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続折々の記 ⑥
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【 01 】6/26
       「赤木ファイル」改ざん   強いられた状況読み取れる内容
       夫が残した“責任のバトン”赤木ファイル   妻の闘いWEB特集

2021/06/24
「赤木ファイル」改ざん強いられた状況読み取れる内容

この問題は安倍総理の時に発生し、この内閣では忖度という言葉を初めてマスコミで取り上げたように思います。 総理の野党追及の折には、「そんな事実はない、私でも家内でももしあれば即刻私は辞任するし国会議員も辞めます」と言ったのです。 このニュースは多くの国民が聞いていたことです。

こんな馬鹿な話はない。 国の品格にもかかわる事件です。 だが、ここに記載した記事を読んでみると、事実はここに明らかにされていると私は思います。 裁判のなりゆき如何にかかわらず、私たちはこんなことを許していてはならないのです。

国の政治において「うそ」が罷り通ったことは「真実」であり、命こそ何よりも大事にしなければならないことは、私自身の生きていくうえでも原則なのです。

すべては命あってこそ、「形而上の神」そのものなのです。 国民のために働くと覚悟を決めていた赤木俊夫さんが死を覚悟して生きてきた証です。 いのちといのちのやり取りの中で、「うそが罷り通る」ことはあってはならないことなのです。

ですから、この記事を見て何をおいても記載しようと思いました。

表題の言葉を検索してみたら、驚くなかれ(06/24午後データ)30万8千件だったのに(06/27早朝現在)47万9千件のサイトがすぐに検索されたのです。 「知の巨人」橘隆志さんも驚くことでしょう。

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  【詳報】「赤木ファイル」改ざん強いられた状況読み取れる内容

【詳報】「赤木ファイル」改ざん強いられた状況読み取れる内容
      2021年6月22日 20時07分

財務省の決裁文書の改ざんに関与させられ自殺した近畿財務局の赤木俊夫さんが職場に残したいわゆる「赤木ファイル」が開示されました。
この中で、赤木さんは強く抗議したのに改ざんが続けられたため、その過程を記録したと記していて、財務省本省から一方的に改ざんを強いられていた状況が読み取れる内容になっています。

「赤木ファイル」は、森友学園に関する決裁文書の改ざんに関与させられたあと自殺した近畿財務局の職員、赤木俊夫さん(当時54)が改ざんの経緯をまとめて職場に残したもので、妻の雅子さんが国などを訴えた裁判で開示を求めていました。

開示した「赤木ファイル」は

国がきょう開示した「赤木ファイル」は518ページあり、財務省本省の理財局と出先機関の近畿財務局の職員の間でやり取りされたおよそ40通のメールや改ざんする部分に印をつけた元の決裁文書などが時系列で整理されていました
「備忘記録」と書かれた最初のページに赤木さんは「現場の問題意識として決裁済の文書の修正は行うべきでないと本省に強く抗議した。本省理財局が全責任を負うとの説明があったが納得できない。佐川宣寿理財局長からの指示の詳細が説明されず不明確なまま、その都度、本省からメールが投げ込まれてくるのが実態だ。本件の備忘として修正作業の過程を記録しておく」とファイルをまとめた理由を記しています。
ファイルにとじられていた本省からのメールのうち改ざんを最初に指示するものは平成29年2月26日に送信されています。
この文面には「削除した方がよいと思われる箇所がある」とした上で、メールには安倍前総理大臣の妻の昭恵氏や政治家の名前などに印がつけられた元の文書が添付されていました
メールは、何度もやりとりされていて、本省が繰り返し細かな指示をしていたことがみてとれます
一方、改ざん作業が始まって10日後の3月8日に赤木さんが本省にあてて送ったメールには「すでに意思決定した文書を修正することに疑問が残る」と書かれていて、本省に対して直接、改ざんへの抗議の意志が示されています。
3月20日に本省から赤木さんらに送られてきたメールには「局長から現在の国会答弁を踏まえた上で、作成するよう直接指示があったので改めて修正後、局長への説明を行う」と書かれていて、改ざんが佐川元理財局長の指示であることや本省として改ざんを中止するつもりがないことが読み取れます
このようにファイルの文書からは改ざんに抵抗していた赤木さんら現場の職員が本省から一方的に改ざんに関与させられていた状況がうかがえます。
一方でなぜ改ざんを行わなければならなかったのかや、本省や近畿財務局の幹部職員の間でどのような議論が行われたのかを具体的に示すものはありませんでした。

「ファイルは夫の魂」

赤木俊夫さんの妻の雅子さんは午前中に開示された赤木ファイルの内容を確認したうえで午後3時すぎに改めて取材に応じました。
雅子さんは「ファイルは夫が公務員として国民に見てもらいたいと職場に残したものだと思うので、出してもらってよかったと思う。ただ、夫の苦しみを理解したいとファイルの開示を求めてきたが、これを消せという指示を直接見るのは悲しく、ファイルは夫の魂の叫びのように感じた」と話しました。
そのうえで「このファイルだけでは、改ざんの指示が誰からされたのか分からないので、国はファイルをもとに第三者による再調査をしてほしい」と改めて国に要望しました。
また雅子さんの代理人の生越照幸 弁護士は、「赤木ファイルとして近畿財務局にあったものは開示されたと思う。しかし、メールを送った本省の職員には誰が指示したのかなど、ファイルでは明らかになっていない部分があるので、詳しく分析したうえで、必要に応じて新たな文書の提出を国側に求めていきたい」と述べました。

開示までの経緯は

開示された「赤木ファイル」を残した赤木俊夫さんは、森友学園をめぐる財務省の決裁文書の改ざんに関与させられた後、うつ病を発症し、3年前、みずから命を絶ちました。
妻の雅子さんは去年3月、何のために改ざんが行われ、なぜ夫が死ななければならなかったのか明らかにしたいと、国と改ざんを指示したとされる佐川宣寿元理財局長を訴える裁判を大阪地方裁判所に起こしました。
裁判の中で雅子さんは、改ざんの経緯を明らかにするためにはファイルが不可欠だとして、開示を求めました。
これに対し国は、「裁判とは関係なく、存否を明らかにする必要はない」として、存在するかどうかの確認を拒んでいました。
雅子さんはことし2月、裁判所に証拠としてファイルの提出を命じるよう申し立てました。
そして翌月、裁判長が、非公開の進行協議の中で「審理を進める上で、ファイルの内容を確認する必要があると考えている」と発言し、開示するよう強く促しました

これを受けて国は、ファイルの存在を認めたうえで開示しました。

麻生副総理兼財務相 「財務省としては調査を尽くしている」

財務省の決裁文書の改ざんに関与させられ自殺した近畿財務局の赤木俊夫さんが残したいわゆる「赤木ファイル」が開示されたことについて、麻生副総理兼財務大臣は、閣議のあとの記者会見で文書の詳しい内容には触れず、「財務省としては調査を尽くしている」として再調査は行わない考えを改めて強調しました。
この中で、麻生副総理兼財務大臣は「文書の詳しい内容は23日、口頭弁論を控えているので、コメントは差し控える」と述べました。
また、「赤木ファイル」を開示するにあたって、一部の職員の名前などを塗りつぶしている点については「文書のマスキングの範囲は、個人のプライバシー、情報セキュリティーなどに限定していて、マスキングの理由も裁判所に提出している。裁判所の訴訟指揮に従い、真摯(しんし)に適切に対応したい」と述べました。
そのうえで「財務省としては調査を尽くしている」と述べ、再調査は行わない考えを改めて強調しました。
また、財務省が再発防止に向けて国有財産や公文書の管理の手続きを改めたことについては「財務省始まって以来のゆゆしき事態で、組織として抱える課題を抽出したうえで、必要な取り組みを3年、継続してきた。組織風土の改革を含め、引き続き信頼回復のために徹底させないといけない」と述べました


注目のコンテンツ
夫が残した“責任のバトン” 赤木ファイル・妻の闘いWEB特集 6月1日
関連する内容ですから、続いて取り上げます。

2021/06/01 注目のコンテンツ
夫が残した“責任のバトン”赤木ファイル
   妻の闘いWEB特集 6月1日
   https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210601/k10013060331000.html

「私の雇い主は国民。国民のために仕事ができることを誇りに思っています」。
こう口癖のように語っていた近畿財務局の職員、赤木俊夫さん(享年54)が財務省の決裁文書の改ざんに関わったことへの「責任」を考え抜いた末、自ら命を絶って3年が経ちました。
いま、妻の赤木雅子さんは裁判を起こし、なぜ改ざんが行われ、国民に尽くしてきた夫が死ななければならなかったのか国に答えを求め続けています。
「夫は苦しんで苦しんで改ざんをして苦しみ抜いて誰にも助けてもらえなかった。夫の事をもう見捨てないでほしい」。
1人で裁判を闘っているのは亡き夫から“責任のバトン”を受け取ったと考えているからです。取材で知った、妻の思いを伝えます。
(報道局社会番組部 ディレクター 西山 穂 大阪拠点放送局 記者 林 勇志)

夫が命をかけた「責任」

私たちが赤木雅子さんに初めて会ったのは去年5月。
俊夫さんが残した手記を公表し、裁判を始めて間もない頃でした。
雅子さんの手元にはその「手記」や「手書きのメモ」が大切に保管されています。
そこには、決裁文書の改ざんの経緯や関わってしまった事を強く後悔する俊夫さんの思いがつづられていました。


「この事実を知り、抵抗したとはいえ関わった者としての責任をどう取るか、ずっと考えてきました。事実を、公的な場所でしっかりと説明することができません。今の健康状態と体力ではこの方法をとるしかありませんでした。(55才の春を迎えることができない儚さと怖さ)」
(手記より)


「雅子へ これまで本当にありがとうゴメンなさい 恐いよ」
(手書きのメモより)

俊夫さんの「手記」
   ここに、「手記」のコピーが記載されています。
   ソースからのコピーができません。
   URLを開いてみてほしい。

夫が強いられた改ざん

俊夫さんが決裁文書の改ざんに関わったのは2017年の2月です。
当時、国会では、森友学園の土地取引をめぐる問題について激しい論戦が続いていました。
小学校の用地として学園に売却された国有地が地中のゴミの撤去費用などとして「8億円値引き」されていたことが発覚。
小学校の名誉校長が安倍前総理大臣の妻の昭恵氏だったことから「政治が関与した不当な値引きではないか」との疑念が持たれたのです。
2月17日、安倍前総理大臣は国会で「私や妻が関係していれば総理大臣も国会議員も辞める」と関与を否定します。

この発言をきっかけに追及を強めた野党の質問に、財務省の担当者として答弁していたのが当時、理財局長だった佐川宣寿氏です。
「近畿財務局と森友学園との交渉記録はございませんでした」
「面会等の記録は残っていないということでございます」
2月24日・衆議院予算委員会での答弁
しかし、実際には関連文書は残っていて、佐川氏の答弁が虚偽だったことが後に発覚します。
財務省がこの改ざん問題について内部で調査し、2018年6月に公表した報告書によると、この頃、本省内では文書に政治家関係者からの照会状況に関する記載があることが問題視されていました。
調査報告書は部下から報告を受けた佐川氏が、こうした記載のある文書は外にだすべきではないと反応したことで、昭恵氏や政治家の名前を削除するなどの改ざんが始まったとしています。
改ざんの理由は「国会審議の紛糾を懸念」し、「更なる質問につながり得る材料を極力少なくすること」だったとしています。

改ざん前の決裁文書
改ざんが始まったのは佐川氏の国会答弁の2日後の26日。
日曜日でした。
この日、久しぶりに休みが取れた俊夫さんは雅子さんと自宅近くの梅林公園を散歩していました。
満開の梅の花を眺めていたとき、呼び出しの電話がかかってきました。
雅子さん
「信頼する上司の方から電話があって、『僕、助けに行ってくるわ』と向かったんですね。もう行かなきゃいいのになと思ったけど、一生懸命やるべき仕事なんだろうなと思ったので『頑張ってきてね』と送り出したんです」
2人が散歩した梅林公園
この日を境に、俊夫さんの生活は一変します。

出先機関の財務局の一職員で、森友学園の契約担当でもなかった俊夫さんの「手記」には、本省や幹部職員からの不正な作業の指示にあらがいきれなかった状況が記されています。
「第一回目は昨年2月26日(日)のことです。当日15時30分頃、出勤していた統括官から本省の指示の作業が多いので、手伝って欲しいとの連絡。現場として私はこれに相当抵抗しました。(近畿財務)局長は、本件に関して全責任を負うとの発言があったと(管財)部長から聞きました。本省からの出向組の(管財部)次長は、『元の調書が書き過ぎているんだよ』と調書の修正を悪いこととも思わず、あっけらかんと修正作業を行い、差し替えを行ったのです」

(手記より)
改ざん後も“嘘の対応”
組織の判断によって俊夫さんが強いられた不正は、改ざんだけではありませんでした。
財務省は、森友学園との応接録について市民から開示請求を受けた際、実際には存在するのに「文書不存在」と偽り、「不開示決定」をしていました。
この対応をした担当者のひとりが俊夫さんでした。
近畿財務局の不開示決定
口癖は「私の雇い主は国民」
不正に関わる前、俊夫さんはよくこう話していたといいます。

「私の雇い主は国民。国民のために仕事ができることを誇りに思っています」。
俊夫さんが愛用していた手帳には「国家公務員倫理カード」が大切に挟まれていました。
  ・国民全体の奉仕者であることを自覚し、公正に職務を執行していますか?
  ・国民の疑惑や不信を招くような行為をしていませんか?
俊夫さんが大切にしていた国家公務員倫理カード
国民の代表者が集う国会に出す偽りの文書の作成、それに情報公開請求という国民の権利をないがしろにする嘘の決定。
公務員の職務からかけ離れた行為への関与に俊夫さんの心は壊れていきました。
うつ病を患い、休職せざるをえなくなりました。

職場で夫に何が起きていたのかわからない雅子さん、苦しむ夫のそばにいながら、何もできなかったといいます。
携帯に残る亡くなる直前の俊夫さんの映像
雅子さん
「ちょっとずつちょっとずつ夫が壊れていくんです。だんだん幻聴とか、幻覚がひどくなりました。一生懸命職場に戻ろうとしていました。生活の事もあるけど、自分の人生としてもこのままではダメだと。大好きだった職場に帰りたかったんだと思います。でも、できませんでした。私もどう助けていいのか、どう言葉をかけていいのかわからなくてどうしてあげることもできなかったです」
2018年3月7日、俊夫さんは自宅で自ら命を絶ちました。

その日の朝、布団で横になっていることが多くなっていた俊夫さんは、仕事に向かう雅子さんを玄関まで見送り「ありがとう」と声をかけました。
2人が交わした最後の言葉でした。
なぜ裁判、夫からの『バトン』
夫の死から2年が過ぎた去年3月、雅子さんは、俊夫さんの手記を公表し、国(財務省)と佐川氏に損害賠償を求める裁判を大阪地方裁判所に起こしました。
この間、俊夫さんが手記に記していた「関わった者としての責任」とは何か、考え続けたといいます。
財務省の調査報告書には、改ざんについて「真摯に反省し、二度と起こらないよう全省を挙げて取り組んでいく」との“決意”が書かれています。

しかし、報告書には、俊夫さんが亡くなったことは一切触れられていません。
雅子さんは、その決意を空虚なものに感じていました。
そして、出した答えが、裁判を通して職場で夫に何があったのか真実を明らかにするということでした。
雅子さん
「夫の手記を見たときにこれは夫が世の中に投げかけていると気づきました。夫はいまの体力ではこの方法しかとることができないと残していましたが、私はその『バトン』を渡されたと思っています。夫がひとり悩んで受け止めて受け止め過ぎてしまった『責任』。裁判を通して今度は自分が果たせたらと思うんです」
雅子さんは「賠償金を得るための訴えではない」と話します。

訴状には「改ざんが誰の指示で行われたのかを法廷で当事者に説明させるとともに、保身やそんたくによる軽率な判断や指示で現場の職員が苦しみ命を絶つことが2度とないようにすることがこの裁判の目的だ」と書かれています。

裁判での国・佐川氏の姿勢
始まった裁判で、国(財務省)は、改ざん行為や、関与した俊夫さんがうつ病を発症し自殺したという基本的な事実関係について争わないという考えを示しました。
そして、争いがない以上、法廷での当事者の証言や改ざんの経過がわかる証拠の提出は必要がないと主張しました。
雅子さんの訴えは損害賠償請求の形を取っています。
「賠償額の算定だけで審理を早く終えたい」「終わった話を蒸し返されたくない」そういう国の考えがにじみ出ていると雅子さんは感じました。

一方、佐川氏側も「公務員は在職中の行為で個人として賠償責任を負わない」と主張して、証人尋問などの具体的な審理に入ることなく訴えを退けるよう求めました。
“赤木ファイル”の存在
この裁判で雅子さんが力を注いできたのが俊夫さんが職場に残したとされる“赤木ファイル”を社会に公開することです。

その存在は、弔問に訪れた俊夫さんの元上司が打ち明けていました。
元上司
「(改ざん)前の文書であるとか、修正後のやつであるとか、何回かやりとりしたようなやつがファイリングされていて、それがきちっと、パッと見ただけでわかるように整理されてある。これを見たら、われわれがどういう過程で(改ざんを)やったかというのが全部わかる。めっちゃきれいに整理してあるわと。全部書いてあるんやと。どこがどうで何がどういう本省の指示かっていうこと」

(元上司の音声データより)
しかし、国(財務省)は、赤木ファイルについても「裁判とは関係なく、存否を明らかにする必要はない」として、存在するかどうかの確認すら拒んだのです。
赤木ファイル、国会でも議論に
裁判が続く中、国会の場でもファイルのことが取り上げられるようになりました。
野党議員が存否を明らかにし公開するよう求めたのです。

ところが、ここでも国はかたくなに拒みました。
しかも、理由は「裁判に不当な影響を及ぼすことになりかねない」というものでした。
雅子さん
「裁判では『訴えに争いがないから提出する必要がない』と答え、国会では、『裁判に不当な影響を与えるから回答しない』というのは二枚舌です」
雅子さんは、いまでも組織防衛が優先されていると感じ、裁判が開かれるたび、自ら法廷に立って訴え続けました。
「裁判官の皆様にお願いがあります。訴訟の手続きは私には難しくてわかりませんが、夫が自ら命を絶った原因と経緯が明らかになるように訴訟を進めてください」。

「誰でもいい、本当のことを教えて欲しい」。
「私は真実が知りたいだけです」。

俊夫さんと共に働いてきた職場の同僚の心にも届くように。
法廷に立つ雅子さん
裁判の転機、ファイル公開へ
ことし3月下旬、こう着していた裁判が大きく動きました。

訴訟指揮をとる中尾彰裁判長が、非公開の進行協議の中で、国に対して「審理を進める上で、赤木ファイルの内容を確認する必要があると考えている」と伝えたのです。

そして、提出命令を出すことも示唆し、自主的に開示するよう強く促しました。
雅子さんのことばが裁判を動かした形です。
裁判所から対応を迫られた国は5月6日、ついにファイルの存在を認め、開示に応じることを表明しました。
これについて財務省は「何か対応を一転させたわけでなく、原告の申し立てや裁判所の訴訟指揮に応じて手続きを積み重ねてきた」としています。
ファイルに新事実は
国は赤木ファイルには、▽改ざんの過程などが時系列でまとめられた文書や、▽財務省理財局と近畿財務局の間でやりとりされたメールと添付資料がとじられていると説明しています。
無関係な個人情報などの部分にマスキング(黒塗り)処理を限定的にしたうえで、6月23日に予定されている次の裁判までに開示するとしています。

実現することになった赤木ファイルの公開、改ざんをめぐる新事実が明らかになるのでしょうか。
裁判の関係者の間では、資料の大半は出先機関の職員だった俊夫さんが手に入る範囲で個人的にまとめたもので、財務省の調査報告書の内容を根底から覆すものではないといった見方があります。
菅総理大臣や麻生副総理兼財務大臣は、国がファイルの存在を認めたあとも「改ざんについては財務省が調査報告書をまとめており、さらに検察の捜査も行われ、結論が出ている」などとして再調査は必要ないという考えを示しています。

それでは、公開に大きな意義はないのでしょうか。
かつて苦しむ夫に何もできなかったという雅子さん。
なぜ俊夫さんが残したファイルの公開を求めるのか理由を話してくれました。
雅子さん
「自分がいったい何をさせられたかを事細かに書いていると思うので、夫がどうして死ぬようなことになったのかはそれを見たらわかると思うんですよね。夫は自分の責任を感じて亡くなってしまったんですけど私はどうやって止めたらよかったのかまだ答えがわからない。そういう意味でも書いている内容がわかれば、私は助ける方法が今からでもわかるんじゃないかなと思います」

ファイルの存在認めた国の文書を手にする雅子さん
俊夫さんの『バトン』は誰が
自らの「責任」をどう取るか考え続け、命を絶つことしかできなかった俊夫さんから「責任のバトン」を受け取ったという雅子さん。
ひたすら求めているのは、夫がなぜ死ななければならなかったのか、その説明を尽くすことです。
巨大組織の中で、間違った判断はなぜ止められなかったのか。
どうして抵抗する夫に無理を強いたのか。
取り返しのつかない犠牲を生んだことをどう受け止めているのか。
しかし、改ざんに関わった関係者は一様に口を閉ざしています。

雅子さんは、そこを明らかにし、省みなければ、いつか国民の信頼を裏切る過ちが繰り返されてしまうと考えています。
本当に『バトン』を受け取るべきは誰なのか、この裁判は問いかけています。
報道局社会番組部 ディレクター
  西山 穂 2003年入局 名古屋局、大阪局などを経て現職
        森友学園をめぐる問題を継続取材 大阪拠点放送局 記者
  林 勇志 2011年入局 千葉局、大津局を経て 2018年から大阪で司法担当

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2021/06/22 · 「赤木ファイル」は、森友学園に関する決裁文書の改ざんに関与させられたあと自殺した近畿財務局の職員、赤木俊夫さん(当時54)が改ざんの経緯をまとめて職場に残したもので、妻の雅子さんが国などを訴えた裁判で開示を求めていました。

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2021/06/22 · 社会 【詳報】「赤木ファイル」改ざん強いられた状況読み取れる内容 財務省の決裁文書の改ざんに関与させられ自殺した近畿財務局の赤木俊夫 ...

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“赤木ファイル”開示 財務省文書改ざん過程 指示内容詳細に ...
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2021/06/22 · 「赤木ファイル」は、森友学園に関する決裁文書の改ざんに関与させられたあと自殺した近畿財務局の職員、赤木俊夫さん(当時54)が改ざんの経緯をまとめて職場に残したもので、妻の雅子さんが国などを訴えた裁判で開示を求めていました。

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【NHK】財務省の決裁文書の改ざんに関与させられ自殺した近畿財務局の赤木俊夫さんが職場に残したいわゆる「赤木ファイル」が開示されま… - NHKニュース 06月23日(水)22時48分

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森友改ざん 「赤木ファイル」の内容は? 国は23日にも開示 ...
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2021/06/17 · 森友改ざん 「赤木ファイル」の内容は?. 国は23日にも開示. 学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題で、国は ...

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2 日前 · 【詳報】「赤木ファイル」改ざん強いられた状況読み取れる内容 | NHKニュース 保身と私利私欲の為だけに全力を尽くす自民党らしいやり口だね。 五輪よりこの件の方が重要だろ。 #赤木ファイル #嘘つき晋三 #くたばれ自民党 www3.nhk

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2021/06/22 · 改ざん強いられた状況読み取れる内容 「ファイルは夫の魂」 麻生財務大臣「財務省始まって以来のゆゆしき事態で、組織として抱える課題を抽出したうえで、必要な取り組みを3年、継続して …

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【詳報】「赤木ファイル」改ざん強いられた状況読み取れる内容 | 森友学園問題(NHKニュース)についての反応をまとめたニュース詳細ページです。 ページトップ ページトップ ついっぷるトレンド >自動更新 手動更新 背景を設定する TOP ...

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2 日前 · 22日、「赤木ファイル」が開示されました(※)。※⇒【詳報】「赤木ファイル」改ざん強いられた状況読み取れる内容 | 森友学園問題 | NHKニュース ファイルにとじられていた本省からのメールのうち改ざんを最初に指示するものは、2017年2月26日に送信されており、この文面には「削除した方が ...

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赤木ファイル、改竄を強いられた状況読み取れる内容 …
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2021/06/23 · 赤木ファイル、改竄を強いられた状況読み取れる内容 [805596214] 9コメント 2KB 全部 1-100 最新50 スマホ版 掲示板に戻る ULA版 1 ...
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