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折々の記 2012 B
【心に浮かぶよしなしごと】
【 01 】03/05〜 【 02 】03/05〜 【 03 】03/09〜
【 04 】03/11〜 【 05 】03/13〜 【 06 】03/14〜
【 07 】03/17〜 【 08 】03/18〜 【 09 】03/21〜
【 02 】03/05
03 05 雨が降ります雨が降る
03 05 米・イスラエル首脳会談
03 06 ウォルフレンの意見(2012.3.5)
03 06 小沢×ウォルフレン公開討論(2011.7.29)
03 07 イラン問題
03 08 6さいのばらーど
03 05 (月) 雨が降ります雨が降る
雨 作詞:北原白秋 作曲:弘田龍太郎
雨が降ります。 雨が降る。 アメアメ フレフレ、 カアサン ガ
遊びにゆきたし、傘はなし、 ジャノメデ オムカイ、 ウレシイナ。
紅緒(べにお)のかっこも緒が切れた。 ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン。
雨が降ります。 雨が降る。
いやでもお家で遊びましょう、 アラアラ アノコ ハ ズブヌレダ。
千代紙おりましょう、たたみましょう。 ヤナギ ノ ネカタ デ ナイテイル。
ピッチピッチ チャップチャップ
雨が降ります。 雨が降る。 ランランラン。
けんけん小雉子(こきじ)もいま啼いた、
小雉子も寒かろ、寂しかろ。 カアサン、 ボクノヲ カシマショカ。
キミキミ コノカサ サシタマエ
雨が降ります。雨が降る。 ピッチピッチ チャップチャップ
お人形寝かせどまだ止まぬ。 ランランラン。
お線香花火もみな焚いた。
ボクナラ イインダ カアサンノ
雨がふります。 雨が降る。 オオキナ ジャノメ ニ ハイッテク。
昼もふるふる。 夜もふる。 ピッチピッチ チャップチャップ
雨が降ります。 雨がふる。 ランランラン。
老年になってから折々に、古い時代の歌と共に父母の姿をほうふつとして思い出します。 雨がシトシト降り続くとき、天竜川の川面に雨が次から次に降り注ぐのです。 「ポツン!、ポツン!」という一つ一つの雨滴の情景が浮かぶのです。 そして、春蚕(ハルゴ)の食い盛りに二日も三日も雨が続いた時の父の姿が無性に思い出されるのです。
父からは小言ひとつ言われたことが無かっただけに、その後ろ姿から学んだことがどれほど大きかったのか、今にして心の奥に感じているのです。 しとしと降る雨は、私を父に結びつける大きな一つの KEY なのです。
誰でもそうだろうと思いますが、大きくなって初めて父の恩愛に感謝するのです。 恥ずかしくてこんなことはひとには言えませんでした。 今はもう兄もいない。
雨が降ります。 雨が降る。 ひたすら雨が降りつづきます。
03 05 (月) 米・イスラエル首脳会談
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/300/111566.html
ここに注目! 「米・イスラエル首脳会談の焦点」 出川 展恒 解説委員
2012年03月05日 (月)
イスラエルのネタニヤフ首相が、日本時間の今夜遅く、アメリカのワシントンで、オバマ大統領と首脳会談を行います。 焦点は、イランの核開発問題です。 (江崎史恵 キャスター)
出川解説委員に聞きます。
Q1: 首脳会談、どういう議論になるでしょうか。
A1: イスラエルは、イランが密かに核兵器の開発を進めていると見ています。 イランが、弾道ミサイルも保有し、指導者が、イスラエルの生存権を否定する発言を繰り返していることから、「国の存亡がかかった極めて重大な脅威」と捉えています。
このため、ネタニヤフ首相は、アメリカなどが行っている経済制裁で核開発を止められない場合、イランの核施設への軍事攻撃に踏み切る考えがあると伝えるのではないかと見られます。
これに対し、オバマ大統領は、もし、イスラエルが攻撃すれば、イランが反撃し、中東全域に戦火が広がる恐れがあるとして、強く自制を求めると見られます。
Q2: 事態はそれほど差し迫っているのですか。
A2: 先日、イスラエルのバラク国防相にインタビューしたところ、「イランの核開発は、1年以内に、“阻止できない領域”に入る恐れがある。 いかなる選択肢も排除すべきでない」と強調しました。
早ければ、この夏までに、イスラエルが先制攻撃に踏み切るのではないかという見方も出ています。
Q3: 両首脳の間で、意見の違いがあるのですか。
A3: 両首脳とも、「イランの核兵器保有は、武力行使を含む、あらゆる方法で阻止する」という基本方針では一致しています。 しかし、イランの核開発を、どの程度、差し迫った脅威と見るかという認識では、かなり温度差があります。
オバマ大統領は、制裁が効果を挙げるかどうか、しっかり見極めるべきだという考えを示しています。
Q4: 会談はどうなるでしょうか。
A4: オバマ大統領が、ネタニヤフ首相を説得するのは、かなり難しそうです。 イランへの脅威認識の差に加え、両首脳は、もともと反りが合いません。
また、ネタニヤフ首相は、在米のユダヤ人団体の総会に出席します。 秋の大統領選挙で再選をめざすオバマ大統領としては、強い影響力を持つユダヤ人団体を敵に回したくありませんので、ネタニヤフ首相に圧力をかけるような強い説得はできないでしょう。
イスラエルでは、「建国以来、最も重要な首脳会談」になるという報道もあり、その結果は、中東の今後を大きく左右する可能性があります。
(江崎)出川解説委員でした。
03 06 (火) ウォルフレンの意見(2012.3.5)
■ 日刊ゲンダイ - 20 時間前
【緊急インタビュー もう経済復活は無理なのか】カレル・ヴァン ...http://gendai.net/articles/view/syakai/135434
日刊ゲンダイ - 20 時間前
しかし、一般家庭には財政破綻もあり得ますが、日本は9割以上の国債を国内の金融機関が保有しているので財政破綻はあり得ません。机上の空論なのです。財政緊縮というのはウイルスに似ていて、米国発の『伝染病』のようなものです。
【緊急インタビュー もう経済復活は無理なのか】
カレル・ヴァン・ウォルフレン(ジャーナリスト)
2012年3月5日 掲載
財政危機もTPPも罠だ!日本は復興のチャンスを逃してはいけない
<旧態依然の政府組織を壊せ>
「日本はいま暗澹たる事態に陥ろうとしています」
こう言うウォルフレン氏は今月10日、「日本を追い込む5つの罠」(角川書店)という新著を出す。そこには罠でがんじがらめになる日本の姿が描かれているのだが、中でも見過ごせないのが2つの罠だ。
ひとつは財政危機という罠。もうひとつはTPPという罠。
財政危機は緊縮財政と増税を正当化しようとする。これが最初の罠だ。
「医療や教育からインフラに至るまで、できるだけ予算は削減した方がいいという考え方は“美徳”と思われがちです。しかし、一般家庭には財政破綻もあり得ますが、日本は9割以上の国債を国内の金融機関が保有しているので財政破綻はあり得ません。机上の空論なのです。財政緊縮というのはウイルスに似ていて、米国発の『伝染病』のようなものです。日本がそのウイルスに侵されて東日本大震災の復興が遅れている点が気がかりです」
このウイルスに感染しているのが、財務省と民主党ということになる。
「そのため、本来ならば、復興という日本経済を活性化できる一大チャンスを逃しているように思えてなりません。歴史上、緊縮財政を採用して景気を回復させた国家はないのです」
もうひとつの罠、TPPは米国が仕掛けているものだ。
「TPPは多国間で関税撤廃を実現し、自由貿易を推進するという目的を掲げています。随分前であれば、協定のお題目に賛成したかもしれません。しかし内情を知ってしまうと、その立場を変えざるを得ません。TPPの主要テーマには労働法や環境法が優先的に上がっています。しかも米国の交渉担当者はTPPを「経済協定」ではなく、「政治協定」として捉えている。これは、米国政府が主導して、自国の多国籍企業にTPP参加国の市場をコントロールさせようとしていることに他ならない。もちろん、日本市場もコントロールされることになります。TPPに参加すれば、日本の農業関係者が憂慮している通りのことが起こるでしょう。たとえば、米企業モンサント(遺伝子組み換え作物の種で世界最大シェアをもつバイオ化学メーカー)などが、日本市場で寡占的なビジネスを展開する可能性があります。これまでもモンサントは開発途上国で好き放題してきた。自社の利益が上がれば他国の農村がどうなろうと気にしない。それがモンサントの社風です」
日本の農業がさまざまな問題を抱えていることは事実だ。しかし、ウォルフレン氏は「それでいいじゃないか。非効率な農業を維持しましょう。美しい国土を残しましょう」と言う。
「私の母国オランダも自国の風景を大切にします。他国から何を言われようが、意志を曲げない姿勢も貫いています。それよりも、旧態依然とした政府組織が世界のスピードについていけず、変わらないことが問題です。改革が必要と考えた政治家は官僚不良論を唱えましたが、結局、財務省依存型の官僚政治が強化された。罠に陥らないために頑迷なイデオロギーから自らを解き放ち、新しい思考を取り入れることが必須です」
それができなければ、罠にはまった日本経済は朽ちていく。自ら進んで罠にはまろうとする政権は論外である。
03 06 (火) 小沢×ウォルフレン公開討論(2011.7.29)
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-1108.html
小沢一郎×カレル・ヴァン・ウォルフレン公開討論会
2011.7.29
ウォルフレン氏、入場。
民主党の参議院議員の藤田幸久議員が帯同。藤田議員は、911について、疑問を呈する書物を上梓した議員。ウォルフレン氏の著書「誰が小沢一郎を殺すのか」について、藤田議員が紹介。選挙で選ばれた政治家より官僚が強い力を持ち、メディアが補完するシステムについて解説。
公開討論に先立ち、藤田幸久参院議員が挨拶
いつもウォルフレン氏が日本に来ると案内役を買って出ていて、いろいろな人に引き合わせている。小沢氏到着。これから公開討論会。
先日ウォルフレン氏が出した本「誰が小沢一郎を殺したか?」で「人物抹殺」が出てくる。
世間の評判や人物像に致命的な打撃を与え、抹殺すること。
キャラクター・アサシネイション=Character assassination(人物破壊・人物抹殺)法を守るべき検察官が既得権益を守ろうとして抹殺しようとしてきた。
選挙で選ばれたわけでもない非公式の権力が、日本を変えようとしている勢力を潰そうとしてきた。
2009年の早い時期にウォルフレン氏は、政権交代前の2009年1月に「小沢一郎総理は誕生しない」と予想していた。
しかし小沢さんは、「総理になれないとは全く考えなかった」と言ったとのこと。
人物抹殺は欧米でもあるが、ある一人に対して何十年とやっていることはない。
中国、韓国、タイ、エジプト、チュニジアなど、国民が意思表示して立ち上がる。
日本には国民を不幸にするシステムが存在する。
国民が意思表示し、立ち上がっていかなければ日本は大きく変わらない。
ウォルフレンさんは小沢さんとはほとんど会ってない。
小沢さんを個人としては知らないけれども、小沢さんがやってきたことを見て本に書いている。
「小沢一郎は、総理になれない」と予言していたウォルフレン氏が、小沢氏と会ったとき、小沢氏は、「自分はなれないと思ったことはない、自分は何ひとつ悪いことをしていないのだから」と答えたと言う。
【上杉隆氏、311についての質問】
【小沢一郎氏】
原発事故、深刻な事態と、当初から訴えてまいりました。日本人の長所が発揮されていると同時に、欠点も露呈されている。皆、力をあわせて復興のため努力している。その忍耐、努力、能力は誇っていい。 しかし、原発事故と放射能汚染の拡大は、個人の力の発揮だけでなく、国家として力を発揮する仕組みが大事になる。ところが、一般の国民の中からもなかなか出てこない。これは日本的な現象。他国だったら、そうはならない。国民運動のようになる。日本人の不思議なところ。マスコミが政治が何をするべきか、お悔やみをいうことか。政治家は国家がどうあるべきか、考えるのが仕事。
【上杉】
岩手県だけが、なぜ復興が進んでいるのか。小沢総理だったら、どうなっているのか。
【小沢】
岩手県に対して特別に何かしたわけではない。知事はじめ、皆さんが努力した結果。また、東電が一義的に責任があるとして、政府後ろに隠れているシステムではダメだと思う。
【ウォルフレン氏】
阪神大震災に比べて、今回はずっと素早く動いた。民主党政権は、国民中心にものを考えている。しかし、画期的な改革ができるはずだったのに、ずるずる時間が経ってしまっている。 なぜか、93年以降、政治改革をしようとする人間が集まって民主党を作ったが、変わってしまった。首相は一人で何でもできるわけではない。菅さんは時々、自分一人で何でもできると思っているのではないか、と思う。 原発事故が起きたということは、たくさんの人々が別の土地で暮らさなくてはならない、ということ。自分一人の力ではどうにもできない。トロイカはいい方法だと思っている。明治維新がそうであるように、一人ではなく、グループで事にあたるべきだ。 小沢政権ができたら、官僚の下に置かれることはないだろう。
【上杉】
ウォルフレン氏は、自ら書いた本の中で、人を抹殺するシステムについて、書いている。何か小沢氏に対して質問は?
【ウォルフレン】
小沢氏のことは個人的にはよく知らなくて、リーダーシップをもった人間が出てくると抹殺するシステム。特にマスコミ。なぜか、そこに興味深いがある。 官僚もマスコミも、どうも秩序がくつがえることに対して、その秩序を守りたいと思うらしい。 検察、マスコミのやり方は、外から見ていて、実に馬鹿げている。 免疫システムが存在している。 自民党のある人が、国会議員に対して全員にやったら国会は空っぽになる、と言っていた。 朝日新聞は、十分な証拠が集まらなかったとき、それでも小沢氏は有罪だと論説で書いた。 どうしてそんなことが書けるのか? 検察審査会は、占領下で生まれた。 法務省を信じず、検察審査会によって民主化しようとした。 それが、今頃、引っ張りだしてきた。
【ウォルフレン】
3.11以降、国際的にみなさんの威信は高くなった。 尊厳をもって道筋をつけ、震災にも正しく対応した。 日本は国家と国民の在り方が大きな資源だと思う。 大震災にあい、日本は大きな扉を開けたと思う。
【上杉】
3.11震災について 既存メディアでは小沢さんの影が薄い、何もしてないと言われている。
【小沢】
私も岩手県の出身ですが、当初から特に福島の原発事故と放射能汚染の問題は深刻だと思ってきた。 今、ウォルフレンさんが指摘してましたが、日本人の長所も出たが欠点も出た。 こんな大災害にもかかわらず、みんな力を合わせ復興のために頑張っている忍耐と努力と能力は、当然日本人として誇っていいこと。 ただ、放射能汚染という、いまだかつて経験してない、ある意味チェルノブイリやスリーマイル以上に危険性を帯びている。 本来、単なる個人的な力の発揮以上に国家として前面にたって、英知を集めて思い切った対策を講じていくという仕組みと姿勢が必要だが、どうも政治の面だけではなくて一般の国民の中からも、強い要求が出てこない。 他の国だったら、黙って現状を見過ごしているような国民はいないと思う。大きな国民運動になりかねない。 そういうところが、日本の国民性の不思議なところである。 今なお、この問題はマスコミ自体が政治家は何をすべきかと言っている。 このような深刻な事態をどう克服していくのか、どういう体制が必要なのかというのが政治家。
【上杉】
発災直後から自由報道協会の面々は20キロ圏内に入っている。 岩手県が復興が進んでいるという報告があがってきている 仮に菅政権ではなく、小沢一郎総理だったら、どう震災に対応したのか?
【小沢】
岩手県が進捗具合が早いといわれているが、別に私がやっているわけではない。 知事はじめ、それぞれの任務にある人が先頭にたって、その下のあらゆる分野の人が先頭でやっている。 そういう点がキチンとされているので、進捗が早い理由ではないか。 私の場合は放射能汚染で強く主張しているが、東電が第一義的に責任をもってることは間違いないことだが、日本が国として原発を推進し、進めてきた。 東電が第一義と言って済む状況ではない。 これでは国民、県民の生活を守ることはできない。 政府、国家が責任をもって、おカネがいくらかかるかの問題ではない。 一般(平時)のときと同じようにメディアも財源の話をする。 財源があろうがなかろうが放射能汚染を封じ込めなければならない問題であって、政府が前面にたって対応をし、そうしたシステムをつくる必要がある。 今からでも遅くはない。
【ウォルフレン】
3.11当時、阪神大震災と比べてどうなのかと思ったが、今回は迅速に動いたと思う。 半世紀続いた一党体制が終わり、新しい体制になったが、せっかく画期的な仕組みが与えられたが、官僚を1993年以降、政治改革をしようと官僚主導にたいして政治主導ができない。 菅さんはいいアイデアがあるのかもしれないが、首相が一人で何でもできると思ってしまっている。 災害に対処しながら、原発事故に対応するのは限界がある。 民主党の政治が一緒に協力しなければできないはず。 トロイカという話を聞いたときにいいアイデアだと思った。 明治維新も戦後もそうだった。 小沢総理だったならば、官僚を制するというより一緒に仕事ができる方だと思う。 権限を委譲することもできるし、官僚の下で仕事するようなことはない。
【上杉】
人物破壊のキャンペーンを張っている。世界的に類をみないこと。 ウォルフレンさんが小沢さんに聞きたいことは?
【ウォルフレン】
特別小沢さんは知っていることではなく友人ということではない。 政治体制をキチンと制する人であると。 メカニズムでこうした有能な人を抹殺するという日本のシステムに関心がある。 まさにマスコミの問題は不思議な逆説的現象である。 政治家のリーダーシップが欠如しているといいつつ、出てくると潰している。 マスコミ自体が悪いからというわけではく、既存の秩序を守るという、秩序を脅かされると、より現体制を守りたいという気持ちが強くなる。 検察の小沢さんに対するやり方は馬鹿げている。 現状維持をしようとする免疫システム。 「もし検察が小沢さんに対してやっていることを、検察が全ての議員にしたら国会が空っぽになってしまう」と自民党の議員が言っていた。 証拠は無いが彼は有罪だと朝日新聞の記者が私に言った。 検察審査会なるものがいつどのようにできたかを知る人は少ない。あれはアメリカの占領下でできたシステム。 アメリカ占領軍は日本の法務省を信用しなかった。市民により検察体制を監視しようとした。 司法は抵抗したが、民主化のためにも検察審査会がつくられた。 その審査会は、今までは交通事故などが軽いものが中心だった。 小沢さんのことにしては客観的に物事を見ることは大切だと思う。
【小沢】
本は読んだ。 私があまり露骨に言えないことを言ってくださり、よくここまで客観的に公正に見て頂いていると思った。 日本社会、日本人の特殊性は、歴史的な何千年の中で強力なリーダーは必要なかった。 悪い意味では「談合社会」、いい意味では「コンセンサス社会」。 官僚主導の政治から政治主導、国民主導の政治にすることをうったえて、現実には「自民党の時よりも酷い」という声があるように、官僚機構に乗っかっているだけという批判がある。 中央集権から地方分権。 震災に対処するという大義名分がある、今が最大のチャンス。 国民主導、政治主導の政治。 決定し実行するときに自分自身の責任で決定し実行するということ。 それがなければ国民主導、政治主導といえない。 「俺が責任取るからやってくれ」と言えばやってくれる。 「俺は知らんそっちで決めた」といっていたら信用されずやってくれなくなる。 今からでも遅くないから、こういう危機にあたって、これをうまく活用して、本当の政治主導、国民生活第一の政治をすることができるチャンスでもある。
【上杉】
震災対応でトロイカ体制どころか党内分裂状態だが、なんで挙党体制ができないのか?
【小沢】
それは菅さんに聞いてもらわないといけない。 ウォルフレンさんが仰ったように一人で何でもできるわけがない。 日本では総理が絶大な権限をもっている。 菅さんがその時々思いついたことを言うが、すぐに撤回したりして自分の言葉に責任をもたない。 自分の言動に責任を持たなければ国民にも信用されない。政治を信用しなくなる。 日本にとっても大変不幸なこと。
【上杉】
菅首相が6/2、一定のメドでの退陣を表明したが、なぜ彼は辞めないのか?
【小沢】
菅さんの性格とか人間性は知らない。 僕の常識ではなかなか理解できない。 問題は全て日本人のあいまいさ。 あの時に辞めるとか、国会では「辞めるとは言っていない」といっている。 私は全く逆で会談でも記者会見でもオープンで個人でも同じことを言っている。 明確な意見の交換が必要なのに、みんないい加減な言葉で誤魔化してしまう。 誰も傷つかないように、「なんとなくの結論」になる。 単なる感情論で大事なことを話し合ってはいけない。 不信任案で制度的に内閣を辞めさせようとした。 こういう状況を予測していたからで、もう少し日本社会のオープンな公正、客観的な、正確な議論をし結論を出す。 民主党もそうだが、多数決をまずしない。それをやると角が立つという。 民主主義というものを理解しているのかと思う。 はっきりと自分の意見を言い、はっきりとした結論をだし、その結論には従うという姿勢が必要。
【上杉】
小沢さんは自由報道協会の会見に4回出席していただいるのに、菅さんはゼロ回。 どちらがオープンかはこれでわかるが、メディアは小沢さんを常に「密室で」とか「背後で」操っているなどという。
【ウォルフレン】
私がこの本を書いたのは私自身、「なぜ一人の政治家にかくも長い間抹殺が続いてそれが成功しているか」と思ったから。 日本人は民主党に政権を託した。 トップが政策を実現してくれると思った。 日本の国民が選んだのは検察でなけれ、マスコミでもない。 私がいいアイデアがひらめいた。 法務大臣に対して陳情書を書く。 「国民に選ばれた権限をもって小沢一郎の裁判を終わらせてほしい」と。 そして「小沢一郎を前面に立ててほしい」と。 そうとうノイズを出さないといけない。 陳情書を出す。 声を上げる。 今ひらめいたアイデア
【上杉】
最近、石川さんの調書が裁判所により不採用になりましたが、それについては?
【小沢】
個別の問題については差し控えますが・・・。、マニフェストは重要な主張の一つで、民主主義の根幹である選挙での公約。 選挙によって選ばれる政治家とその活動はある程度守られなければならない。 主権者たる国民を代表して選ばれた政治家を、選挙で選ばれていない検察が介入するのはおかしい。 独立した第三者機関が管理するシステムをつくるしかない。 直接、警察や検察が選挙について、国家権力を行使するのはよろしくない。 選挙でも本当にささいなことで監視されていたとしたら、ちょっとした道交法違反、立小便など、軽犯罪に触れない人はいない。 公権力が監視して、特定の人間をターゲットに絞ってやれば全部罪人になっちゃう。 選挙は民主主義の行事ですから、そこには介入しないように第三者機関をつくる。 ささいなことはよくある。 ちょっとしたことで公権力が介入することになれば狙われたらアウト。 こういう中では民主主義は定着しない。 選挙委員会とかの第三者的な国民の代表が選挙の公正を担保していく。 国民の生活の隅々まで官僚機構がからんでいる。 政治家に思い切った活動をさせるためにも、国民主導の政治への大きな改革が必要であると思っている。
【ウォルフレン】
無関心になることはたやすい。 大災害があり、復興、原発。 それだけではないもっと大きな危機がある。 国際的な金融の動き、アメリカ国内。 第二次世界大戦後の国際的金融システムが終わろうとしている。 日本にも大きな影響がある。
【小沢】
ウォルフレンさんが今指摘したことは大変重要。 報道でわかるようにアメリカでも財政金融の危機的状況が出てきている。 これは、ミスター円の榊原氏が『世界大不況が始まっている』という本を書いている。 無責任社会。 総無責任体制の中で経済が、まったく混乱し、無秩序な体制社会に陥ってしまう。 内では放射能汚染の問題、外では財政金融の経済問題。 これをもっと深刻にとらえなければいけない。
03 07 (水) イラン問題
※ 常用漢字
2010年11月30日に改定されて、2136字になりました。 <漢字辞典ネット>を開いて正しい漢字を使いたい。 例えば、「叱」は、正確には「口」偏に「七」になっています。
※ イラン問題
イスラエルはアメリカをバックとして激しい姿勢でイランへの挑戦を煽動しています。 アメリカのユダヤ系商人との駆引きに違いない。 世界を股にかけた金融取引ブローカーの我儘勝手は許してはならない。 自分は安泰で、対戦相手のいずれの市民も悲惨な殺戮による悲しみに突き落とされます。
イスラエルとアメリカユダヤ系商人の子供っぽい我儘に対して、EUはやっぱり良識をもって物事に対処しています。 次のNHKニュースはそれを物語っています。
米・イスラエル首脳会談 3月5日
イラン“軍事施設の立ち入り許可” 3月7日 0時59分
EU イランに交渉再開を提案 3月7日 6時15分
このようなことには、私達は留意していかなくてはならないと思っています。
そういう意味では、きのう取上げた‘カレル・ウォルフレンの意見’は日本人にとっては極めて重要な心構えだし、出版される彼の著書「日本を追い込む5つの罠」にも目を通さなくてはならないと思います。
03 08 (木) 6さいのばらーど
みんなのうた
「みんなのうた」はNHKのテレビ・ラジオで放送されている5分間の音楽番組です。隔月で良質な
オリジナル楽曲とアニメーションなどによる楽しい映像を制作・放送し、こどもから大人まで、広い
世代の視聴者の皆様にご支援いただいています。
6さいのばらーど 6歳の女の子の気持ちや生活を生き生きと描いた歌です。幼稚園では最年長ですが、小学校に行くと新人。一生懸
命背伸びして大人ぶっているけれど、まだ夜はひとりで寝られない微妙な年頃の悩みや夢が、広く共感を呼びます。
歌うのは、「となりのトロロ」などを歌っている歌手・井上あずみの長女(7歳)。 これがデビュー曲となります。映像は、
「TOFU」「あさなゆうな」などを手がけた井上雪子の可愛いアニメーションです。
歌手 ゆーゆ
作詞 さいとういんこ
作曲 あおぞらすかい
編曲 あおぞらすかい
映像 アニメ:井上雪子
おんなのこです 6さいです
ようちえんでは バラぐみです
あかちゃんのときのはなし
しないでほしいわ
オシメしてたとか おぼえてないし
いまのわたしとは ちがうもの
5さいのころよりは おねえさんなの
7さいよりは ちいさいけれど
おんなのこです 6さいです
パパとけっこん? しないわたぶん
ようちえんでは まいにち
たのしんでるけど
ともだちかんけい おべんとうかんけい
けっこういろいろ あるんだわ
シアワセかんじるときも おおいから
べつにしんぱいはしないでね
おんなのこです 6さいです
すきなたべもの やきにくです
しょうがくせいになったら ひとりでねるの
こわいゆめぜったい みませんように
おんなのこです 6さいです
すきなおとこのこ ふたりいます
おんなのこです 6さいです
きのうまえばが ぬけました
おんなのこです 6さいです
きっとママより びじんになるわ
歌手 ゆーゆ 歌手・井上あずみの長女(7歳)
作詞 さいとういんこ 実名・斉藤 美和子 さいとういんこの名義での活動もある
作曲 あおぞらすかい (漢字) 青空 (読み)すかい (性別) 男
編曲 あおぞらすかい 同上
映像 アニメ:井上雪子 広島県出身のアニメーター・イラストレータ
※ D・キーンさん 日本国籍取得 3月8日 19時14分
東日本大震災後にアメリカから移住した日本文学研究者のドナルド・キーンさんが日本国籍を取得し、会見で「これからは同じ日本人として現状に参加していくことになる」と思いを語るとともに、「鬼怒鳴門(きーん・どなるど)」という漢字の名前も披露しました。
コロンビア大学の名誉教授で文化勲章受章者のドナルド・キーンさんは、東日本大震災が起きたあと、長年愛着のある日本に移住することを決め、8日付けで日本国籍の取得が認められました。
キーンさんは8日夕方、住まいのある東京・北区の区役所にあいさつに訪れ、職員などから拍手で迎えられました。
記者会見でキーンさんは「けさ、法務局から電話で『日本国籍の取得が認められた』という知らせを受けたときは、非常にうれしく思いました」と喜びを語りました。
ことし90歳を迎えるキーンさんは「これまでは私はお客さんでしたが、これからは同じ日本人として現状に参加していくと思います。自分が書くものにも、今までとは違う調子が出るかもしれません」と話していました。
キーンさんは、カタカナで登録した戸籍名とは別に、漢字の名前も考えたということで、栃木県などを流れる鬼怒川の「鬼怒」と、鳴門海峡の「鳴門」という字を当てて「鬼怒鳴門」という名前も披露しました。
キーンさんが住む北区では、ことし5月に、キーンさんの業績を紹介する展示会が開かれるということです。
※ 今でも毎週5億円…被災地を支える義援金
※ スカイツリー 地上375mの眺め 3月8日 13時54分
2日に完成した高さ世界一を誇るタワー、「東京スカイツリー」にNHKのカメラが設置され、8日午前0時から映像を放送できるようになりました。
カメラは、高さ634メートルのスカイツリーの第一展望台の上、地上375メートルの場所に3台設置され、360度、すべての方向を撮影することができます。このうち、西側には東京ドームや新宿副都心、南側には東京ゲートブリッジなどを見ることができます。 ただ、気象状況によっては、カメラの前が雲で覆われるなどして、景色がほとんど見えなくなることもあります。 NHKではこのカメラからの景色を、日々のニュースなどでお伝えしていくことにしています。
全高634m、現存する電波塔としては世界第1位。人工の建造物としてはブルジュ・ハリファ(ドバイ)の828mに次ぐ世界第2位となる。
2003年12月に日本放送協会(NHK)と在京民間テレビ局5社(日本テレビ放送網、東京放送(TBSテレビ)、フジテレビジョン、テレビ朝日、テレビ東京)が600m級の新しい電波塔を求めて「在京6社新タワー推進プロジェクト」を発足させたのが始まりである。 東京スカイツリーの建設目的は既存の電波塔である東京タワーが位置する都心部では超高層建築物が林立し、その影となる部分に電波が届きにくくなる問題を低減させるほかにワンセグやマルチメディア放送といった携帯機器向けの放送を快適に視聴できるようにすることも建設目的のひとつとされた。 事業主体は東武鉄道が筆頭株主となる「東武タワースカイツリー株式会社」であり、事業費は約500億円とした。このために、同社は500億円のユーロ債のCBを発行して資金調達を行っている[4]。建設費は約400億円。総事業費は約650億円。施工は大林組、設計は日建設計である。テレビ局からの賃貸料および観光客からの入場料などで収益を得る見込みである。
「ブルジュ」はアラビア語で「塔」「タワー」を意味し、「ブルジュ・ハリーファ」の語義は「ハリーファ塔」「ハリーファ・タワー」である。 2010年1月4日の営業開始を機に、正式名称が「ブルジュ・ドバイ」から、アラブ首長国連邦第2代大統領で連邦内最大の国アブダビ首長国のアミール(首長)であるハリーファ・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン にちなんだ「ブルジュ・ハリーファ」に変更された。