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 猫も杓子も出かけるから当然渋滞となる。そこで早朝4時半の出発。があ…お母さんは珍しく寝坊するし、徹夜明けのお父さんはのんびりお握りを作ってるわで、5時過ぎてしまった。
 とにかく例によってお母さんの運転する車に乗り込んだ。

助手席のくろ

 中央高速を避け、関越回りとしたはいいが、和光で事故渋滞。埼玉県を脱出するのに3時間余り、最初の立ち寄り先である荒船山に着いたのは1時。くたくただあ。
 長野のネネちゃんと、デートの約束しないでよかった。さすがのお母さんも、長野の山野草フェスティバル行きは諦めてしもうた。
 なぜ群馬県境のここに来るかといえば、別荘用地があるからだ。

隣の別荘

 これがうちの別荘さ。って言いたいところだけど、これは隣の家。うちの場所は、相変わらず単なる雑木林。だれか買ってやってくれえ。浅間山も見えて、見晴らしはいいぞお。ドッグフード10年分でどうだ!
 ここのおばちゃんが、一滴も水を使っていないシーズンに、水道料が1万7千だったと憤慨してた。その上味も最悪で飲めたものではないとか。ぼくに言われてもなあ。
 暑いので愚痴は適当に聞き流して、笹の中に涼を求めた。こういうとこは山ダニの宝庫なのだが、フロントラインをまとったぼくはへっちゃらなのさ。

藪の中

 ビスケット3枚で英気を養ってから、白樺湖に向かった。その途中、うつらうつらしていたお父さんが「ちょっと待った!」って声を上げた。何だと思ったらでっかい桜があったのだ。

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