【目次へ】
  続折々の記へ
続折々の記 2022 ③
【心に浮かぶよしなしごと】
【 01 】03/31~     【 02 】04/03~     【 03 】04/14~
【 04 】04/17~     【 05 】04/18~     【 06 】04/23~
【 07 】05/01~     【 08 】05/02~     【 09 】05/04~

――――――――――――――――――――――――――――――
【 09 】05/04
    ウソだらけのウクライナ戦争   田中宇の国際ニュース解説

 2022/05/04 
ウソだらけのウクライナ戦争   田中宇の国際ニュース解説
   https://tanakanews.com/220503ukrain.htm

2022年5月3日  田中 宇
2月末のウクライナ開戦から2か月あまりがすぎたが、この戦争に関する米国側(米欧日)のマスコミ報道はウソだらけのままだ。「ロシア軍は戦略的に大失敗して、残虐行為や過激な破壊攻撃といった戦争犯罪をウクライナで繰り返しつつ、ウクライナ軍の果敢な反撃を受けてキエフ周辺から撤退し、ロシア系が多い東部のドンバスにいったん引きこもり、そこからゆっくり南部に再侵攻しようとしている」といった感じの報道になっているが、露軍は大失敗していないし、残虐行為も過激な破壊も戦争犯罪も犯していない。ウクライナ軍は露軍に包囲されており、ほとんど反撃できていない。露軍は4月初めにキエフから撤退したが、それはキエフ周辺のウクライナ軍の施設を大体破壊したからだ。 (市民虐殺の濡れ衣をかけられるロシア) (ロシアが負けそうだと勘違いして自滅する米欧)

米国側のマスコミ権威筋がウクライナ戦争に関してウソばかり報じているのは、米国と同盟諸国のマスコミ権威筋の支配的な情報源である米中枢(諜報界、米政府筋)が、そのような情報を流して報道させているからだ。ロシア側が流す情報を分析すればウソを修正できるが、米国側のマスコミ権威筋は、ロシア側からの情報を全てウソと決めつけることを米中枢からの加圧で義務づけられているので、ウソを修正できない。開戦から時間が経つほど、この米国側の言論統制が強くなり、ウソまみれの公式論以外のことを言う人は権威を剥奪される。国際問題に関する権威の付与は米中枢を頂点とする構造になっており、権威を剥奪されたら生きていけない権威筋はウソしか言えなくなっている。賢い(生き方がうまい)権威筋ほど、悩まない方が良いと直観し、余計なことを考えずウソを本気で信じる。その方がうまく権威を獲得維持できる。 (まだまだ続くロシア敵視の妄想) (権威筋や米国覇権のゾンビ化)

ウクライナ戦争の大ウソを維持するため、米政府は言論統制をどんどん強化せざるを得ない。米政府は4月に入り、新たな試みとして、米マスコミの中でCNNとブルームバーグ通信の編集者を大統領府(ホワイトハウス)の安全保障会議に出入りさせ、大統領府直結で記事を書けるようにしてやる代わりに、書いた記事を大統領府の担当者が確認し、不都合な言い回しやニュアンスを替えさせてから報道させる新しい検閲体制を組んだ。この新たな検閲体制により、米国のマスコミは政府との一体化を増大させられている。日本の戦争中の「大本営発表」をもっと巧妙にしたものだ。 (White House Holds CNN and Bloomberg 'by the Throat' Greenlighting Fakes About Russia, Source Says)

米国(や日本)では従来、政府などがマスコミに歪曲した情報を漏洩(リーク)して報道させることで似たような機能を実現していたが、マスコミ側が政府側の意図通りのニュアンスで報道してくれないことも多く、今回の戦争のようにウソが膨張していると、マスコミ側が理性を働かせてしまってウソを報道してくれなくなる可能性が増す。それを防ぐため米政府は、報道の自由を大きく侵害する検閲体制を組み始めたのだろう。 (WH 'endorses' all CNN, Bloomberg articles about Russia)

ウクライナ戦争のウソの構図を戦略的に決めているのは、大統領府の安保会議の中に作られた「タイガーチーム」と呼ばれる組織のようだ。この組織は昨年からあり、最初は「ロシアがウクライナを侵攻しそうであることへの対応策」を練っていたことになっている。実際は、米国がロシアをウクライナに侵攻させたかったのであり、タイガーチームの実際の最初の課題は「ロシアをどのように挑発してウクライナに侵攻させるか」だったのだろう。2月末にロシアがウクライナに侵攻した後、タイガーチームの名目上の課題は「ロシアがウクライナで大量破壊兵器を使いそうだが、もし使ったら米欧はどう対応すべきか」に変わった。実際の課題は「ロシアがウクライナで大量破壊兵器を使ったという濡れ衣をどうやってロシアにかけるか」であろう。ブチャ虐殺など、他の戦争犯罪の濡れ衣がタイガーチームの発案だった可能性もある。 (Russia, Ukraine Conflict: Biden Assembles ‘Tiger Team’) (ウクライナで妄想し負けていく米欧)

タイガーチームは「露軍がどこまでひどいことをやったらウクライナにNATO軍が入るべきか」も考えている。露軍に大量破壊兵器や虐殺の濡れ衣をうまくかけられたら、次は、ドイツなど欧州のNATO諸国にウクライナに進軍しろよと加圧する同盟国いじめをやる気かもしれない。バイデン政権の中枢には隠れ多極主義者がたくさん入っており、彼らは米覇権の同盟国体制を自滅させるのが隠れた目標だ。タイガーチームには分科会もあって、そこは「ウクライナ戦争によって地政学的な大状況がどう変わり、何をすべきかを考える」ことになっている。自分たちの無茶苦茶によって米覇権がうまく崩壊して多極化が進んだら、その多極化が逆戻りしないよう、中露への敵視を続けつつ米国自身は孤立主義を増していく策を採る気でないか。 (U.S. Makes Contingency Plans in Case Russia Uses Its Most Powerful Weapons) (中立が許されなくなる世界)

タイガーチームは、イラク戦争を起こしたブッシュ政権中枢のネオコンと同様、政権と覇権の中枢に陣取って、自分たちと異なる分析や戦略案を出してくる諜報界のまっとうな他の勢力からの提案を潰す役目も果たしている。以前に紹介したスイスの諜報専門家であるジャック・ボーは「昨年来、ウクライナの状況を正確に把握している欧米の諜報機関がまったくなくなってしまったことに驚く。多くの諜報機関は、マスコミが報じているインチキと同じものをウクライナに関する諜報の結論にしてしまっている」と言っている。NATO諸国の全体で、タイガーチームに楯突くまっとうな分析を出してくる諜報員は潰される仕組みが作られているのだろう。ジャック・ボーの怒りは当然だが、彼は欧州人だし元当局者なので、米中枢の仕組みに関する深読みをしていない(彼はもともと軍産・権威筋内部の専門家で、今回は諜報界がひどい状態になっていることに対する義侠心から表に出た)。バイデン政権は、トランプと違うやり方で、予定通り順調に米国覇権を自滅させている。 (Jacques Baud: “The Military Situation In The Ukraine”) (ウクライナ戦争で最も悪いのは米英)

タイガーチームのような組織は、巨額の裏金・裏の予算を持っている。ウクライナ開戦後、米国は臨時の予算を組んでウクライナへの軍事支援を急増させている。しかし、米政府が米国内の軍事産業に作らせてウクライナに送り込んだことになっている巨額の兵器群のほとんどが、実際にウクライナ軍の現場に届いているのかどうか確認できず、追跡手段も作られていない。ウクライナ軍部隊の多くはすでに露軍に包囲され、米国などが兵器を送っても受け取れる状況にない。米国がウクライナに送ったはずの兵器の大半は、たぶん兵器の製造すら行われておらず、米政府が払った資金を軍事産業が管理して、それがタイガーチームの下請けのシンクタンクや実働部隊に分配されているのだろう。 (US weapons for Ukraine disappearing into 'black hole')

たとえば英国軍は、軍事諜報の専門家をウクライナ内務省に派遣して、ウクライナ内務省の国家警察や極右民兵団が露軍に濡れ衣をかけるための虐殺現場を演出するのを手伝っている。ブチャ虐殺の騒動演出の直前、現場に向けて英国人の車両が走っていったことを、ベラルーシの諜報機関が把握している。英諜報界は米政府のタイガーチームの下請けとして、ウクライナで露軍に濡れ衣をかける現場の担当者をしている。英政府は金欠なので、英諜報界は米国防総省の裏金を使っているはずだ。 (Bucha was "BRITISH JOB" Lukashenko claims.) (濡れ衣をかけられ続けるロシア)

英諜報界はウクライナに、化学兵器使用の濡れ衣をかけたプロである「白ヘルメット」を連れてきている。英諜報界はシリア内戦時に、シリア政府軍に空爆された反政府派(テロリスト。ISアルカイダ)が支配する街で瓦礫の中から市民を救助することで有名になった市民組織(のふりをしたテロリストの集まり)「白ヘルメット」の創設を手伝い、支援援助もしていた。白ヘルメットは、救援活動をするふりをして、シリア政府軍の空爆直後に現場に塩素などの毒性の物質を噴霧して市民に被害を負わせ、アサド政権のシリア政府軍が化学兵器で市民を攻撃したという話をシリア各地ででっちあげることを繰り返した。塩素は、ISカイダを支援するトルコ軍が供給していた。 (いまだにシリアでテロ組織を支援する米欧や国連) (シリア内戦 最後の濡れ衣攻撃) (露イランのシリア安全地帯策)

この英国系の策略は米国の下請けで行われていたらしく、米英は化学兵器使用を調査する国際機関OPCWを動かして歪曲的な現地調査をさせ、シリア軍に対し、化学兵器を使ったという濡れ衣をかけることに成功した。OPCWの現地調査団は、化学兵器が使われていないといったん結論づけたが、OPCWの上層部から圧力をかけられて結論を歪曲させられた。シリア軍は内戦前に自主的に米英の監督のもとで化学兵器を全て処理しており、化学兵器攻撃をやるはずがない。マスコミのウソ報道と裏腹に、シリア政府軍は1回も化学兵器を使っていない可能性がとても高い。私はそれを記事にしている。ロシアは、シリア内戦でアサド政権を助けて勝たせており、白ヘルメットの戦争犯罪やOPCWのウソを指摘したが、英米の詭弁に対抗しきれなかった。 (シリア政府は内戦で化学兵器を全く使っていない?) (Canada Reveals It Paid White Helmets $4 Million Annually After It Cuts Ties ) (OPCW: Investigation Into Two Alleged Syria Chemical Attacks Inconclusive)

英国は今回のウクライナ戦争の現場に、シリアから白ヘルメットの部隊を連れてきている(シリア内戦がアサド政権の勝ちに終わり、負け組になった白ヘルメットの人々はトルコ軍が占領する北シリアに住んでいた)。ウクライナに連れてこられた白ヘルメットの人々は、ウクライナ内務省や極右民兵団に、ロシア軍が化学兵器を使って市民を殺したという濡れ衣を演出するやり方を教えているはずだ。英政府は金欠だから、白ヘルメットの活動費用なども、米政府が軍事産業に発注したはずの兵器類で作った裏金が流用されている可能性がある。 (Opinion: The Syrian White Helmets are ready to help Ukraine) (NATO White Helmets follow al-Qaeda to Ukraine)

ロシア政府は、米英が化学兵器使用の濡れ衣を露軍にかけようとしていると、何度か警告している。実際の濡れ衣事件はまだ挙行されていない。米英側がタイミングを見計らっているのかもしれない。シリア内戦でアサド政権を擁護してきたロシア政府は、米英が白ヘルメットなどの現場部隊を使ってどのようにシリア政府軍に化学兵器使用の濡れ衣をかけてきたか、つぶさに見ている。ウクライナ戦争では、ロシア自身が、米英や白ヘルメットから、化学兵器使用の濡れ衣をかけられそうになっている。ロシアの政府や軍は、この濡れ衣戦争にどう対抗したら良いか、かなり前から考えているはずだ。これからの展開が注目される。 (White Helmets group shares tips with Ukrainians) (US comments on chemical attack accusations against Russia) (Kiev May Fake 'Russian Strike' on Ukrainian Naval Base to Destroy Odessa Cold Storage Complex: MoD)

米国防総省は1980年代から、巨額の予算をとってその一部(大半)を秘密作戦の費用に使うことをやってきた。自作自演臭が強い911テロ事件の前にアルカイダを育てるための資金も、そうした裏金が当てられたと考えられる。米国は、経済成長したら非米的な地域になりそうなアフリカ諸国を潰しておくため、アフリカ諸国の軍の幹部を米軍の学校で教える際に、クーデターのやり方も教え、アフリカでクーデターが頻発して政治的な不安定や内戦が永続し、アフリカが永久に経済成長できないようにしてきた。アフリカのどこかの将校が米国からの留学後に自国でクーデターを起こす際に、米国防総省の裏金が使われていた可能性もある。2014年のウクライナでの政権転覆や、その後の極右民兵団の育成にも、米国防総省の裏金が使われたはずだ。国防総省の裏金は、実態が全く不明のまま何十年も放置されている。この裏金がなかったら、世界の何百万人かが殺されずにすんだ。米国は人類を不幸にしている。米覇権にぶら下がって安穏としている同盟諸国はもっと悪い。 (米軍の裏金と永遠のテロ戦争) (The US Military Is Training Third World Coup Leaders Again)

ウクライナ戦争でウソ報道の必要性が急増し、検閲体制が組まれて報道の自由が失われていることから派生していろいろ書いた。話を戻す。米国では報道の自由だけでなく、国民の言論の自由も剥奪されつつある。インターネットの大企業が運営するSNSでは、かなり前からトランプ支持者や、新型コロナや地球温暖化やウクライナ戦争のウソなどに対して自然な疑問を持つ人が、運営企業から登録削除などの言論封殺の被害あっている。4月27日には、米政府の国土安全保障省の中に「偽情報統制委員会」(Disinformation Governance Board、偽情報管理会議)が作られ、ウクライナ戦争やその他の分野での「ウソ情報・偽情報(とレッテル貼りされる、実は正しい情報)」の発信者を捜査・検挙していく体制が組まれた。 (New Disinformation Governance Board better suited for dictatorships: Gabbard) (Who Is Nina Jankowicz? Head of Joe Biden's Disinformation Governance Board)

 ウクライナ戦争に関してウソや偽情報を最も発信しているのは、すでに書いたように
大統領府の安保会議
を頂点とする米政府自身である。
この新委員会は、まず米政府自体を取り締まらねばならないのだが、もちろんそんな話にはならない。
新委員会の任務
は、米政府が発するウソ情報を鵜呑みにせず、ウクライナ戦争の実際の状況はこんな風になっているんだと真実を語る人々、米政府のプロパガンダを拒否して対抗してくる人々を、偽情報の発信者とみなして取り締まることにある。
新委員会にとっては、ウソを信じる人が正しい人で、ウソを信じずに正しいことを言う人は偽情報を発信する犯罪者である。これは全く、ジョージ・オーウェルの1984に出てくる「真理省」と同じである。ウクライナ戦争のウソに気づいているオルトメディアの分析者らは、
この新委員会を「バイデンの真理省」
と呼んでいる。
●A (Disinformation Governance Board: Biden’s ‘Ministry of Truth’)
●B (New so-called ‘Ministry of Truth’ actually just a ‘Disinformation Governance Board’, which is precisely the opposite: DHS)

 バイデンの真理省が取り締まりの対象としている分野はウクライナ戦争やロシア関係だけでない。バイデン大統領の息子のハンター・バイデンが父親の代理として中国やウクライナの政府系企業から資金(賄賂)を受け取っていた疑惑について語る人も、たぶん取り締まりの対象になる。バイデン政権の、大失敗している移民政策などを悪く言うことも、偽情報の流布とみなされうる。これらを語る人のほとんどは共和党支持者だから、真理省はバイデンが対立政党を潰すための機関でもある。いずれ米国の政権が交代すると、何が真実かも正反対になる。バイデンや民主党は、真理省を最大限に活用して共和党やトランプを「捜査」し、共和党の台頭を防ごうとするだろう。民主党系ネット大企業の独裁を破壊しようとするイーロン・マスクも逮捕されうる。米国はどんどん腐敗した国になっていく。・・・と言った途端に、それが偽情報発信の犯罪行為となる。
●C (Liberal media, watchdogs 'utterly asleep at their keyboards' on Biden’s Disinformation Governance Board)
●D (On April 21 Obama Said Social Media Censors “Don’t Go Far Enough” – 6 Days Later Puppet Joe Biden Rolls Out “Ministry of Truth”)

 ウクライナ戦争がウソだらけなのは、米英が作っているウソをプーチンのロシアが根強く訂正せず、ウソを放置しているからでもある。何度も書いているが、ウクライナ戦争が長期化するほど、この戦争で作られている米国側と、露中など非米側との決定的な対立構造が長く続き、資源や食料を握る非米側が優勢になり、米国側はインフレが金融崩壊に発展して破綻・敗北していく。米英が作ったウソの構図をロシアが放置した方が、この戦争は長期化する。それを知っているプーチンは、露政府にウソをあまり訂正させず放置している。露軍はウクライナでの戦闘をゆっくり展開している。これも長期化のためだ。米国側のマスコミ権威筋は、戦争は急いで終わらせないと失敗なので露軍は負けているとしたり顔で言っているが、全く間抜けである。
●E (米露の国際経済システム間の長い対決になる)
●F (Pelosi's 'Victory' Rhetoric During Surprise Trip To Kiev Making Some Allies Nervous)

日本にも真理省が作られる前に記事を配信したいので (笑)、今回はこのへんでやめておく。

●A (Disinformation Governance Board: Biden’s ‘Ministry of Truth’)
偽情報ガバナンス委員会:バイデンの「真実の省」
   https://www.washingtontimes.com/news/2022/may/2/disinformation-governance-board-bidens-ministry-of/
   どうして政府は、何が真実で何が嘘なのかを裁定者になれるのだろう?

意見:
多くのことと同様に、プロパガンダは、誰がそれを分配するかによって、善のためにも悪のためにも使うことができます。第二次世界大戦中、アメリカのプロパガンダは、道徳的大義における勝利を追求する上で必要な道具と考えられていた。ドイツと日本は、邪悪なアジェンダを進めるための独自のプロパガンダマシンを持っていました。

ナチスのプロパガンダ活動はヨーゼフ・ゲッベルスによって率いられ、ヨーゼフ・ゲッベルス(Joseph Goebbels)という言葉、つまり嘘をつくと、それが真実であると信じるようになる人々がしばしば嘘をつくことを意味する言葉が帰属しました。アメリカ軍は、彼らが「東京ローズ」と呼んだ数人の女性に耳を傾けることができたが、彼らの日本のプロパガンダは、戦争に負けていると告げることによって兵士の士気を落とすことを目的としていた。ラジオで聴いたほとんどの兵士は、それを娯楽として扱った。

ソ連では、ヨシフ・スターリンは新聞、プラウダとイズベスチヤ、テレビの「ニュース」番組を使って国民に嘘をついた。彼と彼の後継者たちは、ボイス・オブ・アメリカ、ラジオ・フリー・ヨーロッパ、ラジオ・リバティーからの情報がロシアの耳に届かないようにジャミング装置を使用した。

今、国土安全保障省内に「偽情報」と「誤報」を取り締まる新しいオフィスの発表があります。一部の批評家は、ジョージ・オーウェルの小説「1984」の架空の「真実の省」と比較しています。

新しいオフィスを率いるのは、TikTok(中国共産党政府が所有するソーシャルメディアプラットフォーム、偽情報のフォントであり、憂慮すべきこと)でメアリー・ポピンズと名乗るニーナ・ヤンコヴィッチ氏だ。ヤンコヴィッチ女史は、ドナルド・トランプの2016年の大統領選挙運動の産物だと彼女が言ったハンター・バイデンのラップトップに関する偽情報を広めなかったのだろうか?トランプが大統領に勝つのを助けるためにロシアと「共謀」したと主張して、仲間の民主党員に加わったのはヤンコヴィッチ女史ではなかったか?

英国デイリー・メール紙は、ヤンコヴィッチ女史が「COVID-19マスクに関する誤解を招くツイートを共有し、(a)トランプ大統領が『ISISを勇気づける』と主張し、(a)暴露されたロシアの文書の背後にある英国のスパイを称賛した」と報じた。

一体なぜ、アメリカ政府、あるいはどの政府も、何が真実で何が嘘なのかの裁定者になり得ると、誰が信じるだろうか?最近の記憶の小道を少し旅すれば、そのような信仰を持つ人々を虐待するはずです。

ドワイト・アイゼンハワーはロシア上空のU-2飛行について嘘をついた。ジョン・F・ケネディは、アメリカとソ連の間の"ミサイル・ギャップ"について嘘をついた。リンドン・ジョンソンは、私たちをベトナムの「大きな泥だらけ」に深く引き込んだトンキン湾事件について嘘をついた。リチャード・ニクソンはウォーターゲートについて嘘をついた。私たちに決して嘘をつかないと約束したジミー・カーターは、ワシントン・ポストのレビュアーがそうではないと言った彼の著書「信仰を保つ」の中で、慈悲深く偽情報としか呼べないものに従事しました。ロナルド・レーガンはニカラグアのコントラへの援助について嘘をつき、ジョージ・H・W・ブッシュは増税しないと嘘をついた。ビル・クリントンはモニカ・ルインスキーとセックスをしたと嘘をついた。バラク・オバマは、オバマケアについて「医者が好きなら、医者を飼うことができる」と言ったとき、嘘をついた。ワシントン・ポスト紙は、ドナルド・トランプが4年間で30,573件の虚偽または誤解を招く主張をしたと計算し(それらはすべて「偽ニュース」であることはできない)、今やバイデン大統領が経済がどれほどうまくいっているかについて嘘をつき、国土安全保障長官が南部国境が安全であると嘘をついている。

この新しい事務所は、最悪の種類のプロパガンダの省庁と考えるべきです。バイデン政権と民主党員を、彼らが現在行っているよりも悪く見せるあらゆるものを検閲または否定することに焦点を当てる可能性が高い - 彼らの減少する世論調査数を考えると、困難な仕事である。何が真実で何が真実でないのかわからないアメリカ人が、当然のことながら、国民が我々に言うことだけを信じて個人的、政治的関心を持っている政権、つまりどの政権からも独立して発見できる方法はたくさんあります。

ヤンコウィッチの任命のニュースを受けて、フロリダ州知事のロン・デ・サンティスは、「彼らは人々が話して反撃することができなくても偽りの物語を出すことができるようにしたいのですが、バイデンがこれで逃げるのを許すつもりはないので、私たちは反撃します」と言いました。詳細は後に続くと推測される。

•読者は tcaeditors@tribpub.com でCal Thomasに電子メールを送ることができます。Cal Thomasの最新著書「America's Expiration Date: The Fall of Empires and Superpowers and the Future of the United States」(HarperCollins/Zondervan)を探してください。

●B (New so-called ‘Ministry of Truth’ actually just a ‘Disinformation Governance Board’, which is precisely the opposite: DHS)
アレソニュース ΑΛΗΘΩΣ
   新しいいわゆる「真実の省」は、実際には単なる「偽情報ガバナンス委員会」
   であり、それは正反対です:DHS

   https://alethonews.com/2022/05/01/new-so-called-ministry-of-truth-actually-just-a-disinformation-governance-board-which-is-precisely-the-opposite-dhs/
   サミズダット|2022年5月2日水曜日

国土安全保障省内で活動している、新たに発表された「偽情報ガバナンス委員会」は、大規模な反発を引き起こし、DHS長官のアレハンドロ・マヨーカスは、この部隊がどのように機能するかを明確にしようとして、国営テレビに数回出演することを余儀なくされた。

共和党のトップを含む多くの批評家は、ジョージ・オーウェルのディストピア小説「1984」のページから直接、このイニシアチブを「真実の省」として爆発させた。

日曜日にCNNの一般教書演説で、マヨーカスは、そのような思想警察活動は「国土安全保障省内のこの小さな作業部会が行うこととは正反対である」と主張して、この批判をそらした。

「カルテルからの外国の敵対者からの偽情報の脅威に対処するためのベストプラクティスを集め、何年もの間この脅威に対処するために実行してきた事業者にそれらのベストプラクティスを広めることです」と彼はCNNのDana Bashが「このガバナンス委員会がどのように行動するか」はまだ明確ではないと述べた後、彼は説明した。

新しい組織は、ウクライナ外務省に助言し、国民民主研究所ロビー・グループでロシアとベラルーシのプログラムを監督することを含む履歴書を持つニーナ・ヤンコヴィッチが率いる。中傷者たちはまた、ニューヨーク・ポストの抑圧された「ハンターのラップトップ」の記事を偽の「ロシアの影響作戦」として却下したことで彼女を精査したが、後に主要メディアによって検証された。

「フォックス・ニュース・サンデー」の別の出演で、マヨーカスはヤンコヴィッチの資格と客観性を擁護し、彼女を「傑出した資格」と「偽情報の分野で有名な専門家」と呼んだ。

「私は彼女の客観性に疑問を呈しません。この部門には多様な視点を持つ人々がいて、彼らは信じられないほどミッションに専念しています。私たちは意見警察ではありません。

新しい「反偽情報」プッシュは、億万長者がTwitterを440億ドルで購入し、プラットフォーム上の言論の自由を回復することを誓ったわずか2日後の水曜日に発表さイーロンマスクた。

マスク氏のツイッター乗っ取りのニュースに対し、ヤンコヴィッチ氏は「言論の自由の絶対主義者がより多くのプラットフォームを乗っ取っていたら、すでにこの虐待の不均衡な量を背負っている疎外されたコミュニティにとって、それがどのようなものになるかを考えると、私は震えている」と述べた。

●C (Liberal media, watchdogs 'utterly asleep at their keyboards' on Biden’s Disinformation Governance Board)
リベラルなメディア、バイデンの偽情報ガバナンス委員会の「キーボードで完全に眠っている」監視員
   「リベラルな報道機関は、自分たちにとっては大丈夫で
   良いように思えるので、これを物語とは見ていない」とティム・
   グラハムはフォックス・ニュース・デジタルに語った。

   https://www.foxnews.com/media/liberal-media-watchdogs-mainstream-news-orgs-mum-on-bidens-disinformation-governance-board
   ブライアン・フラッド によってブライアン・フラッド・ |フォックスニュース
   メディア 公開 4 月 29, 2022 11:45am EDT

ジョー・コンチャ、バイデンの偽情報ボードは「兵器化」されると警告
フォックス・ニュースの寄稿者ジョー・コンチャは、マヨーカス長官と取締役会幹部のニーナ・ヤンコヴィッチは、偽情報に関する取り組みを率いるべき「最後の人々」であると主張している。

画像: バイデン政権は今週、オンラインの偽情報と戦うために偽情報ガバナンス委員会が設立されたと発表し、左翼のメディア監視機関が沈黙を守っているため、潜在的な結果について確信が持てない保守派や言論の自由の擁護者を苛立たせている。

「FOX & FRIENDS FIRST」のララ・トランプ:バイデンの「真実の省」は非常に懸念される
   https://www.foxnews.com/media/lara-trump-biden-ministry-of-truth-disinformation
「リベラルな報道機関は、自分たちにとって大丈夫で良いように思えるので、これを物語として見ていない。ほとんどのアメリカ人はあまり賢くなく、より賢い人々に導かれる必要があると深く信じるとき、あなたはこれを得る」とメディアリサーチセンターのエグゼクティブエディター、ティム・グラハムはフォックスニュースデジタルに語った。

「一方、もしトランプ政権が偽情報委員会を創設していたら、誰もが毎日フリークアウトをしていただろうことを知っています」とグラハムは付け加えた。「これは今日のリベラルなメンタリティを反映しています。彼らは「情報」を表し、保守的な側は「偽情報」です。彼らは民主主義を代表しており、保守的な側は独裁的である――傲慢だが、きちんとしている」

以前はウィルソン・センターで偽情報フェローを務めていたニーナ・ヤンコヴィッチが、事務局長として取締役会を率いる。偽情報について歌う情熱的な「メアリー・ポピンズ」パロディでオンラインで焙煎されているヤンコヴィッチは、2020年の大統領選挙中に、複数のメディアによって検証されたハンター・バイデンのラップトップは「ロシアの影響作戦」であると示唆した。ヤンコヴィッチはそれ以来、単に討論をライブツイートしていただけだと主張しているが、2020年10月に証言した下院情報委員会の公聴会で、ラップトップに「違法な出所」の可能性があるとして疑問を投げかけた。

ニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストは、金曜日の朝の時点で「偽情報ガバナンス委員会」にさえ言及していなかった。

「左翼の主流メディアは、彼らの記者がそれを支持しているので、偽情報ボードを無視しており、それに注意を喚起することは、この種の政府の干渉を忌まわしいと感じるアメリカ人を当然激怒させるだろう」とラジオの司会者ジェイソン・ランツはフォックス・ニュース・デジタルに語った。

「メディアと民主党はここで同じ目標を持っている――右翼の立場を偽情報として独占的にレッテルを貼ることだ」とランツは続けた。「ハンター・バイデンのラップトップの話は偽物で、一度に持つことができる300の性別があると主張したのと同じ人々が、偽情報ボードを祝っている人たちです。それは憂慮すべきことではないですか?」

マヨルカス、DHSが「偽情報ガバナンス委員会」を創設していると証言
   https://www.foxnews.com/media/lara-trump-biden-ministry-of-truth-disinformation
コロンビア・ジャーナリズム・レビューはまた、ヤンコヴィッチが「偽情報」であると宣言したものを社会から排除しようとするバイデン政権の試みを認めなかった。「表現の自由、市民対話、説得力のあるジャーナリズムを擁護する」グループを自称するポインター研究所も、金曜日の朝の時点で、偽情報ガバナンス委員会でのヤンコヴィッチの新しい役割に言及することを気にしなかった。

「トランプが米国真実省を創設していたら、大手メディアのヒステリックさを想像する必要さえありません。ジム・アコスタのような連中を嘲笑する度に、記者たちはパープル・ハーツに名を連ねるために列をなした」とエリオットはフォックス・ニュース・デジタルに語った。

「今、私たちは明らかに違憲な連邦機関に、進歩的な集団思考の境界の外で冒険することを義務付けるあらゆるメディアを沈黙させる任務を負っており、報道の自由を求めるこれらの同じ自称頑固な人々は、キーボードで完全に眠っています」とエリオットは言いました。「これは実生活におけるオーウェルであり、大統領の言葉を引用すると、それは誇張ではありません。テレビでジャーナリストを演じているこれらの活動家たちが、この話を完全に無視している唯一の理由は、ビッグ・ブラザーが、本当のジャーナリストに責任を負わせているという考えに、実際惹かれているからだ。私の光では、この物語はバイデンの失敗した大統領職よりも、いわゆるメディアについて多くを語っています。

ニューズウィークは、ヤンコヴィッチの権威ある経歴について、輝かしい説明を掲載したが、ジョージタウン大学外交学部でロシア語、ユーラシア、東ヨーロッパ研究の修士号を取得するなど、彼女の業績を列挙する前に彼女が「物議を醸している」と言及した。

批評家は、バイデンの「真実の省」のタイミングを「偽情報」でインターネット警察に叩きつける
   https://www.foxnews.com/politics/critics-slam-timing-bidens-ministry-of-truth-police-internet-disinformation
左翼のデイリー・ビーストは「偽情報ガバナンス委員会」に言及したが、保守派はそれについて動揺していると指摘した。

リベラルな新聞やメディアの監視団体が「偽情報ガバナンス委員会」を無視している一方で、保守派や無党派の団体が問題視している。

「国土安全保障省が偽情報ガバナンス委員会を創設したことは狂気の沙汰だが、それを運営している女性がベテランの偽情報拡散者であるニーナ・ヤンコヴィッチであることはまったくの狂気だ」とニューヨーク・ポストの編集委員会は書いている。

「彼女は、クリントン陣営が作り出した偽のトランプ-ロシア文書を受け入れ、宣伝した。そして彼女は、ハンター・バイデンのラップトップに関するポスト紙の真実で正確な報道に戦争を仕掛けた」と編集委員会は続けた。「彼女はキャリア左翼パルチザンだ...この仕事に彼女を雇うことは、バイデンのチーム全体が現実と幅広いアメリカ社会からどれほど切り離されているかを示しています。

グートフェルド:ジョー・バイデンの「偽情報ガバナンス委員会」ビデオ
「リベラル派」のばかげた偽情報の概念は拒絶されなければならない':ソフラブ・アフマリ

   https://www.foxnews.com/media/disinformation-board-biden-dhs-nina-jankowicz-ahmari
ワシントン・エグザミナー紙は、ヤンコヴィッチは「誤解を招くような主張を共有してきた歴史がある」と報じ、ナショナル・レビューは偽情報ガバナンス委員会とそのリーダーにいくつかの記事を掲載した。

デポー大学教授でメディア評論家のジェフリー・マッコールは、「偽情報ガバナンス委員会」を無視する報道機関は、それは素晴らしいアイデアだと考えていると考えている。

「彼らは、彼らの報道機関が、どんなに不正確な報道をしても、そのような委員会から決して精査されないことを知っています。彼らはまた、できるだけ多くの修辞学的な領域を自分自身に持って喜んでいるので、アイデアの市場の他の参加者を制限するボードは彼らにぴったりです」とマッコールはFox News Digitalに語った。

「彼らはまた、この委員会が特定の政治的観点からのみ偽情報を追求することを完全に知っており、これらのメディアアウトレットは自分自身が権限を奪うにはあまりにも幸せです」と彼は付け加えました。「しかし、これらの既成メディアは、じっと座って、この偽情報ボードを転がらせるのは愚かなことです。堅固な情報の流れを弱めることは、文明社会における広範な合理的議論にとって悪いことです。声を抑え込むことは、公の対話に漂う狂気の沙汰に対する貧弱な解決策だ」

FOXニュースアプリを入手するにはここをクリックしてください
   https://www.foxnews.com/apps-products
マッコール氏は、この扉を開くことは「憲法の原則に反し」ており、二極化を増大させる可能性が高いと述べた。

「社会における情報の自由な流通に関しては、報道機関は党派的な操作に勝るべきだ」とマッコールは述べた。

フォックス・ニュースのアンドリュー・マーク・ミラーがこのレポートに貢献した。

ブライアン・フラッドはフォックス・ニュース・デジタルのメディアレポーターです。ストーリーのヒントは、brian.flood@fox.com やTwitterで送信できます:@briansflood。

●D (On April 21 Obama Said Social Media Censors “Don’t Go Far Enough” – 6 Days Later Puppet Joe Biden Rolls Out “Ministry of Truth”)
4月21日、オバマ大統領はソーシャルメディアの検閲官が「十分遠くに行かないで」発言し、6日後に傀儡ジョー・バイデンが「真実の省」を公表
   https://www.thegatewaypundit.com/2022/05/april-21-obama-said-social-media-censors-dont-go-far-enough-6-days-later-puppet-joe-biden-rolls-ministry-truth/

バラク・オバマが銃撃を呼びかけており、ジョー・バイデンが単なる傀儡であることは明らかです。

4月21日、バラク・オバマはスタンフォード大学で演説を行い、ビッグテックがプラットフォーム上での「偽情報」の拡散を止められなかったと非難した。

オバマ大統領は、Covidワクチンに関するいわゆる誤った情報のために人々が死んでいると述べた。

演説の後半で、オバマはトランプの元チーフストラテジスト、スティーブ・バノンを非難した。

トレンディング: RINOと民主党はディープレッドアラスカで将来の選挙を盗んだ - そして共和党はそれを止めるために指を離さなかった
   https://www.thegatewaypundit.com/2022/05/rinos-democrats-just-stole-future-elections-deep-red-alaska-republican-party-not-lift-finger-stop/

オバマはバノンをプーチンになぞらえ、二人とも「民主的制度を弱体化させる」ために偽情報を利用していると述べた。

「プーチンやスティーブ・バノンのような人々は、民主的制度を弱体化させるために人々がこの情報を信じる必要はないことを理解しています。あなたはちょうど十分な生の下水で国の公共広場を氾濫させる必要があります。十分な疑問を提起し、十分な土をまき散らし、十分な陰謀論を植え付ければよく、市民はもはや何を信じればいいのか分からない」とオバマは語った。

「ひとたび彼らが指導者、主流メディア、政治制度、お互いへの信頼を失うと、真実の可能性 - ゲームが勝った」とオバマは付け加えた。

「これらの企業は、単にお金を稼ぎ、市場シェアを拡大する以外に、他の北極星を持つ必要があります。彼らが作り出すのを助けた問題を部分的には修正するだけでなく、より大きな何かを支持するためにも修正してください」とオバマは言いました。

6日後、ジョー・バイデンは急進的なミレニアル・マルクス主義者ニーナ・ヤンコヴィッチをDHSの「真実省」を率いるように任命した。

元下院議員のトゥルシ・ギャバードは、私たち全員が考えていることを言った:「バイデンはただのフロントマンです。 オバマ、4月21日:ソーシャルメディアの検閲は「十分に遠くに行かない」ので、政府は仕事をするために介入する必要があります。6日後、国土安全保障省は『真実省』(別名偽情報ガバナンス委員会)を発足させた。

●E (米露の国際経済システム間の長い対決になる)
田中宇り国際ニュース解説
   ◆米露の国際経済システム間の長い対決になる
   https://tanakanews.com/?05032136
   【2022年4月15日】

ロシア政府はウクライナでの軍事作戦によって米国の覇権体制を終わらせるのが目標だと宣言している。 これと正反対に米国政府はロシアを弱体化するのが米国の目標だと言っている。 米国とロシアは直接軍事的に交戦しているわけでなく、ウクライナでの戦闘だけでは米国もロシアも潰れない。 相互に相手を潰すと言っている果たし合いの主戦場は軍事でなく、経済制裁ドル利用回避金資源本位制への移行の成功など、米国側とロシア・非米側、金融側と現物側が、経済政策を使って相互に相手方の国際経済システムを破壊しようとする経済対決である。この手の対決は簡単に終わらず、決着がつくまでには何年、長ければ何十年もかかる。ニュース ◆印のついている「国際ニュース解説」は、残念ながら今のところ mail を消去したため「メールアドレス」の番号を打ち込むことが不可能なため、詳細な解説を読めません。

●F (Pelosi's 'Victory' Rhetoric During Surprise Trip To Kiev Making Some Allies Nervous)
キエフへのサプライズ旅行中のペロシの「勝利」レトリックは、一部の同盟国を緊張させる
   https://www.zerohedge.com/geopolitical/pelosis-victory-rhetoric-during-surprise-trip-kiev-making-some-allies-nervous
   タイラー・ダーデン 火曜日, 5月 03, 2022 - 02:45 AM

ナンシー・ペロシ下院議長のウクライナの首都への日曜日の驚きの訪問は、戦争が始まって以来、ヴォロディミール・ゼレンスキー大統領と直接会う最高位のアメリカ高官となった。代表団には以下も含まれていました。下院外交委員会の委員長を務めるニューヨークのグレゴリー・ミークス下院議員、下院情報委員会の委員長であるカリフォルニア州のアダム・シフ議員、下院規則委員会を率いるマサチューセッツ州のジム・マクガバン議員。マサチューセッツ州のビル・キーティング民主党議員、カリフォルニア州のバーバラ・リー議員、コロラド州のジェイソン・クロウ議員も代表団の一員だったと、ペロシの事務所は報じている」とCNNが報じた。

しかし、国境を越えてポーランドに戻る前に地上で過ごした約3時間の間のペロシのレトリックは、エスカレーションが続いている可能性が高いという兆候を考えると、一部の同盟国は非常に緊張している。彼女は日曜日の朝のコメントで、ワシントンはロシアに対して"勝利が勝利するまで"ウクライナ人を支持すると述べた。

彼女は記者団に、彼女の訪問の目的は「アメリカはウクライナと断固として支持する」という紛れもないメッセージを全世界に送ることだったと説明した。 重要なことに、アントニー・ブリンケン国務長官とロイド・オースティン国防長官のキエフへの「高リスク」訪問の1週間後だ。

ペロシの訪問中、ウクライナ側は、バイデンの最近のウクライナ人に対する巨大な330億ドルの援助パッケージについて、アメリカ代表団に感謝したが、それでも、キエフからの一貫したメッセージは、いまだに我々に、もっと、もっと、もっと、もっと与えてくれている。

「ウクライナへの強力な支持のこのシグナルに感謝しています」とゼレンスキーは後にペロシと会った後に語った。民主党下院議長は後にポーランドの記者団の前で「アメリカはウクライナを支持している。我々は勝利が勝利するまでウクライナと共にある。そして、我々はNATOを支持している。

月曜日、彼女はワルシャワでアンジェイ・ドゥダ大統領と会った。彼女は彼を「(ロシアのウラジーミル・)プーチンの残忍でいわれのない戦争に直面して、ウクライナの人々を支援する貴重なパートナー」と呼んだ。

しかし、ニューヨーク・タイムズは、新鮮な報告書で、一部のアメリカの同盟国は、アメリカのラチェット的なレトリックに警戒しているが、定義可能な目標に合意されていないと強調している。「しかし、ウクライナ東部での戦争の最新段階のために、より重く、より洗練された兵器をウクライナに供給するという新たな同盟国のコンセンサスがあれば、戦争目的をウクライナからロシアに切り替えることについての同盟国のコンセンサスはない」と報告書は述べている。

今日は、五月五日です。 四月下旬には一度に周囲の自然が青くなりました。
   目には青葉 山ホトトギス 初鰹
今日は一つ年上の亡き実兄の誕生日でした。 家内はそんなことは知らずに思いついて「お赤飯」をお昼に作ったので頂きました。

田中宇の国際ニュース解説 「ウソだらけのウクライナ戦争」 を読みました。 変わりゆく世界の大事なニュースです。 この情報はどうして終りのほうのことに集中したかというと、解説の終りのほうの三つの小節 <A・B・C> の内容が特に私たちが留意しなければならないことと痛感したからです。

米ソの実態、一番こころを悩ましていることです。 それは世界中の人たちがこんなに戦争拒否の感情にさらされたのは、初めてのことだったからです。 どんなことになっても、明日への明るい希望をもち続けたいと思っています。

◆線引き 
     
下平評

◆日付  2022/00/00
     

◆引用のURL


◆話題の枠



◆引用
BLOCKQUOTE

/BLOCKQUOTE

◆同一行の中で右揃えの入力をする方法
 

右寄せしてみましょう

 
右寄せしてみましょう
◆ フリガナの方法
  郭隗(かくかい)右つき
  漢字かんじ  上つき
◆枠なしの色地に文章を入れる方法
 淡青
 黄色
 ピンク
 ABC
 ABC

● 画像の取り込み
  ・・・.jpg" HSPACE=20 VSPACE=10 ALIGN="left">