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折々の記 2009 E

【心に浮かぶよしなしごと】

【 01 】07/15〜        【 02 】07/23〜
【 03 】07/26〜                    【 04 】教育問題のまとめ【その一】
【 05 】教育問題のまとめ【その二】        【 06 】教育問題のまとめ【その三】
【 07 】教育問題のまとめ【その四】        【 08 】教育問題のまとめ【その五】



【 07 】07/28

07 28(火) 今までの教育問題のまとめ【その四】

   2004 12 16(木) 日本人の学力の課題
   2005 06 20(月) 喬木村の教育をどうしていくのか
   2006 04 09(日) 海陽学園…全寮制の私立学校@

12 16(木) 日本人の学力の課題

IEA(国際教育到達度評価学会)に引き続いて、OECD(経済協力開発機構)のPISA(学習到達度調査)からの報告が出された。

日本の学力低下の実態は驚くべき現象である。

まだ、ことの重大さに気付かずに「ゆとり教育」が日本の将来の為になると考えている学者もいる。困ったことである。

因みに文部科学省の各種統計情報「PISA(OECD生徒の学習到達度調査)2003年調査」
  http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/main_b8.htm
を開いてみるとよい。「PISA(OECD生徒の学習到達度調査)2000年調査」も出ている。

各新聞社でどう取りあつかっているか調べてみるのもよい。

http://www.kantei.go.jp/jp/jiji/jiji_j.html

を開くと、報道機関(朝日新聞社;読売新聞社;毎日新聞社;日経新聞社;産經新聞社;中日新聞社;共同通信;時事通信社;The Japan Times Online、以上九つの報道機関)にアクセスできる。

そこで社会・教育などの分類から調べたい項目を見ればよいのである。

「PISA(OECD生徒の学習到達度調査)2004年調査」も登場するはずである。

そこで、‘どうしたらいいのか’ということが問題である。

新聞紙上にはいろいろの立場でいろいろの見解を見ることができる。だが、どうもしっくりこないのである。

このことをよくよく考えてみた。

対策の根拠が明確でないことが第一の問題である。根拠になる論点には、またその根拠が明確でなければならない。

このことができていない。

私の主張もこうした欠点を持っている。

どうしてかというと、一つの表現や主張の根拠を相手にわかるように説明していくとすれば、膨大なものになってしまうから、根拠を省いてしまうからである。紙上の主張も同じだと気付く。

日本の学力問題発生の現状世界の対極に位置する概念は、儒教の世界であると私はとらえている。

言葉を変えて言うなら、儒教思想に基づく生活崩壊が今日の精神生活の崩壊を生んでいる。


今までにもこうした考え方で幾つかの問題として取り上げてきた。

06 20(月) 喬木村の教育をどうしていくのか

「人づくり」とは村会議員の選挙のときによく耳にした言葉であるが、言葉が言葉として抽象化されて理解され、しばらくして考えてみても「人づくり」は何をするのか、ボヤーッとしている。

机上の空論や理論をぶっつけあう、いわゆる議論だけでは意味をなさない。

国がやってくれるなどと考えているのは勿論筋違いである。「喬木村の教育をどうしていくのか」その具体策がもっとも大事な課題なのである。

子供の教育は親が自分でやらなくてはならない。それが本義であった。憲法では教育の権利と義務について次のように定めている。誰が教育するかについては規定はない。


〔教育を受ける権利と受けさせる義務〕
第26条 すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。
2 すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。


子供の教育は親がになうのが本義であった
   いまで思う私の欠落

いまは、現在の教育環境の中で子供の教育を考えているのだが、もともと今のような制度ができる前までは親が子供の教育の担い手であった。その根幹がどこかへすっ飛んでしまっていた。教育問題を考えていくうえで一番だいじな「親が子を育てる」このことに無感覚になっていたところに、いまの教育問題の端を発している。

教育制度が子供を育てるのではなかった。

子供に手をかけずにおれば、オオカミに育てられたアマラとカマラのように育つのが当然となってしまう。

「親が子を育てる」このことこそ教育の本義であると言わざるを得なかった。

子供に手をかけて教育した例をみると、親が願ったような子供に育てることができた。

そうした具体例で本として残っているものでは、第一に「カール・ヴィッテの教育」

 http://park19.wakwak.com/~yoshimo/moto.63.html

であろう。これに続いたのはストーナー夫人である。

ヴィッテの発想が再び具体例として本になって出てきたのが、ジツコ・スセディック(館林実子)の「胎児はみんな天才」

 http://park19.wakwak.com/~yoshimo/moto.14.html

である。スセディック夫妻の実践の前までにはハーバード大学の先生方の具体的実践があるのだが、その詳細についてはデータを入手していないが、ヴィッテの流れをくんでいたことには間違いない。

子供に手をかけて教育すれば、障害をもっている子供ですらそれを乗り越えることができることを実証した、グレン・ドーマンの「ドーマンメソッド」

 http://park19.wakwak.com/~yoshimo/moto.82.html

の流れである。

私が幼児教育に没入することになった最初の出会いの七田さんにしても、三石由起子さんにしても、世界中の教育の大きな流れになっている「ドーマンメソッド」の手法を取り入れた教育システムでした。

親が子供を育てる世界の大きな二つの流れは、「ヴィッテメソッド」と「ドーマンメソッド」であり、私たちは親としてその内容を熟知していなければならなかったのです。


 子供が大きくなる、子供はどのようにして大きくなるかと言えば、
 そのすべてが真似ることにあるのです。
 見てまね、聞いてまね、読んでまねて大きくなるのです。
 よい教育をしようとするならば、
 大人自身・親自身が、見られてもよい、聞いてもらってもよい、読んでもらってもよい、
 というものを自らすることだったのです。
 ( http://park15.wakwak.com/~yoshimo-2/moto.49.html<日記と随筆5 … はじめに …>)



 「親の愛情とは、わが子のしあわせを願って、何かを、してやることである」

  ( http://park19.wakwak.com/~yoshimo/moto.17.html <私製本「0歳教育」の概要 … はじめに>)


今にして己の過ちにきづく。

●教育のなかで大きく欠けているものがあった。
   躾がされずに自己中心の我儘がめだつ

私がそうなんだが、「人のあり方の躾」が親として欠けていた。

人の養育では理屈ではなく「後姿を見て真似る」ことが大事である、という考え方が間違いないと思ってきた。

それには違いないのだが、親からの「家訓」らしいものに気付かなかったし、系統立てたそうしたものはなかった。私もそうした原則を持っていなかった。
子供に対して申し訳ないという思いがこの歳になっていよいよ重く感ずるようになった。

私が子供の頃には家庭でも学校でも儒教的なものがあちあちにあって、それとは知らずに身についたものもあった。

家庭でも学校でも積極的な儒教的倫理教育はなかった。

だが、萩の松下村塾や高遠の進徳館など、藩校や私塾の中には儒教を基にした教育が行なわれてきたし、仏教の中にも人のあり方をもとめ世の中に貢献した人たちが多く輩出されてきた。


  身をけずり 人につくさん すりこぎの その味しれる 人ぞ尊し


故人の教えはいろいろとある。人の智恵は言葉としてもいろいろと残っている。歳を経てより深く情意の大切さをしみじみ感ずるようになる。人にとって倫理はことのほか大切であると思う。

幼いときから積極的な倫理教育をすすめたほうがいい。

新聞紙上生命や金銭にまつわる不祥事は後を絶たない。新聞紙上の情報は結果として噴出したものであり、根底に於いて倫理教育をほったらかしにしてきた結果であると思う。

親がしっかりすべきであった。親が倫理教育の有無による因果を知り、系統的に計画的に人倫に基づいた養育をすべきであった。

近江聖人といっても、年配者以外は知っている人は少ない。話を聞かなければどんな人なのか知る術もない。大塩平八郎といっても、どんな考えで何をした人なのか、話を聞かなければ知る術がない。命をかけて人のためになることをするということは、ただ事では真似はできない。

この小川にしても裃騒動は古文書解読の域にとどまり、筆頭者が死をもってその責をおっていることをみるとき、簡単には真似はできない。

ノート一冊盗んでそれが見つかって問い詰められたときに、盗んだ子供は友達だってマンビキをしているよと応える感覚は、儒教の空気のなかでは考えられないことであった。他人のものを盗むことは、泥棒なのであり、親は恥ずかしくて世間に顔向けできなかった。昔の人のほうが、素敵な道義心をもっていたのである。

世の中の乱れは、人の心根の乱れであり、命をかけて愛していく子供たちに「盗むこと」は受け継いでもらいたくないことである。

窃盗ばかりでなく殺傷についても、価値判断の基準がずれてきてしまっている気がしてならない。よい躾がほったらかしにされた結果だと考えざるを得ない。

●教育行政をどうしたらいいのか。
   文殊の智恵…広く会議を興し万機公論に決すべし

個人として考えていきたいことと並行して、複数社会のあり方をどうしていったらいいのかも考えなくてはならない。

地方分権という過渡期を迎えているから、教育においても村独自の考え方をすすめるいいチャンスがきたと思う。それというのも教育の国家統制は「大きい甕の水と小さい甕の水」(大きい甕の水は濁りにくいし澄みにくく、小さい甕の水は濁りやすいし澄みやすい)の例えのように、一旦間違っている方向に進めると、なおすことが大変だからである。

ギリシャのポリスの例に見るように、アテネのように学芸文化の盛んなポリスがあるかと思うとスパルタのようなポリスになるところもある。勿論二つのポリスの状況の違いによるのだが「甕の水」のように直しやすいといえば直しやすい。

喬木は独自の教育行政を作ったほうがいい。

知情意にまたがる前述のような二つの教育の基本的な考えができたら、教育行政という具体化へ進まなくてはならない。三番目のこの項では、文部省や長野県の動向や指示に頼ることなく、発案するようにしたほうがいい。村立の学校なのだから喬木村としての教育方針を小中学校でもたなくてはならない。

知育・徳育を正面に取り上げ、その達成に向かった特色ある運営を目指したい。

その中心になるバックボーンは「真理を身につける」ことにある。「本当のことを身につける」それが中核であってよい。「本当のことを求める」それは人の生涯においても最大の課題であり、それが人の幸せにも直結していると考えるからである。

今までこのことに関して考えを表記したことは次のようなものであった。

  http://park15.wakwak.com/~yoshimo-2/moto.73.html
 <拝啓・教育委員長殿 (柔軟性をうしなっている教育制度)

  http://park15.wakwak.com/~yoshimo-2/moto.74.html
 <現代の課題<いじめ> (いじめの要因は根深い)

  http://park15.wakwak.com/~yoshimo-2/moto.76.html
 <行政改革によせて (柔軟性をうしなっている教育制度)

教育行政について全方向からの考え方を打ち出すには、再度検討しなければならないと思っています。それというのも、日本中の教育に対するいろいろの取り組みや考え方がインターネット上からも新聞紙上からも提起され続けているからです。

たとえば

 ‘アサヒコム <アサヒコム>教育>(http://www.asahi.com/edu/)

ここを開いただけでも、教育に関するデータは大変に多い。


  asahi.comトップ > 教育

  【教育サイトマップ】
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    E大学情報キャンパス・アサヒコム
    F朝日新聞大学入試研究所
    G大学ランキング2006

  わくわくネット大阪発http://www.asahi.com/kansai/wakuwaku/


文部科学省には2003年国際学力調査の結果が資料として公示されています。

  国際学力調査の結果分析
 平成16年度臨時全国都道府県・指定都市教育委員会指導主事会議の資料

学力問題にしてもデータの詳細まで調べていると膨大な量になってしまいます。詳細でなくても問題の実状や近因とか遠因など偏見にとらわれることなく推察しなければなりません。全国の状況にしてもあちこちジャンプしながら、アウトラインは掌握できますから、それらの主張の背景にある意図はこれまた偏見にとらわれることなく推察しなければなりません。

教育行政の項は多岐にわたるけれども、具体策を出しながら順次全体のしくみを作るつもりですすめることが、方便としてはいいと思います。

今日のところは以上までにする。

04 09(日) 海陽学園…全寮制の私立学校@

全寮制の私立中高一貫男子校「海陽学園」がテレビで紹介された。04 07 だったと思う。

「アッ、これだッ」

調べてみると「全寮制の学校」の検索の中にいろいろデータが出てきた。‘井の中の蛙、大海を知らず’とは将に自分のことでたったことに驚く。もちろんこうした全寮制の学校があるだろうとは思っていたのだが、着実に目には見えない流れの底で理想を求めて頑張っている人がいたのである。

若いときに、いまの公立の学校だけではまずい、どうしても私立の全寮制の学校をほしい、と切実な思いに駆られていたときがあった。

池田潔の「自由と規律」が脳裏にあってのことでもあった。

自分と先人の絆を大事にするバックボーンの基本を若いときに叩き込まなくてはならない。先人の良かったことは、若者にとってもそれをバトンタッチしていくことは良いことであり、それがいつの時代でも欠落しやすいのだ。

このことに係って思うのは、家ごとに家訓を決めていつも目につくところに掲示しておき皆でそれを大事な目標として生活したらいいということだ。

仏教や儒教の大事だと思う考えを拾い出して整理してみてもよい。

「全寮制の学校」は大事な課題なのである。

次に検索した新聞記事をあげておく。


中学入試に変化の波 全寮制学校新設、公立志向の退潮・・・
(asahi.com 2006年01月30日10時55分)

 私立の中学入試が全国で始まった。首都圏では小学6年生の6人に1人が受験する見通し。九州や全寮制の学校が開校する東海地方のように公立優位だった地域でも受験志向が強まってきた。一方で、近畿地方や首都圏では定員割れする学校も目立ち、私立間の二極化傾向もある。

■東海―海陽開校で受験熱

 公立志向が根強い東海地方で、中学受験熱が高まっている。愛知県蒲郡市に、全寮制の私立中高一貫男子校「海陽中等教育学校」が4月に開校する。その影響もある。

 入試は最大3回受験でき、120人の募集に対して志願者は全国から延べ920人。実質倍率は4.4倍だった。

 海陽はトヨタ自動車やJR東海などが中心となって設立。「次代のリーダー養成」を掲げ、企業派遣の社員が寮で寝食を共にして学習や生活を指導する「全人教育」を特徴とする。

 名古屋会場入試は、他の私立中学と並んで県内では最も早い21日に実施された。海陽だけを受験したという愛知県豊田市の女性会社員(38)は「公立が悪いとは思わないが、全人教育などの考えに共感した。既存の進学校とは違う教育をやってくれそう」と話した。

 中学受験では珍しく、1次試験400点のうち小論文が100点を占める。校長予定者の伊豆山健夫氏は「多様な子、粗削りでも伸びる子を選びたい」という。

 名古屋市を中心とする進学塾「明倫ゼミナール」は、「海陽の影響や勝ち組志向、公立との学力格差から、私立志向は高まっている」という。

 東海中学など私立進学校との併願は多いものの、全寮制で全国募集という特殊さから、海陽とほかの私立校が受験生を奪い合う形にはなっていない。実際、倍率を伸ばした私立校も目立つ。

■首都圏―実績で「二極化」も

 2月に本格化する首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)の中学入試受験率は昨年(15.4%)を上回り、過去最高を更新しそうだ。受験者は、小6の6人強に1人という。

 受験者増は、大手進学塾の模試を受けた子の多さから推測できる。例えば四谷大塚の昨年末の模試は前年比で7.5%増えている。少子化と言うが、東京近郊はマンションが次々に建ち、逆に子どもが増えている。学力低下不安による公立離れもまだ底を打たない。

 「偏差値60以上の難関校が志願者を増やし、下位校は減らす二極化が進んでいる」

 中学入試に詳しい森上教育研究所の森上展安代表は話す。

 05年春に東大合格者を前年より増やした麻布中(東京都港区)は、志願者が前年より9%増えた。東大理系に現役2人が受かった目黒星美学園(世田谷区)は、学校説明会を複数回開いたが、参加者が前年の倍という回もあった。大学進学実績で人気が左右される傾向が強まった。

 公立側も中高一貫校を作って巻き返しを図るが、それが中高一貫教育にお墨付きを与え、私学人気も押し上げた面があると森上さんは見る。

 公立の変革は小中一貫に進む。東京都三鷹市は今春、市立第二中と第二小・井口小で小中一貫教育を始める。「9年一貫で良い教育ができるのは確か。その結果、生徒が公立に戻ることになればいい」と市教委は話す。

■近畿―定員割れに危機感 私立が解禁日統一

 近畿2府4県の私立中は、今年から初めて入試の解禁日を1月14日に統一した。少子化で定員割れの私立が相次ぎ、公立の中高一貫校も開校する厳しい環境の下、生徒を安定確保する手立てだ。

 大阪府内の私立中は59校で、定員を満たしたのは05年度は26校。大阪市内の私立中の理事長は「受験日がバラバラでは特定の人気校に生徒が集中し、経営的に持ちこたえられない」と言う。

 大阪、京都、兵庫の入試日は94年当時の3月1日から昨年の1月22日へと早められてきた。奈良、和歌山はこれまでも一足早い1月中の実施を続けてきた。

 そこへ、和歌山で、進学校で知られる県立向陽高が、04年度から中学校を開校し、併設した。昨年の受験倍率は10.49倍。今春も2校の中高一貫校が新設され、いずれも21、22日に入試を実施した。これが、和歌山の私学が受験日を早めたいと考えた一因になった。

 さらに大阪、京都、兵庫が奈良、和歌山などに足並みをそろえる形で入試解禁日が統一された。

 近畿私立中学高校連合会は「関西は、自宅から学校まで1時間以内で通学できる生徒が多い。足並みをそろえないと、共倒れになりかねなかった」と話す。

■九州―女子受け入れ機に私学人気が上昇中

 県立高校の人気が根強い九州では首都圏ほど中学受験が過熱しているわけではない。しかし、地元の大手塾は「東京の受験ブームが2、3年後には波及してくる」と予測する。

 中高一貫の私立進学校である久留米大付設(福岡県久留米市)とラ・サール学園(鹿児島市)の中学入試は、毎年同じ日で、今年は27日。両校を合わせた志願者数は昨年より79人増えた。両校の受験者数は九州の受験動向を測る指標だ。進学塾の英進館は「子どもの数が減っていることを考慮すると、受験率は過去最高」とみる。

 女子の受け皿が増えてきたことも私学人気に拍車をかけている。

 福岡市の西南学院中学は96年から共学に。九州各地や山口県からの志願者も増え、中学受験をする女子にとって最難関校になった。久留米大付設や長崎県の青雲学園も、高校の門戸を女子に開放した。受験希望の保護者たちから「中学は女子を入れないのか」と問い合わせが相次ぐ。

 一方、長崎県は04年度から、県立の進学校だった長崎東高校と佐世保北高校を、中高一貫校にした。

 同県教委は「地元の期待にこたえただけで、決して(私立に対抗する形で)エリート校をめざしているわけではない」と強調している。


海陽学園へジャンプしてみると、次のような内容が載っている。


@「海陽学園」で入学式−世界で活躍できる人材の育成
サンケイスポーツ - 7時間前
英名門私立「イートン校」をならった中高一貫の全寮制男子校、海陽中等教育学校(愛知県蒲郡市、伊豆山健夫校長)で8日、入学式が開かれた。同校はトヨタ自動車、JR東海 ...
海陽中等教育学校が開校 トヨタなどが設立、エリート教育目指す 産経新聞
海陽中等教育学校開校 エリート養成 西日本新聞
企業立「海陽中等教育学校」が開校、一期生は123人 読売新聞
フジサンケイ ビジネスアイ - 中日新聞 - 関連記事 40 件 ≫

A「海陽学園」が開校
東海日日新聞 - 7時間前
トヨタ自動車やJR東海、中部電力など中部財界を中心に全国の有力企業約80社が出資して設立した全寮制中高一貫男子校「海陽中等教育学校」(海陽学園)の開校・入学式が8日、蒲郡 ...

B8日の開校前に海陽学園で内覧会
東海日日新聞 - 2006年4月5日
蒲郡市海陽町の複合リゾート「ラグーナ蒲郡」で、8日開校する全寮制中高一貫校「海陽中等教育学校」(海陽学園)が完成し5日、報道陣に全容を紹介する内覧会が開かれた。 ...

C国内では批判もある「エリート教育」は、本当にタブーなのか。
読売新聞 - 2006年4月2日
... 国際会議で発表する力をつけるため、科学英語も学ぶ予定だ。今月8日には、トヨタ自動車などが運営する海陽中等教育学校が、愛知県蒲郡市に開校する ...

D日本版イートン校”始動
読売新聞 - 2006年4月3日
... キャンパスは東京ドームの3倍近い。篠崎高雅さん(46)は、そんな環境が気に入った。愛知県蒲郡市に8日開校する全寮制の私立男子校・海陽中等教育学校で、生徒と寝食を共にする ...

E県が海陽学園に設置認可
東海日日新聞 - 2006年3月17日
県は17日、蒲郡市海陽町のラグーナ蒲郡内で全寮制中高一貫校「海陽中等教育学校」の開校を予定している「海陽学園」に対し、学校法人の設置を認可した。 ...

F「海陽学園」に設立認可
読売新聞 - 2006年3月17日
愛知県は17日、トヨタ自動車、JR東海、中部電力など経済界が中心となって開校準備を進めている全寮制の男子中高一貫校「海陽中等教育学校」(愛知県蒲郡市)の設置と、学校法人 ...

Gトヨタなどが支援の全寮制男子校を認可
日刊スポーツ - 2006年3月17日
愛知県は17日、同県蒲郡市で4月に開校する中高一貫の全寮制男子校「海陽中等教育学校」の設置を認可した。 同校はトヨタ自動車などが支援し、英国 ...