妙法いろは
い 家の者 和合してこそ 信心者
ろ 論ずるな 佛を念じ 悪魔去る
は 花開く 春を楽しむ 梅の花
に 憎まれし 時ぞ尽くせよ 真実を
ほ 法の者 進む道徳 信力ぞ
へ 平等に 共に協力し 進む者
と 共に行く 宝の山へ 働きに
ち 智慧の者 迷いし人を 善き道え
り 良薬 経本此に 留め置く
ぬ 盗人の 直す薬は 信心よ
る 留守役目 宝を守れ 真実に
を 惜しむなよ 出るべき宝 留め置く
わ 我解して 身の徒を 嘆く時
か 神様は 欲は無いぞよ 我の欲
よ 善き事を 人に尽くせよ 身の為ぞ
た 頼まれし 任務をはたせ 人の道
れ 恋慕に より我此に 法を説く
そ 僧侶は 善き道を説く 法の友
つ 罪な事 共にするなよ 悪心を
ね 妬む者 無智の心ぞ 愍れなる
な 何事も 我身の修行 後の為
ら 楽願い 苦悩を抱く 我が心
む 虫起こす 共に泣くぞよ 親心
う 甘い口 乗るな迷うな よく悟れ
ゐ 何時来ても 同じ心ぞ 佛様
の 農業は 国の為ぞよ 働けよ
お 恩を受け 仇に思うな 真心よ
く 国の為 守れ我らで この国を
や 山に入り 苦悩を除く 我修業
ま まめまめと よく働けよ 福来たり
け 今日も善 明日も功徳ぞ 我の為
ふ ふと思い 我も行きます 寺詣り
こ 子供よく 学べ学問 善き人に
え 笑顔にて 迎えし人を 喜ばせ
て 手を取りて 兄弟共に 神詣り
あ 有り難き 佛の慈悲ぞ 受けし恩
さ 覚りても 教えを破る 皆の者
き 今日も欲 明日も欲なり 苦の心
ゆ 夢を見て 思い出させる 親の事
め 目耳口 世間の悪を 話すなよ
み 磨く玉 鏡の如く 我が心
し 神佛に 真心こめて 礼拝す
ゑ 恵比須様 何時もにこにこ 福授け
ひ 東より 昇る朝日に 手を合わす
も 盛り上がる 法の功徳ぞ 威力なり
せ 先生の 教えを守る 親も子も
す 進み行く 真の家に 宝あり
ん 運の人 何時も有りぞと 身をくずす
妙法一切法 昭和十四年三月二十五日開眼
元法院日正