などは、自在なネットワーク(≒別の言い方をすれば『混線』?)によって進化や発達が可能なように、むしろ積極的に(髄鞘が無い分だけ)フレキシビリティーに勝る無髄神経を活用してきたのではないかと、私は考えています。

似たような考え方だと思いますが、有髄神経を“デジタル”、無髄神経を“アナログ”と表現する人もいます。若干読みにくいかもしれませんが、参考までにその記事のリンクも貼っておきます↓↓↓
   http://www.biological-j.net/bbs/bbs.php?i=200&c=400&m=17763

質問した人からのコメント 2011/6/21 11:30:52

丁寧な回答どうもありがとうございました。いままで質問してきた中で一番とも言えるくらい素晴らしい回答でした。現在高校の生物を復習している(もっぱら物理化学をやっていたので生物には詳しくなく)のですが、深めていくと生物はとても面白いです!!

「練習」を科学する:新しいことを覚えるときに脳では何がおきているの?
      http://www.lifehacker.jp/2013/06/130604learn_new_skill.html

「一に練習、ニに練習」と言われた経験をお持ちの方もいるでしょう。では、練習を積み重ねると脳にはどんな変化が生まれるのでしょうか。新しいことを学んでいるとき、脳では一体何が起こっているのでしょう。ソーシャルシェアリングを手がけるBufferが詳しく調査しています。

学習すると脳内の配線が組み換わる

新しいスキルを身につけようとするとき、脳の非常に深いところで配線の組み換えが行われます。Ruby on Railsを使ったアプリケーション開発、電話によるカスタマーサポートの提供、チェスのゲーム、側転の練習など、どんな場合でもそれは同じです。脳の可塑性が驚くほど高いことは科学的に証明されています。

脳は25歳で「硬直」してしまい、そのまま一生を終えるわけではないのです。言語習得をはじめとして、大人より子どもの方が優れた学習能力を発揮する場合もあります。しかし、ある程度の年齢になっても脳神経回路を大きく活性化できることは多くの研究で明らかになっています。

人が行動をおこす際は、それが何にせよ、脳のさまざまな部位を活性化させなくてはなりません。語学学習、エクササイズと満足感、食生活の観点からすでに紹介した通り、人間の脳は、運動機能、視覚および聴覚処理、音声言語機能などを含んだ一連の複雑な活動を連係させています。

新しいことに挑戦するとき、はじめのうちはぎこちなく、なかなかうまくいきません。しかし、練習を重ねるにつれ、より円滑に、より自然に、より余裕をもって行えるようになります。練習は、髄鞘化と呼ばれるプロセスを通じて、脳がこの連係プレーを最も的確に行えるよう手助けしているのです。

神経信号の働き

ここで、神経科学の基本について少しお話ししましょう。ニューロンとは、脳を構成している基本的な細胞です。

ひとつのニューロンは、他のニューロンから信号を受け取る樹状突起、受け取った信号を処理する細胞体、他のニューロンの樹状突起と信号をやりとりするために外に長く伸びた「ケーブル」状の軸索からできています。

脳の部位が互いに信号のやりとりを交わして連係プレーを行うとき、ニューロンは神経インパルス、つまり電気信号を発し、その信号が軸索を伝って連係している次のニューロンに伝えられていくのです。

   画像 ニューロン

ドミノが整然と並べられている状態を思い浮かべてください。ニューロンが信号を放つのは、一列に並んだドミノの最初のピースを倒すのと同じです。神経信号はニューロンからニューロンへ次々と伝えられ、最終目的地にたどり着くまで続きます。この現象はしかも、驚くべき速さで起こっています。

髄鞘化により神経信号の伝達スピードが向上する

脳を「灰白質」と呼ぶことがあります。外から見た脳は大部分が灰色だからです。神経細胞体の色も同じく灰色です。しかし、人間の脳には「白質」もあり、全体の約50パーセントを占めています。この白い物質は、ニューロンから伸びる長い軸索の大部分を覆う脂肪質の組織、髄鞘です。

科学者によると、髄鞘化によって神経インパルスの伝導スピードと強度が大幅に向上するそうです。薄い脂肪膜である髄鞘は電気を通さないため、髄鞘と髄鞘にある間のすき間からすき間へと電気信号が跳躍的に伝わるからです。

髄鞘を成長させるには

では、軸索を髄鞘で包み込むにはどうすればいいのでしょうか。

まず、多くの髄鞘化は自然に、大半は幼い時期に起こります。子どもは、周囲の世界や自分についての知識をどんどん吸収しながら髄鞘を作り出す装置のようなものです。年をとっても髄鞘化はおきますが、スピードは落ち、努力が必要になります。

科学者たちは、脳内に存在する2種類のグリア細胞(神経膠細胞)が新しい髄鞘を生み出す役割を担っていると考えています。

ひとつは、軸索の活動をモニターするアストロサイト(星状膠細胞)。もうひとつは、軸索を包み込む髄鞘を作り出すオリゴデンドロサイト(乏突起膠細胞)です。特定の軸索から繰り返し大量に発せられる信号が引き金となって星状膠細胞が化学物質を分泌し、乏突起膠細胞はその化学物質による刺激を受けて髄鞘を形成します。

というわけで、単語を何度も書いて覚えたり、バスケのジャンプシュートを練習したり、シューティングゲーム「Call of Duty」をプレーしたりするとき、脳内ではニューロンを伝わる電気信号が一定のパターンを描きます。やがて、2種類のグリア細胞の働きにより軸索が髄鞘化され、信号の伝導スピードと強度が向上するのです。ダイヤルアップ回線からブロードバンドに変わるような感じですね。

裏付け

髄鞘がニューロンの機能を向上させることがどうやってわかったのでしょうか。

実のところ、きっちりと証明するのは困難です。確実に言えるのは、髄鞘化が神経インパルスのスピードと強度を向上させるということです。実際それが学習の手助けとなっているようですが、確かなことはわかりません。とは言っても、倫理的にも法律的にも問題がありますから、誰かの脳を切り開いて髄鞘を直接調べてみるわけにもいかないわけです。

ただ、音楽家の脳の断層写真から、説得力のある証拠が見つかっています。プロのピアニストが幼少期から思春期にいたるまで費やしたと推測される練習量と、指の運動能力や視覚および聴覚処理の中枢などに関わる脳領域の白質密度が直接的な相関関係を持つことが示されたのです。

髄鞘の機能向上作用をさらに裏づける強力な証拠がもうひとつ。それは、脱髄(髄鞘が欠損すること)したときに起こる症状です。脱髄は、多発性硬化症をはじめとして、指先の運動障害や視界障害、直腸膀胱障害のほか、全身の脱力感や倦怠感を引き起こす神経変性病疾患の要因として広く知られています。このことから、髄鞘は脳と身体のをうまく機能させる上で重要な役割を負っていることがわかります。

練習は量だけでなく、質も大事

髄鞘の役割をしっかりと認識すれば、スキルを向上させるためには練習の量だけでなく、練習の質もまた重要であることが見えてきます。

創造性の科学では、ぼんやりする時間の大切さや、次々とがむしゃらにタスクに取り組んではいけない理由を述べていますが、それと同じように、質に重点を置いた練習も大切です。

筆者が幼いころに指導を受けた体操の先生は、ちょっとひねりをきかせたアドバイスを口にしていました。「一に完璧な練習、ニに完璧な練習」だと。投げやりな練習をし、間違いを直さなければ、役に立たない電気信号のスピードと強度が向上され、そのままの状態で軸索が髄鞘に覆われてしまいます。

時間をかけて技術に磨きをかければ、髄鞘化を通じて、神経経路が足並みを揃えて機能するようになります。パフォーマンス向上を目指すなら、たくさんのフィードバックを基にした正しい練習を頻繁に行うことが必要です。

Why practice actually makes perfect: How to rewire your brain for better performance
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     Jason Shen(原文/訳:遠藤康子、吉武稔夫/ガリレオ)
     Image viabaranq (Shutterstock).

神経細胞(ニューロン)
      http://www6.big.or.jp/~1happy/sinapusu.htm

脳みその中身は、2つの細胞と脳脊髄液(せきずいえき)そして血管からできています。

その細胞の1つが神経細胞なのです。

神経細胞は、電気によって自分の中で情報を伝達し、物質(伝達物質)を出して、次の神経細胞に情報を伝える役目をします。

伝達物質を出しながら、シナプスを通して多くの神経細胞どうしが結びついているのを神経回路網(ネットワーク)と呼びます。

もうひとつの細胞はグリア細胞と呼ばれ、神経細胞に栄養を補給したり、傷つけられた脳を修復したりします。

グリア細胞には、もう一つ重要な働きがあり、それは髄鞘(ずいしょう)といわれる神経細胞の軸索(じくさく)の周りを包んでいる絶縁体を作ることです。

【図示】シナプス ・ 樹状突起

  他の神経細胞から伸びた神経軸索が神経細胞にシナプスを介して樹状突起と連絡しあっている様子
  シナプス部分の拡大図 10万分の1~2ミリの隙間が開いています

神経細胞の真ん中には核があり、その核の中には染色体があります。
あちこちに飛び出している枝を樹状突起(じゅじょうとっき)とよびます。

幼少期に神経細胞の半分近くは死んでしまいます。

これは、生まれる環境が完全には予想できないので、大きく異なる細胞や微妙に異なる細胞をとにかく多量に作っておいて、その後で適切な細胞を選択させる脳の戦略だとも言われています。

生き残った神経細胞は豊かに発達し、シナプスも急速に増え、神経回路は複雑なものになっていきます。

しかし、シナプスの急増は生後4~5歳頃をピークとし、その後減少し始め、15歳ごろには大人と同じくらいのレベルになってしまいます。

余分に作っておいた神経回路から、環境に応じて必要だと判断された神経回路だけが生き残ることになります。

刺激の与え方によって、どのような神経回路が形成されるかが変わってきます。

    豊かに生きていく上で大事なのは、
    細胞の数ではなく、どのような神経回路が作られるかなのです。

髄鞘化(ミエリン化)

【図示】

左の図で、1本だけ長く伸びているのが軸索です。終末部は枝分かれし、最終部が少し膨らんでいます。そこが他の神経細胞とくっつき、その継ぎ目のところをシナプスとよんでいます。

電線は電子を一方から他方へ運ぶことで電気を流しますが、
神経は神経パルスを細胞から軸索の終末部へ運び、シナプスを介して神経パルスを伝えます。

軸索を包んでいる円筒状のものを髄鞘(ずいしょう)と言い、ミエリンという物質を含んでいますので、ミエリン鞘とも言います。

これが、電気的に絶縁体の役目を果たし、神経パルスの伝達効率を高めるのです。