12 01 (火) いよいよ師走 |
世情の変態雲の如し、a country gentleman として身を潜めるのも一法でしょう . |
12 02 (水) 告発は孤立無援 |
http://hoppojournal.kitaguni.tv/e450654.html 月刊誌「北方ジャーナル」公式ブログ食品偽装発覚の原点「ミートホープ事件」の内部告発者を実名取材 食品偽装発覚の原点「ミートホープ事件」の内部告発者を実名取材 2007年12月11日 この事件が世間に明るみに出たのは、内部告発者の力によるところが大きい。そして、そのなかでも中心的な役割を果たしていたのが赤羽喜六さん(72)という人物だ。彼は、10年ほど同社に勤務した元常務で、とりわけ本州方面の販路拡大に力を尽くした営業幹部だった。 その赤羽さんが、退職を決意しながら本格的に道や農水省、マスコミに情報提供を行なっていき、その結果が、朝日新聞の第一報スクープにつながった。以後の過熱報道については説明の必要がないだろう。 本誌は今回、その赤羽さん本人にロングインタビューを行ない、まもなく発売される1月号に内容を収録した。ちなみに本人の了解のもとで顔写真や実名も掲載してある。 「いままで顔を隠していたのに今頃なんで出てくるのか?」という問いには、こう答えておこう。 「編集部からお願いしての掲載です。今回の事件で内部告発者が果たした役割や苦悩などを率直に伝えるに当たって、もはや匿名である必要はないのではと、説得しました。そのうえで、そのままを伝えてくれれば、というのが赤羽さんの唯一のリクエストでした」 苫小牧のホテル上層階で、市内を眺めながら赤羽さんは「私はネ、偽装の片棒担いだまま、人生終われんかったですよ」と言った。「誰が自分の居た会社に弓なんか引きたいもんかネ」とも口にした。 背負ってしまった十字架と知ってしまった事実の間で揺れ動く内部告発者、口を拭っても心の中は穏やかにはならず、告発するには相当な覚悟がいる。そのような引き裂かれる思いは、できれば誰も味わいたくない。──だが、時にそういう役回りを演じねばならないひとたちもいる。今回の赤羽さんのように。 食品偽装告発の発火点となった「赤羽証言」に、おそらく相当多くのマスコミが世話になっているはずである。赤羽さんも、さぞメディアに感謝しているかと思えばさにあらず。 「最初マスコミは、こっちがいくら証言しても及び腰。唯一DNA鑑定含めて頑張ってくれたのが朝日だったネ。スクープ抜かれたら、今度は大挙して押し寄せてきて、礼儀も何もない。私に関する警察情報が出た時も、こちら側には何にも確認や取材をしないで書く。正直、ありがたかったですが、迷惑も被ったね、けっこう」 と、辛辣だ。 今回のインタビューでも述べられているが、メディアや行政の対応がもっと早く適切であれば、これほど大きな事件になってはいなかったという慚愧の思いが、そこにある。 行為の悪質さも目立ったが、周囲の怠慢が傷を深くしたケースという印象も否めない。 裏話はもちろんだが、興味深い指摘は、まだまだあった。 ──そんなわけで、続きは、どうぞ全6ページの本誌1月号で。 ■関連記事 「北方ジャーナル」2008年1月号 http://hoppojournal.kitaguni.tv/e451338.html ミートホープ元常務が、監督官庁に“斬り込み” http://hoppojournal.kitaguni.tv/e463565.html 「北方ジャーナル」2008年2月号 http://hoppojournal.kitaguni.tv/e464535.html http://hoppojournal.kitaguni.tv/e463565.html 月刊誌「北方ジャーナル」公式ブログミートホープ元常務が、監督官庁に“斬り込み” ミートホープ元常務が、監督官庁に“斬り込み” 2008年01月10日 昨年12月27日午後 ほとんどのメディアが追わなくなったミートホープ事件を、本誌はいまだ追いかけている。 事件としての新鮮味は、さすがに薄れた。が、昨年全国で火を噴いた食品偽装問題の発火点となったこの事件は、まだ終わっていない。どころか、書かないのはメディアの怠慢という部分も残っている印象が私には強い。 「終わっていない」──責任や罪を明らかにされていない事柄のひとつが、監督官庁の対応だ。ミートホープにかかわる告発が国と道の間で宙に浮き、お互いに責任を問わずに玉虫色の決着を見た件などは、そのいい例である。 今回、監督官庁、すなわちお役所のやってきたことを簡潔に言えば、こうなるだろう。 度重なる情報提供や内部告発を受けても何もせず、たまに動いても有効な手段を講じることができず、大騒動になってからは責任のなすりつけをする──。 不正や犯罪は、増長し暴走しやすい。「誰か止めてくれ〜」というヤツだ。そんな相手に対して摘発する権限を持っている機関がチェック機能を失い、怠慢をかこったら、いったいどんなことになってしまうのか。 その点で、ミートホープ事件(恐らく他の事案でも)は、多くの教訓を残してくれている。摘発の網をやすやすとかいくぐり、長年の間、食肉工場の中で、何がなされていたかについては、いまさら言うまでもない。当事者は逮捕され、会社は潰れた。その一方で不正に指導力を発揮できなかった監督官庁は、いまでもノウノウとしている。 こんなことがあっていいのかと、人一倍憤慨しているのが08年1月号で実名と顔を出し「内部告発者の苦悩」を語った赤羽喜六さん(72・元ミートホープ常務)だ。 「冗談じゃない。おフザケになりなさんなということですよ。告発を受け取ったあなたたちがもっと早く動いていれば、会社が潰れたり田中社長がブタ箱に入ることはなかった。やった本人たちが一番悪い。しかし、行政の怠慢も相当に悪い、ということなんです」 怒りまじりに話すそんな赤羽さんが、彼らの問題点に斬り込もうと、さる12月末に北海道苫小牧保健所と国の苫小牧農水事務所を訪れた。本誌は、彼に同行取材し、役所の対応の生の姿をつぶさに見てきた。詳細は2月号(1月15日発売)に掲載した「ミートホープ事件の深層を追う(4)」を、ご覧いただきたいが、一口で言うと、役所にはけっこう呆れました。色んな意味で──。 見ると昨日はアクセスカウンターが1000/日を突破していた。4桁はひとつの通過点にしてもケタがひとつ上がると単純に嬉しい(笑)。新設したアンケートやコメントなどにも参加いただければ幸いだ。 http://hoppojournal.kitaguni.tv/e485296.html 月刊誌「北方ジャーナル」公式ブログ勝谷誠彦と赤羽喜六が農水省を直撃 勝谷誠彦と赤羽喜六が農水省を直撃 2008年02月19日 この日は、先だってこの2人の対談を掲載した「週刊SPA!」編集部のほか朝日放送「ムーブ!」の撮影スタッフも同行。面談の冒頭の部分と、対応した食品表示・規格監視室長の中村啓一氏が面談後にムーブ!のインタビューに答えた内容が19日に関西圏で放映され(スタジオには勝谷さんが出演)、取材の模様は同日発売の「週刊SPA!」誌上にも掲載されている。 当初アポ入れした担当者には面会中の撮影は断られたとのことだが、農水省に入って押し問答の末、最終的には中村氏が了承する形で冒頭部分のみ撮影が許可されたという。 以下は、帯同した「週刊SPA!」記者が本誌に寄せてきた当日の概略である。簡潔に当日の模様や争点がまとめられているので、一部をそのまま紹介したい。 【先日訪ねた農政事務所から「これが当方の見解だ」と渡されたHPの調査報告書について、事前に赤羽さんと勝谷さんには目を通していただき、そのうえで矛盾点をぶつけようという話で行きました。 最初に赤羽さんが主張したいことを言って、それについて中村室長(前回訪ねたときは無言で聞いてるだけだったそうです)が、主に勝谷さんの質問に対して答えるという形でした。取材が入っているせいでしょうが、こちらの期待以上に丁寧に答えてはくれましたが、やはりそこは官僚。勝谷さんを懐柔しようという態度や赤羽さんの記憶違いをやんわりと敵失に持ち込もうとしたり、手練手管でやってきますね。 基本的にはHPに発表している報告書のとおりというスタンスです。 ただ、いかにも官僚の発想だと思ったことは、 ※2月の告発(表示110番カードの件)は本来は地域9課は正当な窓口ではなく、本庁や保健所などたらいまわしにしようと思えばできる話なのに対応した。(他にも、今回の件はJAS法対象外だから、本来は農水省としては逃げられるのにそれでもちゃんとやったと、何気に恩着せがましく言われました) ※縦割り(小売商品の偽装表示はウチが管轄だが、腐った肉混入は保健所マター)を気にして越権行為をやってないか、常に気にかける発想。 ※朝日の報道なしに自分たちから立ち入り検査はできなかった。(やりすぎ、行政権の乱用だと責められるそうです) ※処分された担当職員の名を出さないのは、リスクが生じて監視の腰が引けるようになるといけないから。 ◆他に新たな話としては、 ・2月の告発110番カードを道庁に回してないことに途中で中村室長が気づいて、「どうなってんだ!」と怒鳴った記憶がある。現場はどうしても相手の立場に立ってしまうので、自分たちは「ドライに割り切れ」と言っている。 ・農水省としてはJAS法での摘発を狙い、バルスミート(小売・息子の会社)を監視したが、実は親父の工場からは仕入れてなかった。 ・(JAS法の対象となる)コロッケを調べればいいという発想にいかなかったのが大きな反省点。 ◆結局、腑に落ちない点としては、 ・4月に肉を2回ももちこんだ件について農政事務所内で誰も記憶にない。(記録も残してない。赤羽氏は担当係長と名刺交換してるのに!?) ・しかし調査では赤羽さんが3月に相談に来たと記憶している証言はある。(赤羽氏は否定) ・調査チームが全職員から聞いたのに誰も肉を見ていないというのは、全員が口裏合わせしないとできないが、そこまでして隠す意味がないと主張。 ・これらについて当事者の赤羽さんに一度も確認しないで検証報告を作成。 ◆今回の件を反省とした改善点としては、 ・情報提供に来た人には毎回カードを作って必ず記録を残す。 ・今後こういう重大案件には、東京・大阪・福岡にいる特別調査官を派遣する(4月から改正) ・JAS法を業者間取引の商品にも適用を広げる(4月から)】 面談は午後3時から1時間あまり。食い下がろうとする赤羽さんに「これではラチがあかない。帰りましょう」と勝谷さんは呆れ、退席を促していたという。 結局、赤羽さんの「肉持ち込みの有無」については平行線のまま終わった形だ。赤羽さんは最後に「俺はここだけは引けない一線なんだ」と言葉を継いだが、「でもこれ以上言い合っても意味がないな」と言いながら霞ヶ関を後にしたという。 同行した記者に聞いてみた。 「素人が役人に徒手空拳で対抗するのは圧倒的に不利だと改めて思います。あれだけの覚悟で、肉まで持っていっても、結局何もしてくれなかった。それどころか、肉持込み自体、記憶にないと全否定されるわけですからね」 「内部告発をするのは虚しいだけだ」(赤羽さん) ◆ 筆者は昨年末から苫小牧と札幌両方の農政事務所に赤羽さんと同行しているが、メディアが一緒だと役所の対応は、いくぶん丁寧になるという方程式は今回も成り立ったようである。 官僚は自己正当化のプロ中のプロだ。結局は「法規、条例、規則を守っている。何が悪い?」という態度に終始する。だが、最も重要なことは「法規、条例、規則を守る」ことではなく、それらの決まり事が存在する理由である国民の人権や生命、健康を守ることではないのか。 情報提供が繰り返されながら、結果として朝日がすっぱ抜くまで何も出来なかった官僚は、まずは自らの不明を恥じるべきであろう。開き直りや言い訳をする前に結果責任を重く受け止め、国民に謝罪するのが筋ではないか。誰も責任を取らない、取りたがらない体制が、かつてない「偽装」を助長せしめたのは、間違いないことなのだ──。 |
【ミートホープ偽牛肉事件をはじめこの国に蔓延する偽装】 消費者の顔が札束に見える人たち 【きっこのブログ】 http://www.asyura2.com/0601/gm13/msg/388.html 投稿者 傍観者A 日時 2007 年 6 月 22 日 10:27 で、「耐震偽装」の次は「牛肉偽装」ってワケで、潰れたハンバーグみたいな醜い顔をした「ミートホープ株式会社」の田中稔社長だけど、会見のたびにコロコロと変わるその場シノギの大ウソは、まるで、耐震偽装の時の責任のなすり合いをホーフツとさせる。最初は「知らない」って言ってゴマカシ続け、次は「何かの間違いで豚肉が混入したかもしれない」って言ってトボケまくり、動かぬ証拠を突きつけられると、今度は「部下が勝手にやった」って抜かして、最後の最後まで他人事だ。そして、挙句の果てには、謝罪会見だってのに、ヘラヘラと笑いながら得意満面で「牛と豚を混ぜちまえば誰にも分かりませんよ」と来たもんだ。 今回の犯罪を告発した「ミートホープ株式会社」の元幹部は、「すべて社長の指示でやらされていた」って証言してるし、さらには、社長の手書きの「偽装牛肉レシピ」まで公開した。そこには、「P心」て言葉が書かれてるんだけど、これは、「ポークの心臓」の略で、ようするに、白っぽい豚肉のミンチを牛肉に見せかけるために、豚の心臓を大量に加えて赤っぽく見せることだそうだ。こんな専門用語まで作って日常的に指示してたクセに、「部下が勝手にやった」とは、まるで、アベシンゾー並みの無責任さだと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか? ‥‥そんなワケで、百歩譲って考えれば、豚肉を牛肉だってウソついて卸してただけなら、豚肉を食べちゃいけないとかいう宗教にでも洗脳されてない限り、そんなに大きな問題でもない。だけど、今回の偽装は、そんなレベルじゃない。だって、スーパーやお肉屋さんに並んでる豚肉と牛肉のミンチを比べても、そんなにすごい値段の差がないからだ。高級なすき焼き用のお肉とかなら、ものすごく高いものもあるけど、ミンチの場合は、たとえば、豚肉が100gで130円だとしたら、牛肉は150円くらいだ。だから、少し混ぜるとかじゃなくて、100%の豚肉を牛肉だって偽って卸したとしても、そんなに単価は変わらない。それなのに、何でこんなことを7年間も続けてたのかっていうと、本来なら食べることのできない豚肉を使ってたからだ。 「ミートホープ株式会社」の元幹部の証言によると、完全に腐ってて、腐臭がプンプンと漂ってる豚肉をどこからか持って来て、塩素だか何だかの溶液に一晩漬けておいて殺菌してから、それをミンチにして、家畜の血を大量に加えて赤く着色して、「牛肉のミンチ」として出荷してたそうだ。ようするに、元手はタダなのだ。本来なら、腐ったために捨てる肉を調達して来て、それを偽装して卸してたんだから、そりゃあ儲かって儲かって笑いが止まんなくて、一族そろってブクブクと豚みたいに太っちゃうのもうなづけるってもんだ。 だけど、ヒューザーやアパの他にも、耐震偽装マンションを建てて売り続けてる会社が未だにいくつもあるように、デタラメな食べ物を売ってるのは「ミートホープ株式会社」だけに限ったことじゃない。最近だと、不二家が期限切れの牛乳を使って洋菓子を作ってたことが発覚したけど、こんなお菓子だとか、オカズのコロッケだとかじゃなくて、あたしたちの主食であるお米だって、デタラメな偽装米がそこら中に蔓延してるのだ。一時は、「インチキこしひかり」や「インチキ秋田こまち」が、大型ディスカウントショップの店頭に並んでたけど、今は、以前よりもチェキが厳しくなったから、一般の小売店の店頭では、それほど見かけなくなった。じゃあ、もう大丈夫なのかっていうと、トンデモナイってワケだ。 一度、悪いことをして味をしめた悪党は、絶対に悪いことをし続ける。小売店にインチキ米を卸せなくなった米業者は、そのぶん、料理屋さんにインチキ米を卸してるのだ。関東全域の飲食店にお米を配達してる都内の某米業者の倉庫に行くと、まったくおんなじブランド米のビニール袋に入ったお米なのに、A、B、Cと、3つの山に分けて積んである。そして、お寿司屋さんや料亭など、お米の味にうるさいお店には、Aの山のブランド米を届ける。定食屋さんや安いレストランなどには、Bの山のブランド米を届ける。そして、チャーハンにしたり味の濃い炒め物なんかと一緒にご飯を食べる中華料理屋さんには、Cの山のブランド米を届ける。これは、Aが100%のブランド米、Bが別の安いお米を30%混ぜたブランド米、Cが別の安いお米をを50%混ぜたブランド米ってワケだ。もちろん、卸値はみんなおんなじだ。 ‥‥そんなワケで、別の安いお米が混じってても、食べても毒じゃないから、「ミートホープ株式会社」の大犯罪と比べたら、ぜんぜんマシだと思う。だけど、この米業者は、ひどいものは半分も別の安いお米を混ぜたものを100%のブランド米として卸してるワケで、被害者は料理屋さんだけじゃないのだ。それぞれの料理屋さんは、原価計算をして料理の単価を決めてるワケだから、仕入れてるお米が高いぶん、その金額は料理の単価にも反映されてる。つまり、そのお店で食事をしたお客さんたちは、ブランド米の料金を払ってるのに、実際に食べてるのは、安いお米が半分も混じったインチキ米だってワケで、本来なら、30円とか50円とか安くならなきゃおかしいし、正規の金額を払うのなら、ちゃんとしたブランド米を出してもらわないと損をするってワケだ。 あたしは、この米業者がインチキ米を卸してるお店のリストを持ってるんだけど、「味のゴマカシがきくから50%も混ぜてる」って言ってる中華料理屋さんだけをピックアップしてみても、渋谷の某デパートの中に入ってる大型中華料理屋さんとか、銀座の老舗の高級中華料理屋さんとか、六本木や新橋にチェーン展開してる超有名店とか、他にも、名前を出したら誰でも知ってる有名店がゾロゾロと出て来る。中華料理屋さん以外では、東京に住んでれば誰でも一度は食べたことがある立ち食いそば屋さんのチェーンとかには、10kgのビニール袋じゃなくて、20kgの紙の袋で配達してるから、さらにやりたい放題だ。だから、思い当たるフシのある中華料理屋さんとかは、自分のお店のブランド米をDNA鑑定してもらうといいだろう。 それで、あたし自身、この情報を誰から聞いたのかっていうと、今回の「ミートホープ株式会社」の場合とおんなじで、この米業者で働いてた元社員から聞いたのだ。だから、あたしが持ってるお店のリストにしても、ただ単にテキトーなレポート用紙か何かに書いてあるんじゃなくて、その会社の名前が入った正規の用紙に、ちゃんとその会社のワープロで打たれたものをコピーしてもらった。だから、このコピー自体が、証拠の1つになると思う。 ちなみに、この会社も、「ミートホープ株式会社」とおんなじで、ワンマン社長がすべて、インチキの指示を出してて、社員たちは黙って言われた通りに従うしかないそうだ。そして、この会社では、お米の他にも、各店舗に卸すいろんな食品や調味料類を扱ってるんだけど、倉庫の中はネズミの巣で、いろんなものがネズミに食い荒らされてるのに、ネズミにかじられて穴が開いた袋のものとかは、別の袋に詰め替えて配達しちゃうそうだ。そして、そんな時の社長の口癖は、「ネズミのフンには気をつけろよ!」だそうだ。「詰め替えた食品の中にネズミのフンが混じらないように気をつけろ」って意味だけど、それは、お客さんのことを考えて言ってるんじゃなくて、バレるとめんどくさいことになるからだ。 ‥‥そんなワケで、この社長が何でこんなことをしてるのかっていうと、それは、もちろん、守銭奴だからだ。だから、社員に対する罰則は厳しい。あたしに情報を教えてくれた元社員も、厳しい罰則に耐えられなくなって辞めたそうだけど、とにかくデタラメなのが、Bのブランド米を届けるお店に、間違えてAのブランド米を届けたりすると、細かい原価計算をされて、その原価の差額をお給料から引かれるそうだ。その上、車検が切れたトラックに乗せられたり、配達中に事故を起こしたら全額自腹だったり、他にもいろんな話を聞いたんだけど、まるで、アベ内閣みたいにメチャクチャだった。 で、せっかく元社員に聞いたんだから、もう1つ聞いた話を書いとくけど、ある日、ちゃんとしたAのブランド米を届けなきゃなんない新橋のお寿司屋さんに、間違えてBの安いお米が30%混ざってるブランド米を届けちゃったことがあったそうだ。それで、過去にも別のお寿司屋さんにおんなじことをしちゃったことがあって、その時は、すぐにお寿司屋さんから「米の味がおかしい」って電話が掛かって来たから、ちゃんとしたブランド米を届けて、テキトーなことを言ってゴマカシたそうだ。だから、今回も、怒られると思って覚悟してたら、2日経っても3日経っても電話は掛かって来ない。それで、1週間ほどしたら電話が掛かって来たから、文句の電話だろうと思って覚悟したら、そうじゃなくて、次の注文の電話だったそうだ。そしたら、社長が、「あそこの寿司屋は米の味なんか分かんねえみたいだから次からもBを持ってけ」って言って、それ以来、ずっとインチキ米を届けることになったそうだ。 だから、今回の「ミートホープ株式会社」のインチキなんて、それこそ氷山の一角だろう。悪質さの度合いはいろいろあっても、数え切れないほどの企業がインチキをしてると思う。ホントにちゃんとしたものを食べようと思ったら、外食なんて絶対にできないし、コンビニのお弁当だって買えないし、スーパーの加工食品も買えない。どんなに優良なメーカーの食品でも、どんなに有名な高級店でも、そこに食材を卸してる会社が今回みたいなことをしてたら、もう消費者は防ぎようがない。だから、少しでも自分の身を守りたいんなら、できる限り自炊するしかない。それでも、産地を偽装した食材が売られてるんだから、完全に安全だとは言えないけど、何が入ってるのか分かんない外食なんかするよりは、ソートー回避できると思う。 ‥‥そんなワケで、とにかく、インチキマンションを買わされるのも、インチキ食品を買わされるのも、すべてはあたしたち一般の消費者ってワケで、カンジンの政府はって言えば、自分たちにザクザクと献金してくれるインチキ企業のことしか考えてない。だから、与党と野党が逆転でもしない限り、いつでもバカを見るのはあたしたちってワケだ。インチキ政府に優遇されたインチキ企業が作るインチキマンションやインチキ食品を買わされて、それで「景気が良くなったから増税します」とかノタマわれて、突如として住民税が2倍、3倍になっちゃったのに、それでも自民党なんかに投票するヤツラって、インチキ食品の食べすぎで頭がおかしくなっちゃったんじゃないのかって思う今日この頃なのだ。 |