2006年02月の日記

花植え…

2006年2月28日(火) 【旧暦二月一日】 天候;曇り 気温6.5(午後1時20分) 



■今にも雨が降り出しそうな厚い雲に覆われています。
お昼を過ぎたところですが、まだ夜が明け切らないよう、暗くて、おまけに冷蔵庫なみの寒い一日になりそうです。

みなさまの地方はいかがでしょうか? お変わりはありませんか。

昨日から連泊のお客様があり、午前中片づけや夕食の下ごしらえをしながら、フキノトウの甘味噌和えを作っていました。

もう明日は3月。
フキノトウもかたい蕾(つぼみ)のままではいられず、どんどんのびて花を咲かはじめています。この後、花が咲いてしまうと食べられなくなるので、急いで採取し保存用に調理しました。

口にするとまず苦い。でも、しばらくするとよい香りとすっきりした清涼感がお腹の中から体全体に拡がります。これがたまらなく気持ちがよいです。



■写真は冬枯れた花壇に花を植える私のセルフポートレート。
額にしわを寄せて、なんだか冴えない顔をしています。
「When … nothing is going right (何もかもうまくいかない時)」と、キャロル・キングの歌が頭の中を流れます。

「さぁ元気を出して! 春だよ。花はきっと咲いてくれるよ」

歌はその後、いつでも駆けつけてくれる友達がいる、「You've got friend」という言葉で締めくくられます。

花苗を植えたばかりの花壇はまだ一面冬枯れていますが…。

2006年02月28日(火)   No.54 (ハーブ・野菜)

土の神様

2月20日(月) 【旧暦1月23日】 天候;小雨 気温6℃(午前11時55分現在)

■朝から冷たい小雨が降ったり、止んだりしています。15日に昼間の気温が20℃を越え、春を通り越してまるで初夏のような陽気がありました。でもその後また寒さがぶり返す。おまけに曇りや雨のぐずついた天気が続いています。

庭ではひとときの暖かさに誘われ動き始めたアジサイの新芽。ところが冬に逆戻りしてしまったので、止まってしまいました。早朝の寒さにやられて、ところどころ黒ずんで「霜焼け」も起こしています。見ると痛々しい感じです。

みなさまの地方は今日のお天気いかがでしょうか。寒暖の差が大きく、杉花粉も飛び始めたようです。

■20日ぶりの通信になっていまいました。
自宅の痛んだ床を張り替えるという改修工事が入っていて、ドタバタと落ち着かない毎日でした。

テーブルや食器棚やタンスや本箱や…といった生活道具の一切を、工事の進捗状況に合わせてあっちへ持っていったり、こっちへ動かしたり。家具や食器といった身近な生活道具は、実は心の一部になっています。その配置が変わるというのは、なんとも落ち着かないものですね。それをいいことにさぼっていました。

人間の心というのは、頭の中にイメージや考えとしてあるだけでなく、手足などの身体や発話を通して、体の外まで拡張しているのが特徴だといってよいでしょう。

車を運転できるのも、自動車の車体やメカニズムに心を広げて、まるで自分の手足のように感じて動かせるから可能なのだと思われます。

逆に、交通事故で体の一部を失った人が、そのことに慣れることがなかなかできないといわれるのも、心が体の一部(例えば腕)として広がっていたので、急に実際の腕がなくなっても、心としてあった腕はまだ感覚の中に残っているので、失われたことが実感できないということになります。

■私たち日本の文化では、心が体を通して周囲のモノや人や環境へ染み出すように拡がっていくというのは、わりと自然に理解されます。心とモノとは連続するんですね。

子供達が小さい頃に遊んだガラクタおもちゃやいたずら書きもいっぱい出てきました。「どうしようかねぇ、なかなか捨てられないねぇ」という思いも、そこにあの頃の子供たちの心が残っていると感じてしまうからでしょう。

■雨の降らない日は庭仕事をしています。いまは土づくり。花や野菜に肥料をやるだけではうまく育ちません。冬にたまった枯れ木や枯れ枝を焼いて草木灰を作り、花壇や畑に堆肥と一緒にすきこみます。そうすると「土の神様」は喜び、生き返ります。「土から生まれたモノは土へ返せ」ということでしょうか。

その後、今年は玄関前のアプローチの花壇にタイムやローズマリーの大株を植えました。連作障害(※)で、この場所にはしばらく植えられなかったのですが、今年は「土の神様」のご機嫌うかがいをしたので、花を咲かせてくれるでしょう。
きっと…。

2006年02月20日(月)   No.42 (お天気日記)

春よ来い、春よ来い…という気持ち

2006年2月2日(木曜) 【旧暦正月五日】 
天候:曇り後晴れ間が広がる 気温8℃(午前8時50分頃)

■写真は今朝6時40分頃、尾根道を上った丘の上から東側、相模湾の対岸に見える房総半島からのぼる朝日です。

地図にあるように、私たち北伊豆東海岸では日が昇る東方向は、三浦半島の先端とその背後に重なって見える房総半島 鋸山(のこぎりやま)周辺となります。

夜明け前はまだ厚い雲に覆われていました。それが、天と地、天と海のさかいにペーパーナイフで切れ目が入るようにして、今日の光がさしはじめました。



次の写真はそれから1時間ほどして。南側、真鶴半島と伊豆東海岸の風景です。大島も見え始め、雲が徐々に薄れて空から消えていくところ。
この文章を書き始めた9時には、もうすっかり青空は広がっています。

みなさまの地方、今日のお天気はいかがでしょうか。お変わりはありませんか。

■明日3日は節分、その翌日4日は立春。
現在の日本では新暦のお正月、新暦の七草、新暦の小正月、旧暦の正月、そして二十四節気にもとづく立春と、まぁ、「春がくるよね?」、「春になったはずだよね?」、「春だよね?」と何度も念をおすように、春の区切りを確認する「記念日」が続きます。

何度も「リセット・ボタン」をおしているようで。見方によれは「神経症的?」とでも言いたくなるほどです。

もう十分なはずなのに、何度手を洗っても汚れが落ちた気がしない、また手を洗い始める。

春が来るのは自然の営みであり、本当は人がどうこうできるものではない。
じっと成り行きを待っているしかない。でも我慢ができない。
「記念日」を作って、「春が来るよ」、「春がきたよ」と何度も確認しないと気が済まない。

「日本にはお祭りや行事や記念日が数え切れないほどあって驚いた!」、という人がいましたが、こういうのは日本人の気質をあらわしているのでしょう。

心理学で言えば、まるで「強迫神経症」的な体質です。
でも、これは日本人には珍しくありません。よくある気質として多くの人に観察されます。

たぶん春夏秋冬の四季に加え、その変わり目に早春の菜種梅雨、初夏の梅雨、初秋の秋霖(しゅうりん)、初冬の時雨(しぐれ)、おまけに夏から秋にかけての台風の襲来。
三日と同じ天気の続くことのない変わりやすい日本の気候風土が影響しているのだと思われます。
お祭りや年中行事を設定して、念には念をおしていないと秩序感覚がつかめなかったのかもしれません。

■1月31日、試験が終わりました。昨年四月から放送大学大学院で心理学の勉強をはじめました。その単位認定試験です。
後期は「臨床心理学特論」と「認知行動学」という科目でした。大学院レベルはやはり難しい。

テキストを読み込んだだけではだめで、主な心理学者や哲学者の著書にまで目を通して、じぶんなりにそれらの学説に対する評価ができていないと成果がでません。

ところが仕事をしながらでは、著書どころかテキストさえ読む時間を得るのは難しい。
また、学問の領域の「専門知」は、やはり現実生活の「実践知」とは大きくかけ離れています。

普段地を這うような生活をしている私たちには、あまりに迂遠…言葉や論理をもてあそぶだけで、「何の役に立つんだ?」という思いが沸いてきてしまいます。

それでも、夜机に向かってテキストを開き、「試験どうなるかなぁ?」と頭を抱えている姿は、中学生の子供達にはよい見本になるようです。

■わたしたち日本人のものの見方、感じ方を、日本列島の自然風土との関わりで理解してみたい、というのが勉強をはじめたきっかけです。

否応なく日本人である私たちには、日本の風土が影響を及ぼしていないはずはありません。

ところが、昭和30年代はじめ、高度成長時代がまさに開始された頃に生まれ、戦争で負けた農業国から世界有数の経済大国に突き進む中で育ち、今年50才を迎えるという私たちは、伝統的な日本の風土・習慣がまさに変容し崩れていくただ中で人生を過ごしてきました。
日本の風土の影響といっても、何かねじくれた形になっているに違いありません。

心と体、人と人との関係、あるいは周囲の状況とどう関わるか、ということについて、何かチグハグな感じを常におぼえて生きてきたような気がします。
これは私だけではなく、多くの人が感じていることではないかと思います。
生きるということは、このチグハグさを適当に誤魔化して、やり過ごしていくことだといっても過言ではありません。
でも、時にこの誤魔化しが効かなくなることがあります。
そんな時に、この「チグハグさ」に悩まされます。

そこで、何故「チグハグ」になるのかを考えてみることにしました。

■さて、足下にツバキの花が。昨夜の強い雨で落とされたのだと思います。


2006年02月02日(木)   No.41 (お天気日記)

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