2005-08-02(Tue)
◆ヒムロ
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★牧野修「忌まわしい匣(はこ)」 オムニバス?グロホラーとSFホラーの短編集。濃いです。どこを取っても。私はSFホラーって良さが分からんので、面白かったのは一編目「おもひで女」、最終編「我ハ一塊ノ肉塊ナリ」。前者はゴシックな正体不明系バッドエンドなホラー、後者はグロ系爽快ホラー。むしろ、前者は牧野氏にしては珍しくまともな作品だったような。グロくないし。
旧字体&仮名遣いで死にそうだったサロメもようやく読めました。こういう話だったのね。呆気ない幕切れだっだけど、ドリアングレイもそういえば呆気なかったと言えばそうなような。なにぶん10歳頃の記憶なので危うい。(いっそ読み直せ)
原稿用紙と表紙が待ってるので戻ります。
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8/4追記(大した記事じゃないので) ★3日4日の2日間で大石作品読み倒しました。「呪怨」「オールド・ボーイ」「死者の体温」。今読んでるのは「殺人勤務医」。 読み倒して分かったのは、この人、芸風一つしかねえな。ということでした。死者の体温も殺人勤務医も湘南人肉医とかわんねぇじゃねえかって言うか同じ文章が使いまわされていますよコピペかい。文章は分かりやすく読みやすいので読み進めるのは速いんですけどね。 ちょっと違うなーと思って読んでたら映画のノベライズだったりするのですよ。頼むよ。担当が泣くよ?「先生、またこのネタですか」って。
今度は牧野のアロマパラノイド探そうと思います。もうそろそろ手持ちの本が尽きそう… | | |