鴨の治部煮の作り方
とワイン
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A1. 材料 --- 2人分
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B. 調味料
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- 合鴨-- 1枚(400g
)(1/2枚から売ってくれる)
- ほうれん草--
1/4束
- 干し椎茸 -- 4個
(又は生椎茸4枚)
- 車麸--
2枚(又はすだれ麩1枚 )
及び生麩(毬麸、紅葉麸、よもぎ麸など) 又はしみ豆腐
の中から好みであるもので組み合わせる
- 茹で筍--
スライス8枚
- カブ--
1ヶ(又は大根)
- 人参-- 1/2本
- 青菜(絹さやなど)--
適量
- ナス --
2本(好みで、省略可)
- 百合根 --
1個(好みで、省略可)
- こんにゃく --
50g(好みで省略可、生麩があれば不要)
(1、2、3、4
は最低ほしい、後は好みであるもので組み合わせる)
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- かつお昆布出し汁 --
500cc
- 酒 -- 1/2カップ
- 砂糖 -- 大さじ1
- みりん -- 大さじ3
- 醤油 -- 大さじ3
- 薄口醤油 --
大さじ1
- 塩 -- 適量
- 薄力粉 -- 適量
(片栗粉も可)
- わさび -- 適量
- (サラダ油 -- 適量
)
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A2. 作り方
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- 合鴨は余分な脂肪を取り、薄めの(約5mm厚さ)そぎ切りにし、切り口に包丁で切り込みを入れておく、薄力粉(又は片栗粉)を両面にまぶし軽くたたいて馴染ませる(弱冷凍すると切り易い)
- ホウレン草は塩少々を入れた熱湯でゆで、水気を切って食べ易い大きさに切る
- 絹さやはすじをとって、塩少々入れた熱湯でゆでておく
- かぶは皮を剥いて食べ易い大きさに、にんじん、大根は皮を剥いて薄切りにして熱湯でゆでておく
- 車麩(又はすだれ麩)は水に30〜60分間つけて戻し、水気を絞って4つ割りにする(すだれ麩の場合は短冊切り又は細く切って結ぶのもよい)、生麩の大きいものは適当に切る
- 干し椎茸は水で戻して飾り包丁を入れておく(生椎茸も可)
- 市販のゆでたけのこは湯通ししておく 百合根は熱湯でゆでておく
- ナスを使う場合は縦半分に切り、斜めに切り込みを入れ、食べ易い大きさに切って、少なめの油で揚げておく
- だし汁(だし汁はしっかりとる)に、お酒、みりん、砂糖、醤油、塩で甘めで濃いめの味にするが、炊き合わせの材料を煮る時には調味料の2/3位で煮ると良い
- これを煮立てて、車麩、生麩、椎茸、たけのこ、にんじん、(大根)、かぶ、(百合根)の順に加えて煮て柔らかくなったら取り出しておく
- この鍋に残りの調味料(1/3)を加えて、1の合鴨を入れて弱火〜中火で煮る(中はピンクくらいにする)、煮すぎると肉が硬くなるので注意
- 炊き合わせの材料を戻し(冷めてなければ戻さず盛り付ける)、ホウレン草、絹さやを載せて暖める、とろみが足りない場合は、最後に水溶き片栗粉を入れる
、炊き合わせの材料を盛り付け、鴨肉を上に載せて、煮汁をかけて、鴨肉の上にワサビを載せる、暖かい内にいただく
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C. カルフォルニアやチリの強めのシャルドネ種に抜群に合います。鴨肉はコクがあるので、軽めの赤でも良いでしょう、例えば、スペイン(テンプラニーリョ種)、イタリアの赤ワイン(サンジョベーゼ種、ネッビオーロ種)、ピノノワール種、カベルネソービニョン種とシラーズ種混醸(オーストラリア)など。
鴨肉には、飽和脂肪酸、ビタミンA・B1・B2、カルシウム、鉄分、良質な蛋白質を多く含み、栄養バランスの良い肉です。
野生種、合鴨で差はありません。
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鴨の治部煮は加賀(金沢)の郷土料理です、本来は天然の真鴨を使うのですが合鴨でokです。「治部」という名の由来は、この料理を考え出した岡部治右衛門という人の名前という説と、鍋でじぶじぶと煮るからという説があります。薄くそぎ切りした鴨を小麦粉にまぶし、加賀麩のすだれ麩やシイタケ、タケノコなどと炊き合わせた料理です、濃厚な味とぬるっとした食感が特徴です。
合鴨は厳密には真鴨とアヒルの交雑種ですが、アヒルを合鴨と称して売っており(アヒルは元々真鴨を家畜化したもの)
区別がつきません。冬以外の季節では牛肉又は鶏モモ肉でも代用も可です。
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