雑 記 帳

日々の生活やプレイ中のゲームについての呟きなど。
※今後ヒムロが書き込むことはありません。


2005-07-18(Mon)  連休は◆ヒムロ
 連休は文を書き散らしたり昼過ぎまで寝てみたりチャットして夜明かししてみたりして、あまり本が読めませんでした。パソコンデスクの上に12冊角ホはじめホラー小説を積んでます。
★平山夢明「異常快楽殺人」
 世界の著名な快楽殺人犯のドキュメンタリー。カニバリズムの表現、人体破壊が多く含まれるので、想像力が豊かかつグロ画像に慣れていない方は手にされないほうがいいかと。私は大変面白く読ませて頂きました。異常な殺人を犯した犯人たちのバックボーンとその心理を知るのはとても勉強になったと思いますし、これからに活かして行けるかしらと思っています。チカチーロとヘンリー・ルーカス、ゲインの話は特に面白かったです。

 何でホラーばっかり読むのと家族に聞かれます。ホラーが、一番書き手の力量を見るのに適しているからです。モチーフやネタの独創性、文の構成力、演出、どれもが必要になるのがホラーだと思っています。ミステリは考えながら読んでしまうのでそちらに気を取られがちになってしまうのですよ私の場合。本当に実力のある書き手になりたいなあと思っているのであります。

 私の場合、文中のモチーフは大抵一つではありません。有名どころを一つと、小ネタとして色々引っ張ってきてます。全部知ってる方なら、にやりとするところ大きいのでしょうが、残念ながら全てメジャーというわけではないので、ワケ分からんわーと思われる方も多いと思います。そういう方にはすみませんと言う他ないのですが。知ってる方には、にまっとしていただくと嬉しいです。
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2005-07-17(Sun)  ◆ヒムロ
雪見大福、近頃あずきの期間限定品が出てて、ノーマルが出てないのですね。しゃーないからあずきの食ったけども…やっぱり普通のが良いなあ。8月にはいると各コンビニ、アイスはクリーム系でなく氷系に全面的にシフトしてしまうので今ならと思ったんですが。…そっか、限定か…


 ディスプレイに横線が入って見難くて仕方なかったのですが、今日父に教えてもらって、それが機械的欠陥だったのが分かりました。近々修理に出すということで、ここのでの呟きすらも出来なくなりそうです。ぴたっと出なくなったら、修理中だと思ってください。
 フォームメールはケータイに転送されてますので、お急ぎの方はそちらを御利用下さい。
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2005-07-16(Sat)  WJ33号■在処
ん…まぁ

ん…(←)まぁ

ん…(←ここ)まぁ

ん…(←ここが重要です)まぁ


これ以上私を萌えさせてどうするつもりだコラ。
何あの指!何あの目つき!何あの意味深でいて意味なんかなさそうな三点リーダ!!
老け顔15歳のたった1コマにありえないくらい挙動不審になってるようじゃ、アップでグラサン外された日にゃ死ぬな。確実に。
ぺたんこになってたり「コク」なんてあざとい頷き方したり、さほど目立つ回じゃないのに満遍なくカワイイ三兄弟、なんか得した気分。

陸に追いつけそうで追いつけない今、セナはすごくわくわくしてるんだろうと思う。目の前のことで頭がいっぱいだから自分で気づいてはいないだろうけど。
どこまでもビビリなのにどこまでも前向きなセナ様が大好きです。

あ、キッドの髪に塗り忘れ発見。背後霊みたい。
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2005-07-16(Sat)  うまーい!!◆ヒムロ
 ウチの近くを走る国道は、ここ最近ラーメン激戦区です。5月あたりに出来た新しいとこに今日母と行ったんですが、安いくせに旨い。鰹出汁のスープ!太麺はつるつるシコシコ!チャーシューも味が濃い!!今度はつけ麺にしよう。

★和田はつ子「多重人格殺人(サイコキラー)」
 タイトル負け。としか…えー、えーっと…褒めるとこが出てこない…サイコじゃないし怖くない…しかもそんなに面白くない…酷評かもしれませんが。何だー、大石の直後に読んだのが悪かったってのか?楽しみにしてた分の反動?ハズレの吉村作品よりはましだけど、当たった時の吉村作品よりは明らかに劣る感じ。和田作品の当たりなんかあったら誰か教えてつかあさい…このままじゃ和田を蔑視したままになっちゃうよ。

 牧野修と平山夢明を大量入荷したので、それ読んで気を取り直します。


 ハイペースですが女体どぞー。


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(side=戸叶)

 朝起きて、朝練に行く用意をする。いつもなら十文字も着替えてノートとシャーペンだけ持って出てくる(する事ないから勉強しているらしい)のだが、今日は家に居ると言った。
 みんなの練習見ているだけ、というのは辛いのかもしれない。鍵は前から渡していたから、戸締りは心配ないだろう。ちゃんと飯は食えよと言うと、やる気なさそうに頷く。
「とがの」
 細い手が伸びて俺の耳に触れた。切なそうな目で俺を見る、親父に囲われていた時みたいな目だ。
「…休もうか?」
 十文字は無言で首を振った。
「昼に少し出て、布団買ってくるから」
「無理な買い物すんなよ」
「うん」
 戸を閉める前に振り返って言った、「行ってきます」、そうすると十文字が少し首を傾げて「行ってらっしゃい」と言った。

 もう随分と十文字には触れていない。キスもしていない。途中で止められる自信がないからだ。それは黒木も同じで、胸にちょっかいをかける割には手にすら触れようとしない。十文字もそれに気付いているんだろう。
「トガー、十文字は?」
「今日は家に居るってさ」
 プロテクターを着けるのももう慣れた、黒木だって前は中々止め具が止まらなくてモタモタしていたが今では手慣れたものだ。
「十文字君休みなの?体の調子悪いの?」
 マネが心配そうに言う。
「いや、もう大丈夫そうだったけど」
 俺のほうが大丈夫じゃないかも、昨日は仕方なく毛布をあるだけ十文字に譲って自分は床で寝てたから、どうも節々が痛い。今日奴が布団買って来てくれれば、また布団で寝れるけど。


(side=十文字)

 もう腹は痛くない。昨日のぺたんこのサンダルを出して突っかけ、ちゃんと戸締りを確認して外へ出た。戸叶はちゃんとメシ食えよって言ったけど、食欲はない。果物なら食えそうだと思ったけど戸叶の部屋にはそんなものは何もないし。
 ポケットに財布とケータイを捩じ込んで階段を下りる。大家さんと会ってしまったのでおはようございますと頭を下げた。戸叶がいつも連れ込んでた友達の一人とは思ってないのだろう、不審気な顔で一礼し、初老の女はさっと自宅へ入ってしまう。今日辺り戸叶は何か言われるのかもしれない。まだ若いのに女の子連れ込んでどうするつもり?戸叶は返答に困るだろう。
 ブラブラ駅に向かって歩く。朝練は終わった時間だ、遅刻気味な泥門の制服がバタバタと横をすり抜けていく。泥門の商店街が開くのは何時だっけ、俺はそんな事だって知らない。今は学校にだって居場所はない。戸叶の狭いアパートか、学校なら暑苦しい部室か。親父は心配してんのかな。カードの記録は残っていくだろうから、とりあえず俺が生きている事は伝わっているだろう。捜索届でも出して必死こいて探してるのか、どこへでも行けばいいと思っているのか。後者はないだろう。
 駅前のコーヒーショップからはローストされたコーヒーのいい匂いが漂ってきていた。でも今はコーヒーって気分じゃないんだよな。どっか喫茶店が開いてれば、モーニングでも頼もうか。スーパーでリンゴを買ったところで、俺には剥けない。缶詰めは吐き気がするし、バナナはもそもそするから嫌いだ。
 キャミはやめればよかった。俺の胸ではその上まで谷間になっちまう。そう、俺の胸だ。割に大きいマネのでも、洗濯板の鈴音のでもない。つい一週間前まではちゃんと制服を着て学校に行って、赤いユニフォームを着て戸叶や黒木や小結のチビや栗田とマシーンに向かって一緒にタックル練習をしてた、男だったはずの俺の胸だ。見るたびに不思議で、情けなくなる。でも黒木は嬉しそうにこれに触るし、戸叶も一度だけ触った。自分では触ろうが揉もうが何にも楽しくない。
 グレープフルーツ、それもピングレが食べたい。サラダバーとか、どっかにあったらいいんだけどな。
 財布ごとカードの定期を通して電車に乗る。実はこの定期は滅多に使わない。一駅くらい戸叶と一緒に歩けばすぐだ。電車に乗れば、男どもの好奇の目と、女どもの嫉妬のような目に晒される。誰か側に男でもいればまだましなんだろうけど。生憎皆真面目だから、この時間は、そろそろ一限目?お前ら学校行けよ、普通に行けるんだから。蹴ったろかこの緑のジャケット。
「奥さん、おすわんなさいな」
 人の良さそうなおばさんが席を譲ろうと立った。
「…いや、いっすよ、すぐ降りますから」
「いえいえ、大変でしょ?」
 お乳張っちゃって、囁くように言われてやっと分かった。妊婦だと思われてんだ。ウシチチで悪かったな。ついでに言うと腰周りと太もももちょっと太めだ。やな言い方するとムチムチだ。金輪際誰にもこの言い方はしない。言われると傷付くのが分かった。
「…もう降りますから」
 アナウンスが泥門と告げたのをきっかけに、俺はさっとそこを離れた。
 駅を出て、学校に行く訳でもなくまたブラブラ歩く。完全に遅刻しているのに俺と同じ歩調で歩いている奴も居る。集団登校の小学生はもう居ない。中学生が全速力で走り抜けていった。まあ間に合わなくても、その努力は認めてもらえるんじゃないか?
 布団屋って何時に開くんだろう。てかどこがそうなんだ。買っても持って帰るわけに行かないよなあ、てか不可能だろ。ふらふら歩いているうちに学校の前まで来てしまった。校門はもう閉まっていて、溝六のオッサンが掃き掃除をしている。気が付いて手を上げた。
「お前今日は来ないって戸叶が言ってたのに」
「来たら悪いわけ」
「悪かァないが、もう中に入れてやれねえぞ?誰に見つかるか分かったもんじゃねェ」
「んじゃこの辺の布団屋教えて」
「そんなん買うんかお前」
「うん」
 テキトーに商店街歩けばあんじゃねえのかとオッサンは言った。オッサンの生活に布団屋は関係ないからなあ。学校住み込み。オッサンは学校とデビルバッツが居場所だ。
「持って帰れそうにないんだけど」
「バッカだなお前、配送くらいしてもらえるだろ」
「そうなん?」
「噂には聞いてたがお前ほんとに箱入りのお坊ちゃんだったんだな…」
「今はお嬢さんです」
「あー、いいいい、自爆しなくても。ほれ、これやるから」
 コロンと、メロン味の大玉キャンディ。何でこんな酔っ払いのオッサンが可愛らしく飴なんか持ってんだ?貰っとくけど。
「早くアメフトしたい」
 ぽつっと言うと、オッサンは中途半端に笑った。
「こんな胸じゃ防具付けれねー、こんな腕じゃラインもたねーし、こんな足腰じゃタックルだってできねー」
「十文字」
 分かってるよ、愚痴なんか言ったって解決しないなんて。
「オッサン、布団屋って開くの何時?」
 メロンの大玉キャンディを口に放り込む。甘ったるいが、何も食べてなかった体にはちょうどいい。
「十時くらいじゃねえか。商店ってのは大体そのくらいに開くもんだ」
「ふーん」
 どっかの喫茶店でそれまで時間潰して、布団屋行って、ああそうだあそこにも寄ろう。今の時間なら喫茶店じゃなくてもマックが開いてるか。
「じゃ、皆にヨロシク」
 オッサンが別れ際、「痴漢に気ィつけてな」と言った。はーい、殴り殺さないように気を付けますよ。


(side=戸叶)

 帰ると、十文字が買ってきた布団はパックに入ったままに、どっかから買ってきたのか、桃を食っていた。俺の分がない辺りコイツらしいと言うか、誰も十文字に飯を作る能力とか期待してないけど。
「とがの、飯は食ってきた?」
「コンビニの弁当買ってきたけど」
 買ってきたけど、十文字はいらなそうだな。
「なあ、戸叶」
「うん?」
 買ったカツ丼をレンジに入れる。麻婆丼は冷蔵庫に。明日の朝食えばいいや。
「女ってさあ、メンドくせー」
 生理あるし体弱いし。
「でも楽しいんだ、かわいー服着て、マニキュア塗って、髪長かったらくくったり染めたりパーマかけたりしてさ。女同士でケーキ食いに行ったりして、結構楽しいんだ」
「うん」
 何が言いたいんだろう。化粧品が欲しいとか言い出すんだろうか?まさか。
「それにさ、いくら好きだって言ったって、男同士じゃ子供は作れねーだろ。女は違うんだよな、好きな奴の子供産めるんだ、勿論好きじゃない奴の子供産まされる女だっていくらでも居るけど」
 レンジが鳴った。
「正直、迷ったよ」
 十文字が桃の皮をざらざらとなぞりながら言った。でももういい。
「十文字、お前…」
「戸叶、レンジできてるって」
「あ、ああ…」
「風呂、先入るからな」
 もういいって何だ。十文字は、本当に困ったことは絶対に言わない。言ってくれなきゃ俺にはどうしようもないが、黒木は野性の勘とも言えるそれで、十文字が言って欲しいことだけを探り当てる。肝心の、何を悩んでいたかは分からないままに、十文字は大抵納得し問題は決着する。
【黒木、十文字がうだうだ言ってる。なんか知らんがお前の出番っぽい】
 メールを送って、黒木を待つ間にさっさと食おう。カツ丼は、半分は食ったが残りは食う気になれずに冷蔵庫に仕舞った。



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 ほんとは、戸叶の語り部分を緑、十文字の語りをピンクにしたかったんですが、最初から戸叶がピンクで喋ってるから…もういいかなって…ライブラリに収録したら問答無用で黒になるんだし。
 ここで色を付けるのは、その文の持つ雰囲気を表すためと、後は私の遊び心です。
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2005-07-15(Fri)  もう少ししたら表に出せなくなります◆ヒムロ
視点は戸叶に返ります。
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 栗田の家に迎えに行くと、流石に寝すぎたのか、十文字はぽやんとした感じで出てきた。パーカーのファスナーを首まで閉めて、寺の面々にぺこりと頭を下げる。
「今日はお世話になりました、ありがとうございました」
 いやいや、と大柄な栗田の父親が手を振る。
「お役に立てて何より。今後、体調に気をつけなされよ娘さん」
 俺も頭を下げて十文字に手を伸ばす。伸ばされてどうしてバッグを持たせるんだ十文字。
「いこ十文字」
 黒木がチャリの後ろに誘導する。クッション代わりに体育のジャージを敷いているが十文字は無言で嫌な顔をした。それでも歩くのが嫌だから渋々乗る。つっても、そのまますーっと帰られたら俺が困るんだけどな。
「十文字?」
 栗田の親父が変な顔をした。栗田から俺たちの事を聞いていたのかもしれない。いつも一緒にいる男の子三人組、栗田らしく言えばこんな感じか。
 話がややこしくなるのが嫌なので、御迷惑おかけしましたと頭を下げてさっさと栗田邸を後にした。


 十文字は全く口を利かない。口を利くのも辛いほど生理痛が酷いのかと思ったが、家に帰って顔色を見る限りではそうでもない、朝よりはずっといい顔色だ。
「なんか食いたいのあるか?」
 ふるふると首を振る。
「十文字ー、やっぱまだしんどい?抜け殻みたいになっちゃって」
 デコ同士を合わせて黒木が言う。「別に熱とかじゃねーみたいだけどなー」
「…俺の、体さあ」
 やっと口を開いたかと思えば聞き取るのがやっとというくらいの死にかけた猫みたいな声を出す。
「生理になったってことはさ、排卵とか前からあったってことなんかな、そんでこの生理終わったらまた排卵すんのかな」
 日がな一日、そんなこと考えてたのか。
 十文字は両手で下腹部を包むようにしてうずくまった。
「痛いん?」
 黒木が十文字にかぶさるように抱き寄せる。十文字は答えない。
「…凄く、急激に変化してるんだ」
 十文字は黒木の肩口に顔を埋めた。
「もう痛くねえよ、だって血ィ止まったもん」
「止まったん?」
「うん、夕方くらいからナプキン要らなかった。そんでぽーっと体が熱くなって」
「テンパってんのかなお前の体」
 黒木が十文字の背中を優しく撫でる。違うよ黒木。その変化は、いわば早送りだ。
 もう十文字の体は、子供を作る準備をしている。

 黒木が帰ってから、十文字はぼーっとしている。インスタントのコーンスープはもう温いだろう。捨てるくらいなら俺が飲むけど。
「栗田んちでなんかあった?」
「庭、見せてもらった」
 ふうん、と俺は相槌を打つ。
「…そんだけ」
 ぶっきらぼうに言って、カーペットの床にころんと転がる。
「戸叶、布団は?」
「お前が朝汚してそれっきりだよ」
「…すまん」
「仕方ねえだろ」
「ベッド買おうか、キングサイズのダブルベッド」
「アホか、そんなん置いたらそれだけでこの部屋一杯だろ」
「…よめいりどーぐ」
「ハ?」
「戻れなかったらさあ、もらってよ戸叶」
「…そりゃ、黒木と相談しなきゃな」
 何か、十文字は隠している。そして何か凄く悩んでいる。軽口を叩くのはそういう癖だ。
「現実にどーすんの今日の寝るとこ」
「どーしような」
 いや、うん、ほんとにどーしよう。帰りに十文字の払いで布団屋によるつもりだったのをすっかり忘れていた。


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 そうか、井戸田さん夏風邪か、熱が出てフワフワか…あのやかましい、小さくせせこましく小動物のような井戸田さんが夏風邪でフワフワか…
 うっかり萌えてしまう…
(そして先週終わって今週帰ってきた「それいけ!オザワジー」…ちょ、やめ、受け身受け身って言うな…)
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