8.その後

 昭和63年3月(62年度)区画整理事業工事のすべてを終えたことから、市は商店街協同組合と共催で、区画整理事業と商店街近代化事業の竣工祝賀式典を行なうことになった。(商店街近代化事業は昭和59年3月(58年度)には完成していたが、正式の完成式典は、区画整理事業の完成をまって市と共催で行なう事になっていた)式典は同年9月24日佐久グランドホテルで建設省係官をはじめ国会議員、県知事、県会議員、市長、市会議員のほか、関係者多数を招き盛大に行なわれた。(参会者約280名)
 席上、市からは建設大臣の表彰状(63.7.12付)が披露きれたほか区画整理事業に協力した人々に、商店街協同組合からは、勤続10年以上の組合役職員に、区画整理推進委員会からは、本式典のために多額な寄付をされた方々に、それぞれ感謝状と記念品が贈られた。また市では、これを記念してグリーンモールAブロック中央部に、同事業の経過と概要を記した記念碑(モニュメント)「ともだち」を建てたほか、Bブロックには記念木(シナノギ)1本を植樹した。なお当日は、朝から雨に降られたためグリーンモールで予定していたイベントなどは中止になった。
 区画整理事業が完工したことから、市は正式に換地指定を行ない、権利の表示を書き替えるための手続きを法務局に執った。この時点で区画整理区域内の住居表示は「丁目」制に改められ、今まで「佐久市大字中込oo番地」であったものが「佐久市中込oo丁日oo番地o」に変わることになった。
 その後、市は過小宅地で減歩されなかった人や、換地に当って面積に増減のあった人を対象に、清算金の徴収・交付事務に入っている。


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