古代中国の自然哲学とは?

Q.<古代中国哲学>とは何ですか?

A. 古代中国を起源とする、自然観察から得た知識を体系化させて発生した哲学理論のことで、 思想・宗教・文化・政治・医学などの規範として厳守され、 現在に至ってもなお中国儒教道教文化圏において継承されており、その哲学は多方面に影響を与え続けています。

Q.<どのような哲学理論があるのですか?

主な理論としては、この世界を構成する要素について論ずる=<気> ・その<気>の性質変化を論ずる=<陰陽> ・その<気>・<陰陽>をカテゴリー別に五つのエレメントに分類する=<五行> ・世界を天・地・人に分類して関係性を論ずる=<三才> ・諸現象を八卦によって分析予測する=<易> ・時間や空間の尺度について論ずる=<>干支 ・前記の理論を総合して現象を分析予測する=<運気>などがあります。

Q.特徴的な世界観は何ですか?

まず第1に、地上の森羅万象の全ては、天の法則に準拠しているという点が挙げられます。
ですから、人も天地自然も同じ法則性に準拠しているので、両者を対峙させ同一視し、天地自然を<大宇宙>人を「小宇宙と並び称し、その双方間で<気>を呼吸することで生命活動が維持されているとしています。

次に、物の見方が相対的で複層的な点が挙げられます。
どういうことかというと、 例えば、一般的に過ごしやすいとされる絶対値であるセ氏気温20度であっても、厳冬では暑さとして、盛夏では寒さとして感じるように、条件によって現実感覚が異なるという相対的視点でものを見る点・ 日中を陽・夜間を陰、朝から昼を陽・昼から夕を陰というように条件というスケールを替えることで階層構造的なものの見方をしている点が挙げられます。

次に、現実世界を<時間>と<空間>という要素に2分してとらえ、 その中で森羅万象は、常に周期的な波動変化を起こしており、 固定した<点>のものの見方ではなく、常に盛衰変化する線や面のものの見方でとらえています。

他にも、<>無為自然・<医食同源>・<心身一如>など数多くありますが、以後のQ&Aの中で随時説明してゆくことにします。


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