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折々の記 2011 E

【心に浮かぶよしなしごと】

【 01 】09/01〜     【 02 】09/04〜     【 03 】09/09〜
【 04 】09/13〜     【 05 】09/23〜     【 06 】10/06〜
【 07 】10/10〜     【 08 】10/17〜     【 09 】10/19〜

【 07 】10/10

  10 10 兄の葬儀
  10 11 ヒマワリ油のラベル
  10 12 原発放射能の学習
  10 13 原発放射能の学習
  10 15 再び画家・堀文子  朝日社説・天声人語
  10 17 ピアノ教室発表会

 10 10 (月) 兄の葬儀

兄の葬儀  秋の天候に恵まれ、滞りなく終わりました。


白ほねになりたる兄を思う今
                      飯田火葬場お骨拾い直前


今日は姉の86才誕生日でした。 大分腰が曲がって年齢のせいもあって弱くなりました。

信濃寮(老人ホーム)に入っているが、淳子が面倒を見ていてくれてありがたい。

 10 11 (火) ヒマワリ油のラベル

ヒマワリ油のラベル

ヒマワリ油  平成23年産
リノール酸・ビタミンE・葉酸が多く、抗酸化作用
細胞の老化防止・免疫力を高めます。




ヒマワリ油 平成25年産
リノール酸・ビタミンE・葉酸が多く、抗酸化作用
細胞の老化防止・免疫力を高めます。




ヒマワリ油 平成25年産
リノール酸・ビタミンE・葉酸が多く、抗酸化作用
細胞の老化防止・免疫力を高めます。




ヒマワリ油 平成25年産
リノール酸・ビタミンE・葉酸が多く、抗酸化作用
細胞の老化防止・免疫力を高めます。




ヒマワリ油 平成25年産
リノール酸・ビタミンE・葉酸が多く、抗酸化作用
細胞の老化防止・免疫力を高めます。




ヒマワリ油 平成25年産
リノール酸・ビタミンE・葉酸が多く、抗酸化作用
細胞の老化防止・免疫力を高めます。




ヒマワリ油 平成25年産
リノール酸・ビタミンE・葉酸が多く、抗酸化作用
細胞の老化防止・免疫力を高めます。




ヒマワリ油 平成25年産
リノール酸・ビタミンE・葉酸が多く、抗酸化作用
細胞の老化防止・免疫力を高めます。




ヒマワリ油 平成25年産
リノール酸・ビタミンE・葉酸が多く、抗酸化作用
細胞の老化防止・免疫力を高めます。




ヒマワリ油 平成25年産
リノール酸・ビタミンE・葉酸が多く、抗酸化作用
細胞の老化防止・免疫力を高めます。




ヒマワリ油 平成25年産
リノール酸・ビタミンE・葉酸が多く、抗酸化作用
細胞の老化防止・免疫力を高めます。




 10 12 (水) 原発放射能の学習

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110622_12
岩手日報
10月12日(水)

被ばくから子ども守れ 平泉で原発・放射能学習会

体に蓄積する放射性物質
 【放射能学習会の記事】

 皮膚 クリプトン
 甲状腺  ヨウ素
 肺 プルトニウム
 肝臓 コバルト
 腎臓 ウラン
 生殖腺 セシウム
 プルトニウム
 筋肉 セシウム
 骨 ストロンチウム
 プルトニウム
 「学校給食は?」「屋外プールは大丈夫?」。福島第一原発の事故を受け、本県でも原発や放射能についての学習会開催などの動きが広がっている。平泉町で開かれた学習会には関心の高さをうかがわせる約120人が参加。子どもたちの被ばくを防ぐにはどんな対応策があるのか、真剣に耳を傾けた。

 学習会は、今月上旬町民有志で設立した「子どもたちの未来を考えよう平泉の会」(遠藤セツ子代表、会員11人)が主催。「三陸の海を放射能から守る岩手の会」の世話人永田文夫さん(盛岡市)が講師を務め、今回の原発事故の概要や、放射線や放射性物質が人体にもたらす影響、対応策などを解説した。

 永田さんは「今後、最も心配なのが“内部被ばく”」という。原発事故で放出された放射性ヨウ素や、セシウム、ストロンチウムなどの放射性物質は体内に入ると、特定の臓器に濃縮され、集中的に被ばくする。細胞分裂が盛んな胎児や乳幼児ほど傷ついた遺伝子(DNA)を複製し、影響が大きいという。

 食べ物による内部被ばくについては、「日本の暫定基準は事故前まで世界保健機関(WHO)に準じていたが、事故後は海外に比べ非常に甘くなってしまった。基準値以下だからといっても安全とはいえない」と強調。

 外部被ばくについても、事故収束の作業の中で、原発内部の蒸気を外部へ放出し、圧力を下げる「ベント」などによって放射性物質が空気中にまかれることもある。「作業の内容や、風向きなどを常に注意しておく必要がある」と呼び掛けた。

 会場からは「県内の牧草からも基準値を超えるセシウムが検出されたが給食の牛乳は安全か」「宮城県では屋外プールの利用を禁止する学校もあるが大丈夫か」「子どもたちにマスクの着用を促したり、除草をさせないよう要望したが、学校側に受け入れてもらえない」などの疑問や悩みが次々寄せられた。

 永田さんは食品対策について、「ヨウ素は活性炭(木炭)に吸着し、セシウムは水に溶けやすい性質がある。葉野菜などは煮こぼしすると減少するようだが、県などに要望し、細かくデータを出してもらって判断していくしかない」と回答。

 プールについては「壁や底に付着した放射性物質を除染する必要がある。楽しみにしている子どもは多いと思うが、今年は特別な年であり、安全第一で遅れても仕方ないのでは」とアドバイスした。

 遠藤代表は「予想を超える参加者数は事態を深刻に考える人が多いことの表れで複雑な思いになる。今後も情報交換しながら生活の中でできる対応策を学んでいきたい」と語る。

 こうした学習会などはこれまで北上市、奥州市、盛岡市などでも開催。永田さんが講師を務める学習会は22日午前10時、盛岡市青山4丁目のいわて生協ベルフ青山でも開かれる。

(2011/06/22)

※ 午前、幸子の母・君子叔母さんの仏壇参り。 宮井武彦叔父宅へまむし粉末持参。
   午後、宮脇正之宅、兄の葬儀についてのお詫び挨拶。

 10 13 (木) 原発放射能の学習

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88
シーベルト - Wikipedia

シーベルト(Sievert。スウェーデン語発音: [?si?v??]、英語発音: /?si?v?rt/)は、生体の被曝による生物学的影響の大きさ(線量当量)の単位。記号はSv。SI単位の一つである。

線量当量とは、吸収線量(放射線から受けるエネルギー)に、法令で定められた係数(放射線の種類ごとに定められた人体の障害の受けやすさ)を掛けたものである。

シーベルトという呼称は、放射線防護の研究で功績のあったロルフ・マキシミリアン・シーベルトにちなむ。

毎時シーベルト

毎時シーベルト (Sv/h) は、1時間あたりの生体への被曝の大きさの単位。シーベルト毎時ともいう。シーベルトが被曝の総量を表すのに対し、毎時シーベルトは、被曝の強さを表す。1毎時シーベルトは、1時間で1シーベルトの被曝量を受けることに相当する強さ。

(例)
25 μSv/h (毎時マイクロシーベルト) の被曝を2時間にわたって受けると、被曝の総量は 50 μSv (マイクロシーベルト) になる。
毎時 400 ミリシーベルト (400 mSv/h) の被曝を15分間受けると、被曝量は 100 mSv (ミリシーベルト) になる。

※ 柿干場の準備を始めた。

 10 13 (木) ミトコンドリアのDNA 原発放射能の学習

   朝は朝霧 夜は夜霧
   み寺の鐘に 日は沈む
   余韻は示す 吾がゆく手
   驍将の夢 偲びつゝ
   灯火のもと 研ぎ足らぬ
   魂をぞ磨く 秋の月

秋日和になって放射冷却現象なのでしょう、朝霧が静かに伊久間段丘を覆うようになりました。 昨夜は満月だったのか、朝空に白く残っている。 寮歌が脳裏に浮かびます。

※ きょうは従子の75才の誕生日です。



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111014-00000019-jij-soci
ミトコンドリア母性遺伝の仕組み解明=難病治療に期待―群馬大
(時事通信) - Yahoo!ニュース
10月14日(金)5時13分配信

 身体の細胞内でエネルギーをつくり出す小器官、ミトコンドリアのDNAが母方からのみ子に受け継がれるのは、細胞内の組織を自ら分解し除去する「オートファジー(自食作用)」と呼ばれる働きによって、受精直後に父方のミトコンドリアが分解され、消滅するためであることが分かった。群馬大生体調節研究所の佐藤健教授と妻の美由紀助教が線虫の細胞で突き止め、米科学誌サイエンス電子版に14日発表した。

 研究成果は、変異したミトコンドリアの蓄積が一因とされるパーキンソン病やアルツハイマー病などの難病の治療法の究明に役立つと期待される。

 ミトコンドリアDNAをめぐっては、母方のみ子に受け継がれる「母性遺伝」と判明しており、この特徴を利用してヒトのミトコンドリアDNAを数十万年前までたどると、アフリカの女性に行き着くとされる「ミトコンドリア・イブ説」が知られている。だが、父方のミトコンドリアが受精卵内でどのように分解されるかは分かっていなかった。

 佐藤教授らは、体長1ミリで体が透明な線虫の精子内のミトコンドリアとオートファジーの際に細胞内に現れる膜を蛍光染色して観察したところ、受精直後に受精卵内で、父方のミトコンドリアが膜に取り囲まれて分解され、徐々に消滅する様子が確認された。

 なぜ父方のミトコンドリアだけが分解されるのかは謎だが、佐藤教授によると、精子内のミトコンドリアは卵子にたどり着く頃には疲弊して機能が低下し、受精段階で有害なものと認識されてオートファジーが働く説などが考えられるという。 

*(下平・記) ミトコンドリアDNA については歴史分野、医学分野、或いは文化の分野でも一つの大事な機軸になってきそうです。



http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD
放射能 - Wikipedia
放射能(ほうしゃのう、英: radioactivity)とは、原子核が崩壊して放射線を出す能力のことである[1][2]。 放射能の単位はベクレル(記号 Bq)であり、1Bqは1秒間に1個の原子核が崩壊することである。[3]

http://www.tohoku-epco.co.jp/electr/genshi/shiryo/wastes/07.html <シーベルト(Sv)とベクレル(Bq) >

放射線・放射能を表す単位

放射線による人体への影響度合いを表す単位を「シーベルト(Sv)」、放射性物質が放射線を出す能力を表す単位を「ベクレル(Bq)」といいます。

放射性物質にはさまざまな種類があり、放射性物質によって、放出される放射線の種類やエネルギーの大きさが異なるため、これにより人体が受ける影響は異なります。このため、放射線が人体に与える影響は、放射性物質の放射能量(ベクレル)の大小を比較するのではなく、放射線の種類やエネルギーの大きさ、放射線を受ける身体の部位なども考慮した数値(シーベルト)で比較する必要があります。

 10 15 (土) 再び画家・堀文子  朝日社説・天声人語

※ きのうは柿干場の準備二日目、およその目途がついた。

今年の 09 19 「群れない、慣れない、頼らない」で堀文子について、感想を書き残しました。 今日は他の人の感想です。

☆             ☆             ☆             ☆             ☆

画家・堀文子
http://beniha.blog.so-net.ne.jp/2011-09-19
画家:堀文子(93歳) さんから伝わってきたもの
< 成功した企業トップの15か条 >

人のお話を聞いていると、絶句してしまうような興奮をすることがありせんか。。。。。

一生の中でそんなにあることではないのですが、今朝(2011年9月19日)放映されたNHKのヒューマンドキュメンタリー「画家・堀文子 93歳の決意」という番組には魅入ってしまいました。

最初は見るともなしに見ていたのですが、堀さんのお話を聞いているうちにドキドキしてきました。

堀さんという方を、存じ上げていたわけでもないし、絵を拝見したこともありません。

(そもそも、絵画を見るというような教養も趣味もないので。。。)

しかし番組にはくぎ付けになってしまいました。

バブルの頃の日本が嫌で、イタリアに脱出、トスカーナ地方に暮し、80歳を過ぎてからブルーポピーを求めてヒマラヤの山中へ。。。。。

失礼ながら、ご高齢の身で世界各国にスケッチ旅行をなさっているようです。  すごく逞しい方です。

今、93歳。。。。。とてもそんな風に見えません。  しかも知的な美人。。。。。

彼女のお話の中に出てきた言葉をナレーションが追っていきました。

@感動
A好奇心
B嫉妬(負けず嫌い)

小生が出会った「成功した企業トップ」に共通する言葉です。

そしてお若いです。  「息の絶えるまで感動していたい」 というようなこともおっしゃっていました。

友人の方から、顕微鏡の中のミジンコを覗くように勧められたシーンがありました。  彼女は、興奮なさっていたようです。  興奮ぶりが伝わってきました。

口を少し尖がらせて、そばにいる人たちに覗き見ることを勧めていらっしゃるのです。  「さぁさぁ、あなたも見て!」とでもいうように。。。。。。

言葉が口から出ないようです。

このような光景を数回見たことがあります。  成功した企業トップに共通する光景です。。。。。

☆             ☆             ☆             ☆             ☆

今日は 9:30 出発、小諸へいきます。 あすは真弓さん個人の声楽専門発表会と涼羽のピアノ演奏発表会(真弓さんの指導教室)が浅科で開催されるのです。

森住宅へは干椎茸、ヒマワリ油小瓶一つ、五味子酒720cc一本、霜ササゲを土産に持っていきます。 真介宅へは南瓜、薩摩芋、キュウリ4本、ヒマワリ油小瓶二つ、五味子酒720cc一本、霜ササゲを土産に持っていきます。

今夜は浅科の温泉宿へ一泊させてくれるといっています。

明日は午後夕方になってもできれば帰宅したい。



asahi.com社説
辛亥革命100年―新たな日中交流の機に
2011年10月9日(日)付

 干支(えと)で辛亥(かのとい)の年にあたる100年前の10月10日、中国の長江中流域、武昌で清朝に対する蜂起が勃発した。これが引き金になって、アジアで初の共和国である中華民国が誕生し、清朝は倒れた。辛亥(しんがい)革命である。

 革命を主導した孫文の理想は、民族、民権、民生という三民主義の実現だった。

 孫文は袁世凱との対立、亡命などの苦闘を続けたものの、国民党による統一政権は見ることはできずに世を去った。遺言は「革命未(いま)だ成らず」だった。

 その国民党政権も共産党との内戦に敗れ、1949年に台湾に逃れる運命をたどった。

 そんな辛亥革命が100年たっても輝きを失わないのは、やはり、中国大陸で連綿と続いた専制王朝を崩壊に導いたという歴史的意義があるからだろう。

 「革命の最も堅固な支持者であり、最も忠実な継承者」とする共産党は、台湾との統一を見据えて様々な記念行事を開く。

 しかし、孫文が訴えた民主制を求める「民権」や、行政と立法などの権力分立は受け入れていない。そこが健全な発展の足かせとなっていて、国民の不満の原因でもある。とても、革命の忠実な継承者とは誇れまい。

 一方で、台湾は民主化を果たした。民主化は言論の自由を保障し、野党からは「大陸で生まれた孫文と台湾は関係ない」との声も聞かれるほどだ。

 日本で辛亥革命が関心を集めるのは、多くの人々が幅広い支援をしたからだ。また、日本留学経験者が革命の主力を担ったことも注目される一因だ。

 しかし、現実の日中関係は昨年秋の尖閣諸島沖衝突事件の影響から抜け出せていない。

 菅直人・前首相は施政方針演説で「孫文には、彼を支える多くの日本の友人がいました」と語った。これは、革命100年を日中関係改善の糸口にしたい意欲の表れだったのだろう。

 しかし、革命の日本人関係者には無私無欲の人もいたが、中国利権を目指した野心家が多かった。清朝への配慮などから当時の政府は孫文に冷淡だった。

 そして革命から20年後には満州事変が起きた。日本は孫文の求めた「王道」ではなく覇道で中国を侵略した。

 そんな歴史を凝視せず、辛亥革命のいいとこ取りをしただけでは、安定した友好関係は築けまい。来年は中華人民共和国と国交樹立して40年を迎える。

 節目の年に次の100年を視野に入れ、政府と民間は重層的な関係構築につとめるべきだし、大国の地位に戻った中国も未来志向で臨んでもらいたい。

天声人語
2011年10月14日(金)付

 壇ノ浦で平家が敗れた1185(元暦2)年、京都で大きな地震があった。近年の調査によればマグニチュードは7.4程度だったらしい。山は崩れ、地面が割れ、家屋がことごとく潰れる惨状を、鴨長明が「方丈記」に書きとめている▼そして、「羽なければ、空をも飛ぶべからず。竜ならばや、雲にも乗らむ」と恐怖を記した。今回の震災でも、空へ飛んで逃れたカモメをうらやむ声を、直後に訪ねた被災地で聞いたものだ▼一方で、「羽があるのになぜ」と思わせたのが、宮城の航空自衛隊松島基地で津波を浴びた戦闘機である。1機110億円で買った18機が水没した。うち12機は処分、6機は修理されるが800億円かかる。「お粗末」という投書が先の声欄に載った▼被災機が修理可能かどうかを見る分解調査だけで136億円かかった。これだけで、あの凍結された公務員宿舎の総工費を上回る。あれやこれや計1090億円を防衛省は第3次補正予算に要求した。羽が生えたように血税が飛んでいく▼離陸には時間がかかり、間に合わないとの判断だったという。無理をすれば人命も危なくなる。それは分かるとして、これだけの損失と出費を、気前よく不問には付せない国民も多かろう▼予想される津波にハード、ソフトでどんな対策を講じていたのか。よもや「想定外」ではあるまいが、ならば不作為の責任はなかったか。次期戦闘機という総額1兆円規模、ピカピカの買い物の前に、進んでの検証と開示が欲しい。

天声人語
2011年10月12日(水)付

 「暮しの手帖」を創刊した伝説の編集者、故花森安治に「女だけの政治」と題する一文がある。戦後しばらくして書かれたが、もはや男の政治はダメだから女に任せてみよ、という論旨に古さはない▼いわく「(昔から)政治は男のやるものときまっていた。そして男たちは、ああでもない、こうでもないといろいろやってきたが、どうやってみたところで、戦争は次から次へとくりかえされるし、世の中の不合理は、すこしも改まらないのである」と。そんな花森がうなずくような、今年のノーベル平和賞だった▼贈られる女性3人のうち、エレン・サーリーフ氏(72)は西アフリカのリベリアの大統領。独裁やら汚職やらで「男たち」が荒廃させた国を立て直してきた▼約27万人が内戦で死に、失業率は85%、識字率4割という出発点から6年前に走り出した。汚職撲滅のために財務省の全職員300人を解雇し、同省や司法、商務などの大臣、警察トップに女性を起用した。「剛腕」とはたぶん、こうした人のことを言う▼自身、投獄された経験があり、その姿勢は「非暴力」に根ざす。「非暴力は人間に委ねられた最大の力である」とガンジーは言った。現職政治家ゆえ毀誉(きよ)も褒貶(ほうへん)もあろうが、現実を変える手段としての非暴力のパワーを信じたい▼ノーベル平和賞は栄(は)えある賞ながら、逆説的だ。不幸や不条理が大きいほど賞は注目され輝きを増す。受賞3女性の「銃なき闘い」が、平和賞不要の平和な世界につながるよう願う。

天声人語
2011年10月10日(月)付

 震災後、ひどい略奪が起きない日本を世界は称賛したが、人影が消えた被災地は出店荒らしや空き巣にやられていた。どさくさこそ稼ぎ時とみるのは、こそ泥ばかりではない▼「人々が精神的なよりどころも物理的な居場所も失って、無防備な状態にあるそのときこそ、彼らにとっては世界改変の作業に着手するチャンスなのである」。近刊『ショック・ドクトリン』(ナオミ・クライン著、幾島幸子・村上由見子訳、岩波書店)の一節だ▼彼らとは、戦争や内乱、災害などの混乱に乗じ、改革と称してひともうけを企(たくら)む勢力を指す。筆者のカナダ人ジャーナリストは、イラク復興に群がるグローバル企業を取材して執筆を決めたという▼茫然(ぼうぜん)自失の人々をよそに、彼らは権力に取り入り、白紙に好きな絵を描く。惨事便乗の商売は途上国に限らない。財政難で強まる官から民へ、市場任せの風潮も好機らしい。俗耳になじんだ「小さな政府」への異議に、ざらりとした読後感が残った▼震災も「彼ら」には商機だろう。そこには生活と街と産業の再建にもがく住民がいて、予算がつけば総額十数兆円の復興計画が動き出す。東北3県は、スーツ姿の火事場泥棒にもご用心である▼「強欲の自由」は、各国で貧富の差を広げ、職なき若者の怒りは本家本元の米国にも広がった。自由競争の功は多々あれど、過ぎた市場信仰は社会に不安定の災いをもたらす。すでに深手を負った被災地ぐらい、部外者の金もうけとは無縁の場所でありたい。

 10 17 (月) ピアノ教室発表会

※ きのうはピアノ教室発表会がありいってきました。

一昨日10時に家を出て鶴巻へ二時ころに着きました。 その夜は「金すし」で夕食をいただき、北国街道沿いの「つるや」へとまりました。 16日は発表会当日でしたが、森住宅へ挨拶にいきその後布引観音、道の駅、五郎へ立ち寄りました。

 布引山釈尊寺

  「牛に引かれて善光寺参り」の伝説
 で知られる布引山釈尊寺は、神亀元年
 (724)の創建と伝えられています。
  天文十七年(1548)、武田信玄が
 楽巌寺入道、布下仁兵衛を攻めたとき
 に兵火にかかって消失したのを、弘治
 二年(1556)望月城主であった滋野
 左衛門佐が再建しました。その後も享
 保八年(1723)に再び野火のために
 炎上しています。
  現在ある伽藍の多くは、小諸城主牧
 野周防守泰明によって再建されたもの
 です。観音堂内にある「空殿」は国の重
 要文化財に、また「白山社社殿」は県宝
 に指定されています。

    中部北陸自然歩道
                  環境省 長野県


布引観音へ着いたときには断崖の上のほうはまだ朝霧がかかっていた。
























 名称  布引観世音

昔、信心のうすい老婆が住んでおりました。 この老婆が千曲川で布をさらしておりますと、どこからともなく一頭の牛が現れ、その布を角にかけて走り出しました。

老婆は、驚いて、野を越え、山を越え、牛の後を追いかけましたが、ふと気がついてみますと善光寺の境内まで来ておりました。 老婆は、やっとのことで牛に追いついたのかと思ったのもつかの間、牛は金堂のあたりで、突然姿を消してしまったのではありませんか。

驚きと悲しみに疲れ果てた老婆は、あっけにとられてその場にたたずんでしまいました。

日も暮れる頃、どこからともなく一条の光明がさし、その霊光の尊さに思わずひざまづいて、菩提心を起こし一夜を金堂にこもって罪悪を詫び、家に帰ってまいりました。

ある日の事、ふと布引山を仰ぎ見ますと、岩角にあの布が吹き付けられているではありませんか。

老婆は何とかして取り戻したいと思いましたが断崖絶壁の事で取るすべもありません。

一心不乱に念じているうち、布とともに石と化してしまったということです。

この布引山の断崖には今も白く布の形をした岩肌が眺められます。

布引観世音菩薩が、牛に化して信心うすい老婆を、善光寺阿弥陀如来の許に導いて教化をしたのだそうです。

この話は、信濃四大伝説の一つとして、今に語り伝えられております。

                                                    小 諸 市