お母さんたちは忙しそうなので、散歩代わりにぶらぶら場内を見て回ることにした。
 大小様々なワンが、いるはいるは。蚤の市ではなく犬の市みたい。市には犬が似合う。猫は招き猫でも様にならない。
 売り出し中の犬はぼくだけだった。そしてどんな品物より一番高かった。


ママの手作り首輪売りのお手伝い犬は美犬だった。
彼女はぼくを気に入ったようだった。
パパもママもぼくのことを大人しくていい子だといってくれた。
何か買ってあげようと思ったが胴輪はなかった。残念。

マテしていたが、何ももらえなかった。

車の中で店番している横着な奴。

会った中ではこいつがベストわん!

ボーダーコリーがいた。
誰にでも愛想よく言われるままにお手をしていた。
「偉いわねえ」「賢いわねえ」と誉められていた。
そんなの、えらかないやい!
しかし、悔しいかな、確かに利口そうではあった。

な、なんだよー。
駆け寄ってきていきなりお尻に回るとは。
お〜い、飼い主はいないのかあ。