折々の記へ

折々の記 2009 A

【心に浮かぶよしなしごと】

【 01 】02/02〜        【 02 】02/03〜
【 03 】02/09〜        【 04 】02/13〜
【 05 】02/14〜        【 06 】02/20〜



【 04 】02/13

  02 13 キング牧師

02 13(金) キング牧師

2009年 2月11日(水) 午後10:00〜午後10:45 【キャスター】松平 定知  次の放映がありました。

http://www.nhk.or.jp/sonotoki/2009_02.html#02
その時歴史が動いた  アンコール
I Have a Dream
?キング牧師のアメリカ市民革命?

放  送  日

本放送 平成21年2月11日 (水)
22:00?22:43 総合 全国
再放送 ※この回は再放送はありません。

出  演  者

スタジオゲスト 川島 正樹 (かわしま・まさき) さん(南山大学 外国語学部 教授)
主要著書『アメリカ市民権運動の歴史』(名古屋大学出版会)
『アメリカニズムと「人種」』 (名古屋大学出版会)『キング牧師の夢は
ついえたのか??アメリカ合衆国の人種平等の実験から』 (名古屋大学出版会)
インタビュー出演 ジョージア・ギルモア さん
(キング牧師の説教を聞いた黒人女性、故人)
ジョン・ハーバース さん
(キング牧師の運動を取材した元UP記者)
再現ドラマ出演 キング牧師役…ジョーン・ハーデン(所属:グループ・エコー)
キャスター 松平定知

番  組  概  要

その時: 1963年 8月28日
出来事: ワシントン大行進でキング牧師が“I Have a Dream”の演説を行う

アメリカ史上初の黒人大統領、バラク・オバマ氏が選挙戦を通じて語ったマーティン・ルーサー・キング・ジュニア、「キング牧師」。半世紀近く前、キングが生きた時代、黒人は激しい差別にさらされていた。
キングは、合衆国憲法に記された「自由」と「正義」を同じ国民である黒人も手にするべく立ち上がった。その訴えは白人の良心を覚醒させ、ケネディ大統領を動かし、ついに、あまねく人々の権利を保障する「公民権法」を実現させる。

番  組  の  内  容

キング牧師とは?
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(Martin Luther King, Jr.)は、1929年1月15日、アメリカ南部・ジョージア州アトランタの牧師の家に生まれる。黒人大学のモアハウス・カレッジを卒業後、クローザー神学校とボストン大学に学ぶ。55年、アラバマ州モンゴメリーのデクスター・アベニュー・バプテスト教会に赴任、バス・ボイコット運動を非暴力的直接行動によって成功へと導く。60年、故郷・アトランタに移住、エベネザー・バプテスト教会の牧師となる。63年のワシントン大行進で“I Have a Dream (私には夢がある)”と題した演説をおこなう。60年代には二つの「公民権法」成立に貢献、64年にノーベル平和賞を受賞。その後も黒人問題にとどまらず、貧困、反戦などアメリカが抱える諸問題と立ち向かい運動を指揮するが、68年4月4日、テネシー州メンフィスにて白人の凶弾に倒れる。享年39。

公民権運動(American Civil Rights Movement)とは?
1950年代から60年代にかけてアメリカで高揚した、人種差別撤廃を求めた社会運動。

公民権法(Civil Rights Act)とは?
人種・肌の色・宗教・出身国による差別を禁止する連邦法。

“I Have a Dream”の演説とは?
1963年8月28日、25万人が参加した歴史的な「ワシントン大行進」の最後にキング牧師がおこなった演説。「私には夢がある」と題したこの演説で、アフリカから奴隷として連れてこられて以来ずっと差別を受けてきた黒人がアメリカに何を期待しているのか、その夢を語った。20世紀を代表する名演説として知られる。

※番組で引用した演説内容については下記「キング牧師の言葉」の項目に記載しています。

オバマ大統領とキング牧師について
2008年11月4日、バラク・オバマ上院議員は大統領選挙に勝利し、アメリカ史上初の黒人大統領となった。
2009年1月20日の大統領就任式を経て、第44代アメリカ大統領に正式に就任した。

大統領選を闘っていたバラク・オバマは、2008年1月20日、キング牧師が勤めていたジョージア州アトランタのエベネザー・バプテスト教会での演説でキング牧師の言葉を引用した。
“Unity is the great need of the hour” is what King said. Unity is how we shall overcome.
(「団結を今こそ」とキング牧師は言いました。団結こそ我々が打ち勝つ道なのです。)

人種隔離を明記した州法について
黒人に対する人種差別は州によっては合法化されていた。番組で引用したバージニア州法の内容ついては下記の通り。 「白人と黒人は、それぞれ別の学校に通わねばならない。」
(1887年バージニア州法より)
「白人と黒人は結婚してはならない。犯せば、禁固2年ないし5年の刑に処す。」
(1881年バージニア州法より)

アメリカ合衆国憲法に記された「正義」と「自由」について
アメリカの建国理念が書かれた憲法の前文に「正義(Justice)」と「自由(Liberty)」についての記載がある。
*原文*
We the People of the United States, in Order to form a more perfect Union, establish Justice, insure domestic
Tranquility, provide for the common defense, promote the general Welfare, and secure the Blessings of Liberty to
ourselves and our Posterity, do ordain and establish this Constitution for the United States of America.
*和訳*
われら合衆国の人民は、より完全な連邦を形成し、正義を樹立し、国内の平穏を保障し、共同の防衛に備え、一般の福祉を増進し、われらとわれらの子孫のうえに自由のもたらす恵沢を確保する目的をもって、アメリカ合衆国のために、この憲法を制定する。(参考文献: アメリカ大使館の公式HP)

人種隔離政策の容認を導いた連邦最高裁判決「Separate but equal(分離すれど平等)」について
「人種で分離しても設備やサービスの内容が平等であれば違憲ではない」とする、1896年の連邦最高裁判決。一般に、「プレッシー対ファーガソン裁判(Plessy v. Ferguson)」とよばれる。この判決によって、特に南部で根強かった人種隔離政策が容認される結果となった。

モンゴメリー・バス・ボイコットについて
人種隔離法に基づいたモンゴメリーの市バスの乗車ルールでは、前方に白人専用席があり、黒人はそこに座ることは許されず、さらに白人席が満席になると、黒人は白人に自分の席を譲らねばならなかった。1955年12月1日、バスに乗車した黒人女性、ローザ・パークスは、運転手から「席を譲れ」と言われたが応じず、白人に席を譲ることを拒否。その日、ローザは逮捕された。この逮捕によって、モンゴメリーの黒人たちは差別への抵抗を示そうと「バス・ボイコット(乗車拒否)」という行動に出る。キングを中心としたこのボイコット運動は381日間に及び、1956年11月、ついに連邦最高裁はバスにおける人種隔離を定めたアラバマ州法とモンゴメリー市条例を違憲とする判決を下した。このバス・ボイコットは、その後の公民権運動を急速に高める画期的な事件となった。

歌 “We Shall Overcome(私たちは打ち勝つ)” について
公民権運動の際、運動参加者たちがしばしば歌った歌。公民権運動を象徴する歌として、次第に世界中で歌われるようになった。

■歌詞■ ※ただし歌詞にはいくつかのバージョンがある
We shall overcome (私たちは打ち勝つ)
We shall overcome
We shall overcome some day (私たちは打ち勝つ いつの日かきっと)

*Oh, deep in my heart (私はそれを心の深いところで信じている)
I do believe
We shall overcome some day (私たちがいつの日かきっと打ち勝つということを)

We’ll walk hand in hand (私たちは手をつなぎ歩く)
We’ll walk hand in hand
We’ll walk hand in hand some day (私たちは手をつなぎ歩く いつの日かきっと)
*Refrain

We shall all be free (私たちは自由となる)
We shall all be free
We shall all be free some day (私たちは自由となる いつの日かきっと)
* Refrain

We are not afraid (私たちは恐れない)
We are not afraid
We are not afraid some day (私たちが何にも恐れることのない日が いつかきっとくる)
*Refrain

We are not alone (私たちは一人ぼっちじゃない)
We are not alone
We are not alone some day (私たちが一人ぼっちじゃなくなる日が いつかきっとくる)
*Refrain

The whole wide world around (世界はひとつとなる)
The whole wide world around
The whole wide world around some day (世界がひとつとなる日が いつかきっとくる)
*Refrain

We shall overcome (私たちは打ち勝つ)
We shall overcome
We shall overcome some day (私たちは打ち勝つ いつの日かきっと)
*Refrain

キ ン グ 牧 師 の 言 葉

合衆国憲法の矛盾についてキングが語った言葉
「われわれは印刷された書き物に終わっている憲法を現実的なものにせねばならない。」
演説『黒人と憲法 (The Negro and the Constitution)』 より一部省略して引用。

1954年、アラバマ州モンゴメリーの教会に赴任したキングが町の黒人たちについて語った言葉
「黒人たちを腐らせているのは劣等感だった。差別の最大の悲劇は、精神までが奴隷となり麻痺(まひ)してしまうことだ。」
演説『新時代の挑戦に直面して(Facing the Challenge of a New Age)』より抜粋。

モンゴメリーの教会で牧師を務めていた当時、キングが説教で語った言葉
「アメリカの独立宣言にはこんな言葉が書かれています。『すべての人は平等につくられている』。そこには『すべての白人』とは書かれていません。黒人をも含む『すべての人』と書かれているのです。」
説教『アメリカの夢(The American Dream)』より引用。

人種隔離論者で知られるアラバマ州知事、ジョージ・ウォレスが知事就任演説(1963年1月14日)で語った言葉
「人種隔離を今! 人種隔離を明日も! 人種隔離を永遠に!」
I say... segregation now... segregation tomorrow... segregation forever.

黒人たちに対し「非暴力」で闘うことの意味についてキングが語った言葉
「『自由』と『正義』の闘いにおいて最も強力な武器とは『非暴力』なのです。」
1961年12月15日、ジョージア州アルバニーでの発言を一部省略して引用。

“I Have a Dream”の演説で今回引用したキングの言葉
「私には夢がある! いつの日か、ジョージアの赤土の上で、かつての奴隷の子孫と奴隷主の子孫が、兄弟愛のテーブルに仲良く座れる日が来ることを。
きょうここに多くの白人の友が集まっています。白人の運命もまた、われわれ黒人の運命と共にあるのです。白人と黒人の自由は決して解くことのできない絆でつながれています。われわれは一人では歩いて行けないのです。」

ベトナム戦争に反対するキングが語った言葉
「我々は今、黒人と白人の若者たちが一緒に殺人を犯し死んでいくという残酷な皮肉に直面しています。現在戦われている戦争を無視して、アメリカの誠実さを語ることはできないのです。」
演説「ベトナムを越えて」より一部省略して引用。

「今、私の心はベトナムの民衆にも向けられます。彼らの切れ切れの叫びに耳を傾けない限り、いかなる解決も生み出せないのです。」
演説「ベトナムを越えて(Beyond Vietnam)」より一部省略して引用。

晩年、歌“We Shall Overcome”を引用してキングが説教や演説で語った言葉
「私たちは打ち勝つ。たとえ遠回りをしていたとしても、行き着く先に正義がある限り。
私たちは打ち勝つ。なぜなら『偽り』が永遠に生き続けることはないから。
私たちは打ち勝つ。私はそれを心の深いところで信じている。」
説教「私たちは打ち勝つ(We Shall Overcome)」より引用。

お  も  な  参  考  文  献

『自由への大いなる歩み(STRIDE TOWARD FREEDOM)』 (マーティン・ルーサー・キング・ジュニア著、岩波書店) ※モンゴメリー・バス・ボイコットについて
『汝の敵を愛せよ(STRENGTH TO LOVE)』 (マーティン・ルーサー・キング・ジュニア著、新教出版社)
『黒人はなぜ待てないか(WHY WE CAN’T WAIT)』 (マーティン・ルーサー・キング・ジュニア著、みすず書房)
『黒人の進む道(WHERE DO WE GO FROM HERE)』 (マーティン・ルーサー・キング・ジュニア著、サイマル出版会/明石書店)
『良心のトランペット(THE TRUMPET OF CONSCIENCE)』 (マーティン・ルーサー・キング・ジュニア著、みすず書房)
『The Papers of Martin Luther King, Jr.』 (University of California Press)
『King Remembered』 (Flip Schulke/Penelope O. McPhee著、Norton)
『Martin Luther King, Jr. ?A Documentary... Montgomery to Memphis』 (Flip Schulke編、Norton)
『The Civil Rights Movement ?A Photographic History, 1954-68』 (Steve Kasher著、Abbeville Press)
『キング自伝』 (クレイボーン・カーソン編、日本基督教団出版局)
『私には夢がある M・L・キング説教・講演集』 (クレイボーン・カーソン/クリス・シェパード編、新教出版社)
『真夜中に戸をたたく キング牧師説教集』 (クレイボーン・カーソン/ピーター・ホロラン編、日本キリスト教団出版局)
『私には夢がある ?キング牧師 フォト・ドキュメント?』 (チャールズ・ジョンソン/ボブ・エイデルマン編、日本キリスト教団出版局)
『ローザ・パークス自伝』 (ローザ・パークス著、潮出版社)
『我ら勝利する日まで』 (ナンシー・シュッカー著、燦葉出版社)
『アメリカ市民権運動の歴史』 (川島正樹著、名古屋大学出版会)
『み足の跡をしたいて ?キング牧師における信仰のかたち?』 (梶原寿著、新教出版社)
『黒人差別とアメリカ公民権運動 ?名もなき人々の戦いの記録』 (ジェームス・M・バーダマン著、集英社新書)

ここまではNHK‘その時歴史は動いた’の内容です。



ここからは Google で検索した内容です。

キング牧師 - Wikipedia

キング牧師とはどのような人だったのでしょうか。 その概要を理解するにはこのサイトが最もよい。

マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(Martin Luther King, Jr、1929年1月15日 - 1968年4月4日)はアメリカ合衆国のプロテスタントバプティスト派の牧師である。キング牧師の名で知られる、アフリカ系アメリカ人公民権運動の指導者的役割を果たした活動家。

I Have a Dream」(私には夢がある)で知られる有名なスピーチを行った人物。1964年のノーベル平和賞受賞者。2004年の議会名誉黄金勲章受賞者。アメリカの人種差別(特にアフリカ系アメリカ人に対する差別)の歴史を語る上で重要な人物の1人である。

   目次 [非表示]
   1 生い立ち 
      1.1 初めての差別 
      1.2 牧師として 
   2 公民権運動 
      2.1 法的差別 
      2.2 「非暴力主義」 
      2.3 「I Have a Dream」 
      2.4 勝利 
      2.5 マルコムXとの関係 
      2.6 その後の黒人解放運動 
   3 暗殺 
   4 キングの死後 
   5 楽曲 
   6 参考文献 
   7 脚注 
   8 関連項目 
   9 外部リンク 
具体的内容については、ページを開いてみればよい。

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キング牧師のスピーチ

I Have a Dream. Dr.Martin Luther King Jr.

I say to you today, my friends so even though we face the difficulties
  友よ、私は今日皆さんに 申し上げたい。 今日も 明日も いろいろな 困難や挫折に

of today and tomorrow, I still have a dream. It is a dream deeply rooted
 直面しているが それでもなお 私には夢がある。 それは アメリカの夢に深く

in the American dream. I have a dream that one day this nation will rise
根ざした夢なのである。 私には夢がある。 いつの日か この国が 立ち上がり、わが国の

up and live out the true meaning of it's creed, "We hold these truths to
 信条の次の言葉の真の意味を貫くようになるだろう。  『私たちはこれらの真理を自明の

be self-evident, that all men are created equal". I have a dream that one
ことと考える。すなわち、全ての人間は平等に造られている』。私には夢がある。いつの日か

day on the red hills of Georgia, the sons of former slaves and the sons
ジョージア州の赤土の丘の上で、 かつての奴隷の子孫たちと かつての

of former slaveowners will be able to sit down together at table of the
奴隷主の子孫たちとが、 共に兄弟愛のテーブルに着くことができるようになるだろう。

brotherhood. I have a dream that one day even the State of Mississippi,
私には夢がある。 いつの日か このミシシッピ州も、 このような不正義の

a state sweltering with the heat of injustice, sweltering with the heat
暑さにうだっており、 このような抑圧の暑さにうだっている この地域でさえも

of oppression, will be transformed into an oasis of freedom and justice.
いつの日か 自由と正義のオアシスに変えられることであろう。

I have a dream that my four little children will one day live in a nation
私には夢がある。いつの日か私の幼い四人の子どもたちが、彼らの肌の色によって評価される

where they will not judged by the color of there skin but the content of
のではなく 彼らの人格の深さによって 評価される国に住めるようになることであろう。

their character. I have a dream today! I have a dream that one day down
私には今日、夢がある。私には夢がある。いつの日かこのアラバマでも、

in Alabama with vicious racists, with its Governor having his lips dripping
目下のところ悪意に満ちた民族主義者に牛耳られており、連邦の決定に対して 知事の口から

with the word of interposition and nullification.One day right there in
「干渉」とか「取消し」という言葉しか出てこない このアラバマ州においても、

Alabama, little black boys and black girls will be able to join hands with
いつの日か幼い黒人の少年たち・少女たちが、幼い白人の少年たち・少女たちと手をつなぎ、

little white boys and white girls as sisters and brothers. I have a dream
兄弟姉妹として歩けるようになることであろう。     今日、私には夢がある。

today! I have a dream that one day "every valley shall be exalted, every
    私には夢がある。 いつの日か 谷はすべて身を起こし、

hills and mountains shall be made low, the rough places will be made plain,
山と丘は身を低くせよ。 険しい道は平らに、

and the crooked places will be made straight, and the glory of the Lord
狭い道は広い谷となれ。    主の栄光がこうして現れるのを、

shall be revealed, and all flesh shall see it together."
肉なる者は共に見る。イザヤ書40:4-5)

This is our hope. This is the faith that I go back to the South with.
これが私たちの希望なのである。 こういう信仰を持って、私は南部に帰る。

With this faith that we will be able to hew out of the mountain of despair
こういう信仰があれば、 私たちは絶望の山から 希望の石を切り出すことが出来る。

a stone of hope. With this faith we will be able to transform the jangling
こういう信仰があれば、私たちはこの国の 騒々しい不協和音を、

discords of our nation into a beautiful symphony of brotherhood. With this
兄弟愛の美しいシンフォニーに 変えることが出来る。 こういう

faith we will be able to work together, to pray together, to struggle
信仰があれば、 私たちは共に働くことができる。共に祈ることができる。 共に闘う

together, to go to jail together, to stand up for freedom together, knowing
ことができる。共に監獄へ行くことができる。共に自由のために立ち上がることができる。

that we will be free one day!
いつかは自由になると信じることができるのだ。

This will be the day... This will be the day when all of God's children
その日こそ、 神のすべての子どもたちが、あの歌を新しい意味を込めて歌う

will be able to sing with new meaning, "My country, 'tis of thee, Sweet
ことができる日となるであろう。 わが国、それは汝のもの、麗しき

land of liberty, Of thee I sing: Land where my fathers died, Land of the
自由の国。 われは汝を讃える。 わが父祖たちの死せる国、 巡礼父祖の

pilgrims' pride, From every mountainside, Let freedom ring." And if America
誇れる国、 すべての山腹から自由の鐘を鳴り響かせよもしアメリカが偉大な国に

is to be a great nation, this must become true.
なるべきなのであれば、このことが実現しなければならない。

So let freedom ring from the prodigious hilltops of New Hampshire. Let
だから、自由の鐘を鳴らそう ニュー・ハンプシャーの大きな丘の上から。

freedom ring from the mighty mountains of New York. Let freedom ring from
自由の鐘を鳴らそう、ニューヨークのそびえ立つ山々から。 自由の鐘を鳴らそう!

the heightening Alleghenies of Pennsylvania! Let freedom ring from the
ペンシルヴァニアのひときわ高いアレゲニー山脈から! 自由の鐘を鳴らそう!

snow-capped Rockies of Colorado! Let freedom ring from the curvaceous
コロラドの雪を頂くロッキー山脈から! 自由の鐘を鳴らそう!カリフォルニアの曲がりくね

slopes of California! Not only that. Let freedom ring from Stone Mountain
った坂道から!それだけではない。自由の鐘を鳴らそう!ジョージアのストーン・マウンテン

of Georgia! Let freedom ring from Lookout Mountain of Tennessee! Let freedom
から!自由の鐘を鳴らそう!テネシーのルックアウトマウンテンから!自由の鐘を鳴らそう!

ring from every hills and molehills of Mississippi, and from every
自由の鐘を鳴らそう!ミシシッピのすべての丘やモグラ塚からも! 山腹のいたるところで

mountainside! Let freedom ring and when this happens. When we allow freedom
自由の鐘を鳴らそうではないか! 私たちが自由の鐘を鳴らせば、

to ring, when we let it ring from every village and every hamlet, from
その時にはすべての村という村で、すべての集落という集落で、 すべての

every state and every city, we will able to speed up that day when all
州という州、街という街において、 神の子どもたちとなったすべての者らが、

of God's children, black men and white men, Jews and Gentiles, Protestants
黒人も白人も、 ユダヤ人も異邦人も、 プロテスタントも

and Catholics, will be able to join hands and sing in the words of the
カトリックも、 すべての者らが手に手を取って、あの古い黒人霊歌を口ずさむようになること

old Negro spiritual, "Free at last! Free at last! Thank God Almighty, we
であろう。 「自由だ!自由だ! 全能の神に感謝すべきかな。 私たちは

are free at last!"
ついに自由になった!」

(1963.8.28.『ワシントン大行進』の際のスピーチ)

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キング牧師の部屋--I HAVE A DREAM !

I HAVE A DREAM !
キング牧師の部屋--I HAVE A DREAM!--
…キング牧師…

Textだけは読んだことがあるけど・・という方、ぜひ一度、本物を聴いてみてください。
「ホンモノ」にはやっぱりあこがれてしまいます。迫力が違いますよ。やっぱり。

■音声配信
キング牧師、1963年8月28日、於リンカーン記念館[Real Audio、後半全体]("king001.ra " 730KB

Martin Luther King Jr. - I Have A Dream (Full speach).mp3 (7,43MB)

【新しいウィンドウが開きますが、最小化するだけで当ページに戻れます。】

いずれ、本文(和訳付き)はこのページの下のほうをどうぞ。

※お勧めの方法※
@<右クリック→「対象をファイルに保存」(A)>の方法で一度パソコンに保存します。
Aファイル名「king001」(RealAudio)を開いて再生します。


■ごあいさつ ・キング牧師の演説のテキスト(英文・訳文)&音声をシェアしています。

・「コメントBOX」を新設しました。(3/19-2004)

・今後も更新します!ので、
当サイトの総合(TOP)ページと併せて今後とも宜しくお願いします。(2003年11月26日)
また、当サイト管理人の別サイト
「紙芝居屋さんがはじまるよ〜!」もどうぞ宜しくお願いします。

管理人"ユーダイ"のメールアドレス
■コメントBOX
この純真!この人だけのものなのだろうか?
この情熱!米国だけのものなのだろうか?

イデオロギーではなく!右や左ではなく!宗教でもなく!
この魂の鼓動!日本人よ、目覚めよ!   
                 (3/19-2004)
■NEWS
ある小学校で社会科の時間に当サイトの音声配信をご活用下さったとのこと。
感謝です!

キング牧師関連のサイト(おすすめ)
(Stanford大学のサイト)Welcome to the Martin Luther King, Jr. Papers Project
 ↑Biography, audio file, Flash file, etc...

神奈川大学ESS【英語研究部】(02-6-3 UP!)
暗唱大会でKing's speechを採り上げるということで、リンクして下さいました。
鎌倉で名勝史跡のガイドの実践もしているという素敵な部活のようです。

道徳情報BOX (03-11-26 UP!)
「道徳情報を補充する」5年生の所(の最下行)にリンク下さいました。

*翻訳文と画像と音声(king001.ra)はFreedom(日本語のページ)より、
英文はMartin Luther King's Speech -- I Have A Dream!より転載させて頂きました。*

全スピーチの配信は終わりました。(必要な方はとりあえずメールで連絡下さい)。


"I have a dream" (和訳)
私には夢がある。
いつの日にか、ジョージアの赤土の丘の上で、かつて奴隷であった者たちの子孫と、かつて奴隷主であった者たちの子孫が、兄弟として同じテーブルに向かい腰掛ける時がくるという夢が。
私には夢がある。
いつの日にか、私の4人の幼い子供たちが肌の色によってではなく、人となりそのものによって評価される国に住む時が来るという夢が。
私の父が死んだ土地で、メイフラワーの清教徒達が誇りとした土地で、
すべての山々から自由の鐘を鳴らそうではないか。
もしアメリカが偉大な国であるのなら、これは実現されなければならない。
ニューハンプシャーの豊穣な丘の上から、自由の鐘を鳴らそうではないか。
ニューヨークの稜々たる山々から、自由の鐘を鐘を鳴らそうではないか。
ペンシルベニアのアルゲニー高原から、自由の鐘を鳴らそうではないか。
コロラドの雪を頂いたロッキー山脈から、自由の鐘を鳴らそうではないか。
カリフォルニアの曲線の美しい丘から、自由の鐘を鳴らそうではないか。
それらばかりではない。
ジョージアの石ころだらけの山、テネシーの望楼のような山、
そして、
ミシシッピーの全ての丘から、自由の鐘を鳴らそうではないか!
すべての山々から、自由の鐘を鳴らそうではないか!
そして
私たちが自由の鐘を鳴らす時、
私たちがアメリカの全ての村、すべての教会、全ての州、全ての街から自由の鐘を鳴らすその時、全ての神の子、白人も黒人も、ユダヤ人も非ユダヤ人も、新教徒もカソリック教徒も、
皆互いに手を取って古くからの黒人霊歌を歌うことができる日が近づくだろう。

「自由だ、ついに自由だ、全能の神よ、感謝します。ついに我々は自由になったのだ」と。

"DREAMER "TOP-PAGE  サイト『紙芝居屋さんが始まるよ〜!』へGO!

"I have a dream" (原文後半部分)
--全原文はこちら--

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(...Let us not wallow in the valley of despair. I say to you, my friends, we have the difficulties of today and tomorrow. I still have a dream. It is a dream deeply rooted in the American dream.)

--当ページの音声ファイルはここから--
I have a dream that one day this nation will rise up and live out the true meaning of its creed. "We hold these truths to be self-evident: that all men are created equal."

I have a dream that one day out in the red hills of Georgia the sons of former slaves and the sons of former slave owners will be able to sit down together at the table of brotherhood.

I have a dream that one day even the state of Mississippi, a state sweltering with the heat of oppression, will be transformed into an oasis of freedom and justice.

I have a dream that my four little children will one day live in a nation where they will not be judged by the color of their skin but by their character.

I have a dream today.

I have a dream that one day down in Alabama, with its vicious racists, with its governor having his lips dripping with the words of interposition and nullification; that one day right down in Alabama little black boys and black girls will be able to join hands with little white boys and white girls as sisters and brothers.

I have a dream today.

I have a dream that one day every valley shall be engulfed, every hill shall be exalted and every mountain shall be made low, the rough places will be made plains and the crooked places will be made straight and the glory of the Lord shall be revealed and all flesh shall see it together.

This is our hope. This is the faith that I will go back to the South with. With this faith we will be able to hew out of the mountain of despair a stone of hope.

With this faith we will be able to transform the jangling discords of our nation into a beautiful symphony of brotherhood.

With this faith we will be able to work together, to pray together, to struggle together, to go to jail together, to climb up for freedom together, knowing that we will be free one day.

This will be the day when all of God's children will be able to sing with new meaning "My country 'tis of thee, sweet land of liberty, of thee I sing. Land where my fathers died, land of the Pilgrim's pride, from every mountainside, let freedom ring!"

And if America is to be a great nation, this must become true. So let freedom ring from the hilltops of New Hampshire. Let freedom ring from the mighty mountains of New York. Let freedom ring from the
heightening Alleghenies of Pennsylvania. Let freedom ring from the snow-capped Rockies of Colorado. Let freedom ring from the curvaceous slopes of California. But not only that, let freedom, ring from Stone
Mountain of Georgia. Let freedom ring from every hill and molehill of Mississippi and every mountainside.

When we let freedom ring, when we let it ring from every tenement and every hamlet, from every state and every city, we will be able to speed up that day when all of God's children, black men and white men, Jews and Gentiles, Protestants and Catholics, will be able to join hands and sing in the words of the old spiritual,

"Free at last, free at last. Thank God Almighty, we are free at last."

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