またまたそうこうしているうちに競技が始まった。

行儀よく並んで観戦している子もいれば・・・

「まて」看板のところで動けず、「見られないよー」とアヘアヘしている子もいた。
ぼくは女子中型犬の予選で、まず200m走った。

「予選なんだから楽に行こう」と言ってたくせに、走り出すと姉ちゃんは本気出すんだから困る。

スロースタートしたが中盤で3匹抜いて、ちゃんと3位に入賞した。
代々木の自転車パレードに参加するので本戦に出場する時間がないからと、4位の子に出場権を譲ることになった。
本戦の400mを走らずに済んで幸いだったが、出ればまた3位はいけたかと思うとちょっぴり心残りだった。

男子大型犬のグループはいつ見ても迫力満点だ。ドッグマラソン大会の華だね。
今度生まれ変わったら大型犬になろう。あ、でも伴走者が・・・ぼそぼそ
お昼を食べて(ぼくは10粒だぜ!)さらにパン食いをするというから驚きだ。


ぼくもアンパンにあずかろうと台湾少女と参加したが、「甘いものはあんあたに毒」とかいって何ももらえなかった。
我が家としてのメーンイベント、シニアグループ200mはなかなかのレース展開だった。
だが、カメラマンがドジで再現できないのが残念だ。
スタートはみんなに譲って意識的に遅く出た。
今回のテーマは「記録より記憶を」だから、中盤で5、6位の位置にいてもしゃかりきになることはなかった。
「これがぼくにとって最後のレースかなあ」と感慨深く軽く流して走っていると、先行している二頭が取っ組み合いを始めた。
巻き込まれるのを嫌って大外に出た。ここらが経験者のテクニックというものだ。
「ん?」
二頭がいなくなったら、前がよく見える。こりゃちょっとがんばれば入賞しちゃうじゃないか。
出場することに意義がある、なんて言葉はこのとき消えた。
ゴー! ゴー! の掛け声に励まされ疾走した。
ずんずん抜いて、気がつけばゴールが目の前。
先頭には追いつけなかったがこれで準優勝・・・と、「待て待て」の声。
はぁ〜?
立ち止まった隙に後ろの子が先にゴールしちゃった。結果、三着。

下の画像は少々説明がいる。
お父さんが「ゴール直前で何で止まるの!」とお母さんに詰め寄られているところだ。

なになに? ふむふむ…な〜るほどぉ。
準優勝のミニタオルより三位のTシャツが欲しかったんだってさ。
でも「Tシャツなんか。くろちゃんの名誉がかかってるのに!」とお母さんの怒りは収まらなかった。
苦労して手に入れたそのTシャツだが、笑ってしまった。
USA規格のLサイズで、ゴールデンリトリーバが着てもダブダブの代物。
「これならやっぱりミニタオルにしておくんだった」と悔しがってたが後の祭りだ。
ところで、一緒にもらったおやつはぼくのもんだから当然くれると思っていたら、ローカロリーのシニアタイプじゃないからだめだという。
おい、そりゃないだろう。頭に来て、やけ水を飲んで寝ることにした。