鴨の治部煮の作り方
とワイン

A1. 材料 --- 2人分

B. 調味料

  1. 合鴨-- 1枚(400g )(1/2枚から売ってくれる)
  2. ほうれん草-- 1/4束 
  3. 干し椎茸 -- 4個 (又は生椎茸4枚)
  4. 車麸-- 2枚(又はすだれ麩1枚 )
    及び生麩(毬麸、紅葉麸、よもぎ麸など) 又はしみ豆腐 の中から好みであるもので組み合わせる
  5. 茹で筍-- スライス8枚
  6. カブ-- 1ヶ(又は大根)
  7. 人参-- 1/2本
  8. 青菜(絹さやなど)-- 適量
  9. ナス -- 2本(好みで、省略可)
  10. 百合根 -- 1個(好みで、省略可)
  11. こんにゃく -- 50g(好みで省略可、生麩があれば不要)
    (1、2、3、4 は最低ほしい、後は好みであるもので組み合わせる)
  1. かつお昆布出し汁 -- 500cc   
  2. -- 1/2カップ
  3. 砂糖 -- 大さじ1
  4. みりん -- 大さじ3 
  5. 醤油 -- 大さじ3  
  6. 薄口醤油 -- 大さじ1 
  7. -- 適量
  8. 薄力粉 -- 適量 (片栗粉も可)
  9. わさび -- 適量
  10. (サラダ油 -- 適量 )

A2. 作り方

  1. 合鴨は余分な脂肪を取り、薄めの(約5mm厚さ)そぎ切りにし、切り口に包丁で切り込みを入れておく、薄力粉(又は片栗粉)を両面にまぶし軽くたたいて馴染ませる(弱冷凍すると切り易い)
  2. ホウレン草は塩少々を入れた熱湯でゆで、水気を切って食べ易い大きさに切る
  3. 絹さやはすじをとって、塩少々入れた熱湯でゆでておく
  4. かぶは皮を剥いて食べ易い大きさに、にんじん、大根は皮を剥いて薄切りにして熱湯でゆでておく
  5. 車麩(又はすだれ麩)は水に30〜60分間つけて戻し、水気を絞って4つ割りにする(すだれ麩の場合は短冊切り又は細く切って結ぶのもよい)、生麩の大きいものは適当に切る
  6. 干し椎茸は水で戻して飾り包丁を入れておく(生椎茸も可)
  7. 市販のゆでたけのこは湯通ししておく 百合根は熱湯でゆでておく
  8. ナスを使う場合は縦半分に切り、斜めに切り込みを入れ、食べ易い大きさに切って、少なめの油で揚げておく
  9. だし汁(だし汁はしっかりとる)に、お酒、みりん、砂糖、醤油、塩で甘めで濃いめの味にするが、炊き合わせの材料を煮る時には調味料の2/3位で煮ると良い
  10. これを煮立てて、車麩、生麩、椎茸、たけのこ、にんじん、(大根)、かぶ、(百合根)の順に加えて煮て柔らかくなったら取り出しておく
  11. この鍋に残りの調味料(1/3)を加えて、1の合鴨を入れて弱火〜中火で煮る(中はピンクくらいにする)、煮すぎると肉が硬くなるので注意
  12. 炊き合わせの材料を戻し(冷めてなければ戻さず盛り付ける)、ホウレン草、絹さやを載せて暖める、とろみが足りない場合は、最後に水溶き片栗粉を入れる 、炊き合わせの材料を盛り付け、鴨肉を上に載せて、煮汁をかけて、鴨肉の上にワサビを載せる、暖かい内にいただく

C. カルフォルニアやチリの強めのシャルドネ種に抜群に合います。鴨肉はコクがあるので、軽めの赤でも良いでしょう、例えば、スペイン(テンプラニーリョ種)、イタリアの赤ワイン(サンジョベーゼ種、ネッビオーロ種)、ピノノワール種、カベルネソービニョン種とシラーズ種混醸(オーストラリア)など。
鴨肉には、飽和脂肪酸、ビタミンA・B1・B2、カルシウム、鉄分、良質な蛋白質を多く含み、栄養バランスの良い肉です。
野生種、合鴨で差はありません。

鴨の治部煮は加賀(金沢)の郷土料理です、本来は天然の真鴨を使うのですが合鴨でokです。「治部」という名の由来は、この料理を考え出した岡部治右衛門という人の名前という説と、鍋でじぶじぶと煮るからという説があります。薄くそぎ切りした鴨を小麦粉にまぶし、加賀麩のすだれ麩やシイタケ、タケノコなどと炊き合わせた料理です、濃厚な味とぬるっとした食感が特徴です。
合鴨は厳密には真鴨とアヒルの交雑種ですが、アヒルを合鴨と称して売っており(アヒルは元々真鴨を家畜化したもの) 区別がつきません。冬以外の季節では牛肉又は鶏モモ肉でも代用も可です。

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鴨の治部煮のレシピとワインの合わせ方