帆立のカルパッチョの作り方
とワイン
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A1. 材料 --- 2-4人分
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B. 調味料
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- 帆立の貝柱の新鮮なもの--4-6個
(殻付き帆立貝な場合は下欄調理法参照)
- 大葉--数枚
- セロリ--1/2本
- 白葱--1/2本
- キウリ--1/2本
- プチトマト--4個
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- オリーブオイル--大サジ1
- 塩、胡椒--適量
- パルミジャーノ・レッジャーノを削り節状にしたのもの--適量
- レモン汁--適量
(好みでバルサミコ酢をほんの少量使ってもよい、この場合、1、2、4と一緒に混ぜておく)
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A2. 作り方
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- 貝柱は縦に薄く切る (厚さを切るのはソテーする場合です)
- 大葉、セロリ(筋を取り)、キウリ、白葱は千切りにする
- 白葱は水にさらしてシラガネギにする
- プチトマトは薄切りにする
- 皿に1の貝柱を敷き並べて、周囲にセロリ、キウリ、シラガネギ、プチトマトを並べる
- 大葉を乗せる
- オリーブオイルを全体にかけ、塩、胡椒をふる
- レモンをスライスしたものを絞ってかける
- パルミジャーノ・レッジャーノを削り(皮むき器などで)、上に乗せる
- 貝柱と野菜を一緒に食べる
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C. 刺し身(貝柱)はシャルドネ種の白ワインにベストマッチングです、ワインが美味しいこと、刺し身(ひも)はフランスのボルドー地方の白に合います。軽めの赤ワインもよいでしょう、イタリアの赤ワイン(サンジョベーゼ種)、ブルゴーニュの赤ワイン(ピノノワール種)等。
帆立は国内自給率100%と珍しい水産物です(東北から北海道が産地)、養殖が大部分を占め、一年中漁獲されるが、2月-3月が旬で、卵巣/精巣が大きくなって甘味が増すので殻付き帆立貝の食べ頃です、下記も参考に。
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「殻付き帆立貝の調理のポイント」
殻付き帆立貝は殻毎焼いて食すのが、シンプルで一番美味しいと思います。そのまま焼くのは手間がかからないが、片側の殻を外す方がお薦め。
1)貝殻の茶色の方(平らな方)を下にして、洋食ナイフ(専用ベラ)をちょうつがいの反対側から差し込み、下側(茶色の方)の貝柱を殻をこするようにして外します、茶色の方の貝殻をも外して、2)黒いウロをスプーンなどで取り除きます(黒い内臓の部分は貝毒のおそれがあるので、特に春以降は焼いても食べない方がよい)、3)外した殻を被せてグリルで焼く、4)醤油とお酒を同量混ぜておいて、途中でタップリ加えて、今度は殻は被せないで、軽く焼く。5)貝柱はもとより、卵/白子、ヒモ/エラとも美味しい。6)白ワイン(シャルドネ種)に抜群に合います。(そのまま焼く場合は茶色の方(平らな方)を下にして、開くと裏返す)
刺身やその他の料理の場合は、1)の後、水洗いして、黒いウロを摘んでヒモ/エラ毎外すと、貝柱のみが残るので、ナイフで外す。貝柱を生で食す場合は縦に切ること(ソテーの場合は厚み方向を切るのが鉄則)。刺身は多くは食べられない(好みによると思いますが)。
刺身の場合は、貝柱とヒモのみ食べられます、ヒモは包丁の背でヌメリを取り、適当な長さに切る。
多くの貝類は冷凍保存に適さないが、ホタテは食用部分が貝柱なのでは冷凍保存ができる、冷凍品でも刺身でok。
「栄養・効能」
帆立貝柱は、高蛋白、低カロリーでコレステロールの量も他の貝に比べ1/2以下です、ビタミンB2、E、鉄、亜鉛、タウリン、EPAなどを豊富に含みます。タウリンはアミノ酸の一種で含有量はトップクラスです、肝臓機能を高め(アルコール好きには特に)、心血管疾患の予防に働くほか、網膜の発達を促進させたり、視力の低下を防いたり、疲労で衰えた視力を回復させてくれます。亜鉛は牡蛎についで多く含み、味覚や臭覚の機能を正常に保つように働く栄養素で、ストレスが多い人は亜鉛を消費するといわれているのでお勧めです。女性ホルモンの分泌を促す特殊な成分が含まれているので美容にもよいとも。
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