山 陰 旅 行

平成17年6月14日(火)〜平成17年6月18日(土)

◎ 第1日 6月14日(火)

関越自動車道沼田ICを早朝4時半に出発し、上信越・長野・中央・
名神自動車道を経て彦根ICで降りる。「いろは松駐車場」へは時
間調整して正午前に着く。 

待ち構えていたように、彦根ボランティアガイドの「西村元愛さん」
が真っ赤なガイド服姿で近寄ってきた。

彦根城の歴史を車椅子を押していただきながらのガイドが始まる。

観光協会の隣り南側からの彦根城

熱心なボランティアガイドさん

彦根城は幕末安政の大獄で有名な
彦根藩主である大老井伊直弼の35
万石の居城て゜ある。

築城の由来は、上州の高崎三万石藩主・伊井直政が関ヶ原合戦で功を
あげ、1601年に徳川家康から近江・石田三成の旧領18万石の佐和山城を
与えられたが、落城した惨状のままで使えたものではなかった。

しかし、直政は合戦時に鉄砲傷が原因で死亡し、嫡男の直継が父の意志
を継いで築城にあたる。場所を変え、琵琶湖北東の金亀山を最適地として
築城を開始する。
次の藩主直孝までの20年の歳月をかけての大工事だった。

大工事の理由は家康
が信長・秀吉時代の
残影を徹底的に除去
しようという意図があ
った。
天守は大津の城から、
西の丸三重櫓は浅井
長政の小谷城から、
天秤櫓は豊臣秀吉の
長浜城から、太鼓門
は石田三成の佐和
山城から運んで移築
された。

佐和口多門櫓と中濠

埋木舎

井伊直弼が17歳から32歳までの
青年時代に過したところで、自ら
を生涯花咲くこともあるまいと埋
木舎と呼んだ。
 ここで、茶道、華道、禅、歌道、
武術などの研究に励んだ。

宿泊は「かんぽの宿彦根・身障者室」

◎ 第2日 6月13日(水)

宿泊は「かんぽの宿皆生・身障者室」

朝8時30分に「かんぽの宿・彦根」を出る。彦根ICから名神、中国自動車に乗り米子ICで降り、
米子西ICから
有料道路安来道路経由で足立美術館に向かう。午後2時頃到着する。

足立美術館
 
 アメリカの庭園雑誌
 が実施した日本庭園
 ランキング第1位に足
 立美術館が選ばれた。
 日本全国389箇所を
 訪れ調査した専門家
 が「見た人に感動を
 与える」と絶賛。
  

庭園日本一
 足立全康「庭園もまた一幅の絵画である」

迎賓の庭
 館内に入って最初に迎える庭

苔庭
 苔を主体とした京風の庭

白砂青松庭
 横山大観の名作「白砂青松」をイメージして造られた庭

寿立庵

亀鶴の滝

枯山水庭

  自然との調和が美しい
  足立美術館の主庭。

日没から夜10時まで「とっとり花回廊」でムーンライトフラワーガーデンが開催されているというので、
夕食後7時に出かける。ところが着いてみると門が閉ざされていてヒッソリとしていた。
せっかく遠くから来たのだから奥まで入っていくと20代の青年が出てきた。土日の曜日だけの開催と
いうことだった。

青年に群馬から来たと話すと電燈を
点けてくれて、一番奥の東館の「原
種のゆり会場」まで懐中電灯で案内
してくれた。
青年は学生のとき、この花回廊に来
て、ここで働きたいと願ったことが
実現出来たことを話してくれた。


マドンナリリー

タケシマユリ

サクユリ

ウケユリ

ヤマユリ

マドンナリリー

夜8時を回ると水辺の源氏蛍が
乱舞する幻想的な静かなところ
まで案内してくれた。ありがとう。