現代医学の糖尿病治療方法と糖質制限食で困る学会側
現代医学では治らない糖尿病
糖質制限をするだけで糖尿病にはならず、糖尿病になったとしても糖質制限食にするだけで血糖値が正常化することは、すでに説明したとおりです。人間が食事として摂取する3大栄養素(糖質、タンパク質、脂質) のうち、血糖値を上げる作用を持つのは糖質のみだから、糖質を摂取しなければ血糖が上がるわけがないので、当然といえば当然です。
ようするに、糖質制限は最強の糖尿病予防法であり、もっとも簡単で手軽で効果的な糖尿病の治療と言えるのです。
戦後すぐは焼け野原の土地を耕すなどほとんど肉体労働だった生活ですが、現在は椅子に座ってPCだけをいじる仕事の人もいます。食習慣を変えなければ病気になるのは当たり前と言えるでしょう。
患者サイドからしたら、そんなに簡単に糖尿病の予防も治療もできるなら大歓迎だろうし、他方で、医療行政サイドからしても、膨大する一方の医療費を抑制する手段となる糖質制限は、喜ばしい治療法のはずです。
ところがここに糖尿病学会が絡んでくると、話がややこしくなるです。糖尿病学会と、それに所属する糖尿病治療専門医にとっては、糖質制限は歓迎すべき治療ではなく、むしろ困った存在なのです。
糖尿病学会とは、「糖尿病にはまず食事療法(カロリー制限+脂質制限) を行ない、それで治らなければ内服薬治療、それでもだめならインスリン注射」という治療を標準治療として医学界に普及させ、このような治療法が「正しい治療」であることを世にしらしめることを目的に設立された組織であり、糖尿病専門医とは、このような標準治療に習熟している医者として学会からお墨付きをもらった医者だからです。
糖尿病治療の権威とは、「糖尿病学会が推奨する治療法がもっとも正しい」ということを大前提に成立し、糖尿病専門医とは、「他の医者よりも糖尿病の標準治療に精通している」から専門家なのです。′
ところが困ったことに、糖質制限は、このような「糖尿病学会の定めた標準治療」が根本から不要であり、「糖尿病専門医でなくても糖尿病治療ができる」ことを証明してしまったのです。極論すれば、世の中から糖尿病専門医と糖尿病学会が消滅したとしても、糖尿病患者も国民も困らないのです。糖質制限を正しく理解していれば、素人でも糖尿病の治療ができてしまうのです。
糖質制限食は、医師の指導がなくても栄養士の指導がなくても糖質(ごはんやパン、パスタ、うどん、そばなど)さえ摂らないように注意していればいいので、誰でもできるのです。
さらに、糖尿病の専門家が糖質制限を知ったとしても、それを患者の治療に応用するのは現実的に困難でしょう。「今日から糖質制限で治療します」というのは、「昨日までの治療は間違っていました」といっているに等しいのです。患者サイドからしても、「食事の6割は炭水化物、カロリーと脂質は制限」から、いきなり「炭水化物はゼロだが、カロリーと脂質は制限なし」と説明されても、混乱するはずです。それなら、当分は従来の食事治療を続けたほぅがいい、という結論に至っても不思議ではありません。
糖尿病の糖質制限食に関するサイト