● 棚橋家

棚橋家…広島県倉橋島（クラハシジマ）で牡蠣の養殖業を営む。棚橋勇は長男だが、大学進学時に家を出る。家業は妹婿が引き継いでいる。ちなみに尾道市には棚橋の遠い親戚にあたる人間が代表をつとめる棚橋組という組織が存在するが、極道とは無関係で、堅気の真っ当な土建業である。 棚橋美江（タナハシ・ミエ）…31歳。棚橋勇の元妻。勇人命名の際、一番頭を捻ったのは彼女。勇人が2歳の時に離婚（というか美江が勇人を連れて勇の元を飛び出す。原因は棚橋勇の訳の分からん性格によると思われる）。今も棚橋姓を名乗るが、旧姓は高橋（音にすると余り違いがない）。棚橋と同郷で同級生。棚橋は月給の半分を勇人の養育費として送金。 棚橋勇人（タナハシ・ハヤト）…5歳。棚橋勇の実子。何を考えたのか棚橋（勇）が自らの「勇」と、友人である江間明人の「人」の字を貰って命名。棚橋とはあまり似ていない。現在幼稚園年長。棚橋とはちょいちょい会っているらしい。横浜市出身。 棚橋勇一（タナハシ・ユウイチ）…棚橋勇の父。牡蠣養殖業者。棚橋勇曰く「マニアな父」。 棚橋のり子（タナハシ・ノリコ）…棚橋勇の母（？）。似ているのは顔だけじゃない。 海田凛（カイタ・リン）…29歳。旧姓棚橋。棚橋勇の妹。現在実家にて両親と夫婦が同居中。 海田彰（カイタ・アキラ）…33歳。凛の夫で棚橋勇の義弟にあたるが、年上。しかも中学時代の柔道部の先輩である。