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ラニーニャ現象とは  2021年12月




A ラニーニャ現象とは   2021/12/10気象庁発表

ラニーニャ現象とは、 熱帯太平洋の西部で海面水温が平年より高く、東部で海面水温が低くなり、その状態が1年ほど続く現象 です。 逆に水温が高い状態は「エルニーニョ現象」と呼ばれ、ラニーニャ現象とエルニーニョ現象は数年おきに春から冬にかけて発生すると言われています。 これらの2つの現象は、日本だけでなくは地球全体に及び、 世界各地に異常気象を引き起こす 傾向があります。 ラニーニャ現象が発生しているときは、東風が平常時よりも強くなり、西部に暖かい海水が滞留する一方で、東部では冷たい水の湧き上がりが平常時より強まります。 このため、太平洋赤道域の中部から東部では、海面水温が平常時よりも低下。 ラニーニャ現象発生時は、 インドネシア近海の海上では積乱雲がいっそうさかんに発生 します。

 公開日:2021/11/13
ラニーニャ現象とは?
簡単にわかりやすく説明 日本への影響は?

https://chino-sommelier.jp/wp/2021/11/13/lanina/

 毎日の天気予報をウォッチしていると、ラニーニャ現象という言葉を耳にすることがあります。気象庁は2021年11月10日、ラニーニャ現象が発生しているとみられるとの見方を示しました。ラニーニャ現象とは、どんなものなのでしょうか。簡単にわかりやすく説明します。日本への影響はどうなのかも含めて、ラニーニャ現象についてまとめました。

ラニーニャ現象とは? 簡単にわかりやすく説明

 ラニーニャ現象とは、どんなものか、まず、気象庁の公式サイトをチェックしてみましょう。気象庁の公式サイトによると、
 ラニーニャ現象は、太平洋赤道海域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水域が平年より低くなり、その状態が1年程度続くもので、ラニーニャ現象は数年おきに発生するとしています。

 この中で、具体的に、

 太平洋赤道海域の日付変更線付近は、インドネシア近海(暖水)
 南米沿岸は、南米ペルー沖の赤道付近たい太平洋の海域(冷水)

 を指します。通常は、

 インドネシア近海(暖水)⇐⇐⇐貿易風(東風)⇐⇐⇐南米沿岸(冷水)

 のように、貿易風が吹いていますが、

 貿易風が強く吹くと、インドネシア近海の暖水(イラストの左側)がこの強風でさらに西へと押しやられることになります。南米沿岸(イラスト右側)では、冷たい水の湧き上がりが通常より強くなり、海面水域が平年より低くなります。インドネシア近海から、南米沿岸にかけて、冷たい海域も広くなります。

 気象庁は、南米沿岸海域における10月の海面水温は、24.3度と基準気温より0.7度低くなり、今後も、海面水温の低さは続くとしています。

※ 参考本『エルニーニョ・ラニーニャ現象-地球環境と人間社会への影響-』

ラニーニャ現象の日本への影響は?

 日本は、南米沿岸からもインドネシア近海の赤道地帯からも遠く離れていますが、これらの地域でラニーニャ現象が発生すると、日本にも大きな影響を及ぼします。

 冬に向けての季節では、寒さが一段と厳しくなります。冬は西高東低の典型的な気圧配置となりますが、日本列島には偏西風の影響で北から寒気がさらに流れ込むからです。気温は下がり、大雪に見舞われる地域も各地で増えます。

 2018年1月22日、23日、東京ではラニーニャ現象の影響で、23センチの積雪を記録しました。4年ぶりに20センチを超す大雪となりました。

 一方、夏には、日本列島の北に、太平洋高気圧が出やすくなり、猛暑となることが多くなります。

まとめ

 気象庁は、今後、ラニーニャ現象の影響で、一時的に大雪になる可能性を示しています。災害には十分、気を付けましょう。

宿業とは何か 1. しく‐ごう[‥ゴフ]【宿業】日本国語大辞典 〔名〕「しゅくごう(宿業)」に同じ。*易林本節用集〔1597〕「宿業 シクゴフ」易林【宿業】易林 2. しゅく‐ごう【宿業】デジタル大辞泉 仏語。現世で報いとしてこうむる、前世に行った善悪の行為。すくごう。 3. しゅく‐ごう[‥ゴフ]【宿業】日本国語大辞典 〔名〕(1)仏語。前世につくった業(ごう)。現世に応報を招く原因となった前世の善悪の行為。すくごう。*家伝〔760頃〕下(寧楽遺文)「吾因〓宿業〓、為〓神国〓久 4. 【宿業】しゅくごう角川類語新辞典 この病いは前世の宿業かも知れない ○前世の行為。その報い(仏教) 5. しゅく‐ごう【宿業】仏教語大辞典 「しゅうごう」「すくごう」とも 1 過去世につくった善悪の行為。現世、または来世に応報を招くもととなった前世の善悪の行為。 唯信抄 「宿業の善悪は今生のありさ 6. しゅく-ごふ【宿業】全文全訳古語辞典 〔名詞〕《仏教語》前世からの報い。宿世の業因。現世の果報の原因としての前世の善悪の行為。 「たちまちに宿業滅して必ず富饒を得べし」〈今昔・4・38〉(前世の悪業 7. すく‐ごう【宿業】デジタル大辞泉 ⇒しゅくごう(宿業) 8. すく‐ごう[‥ゴフ]【宿業】日本国語大辞典 〔名〕「しゅくごう(宿業)」に同じ。 9. すく‐ごう【宿業】仏教語大辞典 「 しゅくごう【宿業】 」に同じ。 霊異記 上・八 「宿業所招非但現報」 10. 【宿業】しゅくごう(ごふ)新選漢和辞典Web版 《仏教》前世のむくい。過去の応報。 5. 三世日本大百科全書 仏教の術語。サンスクリット語では一般にトラヨードゥバーナハtrayo 'dhvāna〓という。過去・現在・未来を意味し、また已い・今こん・当とうとも前世ぜんせ・ 6. 三世世界大百科事典 仏教の術語で,過去・現在・未来を意味する。この場合の〈世〉はサンスクリットのアドバンadhvan(時)の訳語であり,〈世界〉の〈世〉がローカloka(空間)の訳 三世 さんぜ 「日本大百科全書」項目を見る 三世 仏教の術語で,過去・現在・未来を意味する。この場合の〈世〉はサンスクリットのアドバンadhvan(時)の訳語であり,〈世界〉の〈世〉がローカloka(空間)の訳語であるのと違うことに注意する必要がある。三世のうちの過去と未来において事物が存在するかどうかが仏教諸派で論ぜられた。説一切有部は〈三世実有法体恒有〉を唱える。すなわち,〈いかなる事物も常に存在する,ただし,その作用に関し3種の時がある。作用がまだ起こらない時を未来といい,作用がある時を現在といい,作用がすでに終わった時を過去というのだ〉という。経量部は〈過未無体〉を唱えて,これを批判し,〈もし事物が常に存在するなら,あらゆるときに作用を起こすべきであろう。あるときに作用があり,あるときに作用がないのはおかしいではないか〉という。 1. 三世 仏教の術語で,過去・現在・未来を意味する。この場合の〈世〉はサンスクリットのアドバンadhvan(時)の訳語であり,〈世界〉の〈世〉がローカloka(空間)の訳語であるのと違うことに注意する必要がある 2. 世界 宙を時間(世)と空間(界)の両面からとらえたものということができる。インドの仏教教学でも〈世界〉の項目下に〈時間〉(アドバンadhvan)や世界の消滅が論じられているから,サンスクリットの〈世界〉にも