山北町を始めとした岩船地域は、古くから新潟県随一の木材生産地として県内外に知られており、林業・木材関連を産業としてきた地域でもあります。
しかし、岩船地域には、原木や製品の流通基地がなく又、近年では外材の輸入攻勢、特に山元では伐採後の放置森林が見られる等憂慮すべき事態となっています。
この様な状況を打開するため、「生産コストの低減と生産流通規模の拡大」「付加価値加工の充実による安定生産体制の確立」に向けて、地元のみならず新潟市場圏、県外にも住宅資材を供給する「総合型住宅資材供給基地」を設立し、「川上から川下にいたる一貫した生産・加工・流通体制づくり」の一環として、地元材の安定供給体制の確立や林業者等の就労安定、木材需要の拡大を図ることにより、地域林業・木材産業の振興と山村地域の活性化に取り組んでいます。