旅行写真03

 

 

 

 

 

1997年 1月 

パ リ 

 

スイスを発車した列車はだだっ広い農村地帯をいつまでも走り続けた。時速三百キロというから、かなり揺れる。

十一時近くになって、どんより曇っていた空の一端から陽がさしてきて、さっと虹がかかった。

これはフランスの虹にちがいない。やがてトンネルを二つ越える。もうそこは晴天だった。

まだまだと思っていたら十一時十分、パリ市内のリオン駅に到着する。

新幹線のパリ終着駅、リオン

 

 

ノートルダム寺院の前の広場でバスを降り、現在表構えの一部が修理中のその前に立つと、

五年前娘を伴って訪れた時のことが思い浮かぶ。

内部のあの北側のステンドグラスの素晴しさは変わらなかった。

 

ノートルダム寺院

 

 

そのあと、セーヌ川の河畔を通り、ルーブル、コンコルド広場、シャンゼリゼ、凱旋門、エッフエル塔と見て廻った。

セーヌ川沿いのオルセー美術館