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続折々の記 2017⑦
【心に浮かぶよしなしごと】

【 01 】09/12~大腸闘病記三     【 02 】09/14~大腸闘病記四・五     【 03 】10/03~大腸闘病記六
【 04 】10/04~老人の戯言     【 05 】10/20~     【 06 】調べたい検索語一覧(1)
【 07 】パラダイス文書     【 08 】調べたい検索語一覧(2)     【 09 】パナマ文書


折々の記 2017⑦
【 01 】~【 09 】内容一覧
【01】 09/12 大腸がん闘病記その三
【02】 09/14 大腸がん闘病記四
    09/14 大腸がん闘病記五
【03】 10/03 大腸がん闘病記六
【04】 10/04 老人の戯言
【05】 10/20 保守?リベラル? (2017衆院選)
    10/28 民意を担えぬ立法府の敗北(日曜に想う)
         (13面)「戦争の大問題」<それでも戦争を選ぶのか>
         衆院選、潮目変えた言葉
      ※ 「大腸がんの食事療法」
【06】      調べたい検索語一覧(1)
 A 渡来民族  B 渡来人に関する書籍
 C 日本人のルーツ  D 日本人のルーツに関連する検索(1)
 E 日本人のルーツに関連する検索(2)  F 日本人はるかな旅
 G 生きる本能  H 新陳代謝
 I 細胞の栄養  J 細胞の活動とタンパク質
 K ケトン体  L 大脳の細胞
 M ミトコンドリア  N ミトコンドリア遺伝子
 O 人参の成分  P 人参ジュース
 Q 竹酢成分  R パーキンソン病
 S 筋膜リリース  T 人の性質の育て方
 U 日本の昔話 一覧  V α-リノレン酸
 W シリーズ 人体 神秘の巨大ネットワーク  X 一寸興味を惹くHP
 Y 古今伝授の太刀  Z NK細胞を増やす
【07】 11/08 パラダイス文書  疑惑の島
【08】      調べたい検索語一覧(2)
 あ がん遺伝子治療 い 言霊
 う 言霊 実験 え 失われた20年
 お アベノミクスは失敗 か ヨガ 効果
 き フリーメイソン く ラニーニャ現象
 け 前立腺がん こ 温故知新
【09】 12/18 パナマ文書



【 01 】09/12

  09/12 大腸がん闘病記その三  

 09 12 (火) 大腸がん闘病記その三     


        タンパク質の冤罪シリーズ

  (第1回)【私の実体験】ゲルソン療法、玄米菜食を厳格に実行したら、こうなった
  (第2回)タンパク質欠乏が、ガンに与える影響
  (第3回)私が実践しているガンの活性度を抑える3つの方法
  (第4回)肉を制限すると、むしろガンになりやすくなる
  (第5回)脂質(脂肪酸)をバランス良く摂ることが、ガンをはじめ、様々な疾患の死亡率を減らす
  (第6回)ほとんどの日本人は、メタボどころか栄養失調を起こしている
  (第7回)沖縄の現状が物語る、生活習慣病の本当の原因
  (第8回)50年後に日本人が消える理由


私が実践しているガンの活性度を抑える3つの方法
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さて、前回の続きです。前回は「肉(動物性タンパク質)を食べてもガンの増殖には一切関係ない」ことをあ~だこ~だと説明しました。

そして、ガンの増殖に関係しているのは「ガンの活性度」であり、ガン治療においては、「ガン細胞を殺すこと」に重点を置くより、「いかにガンの勢いを抑えるか?」のほうに重点を置くべきだとお話しました。

今回の記事では、私が実践しているガンの活性度を抑える方法をいくつか紹介したいと思います。

                          目 次
                   1.ガン克服の為の2つの基本
                   2.玄米を主食にする
                   3.りんごを毎日1~2個食べる
                   4.有酸素運動(ウォーキング)をする
                   5.私のおすすめするサプリメントメーカー


ガン克服の為の2つの基本


私は「活性度が高いか低いかで、予後が左右される」と考えています。
たとえ体の中にガン(腫瘍)が残っていたとしても、活性度が低ければそんなに悪さはしません。
しかし、活性度の高いガンだと、増殖の為に猛烈な勢いで体から栄養素を奪いさっていきますから急激に体重も体力も減っていきます。
おそらく痛みもあるでしょう。仕事も出来ず、非常に苦しい生活を強いられると思います。

しかし、たとえ手術で取りきれないガンだったとしても、活性度が低ければ体から大量に栄養素を奪うことはありません。体重も体力も健常者とさほど変わらないから、仕事も可能なのです。

休眠療法的な考え方ですが、副作用の弱い抗がん剤を使いながらガンとうまく共存できるなら、別に治さなくてもいいわけです。
抗がん剤を使わずに「それ」が出来るなら、なお良いですね。この記事では「その方法」について解説するつもりです。

もちろん「どれだけ真剣に取り組めるか」にもよるのですが、「余命1年」とか、よほど手遅れではない限りは、「ガンとの共存」ではなく、(さらに一歩進んで「自然治癒」にまでもっていけると本心では思っています。

活性度を抑えるだけでなく、どんどん勢いを弱めていけば、やがて体の免疫機能のほうが相対的に力が強くなりますから、たとえ末期がんであろうと完治の道が見えてくる・・・。私はそのように考えています。

私のガン克服の考え方の基本の1つ目はこれです。つまり「ガンの勢いを弱め、最終的には停滞させる」ことです。
で、もう2つ目は「ガンと真正面から闘うこと」です。

これには様々な方法があります。免疫力を上げるのもそうですし、手術や抗がん剤も「ガンとガチンコでぶつかる」という意味ではこれに含まれます。
つまり、ガンに対して両側面からアプローチすることで、効果的にガンと闘おうという発想ですね。
とはいうものの、ガンの勢いを止める(活性度を抑える)為の効果的な方法は、科学的な証拠が弱いので確実なことは分かりません。

分かりませんが、「これはおそらくガンの活性度を抑えるんじゃないか?」と思われるものを、いくつか紹介します。実際に私が実践しているものばかりです。


玄米を主食にする


これは以前に書いた玄米シリーズでも書いたことなのですが、玄米に含まれているRBF(Rice Bran F)という抗がん物質が、 ガンを兵糧攻めにするのです。つまり、ガンが一番大好きなブドウ糖を、ガン細胞に供給するのを防いでくれます。この作用により、がん細胞は増殖できなくなり、やがて寿命が尽きて死んでいくのです。
(参考 → RBF(Rice Bran F)が、がん細胞にアポトーシス(自己死)をもたらす

玄米は「選び方」や「調理の仕方」がダメだと体に害を与えるので正しい知識をつける必要があります
(参考 → 5年以上再発なしのガン患者が明かす!玄米食のデメリットとは?


りんごを毎日1~2個食べる


これに関しては以前書いたヤクルトの記事でもちらっと紹介しました。

悪性度の強い(活性度の高い)ガンは、免疫細胞を騙してガンの塊を「異物だ」と認識させないようにするようです。ですから、あっという間に全身転移するようなガンというのは、免疫力が強い弱い以前に、ガンに対して全く機能していないことが原因なのかもしれません。(あくまで私の推測ですけど)

ガン細胞がどのようにして免疫細胞を騙すのかというと、熊本大学の研究によれば、「騙す」と言うより「寝返らせる」ようです。
(参考 → 熊本大学 大学院生命科学研究部 細胞病理学分野)

リンク先の内容を簡単に説明しますと、免疫の総元締め的なポジションであるマクロファージという一番原始的な免疫細胞があります。これが狂うと全ての免疫反応が狂ってきます

マクロファージにも2種類あって、M1マクロファージ(善玉)M2マクロファージ(悪玉)があり、ガン細胞はM1に対して様々な化学物質を放出します。すると、善玉が悪玉に変わるのです。

悪玉となったM2マクロファージは、今度はガン細胞に働きかけ、その結果ガン細胞は、悪性度を増します。

悪性度(活性度)を増したガン細胞は、どんどんM1(善玉)をM2(悪玉)に寝返らせ、M2(悪玉)の働きも活性化させます。

このM2マクロファージがまさに「悪の根源」と言ってもいいもので、ガンに都合の良いことしかしません。例えば・・・、

   免疫を抑制する。
   他の免疫細胞にも、免疫反応を制御するように支持する。
   がん細胞にせっせと栄養を供給する。
   がん細胞がもっと栄養を効率よく摂取出来るように、血管新生を促す。
   がん細胞を活性化させる。
   がん細胞に、もっと増殖するように促す。
   遠隔転移のお手伝いをする。


こいつをどうにかすることが、おそらくガン治療の肝になると思います。

嬉しいことに、その方法もリンク先に書かれています。さすが大学院です。

がん治療に有効なリンゴ由来天然化合物の研究

助教の菰原・藤原と薬学部天然薬物学教室との共同研究により、百十種類の生薬・食品由来天然物化合物の中からM2マクロファージの活性化を抑制する物質を数種類固定しましたが、その中から最も効果の高い化合物を1つに絞りました。

最終的に残ったのは、リンゴから多く採れるCAという物質です。基礎的な研究を進める内に、CAは、STAT3という分子の活性化を抑制することでM2マクロファージの分化を阻害することが分かりました。

STAT3は、がんの悪性化を誘導する有名な分子です。CAがSTAT3阻害剤であることが明らかになりましたので、CAががん細胞の増殖を抑制するかどうか調べたところ、CAががん細胞の増殖を強く抑制することが分かりました。更に興味深いことに、従来から使用されている抗癌剤の効果を増強する作用があることも分かりました。

今回研究に使用したCAは、天然薬物学教室の池田准教授がリンゴジュースの絞りかすから抽出したものです。安価に大量に精製できればいいなと思っています。
(注:CA :学会では発表済みですが、論文になってませんのでここでは正式名称は記載しませんでした。)

~ 中略 ~

藤原先生と共同で進めていた研究が論文になりました。この研究ではリンゴ由来のCA (Corosolic acid)という天然化合物がNF-kBとStat3というM2への分化に関わるシグナル伝達因子を阻害することが分かりました。

これ以上の詳しいメカニズムの解析は難しくて手が出せませんでしたが、この化合物にはがん細胞を殺す効果もありました。抗癌剤の効果も高める作用もありました。

いま、竹村先生(整形外科)と共同で動物実験を行ってます。この研究は天然薬物学分野との共同研究です。

(出典:熊本大学 大学院生命科学研究部 細胞病理学分野)


「りんごを食べることで、ガンの悪性度(活性度)を抑える効果がある」ということで、私は毎日リンゴを1~2個食べるようにしています。
熊本大学の研究によれば、りんごを食べると抗がん剤の効果も上がるし、りんご自体にガン細胞を殺す効果があるらしいので、まさに一石三鳥!ガン克服の為にはなくてはならない食べ物なのかもしれません。

1つ注意しなければならないことは、「リンゴジュースの絞りかす」と書いているので、ジューサーにかけてジュースとして飲むと、(おそらく)効果はないのかもしれません。ミキサーであればいいかもしれませんが、私は皮ごとしっかり頂いています


有酸素運動(ウォーキング)をする


有酸素運動(ウォーキング)が最も安上がりで最も効果的な健康法

特別取り入れの原稿枠内部分(下平)
   健康維持とダイエットに効果大! 今日から始められる簡単ウォーキング法


こんにちは、美容研究家の境貴子です。
これから迎える冬本番、寒さで外に出るのも躊躇してしまうので、運動不足が気になるところです。そこで今回は、少し意識をするだけで、健康維持とダイエット効果が得られる、オススメのウォーキング方法をご紹介します。

まずは、自分が運動不足かどうかを確認してみましょう。

    運動不足・足の老化チェック

      •階段を昇ると息が上がってしんどい。
      •毎年徐々に体重が増えている。
      •少し遠いとタクシーに乗る。
      •半年以上運動していない。
      •歩幅が狭くなり、歩くスピードが落ちてきた。
      •足指で物を掴むことができない。

3つ以上当てはまる方は、運動不足が原因で足の筋力が低下しているかもしれません。全身に約500ある筋肉の3分の2は下半身に集中しています。そして、背筋力や腕力などの上半身の筋力に比べると、下半身の筋力は約2倍の早さで老化が進むと言われています。怪我や入院などであまり歩かないと、筋肉が衰えて足が細くなり歩けなくなりますよね。

さらに、足の筋肉は脳細胞と密接なつながりがあり、足を鍛えると脳に酸素が十分に行き渡り、脳細胞が活性化してストレス解消や老化防止にもなるようです。「ウォーキングなんてただ歩くだけ」と思われがちですが、ウォーキングは足だけでなく、手、腕、腰など、体の隅々の筋肉を動かす立派な全身運動です。正しい姿勢で歩くことで効率的に全身の筋肉を運動させ、脂肪燃焼を促してくれます。

 ■境のオススメ・ウォーキング方法

    •背筋を伸ばし、おへそを突き出すように歩く。
    •肩、ひじの力を抜き、手は軽く握りこぶしを作る。
    •歩幅は身長から-100cmくらいを意識する。
    •かかとから着地し、足の親指でける。
     ※ ウォーキング前に体が温まるくらい、無理のない程度で
       軽くストレッチを行ってください。

正しい姿勢を意識しながら20分ほど歩くと、発汗し、心拍数も上がり、安静時の約12倍のスピードで脂肪が糖に変わって燃焼され始めるので、ダイエットにも効果的です。

理想的なウォーキング時間の目安は40分程度なので、継続する事に重きを置いてください。時間帯は、やはり朝がいいです。朝行うと、糖が燃えて体内が脂肪の燃えやすい状態になり、一日の基礎代謝が増えて効果的にカロリーを消費することができます。毎回20分以上歩くことを続けると、体内機能や代謝のリズムが良くなるので、脂肪の燃えやすい体質に変わっていきます。

ウォーキングコースを変えたり、お気に入りのシューズやウェアーを揃えたり、飽きない工夫をしながら、楽しんで続けてみてください。


正常細胞は酸素を利用してエネルギー(ATP)を作りますが、ガン細胞は酸素を利用せずに、ブドウ糖だけを利用してエネルギー(ATP)を作ります。

ガン細胞のエネルギーの作り方を「解糖系」というのですが、この解糖系でエネルギーを作ると、ATPが2個作られます。

また、正常細胞のエネルギーの作り方を「ミトコンドリア系」というのですが、このミトコンドリア系でエネルギーを作ると、なんとATPが32個も作られるのです。

不思議に思いませんか?「なんでガン細胞は、こんな効率の悪いことをしているんだ?」と・・・。

あんなに爆発的に増えるんだから相当なエネルギー(ATP)が必要なはずなのに、筋肉を分解してまでバカみたいにブドウ糖を消費し、効率の悪い方法でエネルギー(ATP)を作ろうとする・・・。ひょっとして頭が悪いんじゃないのか?

まぁ、脳みそはないでしょうが、(笑)ガン細胞にはミトコンドリアを利用出来ない、「解糖系に頼らざるを得ない理由」があるのです。

ガン細胞は栄養素(ブドウ糖やタンパク質)が供給し続けられる限りは死ぬことがなく、無限に増殖し続けます。その為にはミトコンドリアが細胞内にいると邪魔なのです。

ミトコンドリアの主な働きはエネルギー(ATP)を作ることですが、もう1つの機能として、細胞に異常がみられたり、老衰して寿命がくれば、細胞に「死になさい m9」と命令を出してアポトーシス(細胞の自然死)に導く働きがあります。

異常な細胞古びた細胞
は、とっとと入れ替えないとやがて全体にとってマイナスに作用するので、早々に死んでもらったほうが体全体の健康にとってはいいことなのです。とっとと死んでもらって、若々しく丈夫な細胞に入れ替わったほうが、システムとしての健全さを保てるのですね。

「腐ったミカンを早く処分しないと、やがてダンボール全体のミカンが腐る」ようなもんです。これが「新陳代謝の本質」でもあるわけです。

ところが、ガン細胞は無限に増殖しようとする異常な細胞ですから、ほおっておくとミトコンドリアに「死になさい」とやられるのです。ですからガン細胞にとっては、ミトコンドリアは都合が悪いのです。

ミトコンドリアは使われないとその機能が衰えてきますから、ガン細胞はアポトーシスされない為にも、(非効率ながら)エネルギー産生を解糖系に頼らざるを得なくなるのです。

ガン患者は、ガン細胞によって大量にブドウ糖が消費される割には、少ししかエネルギー(ATP)が作られませんので「疲れやすくなります」

しっかりご飯を食べてても疲れやすくなります。ミトコンドリア系でエネルギーが作られないからです。ガン患者でなくても疲れやすい人は、ミトコンドリアの数が少なくなっているか、ミトコンドリアの機能が低下していることが考えられます。

これまでの話を踏まえますと、ガン細胞がミトコンドリアによって正常にアポトーシスされる為には、ミトコンドリアの数を増やし、かつ、質も高める必要があります。

その為には、ミトコンドリアがどんどん働く状況を作り、体の全細胞に「もっとミトコンドリアが必要だ」と分からせる必要があるのです。

その為に最適なのが、「ウォーキングのような有酸素運動を毎日行うこと」と、「ミトコンドリアの原料となる栄養素を積極的に摂ること」なんですね。

有酸素運動なら体にあまり負担をかけず、活性酸素をあまり発生させずに体力&筋力もつけることが出来ます。筋肉がつけば、よりたくさんのミトコンドリアが作られるそうです。

そして、出来れば長時間行って下さい。最低でも1時間以上です。長時間行うことで、「解糖系」に傾いていたガン患者の体も、少しずつ「ミトコンドリア系」に傾いていくでしょう。

そうすれば、丈夫なミトコンドリアが細胞内に大量に作られるようになり、ガン細胞のアポトーシスが促進されるでしょう。少なくともガン細胞にはエネルギー(ATP)が供給されづらくなってくるので、「活性度が下がる」と思います。

ミトコンドリアの数と質を高める為に重要な栄養素は、タウリン、コエンザイムQ10、α-リポ酸ですが、このうちのタウリンとコエンザイムQ10はタンパク質から合成して作られます。この点を考えても、タンパク質を極端に制限する食事療法がいかに危険なのかがよく分かるのではないでしょうか。

ただ、α-リポ酸はビタミン様物質(ビタミンみたいな働きをする物質)でありタンパク質からは合成されないことと、コエンザイムQ10はタンパク質を十分に摂取しても、ちょっぴりしか合成出来ないということもあって、私はサプリメントを活用しています。

コエンザイムQ10とα-リポ酸は、運動中に発生する活性酸素の発生量も抑えてくれるらしいので、運動前に摂ると効果的です。

私の場合は飲み方にもうひと工夫してまして、運動前に1錠、運動後に1錠飲むようにしています。これは用法・容量を超えているのでおすすめしませんが、「ミトコンドリアは運動後に作られる」らしく、その際にミトコンドリアの原料が少ないとあまり数が増えないので、そのようにしています。

ちなみにプロテインも運動後に飲んでいますね。
不思議なもんです。1年前は「タンパク質は悪の根源だm9」と思っていたので一切肉は食べなかったのですが、今ではたっぷりと肉を食べるうえに、さらにサプリメントまで摂っているわけですから、(笑)

やはりガンは情報戦です。「知らなければ殺される」んですね。私もこのままタンパク質に対する認識を改めなかったら、どんどん栄養欠乏を起こして遅かれ早かれ再発してたかもしれません。

今回の「タンパク質の冤罪シリーズ」は、自分の過ちを振り返りながら他のガン患者さん、ひいては全ての方々に「食の本質」をお伝えしようと思って頑張ってるんですが、「食の本質」どころか、これからどんどん衝撃的な話をしていくつもりなので、もし興味があれば読み続けていただきたいと思います。読んで損はないと思いますんで・・・。

さて、話を戻しますと、私はガン再発防止の為にこれらのサプリを飲んでいるのですが、持久力をつけたいアスリートや、受験や資格試験対策などで、長時間の知的労働の疲労を少しでも軽くしたい方々にも効果を発揮します。

「1時間くらいですぐに頭が疲れてしまう」原因は、タンパク質が不足してることが大きいのですが、それ以上にミトコンドリアの働きがイマイチな為に、十分なエネルギー(ATP)を脳に供給出来ていないことが大きいのです。

意外かもしれませんが、「肉体労働よりも、知的労働のほうがたくさんのエネルギー(ATP)を必要とします」それは、脳が体の全エネルギー消費量の約20%を占めることからもよく分かると思います。

ですから、「ミトコンドリアが最も多く含まれている」と言われている心筋肝細胞の次くらいに、多くのミトコンドリアが脳細胞に含まれているのかもしれません。(※詳しい文献がないようなので、あくまで「推測」です)

しかし、神経系まで含んで考えると、「脳+体の全神経」のミトコンドリアの数は、心臓全体のミトコンドリア数と肝臓全体のミトコンドリア数を合わせても多いのでは?と個人的には思っています(※これも「推測」です)

ということで、頭をよく酷使する人ほどサプリメントでミトコンドリアの原料を補給するなどして、ミトコンドリアの数を増やし、質を高めるような対策をとることをお勧めします

ミトコンドリア研究が専門である太田成男さんによると、「脳のミトコンドリアが増えると、脳が使えるエネルギー量がふえ、認知症が予防できるばかりではなく、集中力が増したり、発想力が豊かになったり、脳の機能全体がアップする」ことが期待できるそうです。

ついでに言っておくと、

ガン患者は「ビタミンC」「ビタミンE」「コエンザイムQ10」「グルタチオン」「α-リポ酸」の5つの抗酸化物質は、食事からしっかり摂る以上に、是非ともサプリメントで補って下さい。

この5つはタッグを組むことで、お互いがお互いの活性を補いながら活性酸素と闘います


例えば、ビタミンEが活性酸素を消去し、みずからは不活性になったとき、近くにいるビタミンCやコエンザイムQ10がビタミンEに電子を渡す。こうしてビタミンEは、抗酸化物質としての活性を取りもどす。

抗酸化物質がチームを編成する目的は、貴重な抗酸化物質の損失を最小限に抑えることだ。そのために、できるだけリサイクルしながら活性酸素と戦うのである。

これまでに知られている抗酸化物質は数百種類を超えるが、こうしたリサイクル能力に長けた抗酸化物質はごく少数に過ぎない。

その代表が、ビタミンC、ビタミンE、コエンザイムQ10、グルタチオン、α-リポ酸の5種類である。

とりわけ、抗酸化ネットワークの”要”になるのがα-リポ酸で、ほかの4種類の抗酸化物質を再生することから「スーパー抗酸化物質」と呼ばれている。

(出典:生田哲『人気サプリメントのウソとホント』講談社+α文庫、2006.3.20発行、247頁より引用)


おそらくこれらの栄養素を単体で摂るより何十倍も効果を発揮するだろうと思います。
特に「コエンザイムQ10」と「α-リポ酸」はミトコンドリアに直接関係している栄養素ですし、上で引用したようにα-リポ酸は「抗酸化チームの要」であり、「コエンザイムQ10がないと、ミトコンドリアは全く動かない」そうなので、5つの栄養素のなかでは特に重要な2つだと思います。


私のおすすめするサプリメントメーカー


私がおすすめするサプリメントメーカーは、ダグラスラボラトリーズです。
これは予防医学が進んでいるアメリカの医師が、薬の代わりに治療用として処方するサプリメント(メディカル・グレード)です。

アメリカで最も購読数も信頼度も高いサプリメントを比較する雑誌「Comparative Guide to Nutritional Supplements」が、医師や科学者といった栄養のプロ達に対して、成分の配合や含有量、純度、栄養素の活性度)といった、高品質なサプリメントに求められる厳しい基準について厳密な調査を依頼し、あらゆるサプリメントの格付けを行いました。

その結果、ダグラスラボラトリー社製のサプリが、上位25アイテム中5アイテムを占めるといった成果を叩き出しています。因みに、「UPX」というマルチビタミン&ミネラルサプリメントがNO.1です。私もこのUPXを、かれこれ1年以上飲んでいます。

ですので、はっきり言って割高なんですが、(汗)ここのサプリメントを試して効果を実感しなかったことがないので、サプリメントを買う時は必ずここから買うようにしています。

母が更年期障害で少し骨粗しょう症気味なのですが、大豆のイソフラボンが女性の更年期障害に良いということで、以前海外大手のサプリ通販サイトで1カプセル当たりの含有量が多いものを購入して母にあげていたのですが、全く効果がありませんでした。

栄養成分表示に捏造がないにしても、サプリのカプセルが経年劣化しやすいつくりになっていたり、体に吸収されやすい工夫がなされていないと、せっかくの栄養素が体に十分に吸収されず、効果がイマイチになってしまうそうです。もちろん、「どんな素材を使っているか」も大いに関係してくると思います。

私はガンになってからずっとダグラスのサプリを愛用していたので、「じゃあ今度はダグラスのを・・・。」という感じで、イソフラボンサプリを買ってあげたのですが、以前のやつよりイソフラボン含有量が半分以下であったにも関わらず、1~2週間くらいで母親は「膝の痛みがほとんどなくなった」と私に言ったんですね。

これにはさすがにびっくりしました。「そんなに早く効果って出るもんなの?(´・ω・`)」という疑問はありましたが、そんな私も1年前くらいに(母親ほどじゃないですが)ここのUPX(マルチミネラル&ビタミンサプリ)を飲み始めて3日で効果を実感したことがあったので、すぐにその疑問はなくなりました。

サプリメントは値段や含有量で選ぶのではなく、「信頼出来るメーカー」で選ぶべきですね。病院選びや医者選びも似たようなもんだと思います。

食事療法と合わせて、サプリメントを使った栄養療法も実行したい方は、ダグラスラボラトリー社のサプリメントが良いと思います。

医師に最も支持されているサプリメント

   【追記】ダグラスのサプリメントですが、過去に景品表示法違反により、行政指導を2件ほど受けています。

    □ 健康食品の輸入・販売事業者に表示の改善を指示
       事実と異なり、「動物性鉄」「ヘム鉄」が含まれていると表示

    □ 「フェローC」等に関する景品表示法に基づく指示公表

ただ、これは代理店側の問題であり、原材料を変更した旨を(意図的かどうかは分かりませんが)いつまでも反映しなかったことがそもそもの原因です。本社が偽装を行ったり、「サプリメントの質が粗悪なものだった」ってことではありません。

ただ、ダグラスが法律違反を起こしていた事実を知っていながら、それを皆さんにお伝えすることを怠ったのは、私の至らなかった部分です。本当に申し訳ありませんでした。

私のブログは「がんの闘病ブログ」ですから、もう少し慎重な情報発信を心掛けたいと思います。

今後ともよろしくお願いします。



サプリメントを飲んでもイマイチ効果が出ないのは、「質のせい」じゃないかもしれない

さらに重要な話をします。これは全てのサプリメントに言えることなのですが、体の必須栄養素がある程度満たされていないと、サプリメントを摂っても全てエネルギー(カロリー)に変換されてしまうので、本来の効果は得られません。

つまり、キレイになりたいと思っている女性がいるとして、極端なダイエットをしながら「お肌がキレイになりたい!」とか言ってコラーゲンサプリメントを飲んでも、この女性は摂取カロリーが不足しているわけだから、せっかくのコラーゲンがぜーんぶカロリーに変換されてしまうってことです。

体には優先順位があるのです。体にとって一番優先すべきは「持続的なカロリー供給」です。
カロリーが途切れたらもうそこで死んじゃいますからね、(汗)肌の新陳代謝を活発にするなんてことは、体にとっちゃ二の次三の次な話なのです。

ですから、サプリメントを飲んでも効果がイマイチ分からなかった経験をしている方も多いと思いますが、そういう方たちは必須栄養素がかなり不足していた可能性が高いのです。(もちろんサプリメントの質が最悪だったという可能性もありますが・・・。)

では、必須栄養素とは何か?五大栄養素のことなのか?

   90種類の必須栄養素

       60種類以上 必須ミネラル
       16種類以上 必須ビタミン
       12種類以上 必須アミノ酸
       2~3種類以上 必須脂肪酸

図のように、必須栄養素と呼ばれるものは90種類ほどあります。もちろん、これら全ての栄養素を満たさないといけないわけではありませんが、ある程度満たされていなければ、体は「栄養失調気味だ! m9」と判断してせっせとエネルギーに変換してしまうのですね。

「健康になる」とか「美しくなる」とか「ガンを治す」とか・・・、そんな簡単な話ではないんですね。まだ発見されていない栄養素もあると思うんです。

そう考えると、栄養摂取の基本はやはり「食事」です。サプリメントはあくまで「補完」なんです。

食事という「土台」なくして、サプリメントは無意味である

このことをしっかり肝に銘じて、楽しく食事を頂くべきだと思います。

最後はちょっと話がズレてしまいましたが、(汗)以上が、私の考える「ガンの活性度を抑える方法」です。参考になれば幸いです。

さて、次回は「肉を制限すると、むしろガンになりやすくなる」という衝撃的な話をする予定です。

次回あたりから、巷で叫ばれている「健康常識」をぼちぼち破壊していく予定ですので、これからどんどん面白くなってくると思います。

この記事を読んで下さっているあなたには、是非とも「新しい健康常識」を身につけていただきたいと思います。