A 青葉の笛   (2012/09/12)  
       http://duarbo.air-nifty.com/songs/2007/07/post_008a.html
一の谷の軍破れ 討たれし平家の公達あわれ 
暁寒き須磨の嵐に 聞こえしはこれか青葉の笛
  
生まれて初めて、脳裏を揺さぶる歌だった。‘すごい歌だナ~’叔父の声が素晴らしかったからかもしれない。 今でも山間ヤマアイの母の在所で聞いた感覚がそのまま残っている。 
  
  B 啄木の歌   (2012/09/12)  
やわらかに柳青める北上の岸辺めにみゆ泣けと如くに  (老生が覚えた歌曲は調べてもわからない) 
石をもて追わるる如くふるさとをい出しかなしみ消ゆる時なし  
ふるさとの山に向かいていうことなしふるさとの山はありがたきかな
  
青年時代、野口英世、島崎藤村、石川啄木を訪ねた。畑に立って鶴飼橋から北を眺めた荒涼とした感覚は今も目に映る。訪ねた斎藤さぞうさんは涙を流して啄木を語ってくれた。 
  
  C 至誠寮 寮歌   (2012/09/12)  
吹き荒らしたる 嵐止み 軒の氷柱に 月影の 
映りて更くる 雪の夜  集いは結ぶ 至誠寮 
教えの庭に 立たん身ぞ いさ諸共に 纜解かん
  
戦後気づいた失なった青春時代の学問、それを取戻すことは容易なことではなかった 
  
  D げんげ草   (2012/09/12)  
       http://www005.upp.so-net.ne.jp/tsukakoshi/kasi_g/gengesou.html
私は小学校三年まで小川分教場だったが、四年になって秋になると音楽会があった。大きなステージに五年生の小さい女の子が一人立った。その子の声はすばらしく雲雀のように、無邪気に声を張り上げて歌ってくれた。高い音程も抜けていくように気持ちよく、脳みその奥深くまで入ってきたんでしょう。一度聞いただけだったのに、その曲のリズムや一番の歌詞があとあとまで記憶されていた。無邪気で、真剣な動き、声の質、それはシェレーの詩を見てから、再び鮮明に脳裏に浮かんだ歌だった。 
ほのぼのとした思い出の歌となったのです。 
  
  E 初恋   (2012/09/12) 
       youtube
まだあげ初(そ)めし前髪(まへがみ)の 
林檎(りんご)のもとに見えしとき 
前にさしたる花櫛(はなぐし)の 
花ある君と思ひけり
  
やさしく白き手をのべて 
林檎をわれにあたへしは 
薄紅(うすくれなゐ)の秋の実に 
人こひ初めしはじめなり
  
わがこゝろなきためいきの 
その髪の毛にかゝるとき 
たのしき恋の盃を 
君が情(なさけ)に酌(く)みしかな
  
林檎畑の樹(こ)の下(した)に 
おのづからなる細道は 
誰(た)が踏みそめしかたみぞと 
問ひたまふこそこひしけれ
  
新宅の小母さんは書籍に親しんだ方で、歌も好きでした。 一、二、四番の歌詞の味わいを語ってくれた。 清純な感覚は年を取られてもあまり変わることがなかった。
  
  
  F    (2012/09/12)  
        
  G    (2012/09/12)  
        
  H    (2012/09/12)  
        
  I    (2012/09/12)  
        
  J    (2012/09/12)  
        
  K    (2012/09/12)  
        
  L    (2012/09/12)  
        
  M    (2012/09/12)  
        
  N    (2012/09/12)  
        
  O    (2012/09/12)  
        
  P    (2012/09/12)  
        
  Q    (2012/09/12)  
        
  R    (2012/09/12)  
        
  S    (2012/09/12)  
        
  T    (2012/09/12)  
        
  U    (2012/09/12)  
        
  V    (2012/09/12)  
        
  W    (2012/09/12)  
        
  X    (2012/09/12)  
        
  Y    (2012/09/12)  
        
  Z    (2012/09/12)  
        
  A    (2012/09/12)  
        
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  A    (2012/09/12)  
        
  A    (2012/09/12)  
        
  A    (2012/09/12)  
        
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