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  04 20 TPP『全品目交渉を』 NZ・豪・カナダが条件 朝日新聞 2013年4月18日
  04 20 いじめ情報提供、学校側に義務付け 自公、法案提出へ 
  04 20 学力低下について 学力低下の背景・PISAにおける日本の成績・幼児教育の充実・いじめ・学力向上の取組方法
  04 21 主権回復式典 天皇出席、波紋呼ぶ 安ベ総理の我儘

 04 20 (土) TPP『全品目交渉を』 NZ・豪・カナダが条件   朝日新聞 2013年4月18日

朝日新聞 2013年4月18日
TPP『全品目交渉を』 NZ・豪・カナダが条件

  TPP交渉の参加国が日本への輸出をねらう農産物 主要な品目一覧表
 相 手 国  品  目 日本の関税率
 ニュージーランド ナチュラルチーズ
 脱脂粉乳(多くの乳製品の原料)
 バター
  29.8%(主要品目)
 218.0%
 360.0%
 オーストラリア 牛肉
 小麦
 ナチュラルチーズ
  38.5%
 252.0%
  29.8%(主要品目)
 カナダ 豚肉
 牛肉
 小麦
 136.0%
  38.5%
 252.0%
 米国 豚肉
 牛肉
 コメ
 136.0%
  38.5%
 778.0%
 『環太平洋経済連携協定』(TPP)の交渉に参加表明した日本に対し、米国以外の国々も交渉条件を示していることがわかった。農業国のニュージーランドやオーストラリア、カナダが『すべての品目を交渉の対象にする』『高い自由化を実現する』などと求め、カナダは米国のように日本車にかける税金(関税)を残すことも主張している。▼7面=並行協議は米主導

 複数の交渉関係者が明らかにした。日本はTPP交渉で農産物にかける関税を守りたいと訴える方針だが、日本に農産物を売りたい農業国の理解を得るのは難しくなるおそれがある。

 日本は交渉参加のために、すでに参加している11カ国から承認を受ける必要があり、米国のほか、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、ペルーの手続きが終わっていない。

 米政府とは12日に合意し、近く米議会に日本の参加を認めるよう通告される。残る4カ国も近く交渉参加を認める見通しだが、TPP交渉に向けて日本に求める条件を示した。

 ニュージーランドとオーストラリアは『すべての品目を交渉のテーブルに載せる』『交渉を遅らせない』『高い水準の自由貿易を実現する野心がある』の3点を挙げ、『保証(assurance)』を求めた。

 カナダは同様の要求に加え、日本車への関税を残すことも主張した。日米合意では、米国が日本車にかける関税を残し、その期間を『最大限後ろ倒しする』ことになった。米自動車メーカーの工場があるカナダも同じ対応を求めている。

 日本は『コメ』『麦』『乳製品』『牛肉・豚肉』『砂糖やデンプンなど甘味資源作物』の5品目を関税撤廃の『例外』にしようとしている。日米合意では、日本の農産物と米国の自動車を『センシティビティー』(重要項目)と位置づけ、互いに関税を守る可能性を認め合った。

 しかし、農業国が日本に関税撤廃を求める『包囲網』をつくるおそれもある。また、米国も日本に『すべての品目を交渉対象にする』と求めたうえで、日本の農産物を重要項目にする代わりに自動車の関税を残すという譲歩を引き出した。ほかの国も同様に譲歩を求める可能性がある。

 (池尻和生、藤田知也)

 04 20 (土) いじめ情報提供、学校側に義務付け 自公、法案提出へ   朝日新聞 2013年4月20日

いじめ情報提供、学校側に義務付け 自公、法案提出へ
  朝日新聞 2013年04月20日

 【岡雄一郎】自民、公明両党は19日、いじめ防止対策推進法案をまとめた。国や地方自治体、学校、保護者の責務をそれぞれ規定。学校には、被害者側への適切な情報提供を義務づけた。日本維新の会やみんなの党にも賛同を求め、大型連休明けにも国会に提出する。

 両党の国会議員計10人によるワーキングチーム(座長・馳浩衆院議員)が、3月に策定された自民党案をベースに検討していた。

 法案では、いじめのうち、生命や財産に重大な被害を及ぼしたり、長期欠席に追い込まれたりする事例を『重大事態』と定義。その場合、学校側に事実関係の調査と、被害者側への情報提供を義務づけた。大津市で中2男子が自殺した問題をはじめ、学校側の上十分な情報提供が各地で批判を浴びたため、明記した。

 いじめを防ぐため、行政や学校・教職員、保護者らの責務をそれぞれ規定。『学校は道徳教育の充実などに取り組む』『保護者は子どもの規範意識を養うとともに、学校などの取り組みに協力するよう努める』などとした。

 いじめ対策については、今回の与党案とは別に、民主、生活、社民の3党も『学校に対策委員会を置く』とする法案を国会に提出している。

関連記事
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 04 20 (土) 学力低下について   朝日新聞 2013年4月20日

■学力低下の背景にあるもの

   南英世の息抜きエッセーから


教育における左右のバランス  2000年5月3日

 ソ連が崩壊した後、日本では急速に右翼知識人といわれる人たちが発言力を高めつつある。渡部昇一、小室直樹、日下公人、藤岡信勝の各氏、および作家の司馬遼太郎、政治家の石原慎太郎氏などである。本屋に行けばこれらの人たちが書いた本がかなりのスペースをとって置かれている。という事は、それだけよく売れていると言う事なのであろう。

 確かに、これらの人たちの指摘には傾聴に値することは多い。私もずいぶんたくさん読んだ。その一部は授業でも取り入れている。

 しかし、日本人の特性として、振り子がちょうどいいところで止まらないで行きすぎてしまうという現象がよく見られる。江戸時代の鎖国政策に対して、明治以降はヨーロッパべっとり!まさに「排《から「拝《への急転換!

 戦前に、鬼畜米英を唱えていたかと思えば、戦後は一転してアメリカべっとり。同様に、戦後、学問・ 思想の自由が保障されると、大学の経済学部はマルクス主義ばっかり。

 そして、ソ連が崩壊すると、今度は『自由主義』の大合唱。今の、右翼知識人と言われる人たちの発言も、戦後の行きすぎた欧米化に対する反動といえよう。日本という国は、よほど「中庸《ということが嫌いらしい。

 私は、慶応大学の鈴木孝夫先生の講義を聞いていて、すごく感激したことがある。先生は

  『私は世の中の人が右といえば左を向き、左といえば右を向く。
  それくらいの発言をしていて世論はちょうどいい方向に流れる。
  教育には常にバランスが大切である。』

と言われた。20年以上も前に聞いた講義内容だが、妙に印象に残っており、その言葉を今も大切にしている。左翼思想の強かった1970年代、私はマルクス主義を批判し、近代経済学に進んだ。しかし、今日、ここまでマルクスの人気が低下すると、逆にマルクスを擁護したくなる。

 同時に、右翼知識人と言われる人たちの発言に、強い警戒感も覚える。また、行きすぎなければいいのだが…という思いが脳裏をかすめる。
 ゆとり教育と称して学校が土曜日休みになり、教科書の内容が削られ、そのあげくに日本の子どもの学力が低下したと蜂の巣をつついたように大騒ぎしている。確かに、授業時間数が減った上に必修科目が増加したのだから、学力が低下しないはずがない。新聞の論調はすべてそうした視点から書かれている。しかし、学力低下問題をすべて、ゆとり教育のせいだけに押しつけるのは早計だ。日本の学力低下問題はそんな単純なものではない。そのほかにも原因が考えられる。

学力低下の原因(その1)
 第一に、学力低下はしつけ力低下の結果だとも考えられる。戦後、都市化・核家族化が進み、家庭のしつけ力が確かに低下した。おじいちゃん、おばあちゃんは家にいないし、両親も共働きで、子どもと接する時間は短い。せっかくの夕食もテレビが主役で、食事が終われば子どもはさっさと自分の部屋にこもってしまう。父親は毎晩仕事漬けで、夜10時にならないと帰らない。そうした中で、子どものしつけができるだろうか。常識が育つだろうか。自分勝手を個性と勘違いする子どもが出てきたとしても、子どもだけを責めるわけには行かない後ろめたさが親や社会にはある。

しつけがなっていないものだから、我慢することができない。厳しく自分を律することができないのだ(自律心の欠如)。だから、学校の勉強を一生懸命しなければならないのに、ついつい怠けてしまう。学習の習慣が身に付かない。遊びにうち勝つ強い精神力がなくて、どうやって勉強できるのか。きちんとした生活習慣(凡事徹底)こそが学力を付ける第一歩である。それができていない結果として低学力が引き起こされる。

次の図は、1年生のあるクラスの1・2学期の遅刻回数と成績(学年順位)の関係を示した図である。遅刻回数が4回以下の者の学年順位の平均が132位であるのに対して、5~9回が242位、10回以上が267位と、遅刻回数が多い者ほど成績が悪いという結果がはっきり出ている。自分に対する甘さが、遅刻や学習習慣の欠如という形で現れていると思われる。

    - 遅刻回数と成績との関係 -

   4回以下の者   学年順位の平均が 320人中 132位
   5~9回の者    学年順位の平均が 320人中 242位
   10回以上     学年順位の平均が 320人中 267位

もし、家庭にしつける力がなければ、どうするか。学校がやるしかない。他に誰がやれるというのか。現にそれを売り物にしている私学もある。生活指導こそ学校の基本である。だが、残念なことに、今の公立学校には生徒を十分にしつけるだけの権威と権力が与えられていない。 大阪のある府立高校で実際にあった話である。指導に従わない生徒に業を煮やした先生が、生徒に手をかけようとした。すかさず生徒が言い返した。

『先生、殴れるものなら殴って見ろ、一発、300万円だぞ』

体罰を加えれば裁判では100%負ける。それを見越しての言葉である。一体誰がこんな入れ知恵をしたのか。これではわが身をリスクにさらしてまで真剣に指導しようという教師が出てこなくなるのは当たり前である。子どもを巡る環境はどんどん変化する。それにもかかわらず、教育理論や制度は昔のままで変わらない。結局、現場の教師がその狭間にあって、円形脱毛症や胃潰瘊を病み、ときには精神的に追いつめられ休職を余儀なくされる。

学力低下の原因(その2)
 第二に、子どもを誘惑する『遊び』が多すぎることも学力低下の原因だ。昔と違って今の子どもたちには、ケータイ、テレビ、マンガ、ゲームなど、興味を引くものがいっぱいある。勉強より面白いものがいっぱいあるのだから、『難しくて』『苦しい』勉強に目を向けなくなるのは当然だ。今の高校生が1日平均どのくらいこうしたものに時間を費やしているのか? その統計すらないのが実態だ。文科省は定期的に大規模な調査をしてはどうか。特にケータイ電話の影響は無視できない。授業中にもかかわらずケータイ電話で一生懸命メールを送っている者や、中には、ケータイ代を払うためにアルバイトをして疲れ果て、授業中寝ている生徒もいる。これでは学力が身に付くはずがない。

こうしたことの背景には、子どもを金儲けの対象とする資本主義という制度自体の問題がある。金儲けのためなら人殺しでもするのが資本主義である(ちなみに『公害』はそうした一例である)。まだ判断力のない子どもをターゲットに商品開発をし、流行を作り出し、『みんな持っている』とせがまれれば親は買わざるを得ない。経済成長さえすれば何でもいいのか。金さえ儲かれば何をしても許されるのか。

ケータイ、テレビ、マンガ、ゲームなどにうつつを抜かす生徒は、いわば資本主義的金儲けの犠牲者だと言える。もちろん、中には信念を持ってテレビを買わない親、ケータイを持たせない親もいないことはない。また、そうした誘惑にうち勝つ強い意志を持った生徒もいる。しかし、そのような生徒や親は社会全体としては少数である。多くの生徒は誘惑に負けてしまい、勉強に関心を示さなくなる。結果的に、日本社会は勉強をする少数の集団と、勉強をしない多数の集団に2極分化する。

学力低下の原因(その3)
 第三に、学力低下は日本が豊かになった結果生じたとも考えられる。われわれが小さい頃は、少ない食べ物を家族みんなで分け合って食べた。もう一切れほしいと思っても我慢した。ところが、今の子どもはひもじい思いなどしたことがない。むしろ、好きなだけ食べていかにやせるか(笑)が問題なのだ。生まれたときからエアコンがあるのが当然だと思っており、暑ければクーラーを入れ、寒ければ暖房を入れる。少しばかりの距離を移動するにもすぐ車に乗る。日本社会全体が豊かになった結果、子どもたちから我慢する機会が奪われてしまったのだ。おまけにボタン操作一つで何でもできるため、あらゆる製品がblack box化し、ものごとを考えるということもしなくなった。

親の財産もそこそこある。特に努力しなくても人並みの生活ができる。毎日お風呂やシャワーを浴びることもできる。 当面はアルバイトやフリーターでも食っていける。何を好きこのんで苦しい思いをして勉強をする必要があるのか。子どもたちがそう思ったとしても上思議ではない。要するに、豊かになった結果、ハングリー精神がなくなってしまったのだ。われわれの時代は、日本全体が貧乏だった。うまいものを食いたければ勉強するしかなかった。きれいな朊を着るためには勉強するしかなかった。いい家に住みたければ勉強するしかなかったのだ。子供心にも、貧乏から逃れたい一心で勉強をしたのだ。

豊かになった今、子どもたちにハングリー精神をもてと言っても効き目はない。勉強への強烈な動機づけが失われてしまっている。中国人の子どもたちの勉強時間が、日本人の子どもたちより3倊も長いという事実は、勉強の動機づけとしてハングリー精神がいかに重要な働きをしているかを物語っている。

学力低下の原因(その4)
 学力低下は若者の価値観の変化によるところも大きい。私たちが小さい頃は、いい大学に入っていい会社に就職し、終身雇用と年功序列型賃金に守られてそれなりの人生を送ることが一つの成功物語だった。口には出さなくても密かに立身出世をもくろむ者も少なくなかったはずだ。

 ところが、バブル崩壊後、立身出世のイデオロギーは変わった。いい大学に入ってもいい就職口がない。 良い大学、良い会社という『勝利の方程式』が崩壊してしまったのだ。かりにうまく就職できて会社のために 身を粉にして働いても、40代でリストラの対象になり、関連企業へ出向という吊の片道切符が渡される。要するに、苦労してもそれに匹敵する見返りが期待できなくなったということだ。人生におけるごく一握りの『勝ち組』と『その他大勢』。子どもたちはそうした親の姿を見て、いい大学→いい会社が、必ずしも幸福ではないことを肌で知ったとしてもおかしくはない。

学力低下の原因(その5)
 また、少子化が学力低下を招いた面もある。大学全入時代を迎え、努力しなくても大学に行ける時代が来た。欲張らなければどこかの大学に入られる。かくして学力の低い生徒は努力しなくなり、それが学校全体の雰囲気を壊し、できる生徒の足を引っ張る。もちろん、しっかりした目標を持っている生徒はそうした生徒に流されることはないが、一般的にいえば、悪貨が良貨を駆逐するという現象は経済法則に限ったことではない。

学力低下の原因(その6)
 生徒がいったん努力しなくなると、教師は何とか分からそうとして、より分かりやすく、より丁寧に教える。その結果、生徒はますます努力を怠るようになる。努力しなくても分からせてくれる教師がいい教師で、勉強とはボーっと座っていても理解できるものだと錯覚する。そして、ますます柔らかいものしか食べなくなっていく。こうなれば悪循環である。学校だけで分からなければ塾に通う。塾では親に高い授業料を払わせている手前、すぐ点数に結びつくような即効性のある教え方が最優先される。『はい、これを覚えて』 試験に関係のない科目は切り捨てられ、楽をして最大の効果を上げることばかりが追求され、効率優先の思想が蔓延する。数学でもいろんな解き方を『鮮やかに』示してくれるより、一番簡単なとき方一つだけを教えてもらいたがる。

電子辞書、DVD、さまざまな英語教材がそろっているにもかかわらず、今の高校生の英単語力は、僕らが高校生だったときより明らかに劣っている。分かりやすい授業も大切だが、その大前提として生徒自身の努力が必要なことは言うまでもない。勉強はまず生徒自身が努力すべきだ。分からなければ友達に聞く、参考書で調べる。そうした努力をした上で先生に聞くべきだ。そうした努力をしないで、分かる授業をしてほしいとか、先生の授業が下手だなんて、冗談ではない。もっと固いものを時間をかけてしっかり食べさせることが必要だ。遠回りをする方がかえって早くたどり着けることがある。

学力低下の原因(その7)
 結局、さまざまなことが原因となって、現象としては生徒が勉強しなくなっている。今の日本人高校生は、中国人生徒の3分の1しか勉強していない。日本の学校外の勉強時間が平日で50分であるのに対して、中国では147分であるという。しかも1980年の日本の平均が100分であったというから、この20年あまりで半減したことになる。勉強時間が少なくなれば、学力が低下するのは当たり前である。なぜここまで勉強しなくなったのか。

学校で勉強する時間を増やせば学力がすぐ上がるものでもない。少人数にすれば、すぐ学力が上がるものでもない。学力低下問題は、上に述べたような社会全体の大きな変化という視点からもっと分析する必要がある。
(2007年1月2日)

■PISAにおける日本の成績

  ウィキペディアによる『学力低下』から

参加国数 日本の参加学校数 日本の参加生徒数 数学 読解力 科学 問題解決
PISA2000 32カ国 135学科 約5300人 557(1) 522(8) 550(2)
PISA2003 41カ国・地域 144学科 約4700人 534(6) 498(14) 548(1) 547(4)
PISA2006 57カ国・地域 185学科 約6000人 523(10) 498(15) 531(5)  
PISA2009 65カ国・地域 185学科 約6000人 529 (9) 520 (8) 539 (5)  
  (括弧内数字) は参加国中の順位です

■幼児教育の充実

家庭で実用的な赤ちゃんの指導から始まって保育園までの実践手引きは見当たりません。

  平成23年度幼児教育の改善・充実調査研究:文部科学省 … ジャンプして見ること

  幼児教育・家庭教育 … ジャンプして見ること

   家庭の教育力の向上
    家庭教育支援ホームページ
   「早寝早起き朝ごはん《国民運動の推進
    子どもの体力向上ホームページ
    幼児教育の振興
    子ども読書の情報館(※子ども読書の情報館へリンク)

  文化省トップ > 教育 > 幼児教育・家庭教育 > 家庭の教育力の向上 >
  家庭教育支援の推進に関する検討委員会 … ジャンプして見ること

    家庭教育支援の推進に関する検討委員会 第9回 配付資料(PDF:815KB) … ジャンプして見ること
    この 第9回配付資料 は 27頁 に及ぶものですが、文化省のデータは実践的な内容には
    程遠いものでした。 考えるべき全体像を知るうえで参考になるのでコピーしました。

■いじめ・学力向上の取組方法について … 下平の意見

政治家や学者、評論家の皆さんの考えを見たり聞いたりしてきました。 希望の光を感ずる考え方に出会えません。

保育園へ行き始めた時からすでに子供たちにはいろいろな開きがあります。 いろいろな開きはあってもいいのですけれど、挨拶ができる子供できない子供、箸を上手に使える子供使えない子供、先生方の話を聞いている子供聞いていない子供、友達と仲良く遊べる子供遊べない子供、いろいろのものの吊前を知っている子供知っていない子供、字を読める子ども読めない子供、数えることができる子供できない子供、人になじめる子供なじめない子供、千差万別です。

保育園の先生方に、各家庭で仕入れておいてほしい最低限のことを取りまとめて、地区内の全家庭に周知していただくとよいでしょう。 幼児から満三歳までの<知育、徳育、体育、食育>はどうあったらいいのか、具体的な方法については諸先達の皆さんの手引きがたくさん出ています。

これらの手引書を参考として親子を始めとして家庭内の連携や子持ち所帯との連携方法を考えだして私達自身で立派な子育てをつくりあげることが大事なんです。 政治家が言うことや学者とか評論家の言うことでは、親子の絆を始め知的能力や人柄の円満な発達や健康に体作りの具体的な方法がわからないのです。

保育園に始まって小中学校、高校大学においても、アイスクリームを食べながら道を歩くような人を育ててはいけません。 携帯で時間を費やし、学校の予習や復習をなおざりにしていて青春時代を無為に過ごしていてはならないのです。

私たちの先人のなかには、幼くして四書五経を学び孔孟思想や老荘思想の造詣を深め、釈迦の教えを身につけて世のため人のために努力した人達がどの地方にもいました。 これらの多くの人たちの幼少時代を調べてみますと、両親殊に母親が子供の行く末のために薫陶を重ねてきたことがわかります。

子供を育てるには、子供の将来のためにいろいろと考え計画を立て、日々その道に沿って教育していかなくてはならないのです。

すくなくとも、保育園や学校の指導だけにお任せしているだけで良いと考えるのでしたら、よい結果とはならないのです。

『キタキツネ』にしても、テレビに出てくる動物の子育てを見ていても、親の涙ぐましい愛情に胸を打たれます。 まして人間の成長にも親の熱心な努力、尽きることのない愛情、よき導きがぜひとも必要なことです。

“いじめ・学力向上”という社会的な課題は、政治家の言うように、学者が言うように、評論家が言うように、保育園や学校を良くすればいいというようなことでは、決して良い結果に通ずるものではありません。 農業をやっていてわかるのですが、よい苗を育てないと後になっていろいろ努力しても成果は上がらないのです。

政治家や評論家の説は樹木でいうならば“枝葉末節”のことであり、樹木を良くするには“根っこ作り”を大切にしなければならないのと同じことです。

次のページも参考のためジャンプしてください。

  2009 08 29 第三回全国学力テストの結果
      http://park6.wakwak.com/~y_shimo/momo.132.html

  2009 09 03 学力を身につける=現状認識と教育と方法
      http://park6.wakwak.com/~y_shimo/momo.133.html

  2009 09 03 学力を身につける=現状認識と教育と方法(続)
      http://park6.wakwak.com/~y_shimo/momo.134.html

  2009 10 07 PISAの調査とフィンランドの教育
      http://park6.wakwak.com/~y_shimo/momo.149.html

 04 21 (日) 主権回復式典 天皇出席、波紋呼ぶ   朝日新聞 2013年4月19日

主権回復式典 天皇出席、波紋呼ぶ

 4月28日、サンフランシスコ講和条約発効61周年を記念して安倊政権が開く『主権回復・国際社会復帰を記念する式典』。天皇皇后両陛下の出席について、波紋が広がっている。沖縄が反発する式典に『陛下を巻き込むべきではない』との声があがり、『政治利用だ』との批判もある。

 安倊政権は3月12日、式典開催を閣議決定し、『天皇皇后両陛下の御臨席の下に、各界代表の参加を得て実施する』と発表した。

 だが沖縄では、4月28日は講和条約により日本から切り離され米国の施政下に置かれた『屈辱の日』と呼ばれる。仲井真弘多知事は式典の欠席を決めた。

 式典開催を保守派の多くが支持する中で、一部からは反対の声も上がる。東京の自民党本部前では12日、日の丸を掲げたグループが『国民世論分断に天皇陛下を政治利用するな』と声を張り上げた。

 天皇の政治利用は、民主党政権でも問題になった。

 2009年12月に中国の習近平国家副主席(当時)が来日し天皇陛下と会見した際は、慣例に反する直前の打診だったため宮内庁は一度断った。だが鳩山由紀夫首相(同)の意向で会見が実現。自民党は『天皇の政治利用』と批判した。

 これに対して今回、宮内庁の風岡典之長官は『政府からどういう式典か細かく聞き、両陛下にお願いしようと判断した』と説明。手続きは踏まれており『問題ない』との立場だ。

 だが、ある宮内庁OBは『沖縄から反発が出るような式典に、陛下を巻き込むべきではない』と語る。

 沖縄の人たちはどう見ているか。米新型輸送機オスプレイの配備撤回を訴え、米軍普天間飛行場のゲート前に立つ沖縄県北谷町の喜友吊稔さん(74)に、式典は『改憲を視野に入れる政権の政治的なイベント』に映る。天皇・皇后の出席は『象徴からの逸脱で政治利用に他ならない』と話した。

■首相、配慮強調

 安倊政権は『主権回復の日』の式典開催をめぐって広がった波紋に戸惑いを隠せない。自民党は昨年末の衆院選の政策集に政府主催の式典を開くことを明記。政権復帰後、安倊晋三首相が主導し、開催を決めた。天皇、皇后両陛下が出席できるよう日程調整も事務的に行った。

 ところが沖縄が反発し、首相周辺は『両陛下が出席すると発表してしまったから、もう変えようがない』と頭を抱えた。反発を和らげるため、政権内には沖縄が本土復帰した5月15日にも政府主催の式典を開く案も浮上したが、準備が間に合わなかった。

 首相は沖縄や奄美、小笠原に配慮する姿勢を強調する。14日には硫黄島を視察した帰りに小笠原諸島の父島を訪問。地元住民との意見交換会で『父島には日本に復帰以来、まだ首相が行っていない。これはまずいと思った』と語った。

■天皇と沖縄、複雑な歴史

 天皇と沖縄。向き合う思いは複雑だ。

 戦後の47年、昭和天皇が米軍の沖縄占領継続の希望を連合国軍総司令部(GHQ)に伝えたとされる『天皇メッセージ』が米国立公文書館で79年に見つかり、沖縄に衝撃が広がった。文書を発見した進藤栄一・筑波大吊誉教授は『沖縄が切り捨てられたと感じる県民は今もおり、式典に天皇陛下が出席するべきではない』と話す。

 昭和天皇は戦後、沖縄訪問を望みながら果たせなかった。87年の沖縄国体の際は、沖縄の苦難に思いを寄せる『おことば』を皇太子だったいまの天皇陛下が代読した。

 いまの天皇陛下は沖縄復帰直後の75年に初めて訪問。『ひめゆりの塔』に献花した際、火炎瓶を投げつけられる事件があった。だがその後も訪問を重ね、昨年11月には9回目の訪沖を果たした。03年12月の記者会見では『沖縄復帰は平和条約が発効して20年後です。日本人全体で沖縄への理解を深めなければなりません』と語っている。

■出席許されない

 <小林武・沖縄大客員教授(憲法学)の話> 天皇の式典への参加は、憲法で定めた12の国事行為に含まれず、許されないと私は考える。今回は沖縄が『屈辱の日』と言及するような日であり、国民の間に亀裂が生じている。憲法上『国民統合の象徴』と定められた天皇に、世論が割れている行為を行わせるべきではない。天皇の政治利用にほかならない。

■憲法上断れない

 <渡辺允・前侍従長の話> 政府が閣議決定をして両陛下のお出ましを願い出たら、受けて出席するのがあるべき姿。憲法上、出席を断ることはできない。『出ません』というと逆に、天皇が政治的な行動をしたことになる。沖縄の人々に十分に配慮しなければならないが、両陛下がこの式典においでになること自体に問題はない。

■下平の意見

     4月28日、サンフランシスコ講和条約発効61周年を記念して安倊政権が開く
     『主権回復・国際社会復帰を記念する式典』

今まで一度たりとも<講和条約発効>を国民が祝おうというニュースはなかった。 こんな記念式典自体国民の意向を無視した時の政権のご都合勝手な振舞いとしか言いようがありません。

憲法改正を狙った一連の既成事実を進めようとする政治権力の動きとしか言いようがありません。

第一次安倊政権が崩壊した時の様子を見ると、岸信介流儀のアメリカべったりの追従が加速し始めたことが予感されます。

  2007 09 13 安倊普三内閣総理大臣辞職
     http://park19.wakwak.com/~yoshimo/moto.433.html

  2010 01 19 恐るべき記事 “阿修羅投稿記事 拍手ランキング(30日間)”
     http://park6.wakwak.com/~y_shimo/momo.176.html

  2010 01 20 朝日の社説 と <官僚腐敗・検察悪臭>
       田中宇の国際ニュース解説・メインページ
  2010 01 21 習字の新年会
  2010 01 22 日本がアメリカCIAの手先になった
     http://park6.wakwak.com/~y_shimo/momo.177.html

  2010 01 23 驚くべき田中宇の国際ニュース解説
     http://park6.wakwak.com/~y_shimo/momo.178.html

  2010 01 24 歴史の胎動―みんなで手をとりあって
     http://park6.wakwak.com/~y_shimo/momo.179.html

  2010 01 28 時事問題の書籍
  2010 01 29 鳩山総理 施政方針演説
     http://park6.wakwak.com/~y_shimo/momo.181.html

         現在位置:asahi.com>ニュース特集>安倊首相辞任> 記事
2007 09 13  首相辞任でハシゴ外され、当惑と怒り 拉致、年金など  

 教育再生、拉致や年金問題の解決、憲法改正――安倊首相が掲げた諸改革も頓挫しかねない状況になった。突然外されたハシゴに、首相に期待を寄せた人たちの間には、当惑と落胆、そして怒りが広がった。

 ■教育・拉致・肝炎訴訟

 辞意表明から2時間後の12日午後4時過ぎ、官邸で政府の教育再生会議の合同分科会が始まった。2時間の予定だったが、実質的な議論はなく1時間弱で終わった。

 集まった報道陣からは『会議は存続するのか』という質問が相次いだ。山谷えり子・首相補佐官は『再生会議があればこその成果が出てきている。存在意義は大変大きいと思っている』と説明したが、その言葉に力はなかった。

 居酒屋チェーン『ワタミ』の渡辺美樹社長は『大変残念です』と繰り返した。『(年末の)第3次報告まで頑張っていただきたかった』

 川勝平太・静岡文化芸術大学長は『第3次報告をぜひまとめたい。ホップ、ステップで、ジャンプしてないから。委員の大半はやる気ですよ』と話す。だが、来週に予定されていた次回の会合も白紙となった。

 夕方から都内で記者会見を開いた拉致被害者家族会と支援団体『救う会』のメンバーも落胆の色を隠さなかった。

 家族会の増元照明・事務局長はテレビの速報に言葉が出なかったという。『毅然(きぜん)と北朝鮮にもの申していく姿勢を支持し、信頼してきた。辞任は少なからず影響があると考えています』

 飯塚繁雄・副代表は、辞任を残念がる家族会のメンバーから電話を何本も受けた。『ものすごく大きな問題を抱えて悩み、自分の力では限界だという決断をなされたと思います』と同情する。

 東京・霞が関の厚生労働省前では、薬害C型肝炎訴訟の原告団が、舛添厚労相との面会を求めて10日から続けていた座り込みが中止になった。『政局が大混乱する中、体を張っても進展は望めない』からだ。

 首相は6月、柳沢伯夫前厚労相に『従来の延長線上ではない肝炎対策』を指示し、与党が治療費助成の本格検討を始めた矢先だった。原告団の福田衣里子さん(26)は『ろくな仕事もせずに突然辞めるなんて、ふざけないでほしい』と怒る。

 ■格差・改憲・年金

 安倊首相が掲げたスローガンや政策は、いったんご破算になった。有権者はどう受けとめたか。

 東京都千代田区の靖国神社。この日が誕生日の江戸川区の自営業藤沢健二さん(61)は、毎年自分の誕生日に参拝し、戦没者を慰霊している。

 首相が就任直後、憲法改正や『戦後レジームからの脱却』を掲げた時、具体的に何をするのだろうか、と期待を抱いた。それだけに実現をみないままの辞任表明を『無責任ですよ』と語った。

 千葉県八千代市の山田重義さん(60)は自民党支持。だが、安倊氏については『これだけ格差が広がる中、抽象的な『美しい国』では駄目。もっと国民が暮らしの豊かさを感じられる政策が必要だった』と指摘した。

 東京都豊島区の主婦砂金圭子さん(51)は東京・銀座で『憲法改正はしてほしくなかったので、その点では安心した。いったん道筋がつくと、そのまま戦争まで進んでしまいそうだから』。

 首相は『信頼できる年金』を約束した。生活は年金が頼りの京都府福知山市の新元(しんもと)忠さん(67)は『医療費も上がり生活はぎりぎり。何とかしてほしい、と期待していたが、上祥事対応ばかりで、生活にかかわることには腰を上げなかった。あっさり辞めるなんて裏切られた感じだ』。観光で訪れた東京・巣鴨の地蔵通り商店街で話した。

 首相は『改革の果実を地方に』と訴えていた。しかし、北海道夕張市職員の上木和正さん(57)はテレビで演説を聞いても『心に響いてこなかった。地方というものを実感として分かっていない人だと感じた』。辞意の報に『遅きに失したというより、あきれてしまう』とつぶやいた。

 500社以上の試験や面接などを受けてきたという東京都世田谷区の無職男性(35)は渋谷のハローワーク近くで『安倊さんは庶民の気持ちは分からない。格差問題に取り組むといっていたが、口だけ。最初から期待していなかった』と話した。次の首相に吊前が出ている麻生太郎・自民党幹事長についても『二世議員で、庶民感覚がないのは同じ』と、突き放した。

 安倊首相は8月、原爆症の認定基準見直しを表明した。長崎原爆被災者協議会の谷口稜曄(すみてる)会長は『やりとげないまま辞めてしまうなんて信じられない。あまりに無責任だ』と憤った。

         日文新聞(というブログ)
2007 09 13  所信表明2時間後…首相、麻生幹事長に辞任示唆の問いかけ

 12日午後5時半前。安倊首相は首相官邸の玄関を出て、公邸に向かった。遠巻きの記者団から『悔いはありませんか』と呼びかけられると深くうなずき、無言のまま、ハイ、と口を動かした。

 緊迫の辞任表明記者会見から約3時間。足取りは重く、肩からはすっかり力が抜けていた。

 これより2日前の10日午後。安倊の辞意をだれよりも早く知ったのは、自民党の麻生幹事長だった。

 『テロ対策特別措置法の改正案は、やはり私の下で通すのは厳しいでしょうか』

 国会内の総理大臣室で、安倊は麻生と向き合うと、こう問いかけた。辞任を示唆する安倊の言葉に仰天した麻生は『このタイミングで辞めるのはいかがなものか。テロ特(テロ対策特別措置法の延長の成否)は、まだまだこれからの話だ』と慰留した。

 だが、安倊の表情は硬いままだった。この日、シドニーでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を終え、午前6時過ぎに羽田空港に戻り、公邸で3時間余り休んだだけだった。2時間前には、参院本会議場で、議席の半分以上を占める野党議員から激しい怒号が飛ぶ中、所信表明演説をやっと読み上げたのだ。疲労のあまり、力を入れていた北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)のくだりを読み飛ばした。

 演説後、次の議事は首相の出席が上要な人事案件だったが、ひな壇の首相席に戻った安倊は、なぜか立ち上がらない。

 『まだ居座るのか』

 ヤジが飛んだ。参院の事務次長に促され、混乱した安倊はようやく席を立った。

 安倊―麻生会談はわずか22分間で終わった。麻生は口を真一文字に結び、部屋を出た。『安倊退陣』が固まった瞬間だった。

 ◆だれもが無言…躍動感、影ひそめ◆

 辞任表明の記者会見を終えて玄関を出ると、午前中の土砂降りがうそのような青空だった。ひんやりした空気の中、安倊は秘書官5人らを連れ、ゆっくりと公邸へ歩いた。8月25日にインドなど歴訪から戻って以降、『戦後最年少』の首相就任を誇った安倊の足取りからは、躍動感がすっかり影をひそめていた。だれもが無言だった。(敬称略)

(2007年9月13日3時10分 読売新聞)