2009〜2010年(樹・6歳〜7歳)

お料理

意識したこと:手の触覚過敏、家事お手伝い。

お米を研ぐ動作は、出来るだけ 掌を使うようにしています。
もともと 水に触ることは好きなので、喜んで ほぼ毎日やっています。
ひとりで全工程をこなすことが 最終的な目標です。
炊飯器から内釜を取り出す。
お米を入れる。(練習中)
(1と2は画像なし)

3.お米を研ぎます。

4.お米を流さないよう、慎重に
水を取り替えます。
5.炊飯器に入れます。

6.フタを閉めて・・
7.「炊飯」スイッチを押す。

お料理

写真が撮れませんでしたが、レンジでチンして作るカンタンケーキを作ってみました。
ボウルに粉を入れる、卵を割る、あらかじめ軽量カップに入れておいた牛乳をボウルに入れる、泡たて器で混ぜる、レンジに入れる、ボタンを押す。といったような工程を、介助しながら手伝わせます。
レンジの中で膨らむケーキに興味津々でした。

おはし
意識したこと:感覚(触覚)過敏・手先の細かい操作・目と手の協応
柔らかいスポンジを適当な大きさにカット。

台所用スポンジを使いました。

「エジソンのおはし」を使い、スポンジ
を、器から別の器へ 移し変えます。

はさんだものを離す時の動作が難しいようです。

↑箸を握れている状態

↑指先が広がり、伸びきってきたら、集中力切れと判断して練習を終わります。
←慣れてきたら、中身や 器を小さくしたり、難易度を少しづつ上げます。

←小さな「綿球」を使いました。(薬局に売っています)


はさみ
意識したこと:感覚過敏、指先の繊細な操作、目と手の協応、両手を同時に使う

1回切りさせてみました。

まだ はさみをしっかり持てていな
いので、連続切りは出来ません。

この後、「はさみを使った療育」に関しては、後に通う療育先で
事例発表をさせていただく機会がありました。

シール貼り

指先の繊細な操作。色のマッチング。絵の上下をよく見て理解する。
雑誌の付録。
いろいろなキャラクターの 背景色ごとに色分けしながら 貼っていきます。

まずは シールを台紙から はがす。
指先をうまく操作しないと、なかなか台紙から はがせません。
シールの絵をよく見て、上下を確認。
上下の確認が出来ても、正確に貼る操作はまだ少し難しいようです。

←うまく動かせない人差し指は、細かい操作の時は、浮いています。

雑誌の付録には、意外と使えるものがあります。
現在7歳の樹の場合は、対象年齢3〜4歳用の教材が、ちょうど良いようです。

←これは某社のDMのおまけ教材。
男の子に衣服シールを貼る、着せ替え人形のようなものです。
難しいと思ったけど、ちゃんと自分でこんなふうに貼れました。


プットイン

パスタケースに穴を開けました。

入れるには、少し力が要ります。

安定した形ではないので、
ケースを支える必要があります。

ランチケースと同じ形の蓋なので、開閉も練習中です。


2段階の操作
これは、本人が考えて始めた遊びです。手で運ぶのではなく、何かに物を乗せて運ぶという動きは、バランスや力の入れ具合、落ちないようにしっかり見ることなど、様々な要素があります。

「うちわ」の上に、花の形のビーズを一個、乗せています。

ビーズを乗せたまま、落とさないようにうちわを持ち上げて、小さな器に入れます。


ミニカー遊び
意識したこと:創造力。イメージする。
ここでも活躍するのは、牛乳の紙パック。
建物のようにいくつかを配置し、小さな町を作ります。
トンネルも作りました。
スクールバスのミニカーが、トンネルをくぐります。
ギリギリです。
樹:「トンネルに、入りまーす。」
注意深く、通すことが出来ました。
樹:「トンネルから、出た〜」」
狭い路地にもトンネルがあります。

自分で箱を動かしたりも していました。


引き戸のレールを、線路に見立てて遊んでいました。
樹:「カンカンカン・・(踏切?)
ガタンゴトーン。電車が通りま〜す。」

好きなものは イメージしやすい、ということがよくわかります。