2005年11月
(樹:3歳〜3歳1ヶ月)

樹、3歳のお誕生日♪ 2005,11,21
樹、今日で3歳!(妹は2ヶ月!)
2歳の誕生日は入院中だったっけ。今年は元気で良かったね、と言いたいところだけど、なんと昨日から発熱!鼻水もズルズルで今日も苦しくて眠れないみたい。
せっかくのお誕生日だったのにね。
でも風邪だからって、なんにもナシも可哀相なので、一応予定通りにケーキを焼き、ささやかながら家族で「お誕生日おめでと〜!」しました。ノドが痛いらしく、ケーキはひと口くらいしか食べられなかったけど。まぁ、仕方ないね。(代わりにパパがいっぱい食べました)

風邪、早く良くなりますように。

兄:聴覚過敏 VS 妹:夜泣き 2005,11,24
日記を長いことお休みしてたので、その間のことを含めて書こうかな。。

通園をはじめてから、音や子供の声といったような刺激に、少しづつだけど 慣れてきてたところに、実家の母が出産前後、1ヶ月滞在。これはだいぶ大きかった。
実家の母と遊んだり、食事したりするうちに、樹はかなり成長した。まず、食事。離乳食中期程度だった食事形態が、一部メニューによっては後期くらいにまでレベルアップ!食べるスピードも少し速くなった。

退院してきてからしばらくの間は妹もほとんど寝てばっかりで、泣くことも少なかったし、泣いたとしてもそんなに激しい泣き方じゃなかったから、心配してたような樹の反応もそれほどじゃなかった。
一応、夜は樹とパパ、妹とママ、で二人づつ別々の部屋に寝てたけど、なんせ極狭なので、間はふすま一枚あるだけ。
泣いたら即おっぱい!な〜んてやってたせいか、妹はまんまるのムクムク!二重アゴがチャーミング♪?

でも、そううまいことは長く続かず、、妹の激しい夜泣きが始まって、それと同時にパパママの「寝不足生活」がスタート。なぜかいつも夜11時過ぎ頃から泣きはじめ、何をどうしたって3〜4時間くらいまったく泣き止まない。
そのうちに隣の部屋の樹はパニックを起こし、エビみたいにそっくり返った状態で全身を硬直させて、ギャァオォォー!ウギャァァァー!と、恐ろしい声で泣き叫んで転げ回る。
パパは寝ぼけまなこで「樹、樹」と声をかけながら、転げて頭とかぶつけないように、樹を抱きかかえようとするけど、硬直してる時の力は半端じゃない。樹が落ち着く頃にはパパはすっかり目も覚めて、汗びっしょりでグッタリ。
妹が泣き止んで次は樹が落ち着いたら、もう朝‥なんてこともしょっちゅう。ママは徹夜も何度かあった。

‥とまあ、こんな感じの日々。
でも、昼間に妹が泣いてる時には、だいぶ樹もガマンできるようになってきた。
たまに怒って絵本やら積み木やらを放り投げたりもするけど。(←怒っても物を投げないように指導中)
昼間のうちに泣き声に慣らしてから、今は家族4人、同じ部屋で並んで寝ている。
一緒の部屋にみんなで寝れるようになるまで、約1ヶ月くらいかかったかな?でも、思ってたよりはかなり早かったけどね。パパはまだ無理じゃないかって言ってたんだけど、泣き声がひどければ妹を連れて隣の部屋に避難するってことにした。
今も2〜3日に1回くらいは夜泣きしてるけど、このパターンに私自身もだんだん慣れてきた。
樹が完全に慣れるまでにはまだまだだけど、でもまあ、なんとかやっていけそうな気がしてきた。

妹、入院! 2005,11,28
家族みんなして風邪っぴき。そして今日、とうとう妹が入院になってしまいました。。
熱はないんだけど、咳がひどくて、痰が絡んでる感じ。鼻が通らないっていうのは、自分で鼻をかめない乳幼児にとっては かなり厄介。

ここ2〜3日ほとんど寝てないし、今日はさすがに疲れた。

その後 2005,11,30
妹の風邪(RSウイルスでした)も、だいぶ症状は治まってきました。樹のほうは、鼻水と咳が少し残ってるくらいで、それ以外はもうまったく普段と変わらない感じ。

あぁもう11月も終わりなのね。 疲れた。寝ます。

2006年1月
(樹:3歳1〜2ヶ月)

新年! 2006,1,1
明けましておめでとうございます。今年もゆるゆるとマイペースでやっていきたいと思います。

昨年から腰痛を引きずり、イタい年明けになってしまいました。溜息。まだ初詣にも行けてない。明日、行けるかな。

年明け、初登園 2006,1,4
年明け、今年初めての通園。冬休みで1週間くらい休んだあとなので、ちょっと心配。そして、予感的中〜。
はじめのうちはちょっと緊張してる感じだったんだけど、途中、お友達の声(別に、そんなに大きな声ではない)に反応して、エビぞって大泣き。。
「うぎゃおーーーーーっっ!!ぎええええーーっっ!!」すんごい尋常じゃないでっかい声で泣き叫ぶもんだから、先生方もビックリ。
今日は別室で、、ということで、久々に別室で樹と二人でお食事。
でも、別室にママとふたりっきりになっても、まだ興奮していて、結局食事は受け付けず、1時間かけても、ふた口くらい。しかも、それを噛みもしなきゃ、飲み込みもしないで、ずーーっと口の中に溜めていた。‥で、食事時間、終了〜。‥はぁ。また 慣れるのに時間かかるのかなぁ。
すっかり重くなった樹を、赤ちゃんみたいに横抱っこして、ぼーーっと別室で座り込んでいました。(足がしびれた・・。)

妹の首すわりを確認! 2006,1,6
今日、妹の「首が座った」のを確認した。
仰向けに寝かせて、両手を持って、ゆっくりと引き起こすと、ちゃんと首を持ち上げている。試しにうつ伏せにしてみたら、少しグラグラしつつも、頭を持ち上げていた。すご〜い。
樹の時は、いったいいつ座ったんだかよくわからなかっただけに、自分で確認できてちょっと感動♪

あ!!!しまった!! ビデオに撮るんだった〜。

今日も‥ 2006,1,10
今日も樹は通園で大泣き。またもや別室でお食事。でも興奮しすぎてて、結局まったく食べず‥。なんだか、通園を始めた頃に戻ったみたい‥。ママ、ちょっと落ち込む。

PT 2006,1,11
今日はPT(運動療法)の訓練日。
今年に入って初なので、まずはPTの先生に慣れることからスタート。
ずっと診て頂いてる先生だから忘れてはいないと思うんだけど、ちょっと間隔があくと、緊張しちゃって落ち着きがなくなるんだよね。身体に触られるのも嫌がるし。
だから、まずは樹が「この人は大丈夫」っていう、先生との信頼関係が出来てからじゃないと訓練を始められない。
樹が少しリラックスしはじめて、先生の顔をチラ見し始めたところで、訓練スタート。
今日は、あまり嫌がることはしないでおこうということで、軽く歩行と、階段の訓練にしましょうということになった。
院内をテクテク歩き、いくつかの階段を先生が指し示すが、逃げる樹。
ママ「階段を登るのは好きですけど、階段ならどこでも良いってわけじゃなくて、明るくて広々とした階段じゃないと、嫌がって逃げるんです。心理科室の横の階段なら大丈夫だと思います。」‥と、そこまで移動。

最初はちょっと腰が引けてたけど、先生が片手をひいて、なんとか登りきった。
登ったところの正面には、樹の大好きなエレベーターがある。それでまた1階に戻り、また同じ階段を登る。次は、自分で両手で手すりをつかまえて、横向きに登る練習。
恐がってへっぴり腰で、先生の手をつかもうと、泣きそうな声を出しながら必死に片手を伸ばす。
「大丈夫!出来るよ。」
手足の向きや動き、姿勢、目線の置き方などを見つつ、指導するうち、なんと樹が一歩、自分の力だけで登った!
「すごーーい!はじめて自分ひとりで階段登れたーーー!」←興奮するママ
「もう自分で登れますよ。見ててください。」先生がそう言うと、樹が残り2段を、おそるおそるだけど、確実に登った!ホントだぁー!すごーい!

というわけで、今日は「樹が、ひとりで階段を登れた記念日♪」 なのだ。
ちなみに、降りるのはまだまだ無理そうだけど‥。ま、焦らず行こう。
とりあえず今日は、えらかったぞ!樹!

-----------------------------------------
実はこれ、もうひとつのキッカケがあって、あっという間に登れたんだよね。
今、その病院は工事中で、樹が練習してたら、いきなりドリルの「ガガーーーッ」っていう音が聞こえてきて、樹はそれがすっごく苦手な音だったので、その場から逃げたい一心で、必死になって登ったというワケ。
ま、結果オーライってことで。(笑)

OT 2006,1,17
今日はOT(作業療法)の訓練日。
今日はなんだかハイテンションなので、ちょっと嫌な予感‥と思ってたら・・やっぱり。
興奮してて、まったく課題に集中できない。身体に触れることはなんとか出来るが、終始うわの空。困ったちゃん。。。
そんな中でもひとつだけ、新たに出来たことがあった。
貯金箱にコインを入れるオモチャ、樹は、手首をひねる動作が苦手で、コインの向きをうまく変えたりすることが出来なかった。
でも、今日はなんと、自主的に手首をひねって、チャリーンと入れた!これには思わず、見てた先生もママも同時に「おっ!!!」っと驚いて、拍手!!
小さなことなんだけどね〜。でも、樹にとっては、すごい進歩なのよ。
他はまったくやる気なしだったけど、まぁ、ひとつ出来たから、よしとしよう!

音楽療法・・聴覚過敏・・ 2006,1,19
今日は団体での音楽療法の日。他のクラスも一緒と聞いて、ちょっと心配。
うちは初参加なので、何をやるのかまったく知らなかったんだけど、歌のお兄さん?が来て、ギターを弾きながら歌って、体操というか、身体を少し動かす‥ような感じだった。
最初のうち、樹は緊張しつつも、じーっとその場にいた。が、途中からだんだん音や声が大きくなってきて、ギブアップ。ママの膝に座ってたのに、立ち上がって廊下に逃げていった。

実は正月明けから、だんだんと樹の調子が悪くなってきていた。
ほとんど、焦点の定まらないうつろな目。
名前を呼んでも、興味のあることを言って呼びかけても、反応がないことが多い。
ただでさえほとんど話せないのに、最近ほとんど喋らない。覚えていたはずの言葉が出ない。
食事やトイレで排泄中、興奮していて姿勢を保てない。
食事も、また時間がものすごくかかるようになり、偏食が激しく、同じメニューでも、日によって食べたり食べなかったりで、予測が出来ない。
その他にも、、数えたらキリがないほどの悪いほうへの変化。

妹が産まれて、手を掛ける時間が減ったせい?
樹の悪いほうへの変化のせいで、パパママがイライラした声が増えたから??
‥考えれば考えるほど、親のせいって気がしてきて、自己嫌悪。。
でも、どうしたら??

音楽療法をやってる大部屋は、楽しく盛り上がっている。
樹は音楽が大好きなので、興味はあるんだけど、音や声が大きすぎて、恐くて中に戻れない感じ。入ろうと、部屋の近くまで行っては、耳を塞いでまた逃げる‥を繰り返す。
自分の中でも、どうしたらいいのか解らないのだろう。すごく悲しそうな声で「だぁーーーー!‥」と奇声をあげながら、廊下を行ったり来たり。。見ていて、不憫になってきた‥。
他の子のお母さんたちには、樹が楽しそうに走り回ってる、動きたいから抜け出して廊下で遊んでるように見えてるようで、「あら。楽しそうね。」と言われた。
そうじゃないんだよ。。今、いっぱいいっぱいなんだよ。。

歌のお兄さんの声が廊下まで響く。
「今日、ここにいるお友達は、この部屋に最後までいられるだけでも、すごいんだよ〜。ここにいられないって子もいるんだから、みんなと一緒に同じ部屋にいて、最後まで楽しく遊べるってことは、それだけで、とってもすごいことなんだよ〜。」

おそらく、うちに向けて言った言葉ではなく、一般論で言ったんだろうけど‥。
「その場に、お友達と一緒にいられない子」、、ここにいます。
お友達と一緒に、楽しく遊びたくても、恐くて出来ない子、ここにひとり、苦しんでいます。
廊下をひとり走り回って、どうしたらいいのか解らなくて、ママの差し出す手さえ振り払って、「だぁーーー‥」「だぁーーーー!!‥」と、誰か助けてと叫び続けてる子がいます。。
ママはただただ、樹のあとをついてまわりながら、なんだか無性に悲しくなってきました。。泣

雪!! 2006,1,21
今日は朝から雪!!うちのあたりでも少し積もっていた。
スタッドレスタイヤに変えてあったので、家の周りをみんなでドライブ。一回りしてきた。
樹は雪の上を歩くのを嫌がり、パパに抱っこしてもらってたけど、車内では、ものめずらしそうに、降る雪をじーーーーっと見ていた。
見慣れたご近所の景色も、雪が降ると全然違って見えるよね。
車の中で寝ちゃうことが多い樹も、今日は(眠いはずの時間だったのに)寝なかった。よっぽど景色が面白かったのかな。

部屋に戻ってから、ふたりともお昼寝。‥というわけで、つかの間の今は、ママの時間♪ いっぱいねんねしてていいからね〜。ふたりとも〜!

樹の障害 2006,1,26
最近になって、「精神発達遅滞」を伴う「非定型自閉症」と診断された。
自閉の判定は難しく、3歳を過ぎないと診断ができないらしい。
で、3歳を過ぎて、診断がなされたというわけだ。
ちなみに「精神発達遅滞」と「非定型自閉症」とは別々のものらしい。

手術入院のあたりから、なんか変だな?と思ってて、いろいろ自分なりに調べて、おそらく自閉の類だろうと、その頃からそう思ってた。
で、周りにもそう言って、協力と理解を求めたけど‥パパ以外は信じてくれなかった。。

親が甘やかすから‥ もっと他の子と遊ばせたら?‥ 
大きい声や音に過敏なんだと言っても、慣れさせろと無理に大声で接したり‥
人や場所、物や音、行動、様々なものに制約(こだわり)があるので対応が難しいから、こうして欲しいと事前に言っても無視され、パニックを起こしそうになったり‥
こんな事をするとパニックを起こすから、やめてねと事前に細かく説明して念を押すと、「そんなことないよ!」とか「慣れさせる」とか言って、わざと樹にやらせて、パニック寸前になったり‥
その度に私は、樹を抱えて(樹の安心できる)自室に戻り、樹が落ち着くまで付き合うハメに‥何度なったことか。。
夜中に思い出したように飛び起きてパニックになる(フラッシュバック)こともあった。

1歳過ぎから2年よ?2年間ずーーーっと?み砕いて説明してきて、何度も何度も同じことを繰り返し、繰り返し。聞く気ないのか、私の言うことは信用出来ないのか、いくら話しても、私の育て方のせいだと。
私にだけならガマンすれば良いけど、初孫にひどい言葉を浴びせ、「うちの血筋にはこんなのいない!」とまで言われ、関わろうともしない。正直、この言葉は一生許せる気がしない。
パパから伝え聞く日常の話をご近所トークしてるから、周囲からはさぞかし面倒見が良いと思われてるだろう。抱っこすら2回しかしたことないのにね。(それも写真撮るためだけ)

樹が産まれてからギクシャクしてしまったけど、樹の障害がハッキリしてからは、この障害について、最近少しは新聞とかTVでやってると見聞きくらいはしてるみたい。
私の言うことは信じられなかったけど、医者の言うことで、ようやく障害の存在だけは信じる気になったのかも。

妹が産まれてから、ようやく少しづつ接してくるようになって、それと同時に樹を「見る」機会も増え
、それで少しでも樹のことを解ってくれたら・・。

こういうこと、本当は書きたくなかったけど、すぐ近くにいる人でさえ、こんな風に理解出来なかったってことを書きたかったんだ。
いくら説明しても、やっぱり実際に長く接してないとわかんないんだと思う。

まあうちはもともと私のことを良く思ってなくて、私への扱いヒドイんだけどね。初孫は別にして欲しかったよ・・。

そんなわけで、ママとしては、診断名がハッキリして、少し気が楽になった部分も、なきにしもあらず‥なんだよね。ものすごく複雑な気持ちなんだけどね。
見た目に普通に見えるだけに、逆にけっこうツライ思いをしてるママ、いっぱいいるんじゃないかな‥?
愚痴が長くなっちゃったので、このへんで。