2005-04-22(Fri)
文5回目◆ヒムロ
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私のお腹はスルメを受け付けなくなっていました。つまみに何を食えというのか。 ビーフジャーキー(即答)。でも高いんだよな…うーん。
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右に戸叶、左に黒木。二人がそれはもういやらしい顔で、ある種最悪な判断を十文字に迫っていた。 「どっち、なんて」 太いもの、長いもので掻き回されるのを考えるだけでも背中がぞくぞくして堪らないのに、その立派な一物の大きさ形状は抜きにしても、十文字には選べる筈もない。甲乙付けがたいくらい二人を大切に思っている。 身体ははっきりと刺激を求めている。そうでなければこんなにもともだちの裸を前に興奮するものか。身体にでもどちらかは決められない、どちらも欲しいと、そう叫んでいるのが判る。 どっちかをアナルに突っ込んだら、余った方はどうしてくれるんだろうか?突っ込まれたまま咥えさせられるのだろうか?一瞬の考えに、じゅく、と唾液が染み出していく。 (欲しい、どっちを?どっちも…だめ、そんな) 迷ったまま答えられなくて視線を彷徨わせる十文字の、繋いだままの手が先程より汗ばんでいるのが戸叶にも分かる。助け舟を出さないのは、心のどこかで自分を選んで欲しいと、そう期待しているからだ。おそらくそれは黒木も同じ事だろう。 短く詰まった呼吸はもう隠せない、それが焦りから来るものなのか発情から来るものなのかは不明にしろ。早鐘を打つ心臓の音まで聞こえているのではないかと思うほど、二人はじっと静かに、十文字の選択を待っていた。 (戻れなくなる、…でも) 十文字の震える唇が微かに開いた。 「…どっちも、決められね…」 二人の目が、一瞬安堵したように緩んだ。 黒木の手が十文字の頭を撫でる。 「もしかしてかなり羞恥プレイだった?」 恥ずかしい、と十文字は頷いた。黒木が傷のある頬に軽いキスを落とした。 「ゴメンゴメン、じゃあさ、言いだしっぺ俺だし、俺先で良いかな、トガ?」 「好きにしろ」 「トガどーすんの」 まあおいおい、と言い戸叶はいやらしい笑いを浮かべた。
「じゃあ、ヨロシクお願いします」 バスタブの縁に寄りかかるように座った黒木を十文字が跨ぐ格好で、事に及ぶ事になった。何せ狭いのだ。戸叶は諦めたか、一旦バスタブの外に逃げた。 「こちらこそ…」 言いながら、ずっとじんじんと疼いている後孔に黒木の先端を宛がう。ははひくひくしてら、と黒木が笑った。笑い事じゃないんだよ、黒木。 「は…」 ゆっくり息を吐きながら、十文字は垂直に腰を落としていく。亀頭の張り出しが引っかかり、ぬるりと入った時にはその質量に腰が抜けそうになりながら、その長さに身体がますます熱くなる。 父親とは全く違う形状、硬さ、熱さ。どれもが新鮮で感じすぎてしまう。 黒木も自身のペニスが十文字の後孔へと納められていく中、その圧力にか切なそうな顔をしている。 「はー…キツいし、あったけーし、眺めエロいし、もー最高…」 「ん、ん…」 「十文字、無理すんなよ。女だって全部入る子、あんまいなかったんだからな?」 首を振り、十文字は思い切って膝の力を抜いた。自重で捩じ込まれた残り半分が、酷く奥を抉る。初めての感覚に泣きそうになりながら、十文字は抑え切れずに声を上げた。 「くあ…」 頭が白くスパークする、余りの深さに吐精したかと錯覚した。 「あ、あああっ…」 自分で腰を動かそうにも、痺れてしまっている。自分だけが経験あるはずなのに情けない。黒木が少し首を傾げ、それから十文字の大腿に手を添えた。 「俺も動くよ?」 「ふぁっ!?」 少し引き抜いてから打ち付ける、その動作の衝撃があまりにも強すぎる。盛りの突いた男にゆっくり動けと言っても難しい話かもしれないが。 「あは、あ、くろ、きぃっ、…っ!」 黒木が突き上げるたびに十文字の身体が揺れ、目からは涙、口からは涎と嬌声、張り詰めたペニスからは透明な先走りが零れていく。 「すごい、俺、いま串刺しにされちゃってるよぉっ…」 一瞬ごとに脳天まで突き抜けていく快感が、自制していた言葉を漏らしていく。 「十文字、気持ちいい?すっげきゅうきゅう締まる」 「いいっ、すごい深い…気持ちいいよぉ、黒木…っ」 横から手が伸びて、十文字の頭を攫った。舌を絡ませる水音が暫くした後、戸叶が黒木ににやりと笑う。 「下、お前が使ってんだからこっちは俺に使わせろよ」 言いながら戸叶が立ち上がりきった乳首を抓る。十文字が高い声で鳴くと同時に、後孔の締まりもきつくなる。その締め付けに追い上げられながら、黒木はそっちまで構えねー、と答えた。 「でもトガ、使うって十文字にシツレー」 「後で謝る、覚えてたらの話」 ほら、と差し出された戸叶の太い一物に、十文字は思わずしゃぶりついていた。喉の奥までストロークしようとするが、余りの太さに上手くいかない。 「口は慣れてないみたいだな」 まあ下でピストン運動してりゃな、と黒木が余裕無く笑った。 「んぶ、っ…ん」 「マジ、最高この穴…ッ、ちょ、十文字、抜くから退いて…」 とは言えど長くて入れるのも苦労したのに、限界まで張り詰めたものがそう簡単に抜けてくれる訳もない。 「十文字、やべーって、このままじゃ」 中出ししろ、とでも言いたげに、十文字が後孔で黒木のものを扱くように腰を動かした。勿論ぎっちりと締め付けたままで。 ずちずちといやらしい音が響き、黒木が小さくごめん、と呟いた。 「うはぁ、あは、あああ…っっ!」 黒木の吐精を腸壁で受け、十文字もつられたように黒木の腹に精液をぶち撒けた。 「もお、十文字大胆すぎ…」 「うん、エロすぎ、このイキ顔も中々」 口周りと頬を涎と先走りでべとべとにし、大きく育った戸叶の一物に頬を摺り寄せるようにして十文字は惚けたように戸叶の足に凭れ掛かっている。 「あ、はぁ…」 滅多に見れないしケータイで取っとくか、と言った戸叶の足を黒木が叩いてツッコミを入れた。 ___________________________________________________
次は戸叶編(笑) エロ長ーーーーい!!!(井戸田さん風に) | | |