08 19 (木) 民主党代表⇒時期総理候補選出 慌しい動きになってきた ■「戦争」は意図されて起こる |
彼らの様々な「戦争誘導の仕掛け」を事前に粉砕しなけれならないのです。 |
08 21 (土) 加賀千代女について |
08 23 (月) 【朝日新聞グローブ】 日本は低学歴過ぎないか 「大学院」を育てよう |
出口治明 Haruaki Deguchi ライフネット生命保険社長 わが国は未曽有の危機にある。少子高齢化や財政破綻より深刻なのは、政府、企業、学校・教育、個人、あらゆるレベルにおける国際的な競争力の劣化だ。 ここでは学校・教育の問題を取り上げる。例えば日本の大学で、国際的な大学ランキングのトップ10に入る大学はあるだろうか。学者間の評価などを基にした英国の教育情報会社QS社による最新調査では、世界における日本の最高位は東京大学の22位である。サッカーのワールドカップでいえば、決勝トーナメントに進めず、予選落ちだ。経済は世界3位以内でも、大学教育はこの体たらくである。 日本は大学院の進学率で見ても、先進国の中で明らかに低学歴国だ。 出口治明氏 経済協力開発機構(OECD)によると、人口1000人当たりの大学院の在学者数は、日本の2.06人(2008年)に対して、アメリカは4.56人(パートタイム在学者を含めれば8.53人。05年)、英国は4.03人(同9.36人。06年)、フランスは8.40人(06年)、いずれもわが国の2倍から4倍だ。 国際連合の事務総長を送り出しているお隣の韓国は6.12人(07年)である。 責任ある知的なポジションに求められる学歴のグローバルスタンダードは、ドクター(博士)やマスター(修士)という世界に移行している。この学歴格差が、国連などの国際機関で働く日本人が少ない原因ではないか。 生産性の向上は、人間の脳が活性化され、新たな発想やアイデアを産み出すところから生じる。大学院に代表される高等教育は、そのための場である。 だからこそ、わが国の有為な若手人材は、次々と海を渡って米英の(国際競争力のある)大学院の門をたたいている。 私とともに会社を立ち上げた副社長の岩瀬大輔もその一人だ。今年3月、ダボス会議で知られる世界経済フォーラムの「ヤング・グローバル・リーダーズ2010」(約200人、日本からは5人)に選ばれた。日本の大学を卒業後、ハーバード大経営大学院で積んだ研鑽がなければ、今の彼はなかったろう。 なぜ、日本は大学院進学では「低学歴国」に甘んじるようになったのか。 それは企業が、この半世紀にわたって、学部の新卒採用をひたすら優先してきた当然の結果である。 文部科学省の学校調査では、就職率の数字は、学部卒68.4%、博士課程修了者64.3%とあまり差はない。だが、博士修了者は34.6%が「教育、学習支援業」に就職(学部卒は6.3%)しており、一般的な企業の学部卒選好は明らかだ。 企業は「博士」を敬遠? こう言うと、企業経営者から反論が聞こえてきそうだ。「日本の大学院はハーバードとは違う。そこで学んでも役に立つ人材は育たない。学部の新卒を社内で教育した方がましだ」と。 私は、日本の大学院の現状に満足しているわけではない。だが、経営者を含め日本社会が、大学院教育に期待するレベルの知識・能力について明確なイメージを持ち、「それを身につけるための勉強をさせよ」というメッセージを発しなければ、世界で競争力のある大学院など持てるはずがないではないか。 企業人が「大学院に期待しない」というのは、天にツバする行為である。 面白いデータがある。05年の電通総研調査によると、新聞や雑誌を信頼すると答えた人の割合は、わが国が72.5%なのに対し、英国は12.9%、米国は23.4%だった。ドイツは28.6%、フランスでも38.1%であり、日本は突出して高いのだ。 日本企業が求め、社内教育で育ててきたのは、世の中の通説に疑問を抱くようなことはせず、馬車馬のように働くロイヤルティーの高い人材。そんな傾向とまったく無縁と言い切れるだろうか。 時代の変化は劇的だ。大量生産・大量消費を前提にした「モノ作り」の時代は終わりを迎えつつある。海図なき荒海に乗り出す日本の発展は、自分の頭で考える人材の創造力にかかっている。 多様な価値観の共存、それを支える個性的な商品・サービスの供給が21世紀の目指すべき方向だからだ。 私たちライフネット生命は、このような思いから、2011年度から始める定期採用の応募資格を学部卒業者に限定せず、「30歳未満の未就業者」とした。(この他に、求める資格・要件を明示して経験者を求める中途採用を行っている) 「求む」。使いにくい人材 私たちは、まだ開業して2年に満たない小さなベンチャー企業である。競争力を持つには「違うことをやる」しかない。このため、他の大企業とは全く違うことを自分の頭で考え出すスタッフが、のどから手が出るほど欲しいのだ。 大学院や大学で必死に勉強した人はもちろん、卒業後にボランティアをやっていた人、サッカーの中田英寿氏のように自分の目で世界を見てきた人など、多様で異質な経験を積んだ人々の中に、戦力を求めるしかない。 この考えをツイッターでつぶやいたところ、すぐに「使いにくそうな人が集まりそう」というレスポンスがあった。わが意を得たりである。使いにくいということは、自分の頭ですべての物事を考えるということとほぼ同義だ。 ライフネット生命は、迷い道、回り道、大歓迎である。定年制度がないため、慌てて入社する必要はない。働く意欲さえあれば高齢者も働くのが自然だし、高齢になるほど体力や労働意欲には個人差があるからだ。 採用試験については、原則として(相当な量の)論文を最重視する。 私が大企業(日本生命)に勤めていた時は、新卒採用は面接が中心だった。馬車馬のような性格を見るのに面談は効果的だろう。しかし、自分の頭で考える人材を探すには論文が一番適している。なぜなら、論文は、本質的に事実と数字とロジックで構成されるものだからだ。たまたま当たった面接官との相性は意味がない。 ライフネット生命は、全スタッフ合わせて約60人の本当に小さな企業だが、来年度の定期採用には、現時点で約3000人に興味を寄せてもらっている。 私たちのチャレンジはささやかだ。しかし、北京の蝶の羽ばたきが、ニューヨークを震撼させるように、わが国の学校・教育の競争力回復へとつながることを切に願っている。 |
08 26 (木) 【NHKニュース】 民主代表選 菅氏・小沢氏対決へ |
8月26日 13時0分 来週告示の民主党代表選挙をめぐって小沢前幹事長は26日朝、鳩山前総理大臣と会談し、立候補する決意を伝えました。一方、再選を目指す菅総理大臣は、再選を支持する若手議員との会合で「正々堂々と戦う」と述べ、代表選挙は、事実上、菅・小沢両氏による対決の構図が固まりました。 民主党代表選挙は来週、9月1日の告示を前に、再選を目指す菅総理大臣に対し、小沢前幹事長が立候補するかどうかが焦点となっていました。こうしたなか、小沢氏は26日朝、鳩山前総理大臣と国会近くの鳩山氏の事務所で会談しました。この中で鳩山氏は25日、菅総理大臣と会談し、今後の政権運営にあたって小沢氏に協力を要請するよう進言したのに対し、菅総理大臣からは、現在は連絡を取っていないという話があったことなどを伝え、両氏は、代表選挙への対応をめぐって意見を交わしました。会談のあと、小沢氏は、記者団に対し、「鳩山氏から『代表選挙への立候補の決断をするなら、全面的に協力し、支援していきたい』という話をいただいた。鳩山氏の前で、不肖の身だが、代表選挙に立候補する決意をした」と述べました。一方、鳩山氏は「小沢氏は『旧民主党と旧自由党の合併のときからの同志として、協力が得られるならば、立候補したい』という意向を述べられた。私の一存で、旧自由党にいた小沢氏に民主党に入ってもらった経緯からして、応援するのが大義だ」と述べました。小沢氏は、このあと、三井国会対策委員長代理や松木国会対策筆頭副委員長らと今後の対応を協議したほか、25日、小沢氏に立候補を要請した当選1回の衆議院議員およそ20人と会い、「一生懸命国のために汗を流したいと考え、立候補することにした」と伝え、協力を求めました。一方、菅総理大臣の再選を支持する当選1回の衆議院議員14人は、26日昼前、総理大臣官邸を訪れ、菅総理大臣に対し、「今必要な政策は、円高対策と政治行政の刷新にある。菅総理大臣には、闘う姿を国民に見せてほしい。常に目線は国民にあり、闘うリーダーをわれわれは望んでいる」と申し入れました。これに対し、菅総理大臣は「小沢先生が立候補の意思を固めたという報道があるが、私は、たいへんよいことだと思っている。正々堂々と『自分が党の代表になったときには、総理大臣として、国民に対し、こういうことをやっていくんだ、党運営はこういうことをやっていくんだ』と小沢先生も大いに発言してもらいたい。私もあらためて決意を国民や党の皆さんに明らかにしていきたい。再選したときには、命を懸ける覚悟で、1秒たりともむだにせず、国政にすべての時間を費やす」と述べ、再選に向けた決意を示しました。このように、民主党の代表選挙は、小沢前幹事長が立候補を決意したことで、事実上、菅・小沢両氏による対決の構図が固まりました。 [関連ニュース] 自動検索 ・小沢氏 代表選立候補の決意伝える ・小沢氏 立候補の意欲伝える ・民主代表選 告示前に説明会 ・民主 党代表選の動きが本格化 ・民主 代表選めぐり発言相次ぐ 小沢氏「不肖の身であるが出馬決意」 民主代表選 2010年8月26日11時0分 民主党の小沢一郎前幹事長が26日朝、鳩山由紀夫前首相と会談後に記者団に語った内容は、以下の通り。 「今、鳩山総理と、前総理とお話をして参りました。鳩山総理からは、前総理からは『お前が代表選に出馬を決断をするならば、自分としては全面的に協力し、支援していきたい』というお話をいただきましたので、今日ただいま、鳩山前総理の前で、不肖の身でありますけれども、代表選に出馬する決意をいたしました。今後ともよろしくお願い致します。後で、今日は、ちょっと……」 ――出馬を固めたのはなぜか? 「あとで、あとで」 鳩山前首相「小沢氏を応援するのが大義」 2010年8月26日11時0分 民主党の鳩山由紀夫前首相が26日朝、小沢一郎前幹事長と会談後、記者団に語った内容は、以下の通り。 ――小沢さんが出馬の意向を固めたと 「うん。その通りです。昨日の菅総理との会談の模様をたずねられたので、私のほうから概要を申し上げました。その結果『それならば、民由合併の時からの同志としての協力が得られるならば出馬をしたい』というご意向を述べられたところであります」 ――鳩山前総理が全面的に支持をする? 「私は……、私の一存で、小沢先生には民主党に入って頂いたと。その経緯からして私としては応援をすると。それが大義だと思っています」 ――これまでは菅総理支持だった。 「常に、今政権として行動しておられる総理に対して、民主党の一議員として応援するのは当然だという意味で申し上げてきました」 ――首相が代われば1年で3人。国民から批判も 「それは、よりよい国になれば、当然評価が変わると思います」 ――小沢さんをめぐっては政治とカネをめぐって国民のからの批判。どういう風に説明? 「うん。それは小沢先生が、そのようなことを背負いながら、しかし、それでもこの国のために行動しなければならんと。それを超えてね。自分自身の問題がありながら、しかし、国のために命を懸けたいと、そのように決断をされたということでしょう。すなわち、ご自身がそのことはしっかりとなさる」 ――鳩山グループとして支持するのか。 「……」(車に乗り込む) 菅首相「小沢氏出馬、大変いいこと」 2010年8月26日11時31分 菅直人首相は26日午前、首相官邸で開かれた当選1回の衆院議員らとの会合で、小沢一郎前幹事長について「小沢さんが出馬の意向を固めたとの報道がある。本当に大変いいことだと思う」と述べた。 首相は「民主党は何度も代表選をしたが、分裂したことはない。正々堂々と戦った中で決まったリーダーが首相になると同時に党代表になり、大きなリーダーシップを発揮できる。私自身、どういう日本をつくりたいのか、全国民に訴えてまいりたい。再選したら、命を懸ける覚悟で、すべての時間を費やす覚悟で臨んでいく」と抱負を語った。 小沢氏出馬「最悪の事態」 菅首相支持議員に衝撃 2010年8月26日13時31分 民主党の小沢一郎前幹事長の党代表選への立候補表明に、菅直人首相の再選を支持する議員らの間に26日、驚きと衝撃が広がった。 仙谷由人官房長官は首相官邸で記者団に「全然聞いていない」。首相側近の荒井聰国家戦略相はうつむき加減で「びっくりしている」と語った。玄葉光一郎政策調査会長は「代表選より予算の方が大事だ」と平静さを装うが、ある省の政務三役の一人は「ガチンコ勝負になった。仕事にならない」と嘆いた。 首相側近は「首相は完全にファイティングポーズだ。『この代表選は、民主党が本当の民主党になれるかの分水嶺(ぶんすいれい)だ』と思っている」と対決姿勢。菅首相を支える議員グループの若手衆院議員も「望むところだ。堂々と戦う。小沢氏と手を握った瞬間に菅氏は終わりだ」と息巻いた。別の側近議員は「3カ月前に責任をとって(幹事長を)辞めた人が立候補するというのはいかがなものか」と小沢氏を牽制(けんせい)した。 ただ、小沢氏は党内最大勢力を率いるだけに、グループ内からは「最悪の事態だ。民主党崩壊の始まりだ」(ベテラン)と党分裂への懸念も出ている。首相周辺も「首相は負けないと思うが、心配なのはその後。小沢氏をどう処遇するか」と漏らした。 首相支持を公言していた鳩山由紀夫前首相が一転して小沢氏支持を打ち出したことについて、寺田学首相補佐官は25日の首相と鳩山氏との会談に触れ「党運営で親身なアドバイスがあったようなので、意外に思う」と語った。 一方、小沢氏を支持する議員グループ「一新会」の幹部は26日午前、東京都内の小沢氏の個人事務所で小沢氏と面会。会長の鈴木克昌衆院議員は「一丸となって支援していく」と述べた。 「政治とカネ」の問題などを抱える小沢氏の立候補について、側近の松木謙公衆院議員は記者団に「小沢政権ができたら支持率は低いかもしれないが、政権公約を実現することによって国民が幸せを享受できる」。別の若手衆院議員も「小沢氏は『挙党一致』を主張するだろう。党内の支持はある程度広げられる」と自信をみせた。 小沢氏が民主党代表選に出馬表明 鳩山前首相も支持 2010年8月26日13時20分 民主党の小沢一郎前幹事長は26日朝、東京都内で鳩山由紀夫前首相と会談し、「同志として協力が得られるならば出馬したい」と述べ、9月1日告示、14日投開票の党代表選に立候補する意向を伝えた。鳩山氏も小沢氏支持を表明した。代表選は菅直人首相と党内最大勢力を率いる小沢氏が対決する構図となり、党を二分する激しい選挙戦となるのは必至だ。 小沢氏と鳩山氏の会談は、都内の鳩山氏の個人事務所で約30分間行われた。小沢氏は「(2003年の)民由合併時からの同志として出馬したい」と決意を表明した。 会談終了後、小沢氏は記者団に「鳩山前首相から、『代表選に出馬を決断するならば、自分としては全面的に協力し、支援していきたい』というお話をいただいた。不肖の身であるが、代表選に出馬する決意をした」と語った。 これまで菅首相支持を表明してきた鳩山氏は記者団に「(民由合併では)私の一存で民主党に入ってもらったので、その経緯から私が応援するのが大義だ」と述べ、小沢氏支持を明言した。 小沢氏は会談後、鈴木克昌、松木謙公の両衆院議員ら小沢氏直系の議員グループ「一新会」の幹部を都内の個人事務所に集め、「挙党態勢ということで菅さん側に話をしてきたが、全く受け入れられなかった。国の危機を打開するためにも、立候補することにした」と語った。 また、小沢氏は横路孝弘衆院議長、西岡武夫参院議長ら党内の主な実力者に電話で、協力を要請。羽田孜元首相とも会談し、支持を取り付けた。今後、鳩山、旧社会、旧民社、羽田の各グループへの協力要請を行い、今週中にも記者会見して正式表明する見通しだ。 小沢氏は、代表選では消費税と普天間飛行場移設問題を争点に掲げる構えだ。 一方、菅首相には、菅グループのほか、前原誠司国土交通相、野田佳彦財務相のグループが支持を表明。30日にも各グループ幹部らで構成する選対本部を設置する予定。ただ、鳩山氏が小沢氏支持を表明したことで、鳩山グループの動向が焦点になってきた。 独自候補を模索する旧民社党系や旧社会党系は態度を決めていない。各グループ内で支持が分かれることも予想され、党員・サポーター投票も実施される代表選の勝敗は予断を許さない状況だ。 |