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色紙、短冊の記録 その四 : …………… 【贈呈などの記録のため】

  色紙、短冊の記録 その一 贈呈などの記録のため
  色紙、短冊の記録 その二 贈呈などの記録のため
  色紙、短冊の記録 その三 贈呈などの記録のため
  色紙、短冊の記録 その四 贈呈などの記録のため


        01 モーゼの十戒
        02 私の祈り
        03 良寛
        04 学者如登山
        05 東照宮遺訓
        06 犬
        07 21世紀は世界動乱の時代
        08 母の歌
        09 下伊那の歌
        10 「神即自然」スピノザの根本思想
        11 目には青葉
           




01 色紙 モーゼの十戒

  1.主が唯一の神であること
  2.偶像を作ってはならないこと(偶像崇拝の禁止)
  3.神の名をみだりに唱えてはならないこと
  4.安息日を守ること
  5.父母を敬うこと
  6.殺人をしてはいけないこと(汝、殺す勿れ)
  7.姦淫をしてはいけないこと
  8.盗んではいけないこと(汝、盗む勿れ)
  9.隣人について偽証してはいけないこと
  10.隣人の財産をむさぼってはいけないこと

神とは自分の生命いのちを支えている細胞集団である、と私は考えています。 そして、生命の目当ては子孫を残すことであり、そのために快を求め生き生きと長生きすることにある、と私は考えています。

こうした結論に達したのは90才を過ぎての自分の生涯を貫くバックボーンだと確信することになったからです。

02 色紙 私の祈り

親指が治ってからか私は朝起きてから玄関を開けることにしました。 玄関のげた箱の上には、石灰石が長年の雨で溶けた痕跡が残り、その小さい石と植木鉢が2~3と父が手に入れた小さいお地蔵さまがあります。 玄関の錠をはずしてから、

   お地蔵さんおはようございます。
   わたしも命を大事にします。
   いのちは、いろいろの細胞により支えられ、
   その願いをうけて
   それぞれの生きものが生きています。
   わたしはその願い……いのちの伝承、子孫の繁栄……をうけて、
   悦を宗とし生きてまいります。

と口づさむのです。 うっかりしてきた自分への戒めとしています。 このお地蔵さまへの誓いは、歳をかさねてから行きついた気持です。

03 短冊 良寛

   裏を見せ 表を見せて 散るもみじ    良寛

04 短冊 学者如登山

   学者如登山     新渡戸稲造

05 色紙 東照宮遺訓

  人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず
  不自由を常と思えば不足なし。こころに望みおこらば困窮した
  る時を思い出すべし
  堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え
  勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる
  おのれを責めて人をせむるな
  及ばざるは過ぎたるよりまされり

06 色紙 犬   作詞作曲者不詳/文部省唱歌

   外へ出るとき とんで来て
   追っても追っても 付いて来る
   ポチはほんとに かわいいな

   内(うち)に帰ると 尾を振って
   袂(たもと)に縋(すが)って 嬉(うれ)しがる
   ポチはほんとに かわいいな

なんでこの歌が突拍子もなく頭に浮かんだのか? たぶんそれは人の心を一番理解する生きものだと感じたからだろうと思います。 動物は人の言葉を理解できないと勝手に思い込んでいるから、普段は気にも留めずに今まで暮らしてきました。

だが、警察犬の学習をしている小学生の放映を見ていたら、子供たちが興味をもって頭を撫で背筋をだいじそうにさすっている様子には、犬はちゃんと承知しているように見えたからです。 犬は一部始終を承知しているんではないのか?  “ポチはほんとに かわいいな” この歌の言葉が事情をそっくり表わしているんじゃないか。

パソコンで調べてみると、歌詞についても出てくるし、歌については YouTube でも紹介していた。

殊に次のサイトを見ると、この思いは間違いないと思いました。

   https://www.youtube.com/watch?v=mZCBiWkfsJY
     寝たきりの犬が飼い主に伝えたい想いとは・・・  視聴回数 2,842,311 回

「細胞レベルでは兄弟」の想いで「犬」の歌を普段に口ずさみたいものです。

07 色紙 21世紀は世界動乱の時代

   地球の温暖化 激しい気象の大変化
   ウイルスの猛反撃 新型コロナと変異コロナ
   核への恐怖 核攻撃と原子力発電
   政治集団の我がまま 相手の攻撃と話合い無視
   正義と良心の崩壊 庶民の心映えが窒息方向


こうした世界を取り巻く環境条件の大変化は、世界の大変化が必須の課題となってきた。 私の気持ちは踏みにじられ、戦いのもとで不安に慄(オノノ)く(戦慄の慄)幼児を抱える母子の姿、自由と民主主義・専制主義どちらも庶民を救う手立てがなくなっていく、穏やかな平和とは益々縁遠くなる世情、これらの様相は世界中の庶民の平和への希望うすれてきている。

グレタ少女の警鐘は世界中に響き渡り、人々の眠りをゆっくりと醒まし続けている。 ことに私は、民主主義という悪弊を隠しもつ言葉が大手をふって肩で風をきりながら進んでいく実態に、心の底から忌避の感情がわいてくるのです。 本来の民主主義は政治に悪用され、しかも庶民感情まで押し流すようなありさまに代わってしまいました。

いくつもの世界の動乱を何とかしなければならない。 対処方法を主張する意見も聞かれない。 学者の方々は象牙の塔でなく、まともな考えを勇気を出して主張してほしい。 どうしたらいいのでしょうか?

世界の動乱の言葉で検索してごらんなさい。 いろいろと参考になるはずです。

08 色紙 母の歌   野上弥生子作詞・下総皖一作曲/文部省唱歌

  母こそは 命のいずみ
  いとし子を 胸にいだきて
  ほほ笑めり 若やかに
  うるわしきかな 母の姿
                二番は削除
  母こそは 千年(ちとせ)の光
  人の世の あらんかぎり
  地にはゆる 天つ日なり
  大いなるかな 母の姿

1943年(昭和18年)文部省から発行された国民学校芸術科音楽の第五学年用教科書「初等科音楽」3に掲載されました。
昭和18年といえば当時はまだ戦争中で、連合艦隊司令長官「山本五十六」が戦死した年でもあります。2番の歌詞は戦争に我が子を送り出した母の姿が勇ましく歌われています。これも戦時下のことであり、母親の本心であろうはずもありません。
この歌が戦後に歌われないのは2番の歌詞のためでしょう、残念なことです。

けさ(2022/01/05)4:00過ぎ寝床の中でうつらうつらしながらこの歌を取り上げなければと思って、5時過ぎにPCで調べた。 食後になって新聞に目を通すと、つぎのことがのっていた。
(天声人語)たつた一つお願ひごとを(2022年1月5日)
 「たつた一つお願ひごとをしたい」。作家の野上弥生子がそんな一文を東京朝日新聞に寄せたのは、1937年の年頭だった。豊作でも凶作でもいい、大地震や大噴火があっても構わないから……などと綴(つづ)っている▼「……コレラとペストが一緒に流行(はや)つてもよろしうございます。どうか戦争だけはございませんやうに」。戦火の予感があったのだろうか。願いはかなわず、その年の夏に盧溝橋事件が起き、日中戦争へとつながった▼きのう朝刊(最終版)を開き、まるで年頭の誓いのような見出しに、どきりとした。「米英仏中ロ『核戦争を回避』」。核兵器を持つ5カ国が共同声明を発表し、自分たちの間での戦争を避けるのは「第一の責務だ」と述べたという▼核不拡散条約の話し合いに先立って出された声明で、年頭の誓いでも願いでもないようだ。しかし世界を見渡すと、不穏な火だねがある。ウクライナの国境付近ではロシア軍が集結したまま年を越した▼ロシアが武力侵攻した場合は「断固とした対応をとる」と米国がウクライナに伝えたという。中国が台湾に侵攻する可能性についても、米政府高官が警戒感を公言するようになった。たとえどんな小さな軍事衝突でも、核を持つ国同士となると悪夢である▼盧溝橋での衝突も、それ自体は小規模だった。外交交渉で収拾しようとの試みはあったが、戦火の拡大を止められなかった。「どうか戦争だけは……」の願いをかなえるのは、いつの時代でも外交の力以外にない。
どうして天声人語の一文と寝床の中で「母の歌」の気づきが、野上弥生子だったのだろうか。母のいのちへの心映えは、命そのものだという思いが重なって表れたのです。

09 色紙 下伊那の歌

   赤右は 山脈青く 天竜は 川波白く
   母のくに 母の国 伊那はふるさと
   ああ 兄弟(ハラカラ)よ 希望を胸に
   ともに伸びよう 手を組んで

   春草の 落葉の秋よ 春台の 松の緑よ
   永遠(トコシエ)に 永遠に 光る灯(トモシビ)
   ああ 先人の 歩みを継いで
   ともに学ぼう 手を組んで

   段丘に 梨の花咲き 桑畑に 歌声もれる
   豊かなる 豊かなる この伊那谷に
   あ 平和への 願いをこめて
   ともに進もう 手を組んで

懐かしい歌です。宿業期の養育を念願として考えるようにしてから、起床前に頭をかすめた歌なのです。喬木村の若い母親たちが宿業期の養育をこの歌のねがいの様にスクラムを組んで進んでほしいのです。ずっと前に、県の藤本教育長が「龍蛇山沢ニ生ズ」と主張していましたが、その深い意味に打たれます。

10 短冊 スピノザ「倫理学」第四部六七項の主張

   「神即自然」スピノザの根本思想

シュレーディンガー著「生命とは何か」のまえがきで、
「われわれは、すべてのものを包括する統一的な知識を求めようとする熱望を、先祖代々受け継いできました。学問の最高の殿堂に与えられた総合大学(university)の名は古代から幾世紀もの時代ょ通じて、総合的な姿こそ、十全の信頼を与えらるべき唯一のものであったことを、われわれの心に銘記させます」
として総合的見方・考え方を、重視しています。 読み進んでみたが難解で私には向かない。

04 短冊 

  目には青葉山ほととぎす初鰹目には青葉

何百年たった今でも季節感を五感で感じることのできる非常に優れた俳句 となっています。