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――――――――――――――――――――――――――――――
【 06 】04/23
    君の名は  天声人語
    濡れ衣をかけられ続けるロシア  田中宇
    ノボロシア建国がウクライナでの露の目標?  田中宇
    古墳を観よ  古代人の心

 2022/04/23 
君の名は   天声人語

天声人語
 ええと、君の名は。毎年この時期に、道ばたに咲く花の前で立ち止まってしまう。君はハルジオンか、それともヒメジョオンか。キク科の二つは見た目がそっくりだ。花びらの細さを手がかりに判断していたが、蕾(つぼみ)でも見分けられると最近知った
蕾が下を向いているのがハルジオンで、花が開くにつれて上を向く。「春女苑(はるじょおん)」の漢字をあてて、さだまさしさんが歌っている。〈あなたに似てる春女苑/うす紅(くれない)に恥ずかしそうに/うつむいて揺れてます〉
▼春は、夢や希望と相性がいい季節だと少し前の小欄に書いた。それと裏腹なのだが、ときに失望も訪れる。新しい場所になじめない、こんなはずじゃなかったと、うつむかざるをえないこともある。ハルジオンの蕾のように
▼〈信じていいです春女苑/必ず咲きます春女苑〉。さださんが歌うように、植物の姿に励まされることがある。冬を耐える芽。踏まれても咲く草花。植物学者稲垣栄洋(ひでひろ)さんの著書『大事なことは植物が教えてくれる』には、茎に節(ふし)を持つ雑草の話が出てくる
▼節を作ることは植物の成長にとって一休みのように見える。しかしそんな草はちぎれても刈られても、節目から再び芽を出すのだという。人もまた悩んだり迷ったりしたときに節ができ、強くなるのかもしれない
▼ヒメジョオンは明治期、ハルジオンは大正期に、それぞれ日本に渡ってきたという。全くの新天地だったはずだが、今はここが私の生きる場所だと言うかのように、上を向いて咲くのだ。

ハルジオンもヒメジョオンも知らずにいた。
細かいことはURLをリクックすれば、画像もわかり二つの花の見分け方も出ています。
ハルジオン(ハルジョオンとも、春紫菀、学名:Erigeron philadelphicus L.[1]、)は、キク科ムカシヨモギ属に分類される多年草の1種[2]。北アメリカ原産で、日本では帰化植物となっている。ヒメジョオンと共に、道端や空地でよく見かける雑草である。一部の地域では「貧乏草」と呼ばれ、「折ったり、摘んだりすると貧乏になってしまう」と言い伝えている。

さだまさしの「春女苑(はるじょおん)の歌詞は“ Uta-Net ”をクリックすれば出ています。

  今年もまた咲きました あなたに似てる春女苑
  だから今もまだあなたと 暮らしているみたい
  花には花の悲しみが 人には人の苦しみが
  いつか巡る季節の中で 思い出に変わるかしら

  寒い冬には春のぬくもり思い出せず
  疑ったり 迷ったり 心は弱いものですね

  信じていいです 春女苑
  必ず咲きます 春女苑

  一つが二つ 二つが四つ
  気付けば庭中 あなた

  今年もまた咲きました あなたに似てる春女苑
  うす紅に恥ずかしそうに うつむいて揺れてます
  期待しすぎちゃいけないと けれども夢は捨てないと
  元気があれば何でもできる あなたらしい笑顔

  生きてゆきます私 何処かで支えてあなた
  春風に糸遊に 咲いてるのはあなたですね

  信じていいです 春女苑
  必ず咲きます 春女苑

  一つが二つ 二つが四つ
  気付けば庭中 あなた

  信じていいです 春女苑
  必ず咲きます 春女苑

  一つが二つ 二つが四つ
  気付けば庭中 あなた


濡れ衣をかけられ続けるロシア

2022年4月21日   田中 宇
この記事は「市民虐殺の濡れ衣をかけられるロシア」の続きです。
ウクライナに侵攻したロシアを(根拠薄弱でかまわないから)非難・敵視したいと考える米国側(米欧)は、「ロシア軍の(今のところの)2大戦争犯罪」として、4月4日に大問題になった「ブチャ虐殺」と、4月8日に起きた「クラマトルスク駅攻撃」を挙げている。ドネツク州クラマトルスクの駅に、クラスター弾(9N123K)をつけた弾道ミサイル「トーチカU」が着弾し、50人以上が死んだとウクライナ側が発表している。ブチャとクラマトルスクという2つの事件に共通しているのは、事件が世界に報じられてすぐにウクライナ政府が「ロシア軍の仕業だ」と主張し、米欧諸国の政府がすぐにそれを鵜呑みにして「ロシアが戦争犯罪を犯した」と過激に非難し始め、誰の仕業なのかを判定する第三者機関の現地調査も行われないまま(ロシアが国連で現地調査の必要性を訴えたのに米欧は無視)、一方的で根拠薄弱なロシア犯人説が独り歩きしていることだ。現場はすぐに片付けられ、十分な現地調査は不可能になっている。 (China warns against groundless allegations over Kramatorsk attack until probe finishes) ('An abomination': World reacts to deadly Kramatorsk attack )

スイスの軍人でNATO軍事顧問やスイス諜報部員を歴任し、欧州軍の諜報要員として各地の戦地にも赴任した米国側のロシアなどの専門家であるジャック・ボー(Jacques Baud)は、最近のインタビューで「断定はできないが、わかっていることを総合すると、これらの事件は2つとも、ロシアでなくウクライナに責任があるように見える」と言っている。元NATO軍事専門家が、ロシアへの濡れ衣を指摘し始めたことは、とても重要だ。加えてボーは「何が起きたのか公正な調査もしないまま、米欧諸国の指導者たちがロシアを制裁する政策を決めてしまっているのは、とても当惑する。欧米の戦略決定のやり方は異常な状態になっている」と指摘している。全くそのとおりだと思う。(ボーは興味深いことをいろいろ言っている。それらは改めて書く。英語が読める人は以下を読むと良い) (US, EU Sacrificing Ukraine To "Weaken Russia": Former NATO Adviser) (Former NATO Military Analyst Blows the Whistle on West’s Ukraine Invasion Narrative - Jacques Baud) (“The policy of the USA has always been to prevent Germany and Russia from cooperating more closely”)

ボーは、2つの事件の責任がウクライナ側にあるように見える理由について具体的に語っていない(彼の立場上、詳述できないのかも)。しかし、オルテメディアの分析者たちが指摘・考察したものがネット上にいろいろ出ている(グーグルは戦争プロバガンダ機関になっているので、検索してもほとんどロシア敵視文しか出てこない。オルトメディアのサイト群を毎日丹念に見ていくしかない)。そうやって調べて、ブチャ虐殺については以前に少し書いた。今回はクラマトルスク駅攻撃について書く

クラマトルスク駅攻撃がロシア軍でなくウクライナ軍の仕業と思える最大の理由は、駅に着弾したトーチカUミサイルの胴体部分(ブースター)が、駅から西南西の方向に少し離れたクラマトルスク市街地の公園に落下していたことだ。この胴体部分は、ロシア語で「(このミサイルは)子供たちのため(の贈り物です)」と書かれていたので「ロシアの戦争犯罪」を示すものとして有名になり、マスコミが写真を喧伝している。米国の軍事専門家スコット・リッター(戦争前のイラクの大量破壊兵器を査察した一人)によると、トーチカUは着弾する直前に弾頭と胴体部分が分離し、胴体部分が必ず弾頭の着弾地より少し手前に落下する構造になっている。弾頭の着弾地と、胴体部分の落下地点をつないだ線をずっと延長していった先のどこかにミサイルが発射された地点がある。延長線上に軍事基地などがあれば、そこから発射したと、かなりの確度で推測できる。 (Kramatorsk train station attack: The key to finding the perpetrator lies in this overlooked detail - Scott Ritter) (bombing of civilians at Kramatorsk rail station by Tochka missile was criminal)

そして今回のミサイルの着弾地であるクラマトルスク駅と、胴体の落下地点である市内の小公園をつないだ線を延長していくと、45キロ先のドブロビリア(Dobropillia、Dobropolye)の近くに、ウクライナ軍で唯一のトーチカUの保有部隊である第19ミサイル旅団の基地がある。スコット・リッターは、ウクライナ軍の第19ミサイル旅団がトーチカUを発射してクラマトルスク駅で子供たちを殺したことはほぼ間違いないと結論づけている。地上軍以外がとても貧弱なウクライナ軍にとってトーチカUは貴重な兵器であり、第19ミサイル旅団は軍や政府の上層部と直結する指揮系統にある。クラマトルスク駅攻撃を命じたのはウクライナ政府の上層部だろうとリッターは言っている。 (Kramatorsk train station attack: The key to finding the perpetrator lies in this overlooked detail)

スコット・リッターは4月4日から騒がれ出したブチャ事件についても分析したが、道理の通った分析を発表したので危険分子とみなされて4月6日にツイッターのアカウントを削除されてしまった。言論の自由を剥奪する極悪非道なツイッター。イーロン・マスクに買収してもらって「矯正」されるしかない。マスクとツイッターの戦いについても改めて書かねばならない。マスクがツイッターを買収しようとした途端、ツイッターなどネット大企業とぐるになって歪曲的な言論統制をやってきたマスコミが、テスラの欠陥に対する攻撃を一気に強めている。マスクは潰されるかもしれない。 (SCOTT RITTER: Twitter Wars—My Personal Experience in Twitter’s Ongoing Assault on Free Speech) (Tesla's Autopilot Is Suddenly Under Intense Regulatory Scrutiny, Media Attack)

ブチャ虐殺事件にはウクライナ内務省傘下の諜報機関である国家警察が関与しているふしがあるが、国家警察はウクライナ政府の中で今回の戦争の情報戦(プロバガンダ)を担当しており、その背後には英国の諜報機関(MI6など)がいる。英国軍の特殊部隊SASが開戦後もウクライナにいてウクライナ側を支援していることがわかっている。そしてベラルーシのルカシェンコ大統領によると、虐殺事件が起きる直前のブチャに、英国人が使っている自動車が入ったことが、露ベラルーシ側の諜報で判明している(この件はプーチンも知っているが黙っている)。 (Bucha was "BRITISH JOB" Lukashenko claims.) (Talks with Kiev and provocation in Bucha: what Putin, Lukashenko discussed)

ブチャ虐殺事件は、情報戦でロシアを攻撃する濡れ衣を作るため、今回の戦争で米国側の情報戦担当をしている英国の軍事諜報界が、以前からの傀儡であるウクライナ内務省や、その傘下の極右民兵のアゾフ大隊などを動かしてやらせた可能性がある。そして、クラマトルスク駅への攻撃を第19ミサイル旅団にやらせたのも、ロシア軍に濡れ衣を着せるための策略として、同じ英国とウクライナ内務省の筋だったとも考えられる。英米は、ロシアを潰すために、露側を挑発するところからこの戦争をウクライナにやらせている。英米は、ロシアを潰すためにウクライナ人が殺されてもかまわない。ウクライナ当局が独自にやったと考えると、極右だとしても同じ国民を簡単に殺せるのかという疑問が残るが、英米がウクライナ極右を洗脳した上で同じ国民を殺す策をやらせているのなら、この疑問も消える。 (SAS troops are now training Ukrainians in how to use British-supplied anti-tank missiles) (US and UK conducting 'secret war' in Ukraine - Le Figaro)

ブチャ虐殺事件に関して、欧米諸国の政府は足並みそろえてロシアが犯人だと言っているように報じられているが実は違う。ゼレンスキー大統領がドイツの新聞に語ったところによると、EUのとある大国(おそらくドイツ)の指導者がゼレンスキーに対して「ウクライナ政府がブチャ事件でやらせを仕組んでいないことを立証せよ」と言ってきた。EUの大国の上層部にも、ウクライナ政府がロシアに濡れ衣を着せるためのやらせの演出としてブチャ事件を仕組んだと疑っている(しかし覇権を握る米国が怖いので公言できない)指導者がいる。これが世界の実情だ。 (EU leader wanted proof Bucha wasn’t staged - Zelensky)

落下したミサイルの胴体には、白い手書き文字のロシア語で「子供たちのために」と書かれていた。ウクライナ当局によると、着弾時のクラマトルスク駅には子供や女性を中心に5000人の避難民がいたそうで、その子供たちを殺す目的で皮肉な白文字を描いたミサイルが発射されたことになる。意図的に市民を狙ったことになる。しかし、ロシア語で書かれているとロシアが犯人なのだろうか??。ロシアが犯人なら、むしろウクライナ語で書くのでないか??。ロシア語で書かれているのは、実はウクライナが犯人で、「ロシアの戦争犯罪」に見せかけるために書いたと考えることもできる。着弾から数時間後に米欧マスコミの記者が現場に行った時には、避難民が誰もいなかった。本当に5000人の避難民がいたのかどうか怪しい感じもする(以前の記事に書いたとおり、今回の戦争の難民数は誇張されている)。 (ウクライナ難民危機の誇張)

クラマトルスクはロシア系が多いドネツク州にある。2014年以降ウクライナの極右政府・民兵団に殺され続けたドネツク・ルガンスクのロシア系住民を守るために、今回ロシア軍が助っ人としてウクライナに侵攻した。ウクライナ系もロシア系の親戚みたいなものなので、露軍は極右民兵団だけを退治して民間人を殺さないように進軍し、2か月間で2千人の市民しか死なせていない(米軍はイラク侵攻後の1か月で数万人を殺した)。そんなロシア軍が、自分たちが守っているロシア系など民間人の子供たちを意図的に殺すことはない。英諜報界に洗脳されたウクライナ側が、ロシアに濡れ衣を着せるためにやらされている可能性の方がはるかに高い。 (1,982 civilians killed, 2,600 injured in Ukraine war: UN)

クラマトルスク駅を攻撃したトーチカUのミサイルについての話はもう一つある。それは、ロシア軍が2019年末にトーチカUを使うのをやめていることだ。露軍はトーチカUでなく、より高性能なイスカンデルを短距離弾道ミサイルとして配備している。今回のウクライナ戦争でトーチカUを使っているのはウクライナ軍だけだ。クラマトルスク駅を攻撃したのは露軍でなくウクライナ軍だということになる。ウクライナ政府とHRWなど米国系機関は、ロシアがウクライナ開戦直後にドネツク州で病院をトーチカUで攻撃したと言っているが、米ウクライナ側は、ウクライナ軍の仕業を露軍の仕業と言いくるめることが多いので、この手の主張は信頼性が低い。 (A disturbing trend in the Ukraine)

また、ウクライナから分離独立したロシア系が多い東部のドンバスの親露民兵団は、兵器の多くがウクライナ政府軍から寝返った部隊が持ち込んだものだ。親露民兵団がトーチカUを持っていた可能性もある。開戦直後にトーチカUを使ったのは親露民兵団かもしれない。ウクライナ政府軍は、2014年の米国による政権転覆・極右政権成立以降、内部の士気が以前にまして低下し、極右の支配を嫌って逃亡する兵士が相次ぎ、部隊ごと兵器を持ってドンバス民兵団に寝返る部隊が頻出した。ドンバス民兵団の兵器のほとんどは寝返りによって得られたもので、そのためロシアはドンバス民兵団に兵器を密輸出する必要がなかった(私服の軍事顧問団だけ派遣していた)。この話も、前出の元NATOのジャック・ボーが言っていた。 (NATO lies exposed! Former agent speaks out!)

露軍は、軍内のトーチカUからイスカンデルへの切り替えが終わったのが今年なので、米うっかり傀儡者が露軍はまだトーチカUを使ってるじゃないかと言ったりしている。ベラルーシ軍はトーチカUを持っているらしいし、動画の捏造も多発しており、露軍がトーチカUを使っているかどうかというプロバガンダ戦争がネット上で展開している。こういう話は軍事オタクを引きつけるらしい。露軍は今回の侵攻で目的外の誤爆・民間人殺害をしないよう、最新の精密誘導兵器を使っている。露軍が使うなら、ソ連末期に開発されたトーチカUでなく、新しいイスカンデルを使うはずだ。着弾したのがトーチカUだった時点で、ウクライナ軍がやった可能性が高い。

ネット上にたくさん作られた英語などのファクトチェック機関のほとんど(すべて?)も、マスコミとぐるになったロシア敵視のプロバガンダ機関である。彼らは、スコット・リッターやジャック・ボーやその他のオルトメディアの分析者の指摘に対して、詭弁的ないろんな言いがかりをつけて「間違い」「フェイクニュース」のレッテルを貼ることを仕事にしている。マスコミやファクトチェック機関は、道理の通った分析をする者たちを恫喝して人類の思考を止めようとする卑劣なやくざである。 (ポスト真実の覇権暗闘) (Russia's Kramatorsk 'Facts' Versus the Evidence)

クラマトルスク駅に着弾したトーチカUには「Ш91579」という製造番号(通し番号)がついている。スコット・リッターらによると、ソ連末期の1991年の製造であることが示されている。ソ連はミサイル類を製造番号で管理しており、当時の記録を見れば、どこに配備されたミサイルであるかがわかる。ソ連軍の記録はロシア軍が保管している。クラマトルスク駅を攻撃したトーチカUがウクライナ軍のものだったなら、露政府はそれを知っている。旧ソ連の記録を公開するだけでウクライナ軍の仕業だと世界に示せる。リッターもそう書いている。しかし、露政府は何も発表していない。 (Evidence that the missile of the Kramatorsk station massacre is not Russian, but Ukrainian)

ということは、やはり米国側が決めつけているとおり、ロシア軍の仕業なのか??。私の見立ては違う。プーチンらロシアの最上層部は、この戦争が引き起こしている米国側と非米側の劇的な対立を長引かせようとしている。今のような劇的な対立が長引くほど、米国側の経済が資源不足やインフレ、金融バブル崩壊によって自滅し、米国覇権が衰退してロシアなど非米側が台頭する。プーチンは、米国側がロシアに極悪の濡れ衣を着せて劇的な対立を長期化することを、意図的に容認しているふしがある。プーチンはロシア軍に新型の弾道ミサイルを実験させて米露核戦争の懸念を扇動する演技もやって、米国側と非米側の対立を長引かせようとしている。このシナリオに基づくなら、ロシア政府はクラマトルスク駅に着弾したトーチカUの製造番号から配備先を特定する発表をしない方が良い。 (米露の国際経済システム間の長い対決になる) (Russia successfully test fires ‘unique' missile – Putin)

ウクライナ戦争は第2段階に入り、ロシアの傘下に入った東部のドンバス2州に駐留するロシア軍と、2州とウクライナ側の新たな国境線に沿って展開するウクライナ軍との戦いになっていく。ウクライナ軍はすでに各地で露軍に包囲されており、戦いは長く限定的なものになる。米国側のマスコミは戦争を誇張し続ける。この戦争が続く限り、米国側と非米側の劇的な対立も続き、米国側の経済が崩壊していく。ロシアは自らにかけられた濡れ衣を放置し、すべてプーチンのせいにされた状態で、米国側の衰退と非米側の台頭が進む。 ("Battle Of Donbas" In Full Swing As Russia Launches 'Hellish' All-Out Assault)


下平評
引き続いて 2022年4月25日 田中 宇 が出たから読んでみよう。

ノボロシア建国がウクライナでの露の目標?

2022年4月25日   田中 宇
今回のウクライナ戦争について、ロシア敵視を誇張する方向に歪曲されている米国側(米欧日)のマスコミでは「ロシアが突然、善良なウクライナを残虐に侵攻してきた」といった感じの話になっているが、これは2月末の開戦より前の経緯を意図的に無視することで話を歪曲している。今回の戦争の起源は、2014年に米英が諜報力を駆使してウクライナをロシア敵視の方向に政権転覆したことに始まる。その後、米英加仏が出資して全欧州からネオナチの活動家を10万人ほどウクライナに集めて軍事訓練して極右民兵団を作るセンチュリア・プロジェクト(Centuria project)を遂行し、それまで弱かったウクライナ軍をテコ入れしつつ東部の親露勢力を攻撃させるなど、ウクライナが米英の傀儡になってロシア側に戦闘を仕掛けてきた。 (NATO lies exposed! Former agent speaks out!)←このURLの和訳はクリックすれば読めます

ウクライナは1991年のソ連崩壊まで、ロシアを中心とするソ連の一部であり、ロシアとウクライナは同じ国で、ウクライナには多くのロシア系が住んでいた。ソ連崩壊後も、ロシアとウクライナの関係は良かった(だからロシアの最重要なセバストポリ軍港があるクリミア半島がフルシチョフ時代からウクライナ領内に編入されたままでもロシアは容認していた)。2014年の米英によるウクライナ政権転覆後、すべてが変わった。米英はウクライナを、ロシアを敵視して怒らせるための傀儡国に変質させた。極右勢力がウクライナ国内の親露勢力を殺したり抑圧し続けた。ロシアはとりあえず軍港があるクリミアだけウクライナから引き剥がして奪還した。しかし、米英傀儡のロシア敵視装置にされてしまったウクライナをどうするか、ロシアにとってのウクライナ問題は未解決なままだった。

今回のウクライナ侵攻は、ロシアにとってウクライナ問題を解決するために行われている。親露派が多いウクライナ東部2州(ドンバス)の自治政府がウクライナから分離独立したのを2月22日にロシアが国家承認して安保条約を結び、ウクライナ軍から攻撃され続けているドンバス政府がロシアに軍事支援を求めたのを受け、ロシアは安保条約に沿って、ドンバスを攻撃してくるウクライナ軍に2月24日から反撃して破壊していった。ロシアから見ると今回の戦いは、同盟国となったドンバスを攻撃・侵略してくるウクライナに反撃する正当防衛だ(だからロシアは「戦争」「侵攻」と呼ばず「特殊作戦」と呼んでいる)。

ロシアはウクライナの軍事力を破壊して制空権を奪い、窮したウクライナはロシアが求める「中立(NATO加盟を希望しないこと)」をとりあえず宣言した。だが今後、ロシアがドンバス以外のウクライナから撤兵して制空権も返還したら、おそらくウクライナは再び米英の傀儡に戻ってロシアや親露派への敵視と攻撃を再開する。米英はウクライナを軍事支援し続け、ウクライナが疲弊するのもかまわず親露派やロシアと戦わせ続ける。米英の傀儡をやめない独仏など欧州諸国も巻き込まれてロシア敵視とウクライナ支援を続ける。ロシアに脅威を与えるウクライナ問題は残る。

最終的に、ロシアはどのようにウクライナ問題を解決していくつもりなのか。一つありそうなのは、ウクライナの中で親露派が比較的多いドンバスなどいくつかの地域において、露軍の庇護のもと、地元の地方政府がウクライナから分離独立を宣言し、ロシアが国家承認してウクライナとは別の国になることだ。ウクライナは、分離独立した親露派の国と、以前からの米英傀儡ロシア敵視のゼレンスキーの残存国に分割される。ドンバスなどウクライナの東部と南部が親露派の国として分離独立すると、それは2100万人の人口と、旧ウクライナのGDPの3分の2を持つ。ウクライナの工業地帯の多くは東部にある。ロシア敵視の残存国は人口が4600万人から2100万人に減る。残存国は、引き続き米英傀儡としてロシア敵視を続けるが、その国力はかなり縮小し、ロシアにとっての脅威が減る。ウクライナから分離独立した親露派の国は、ロシア本土と米英傀儡残存国との緩衝地帯として機能するので、その意味でもウクライナがロシアにもたらす脅威が減る。 (Putin’s “Greater Novorossiya” – The Dismemberment of Ukraine)これ以後のURLの和訳は表題を検索して開けばその和訳が読めます

このような構想は、すでに実際に存在している。それは「ノボロシア(新ロシア)」と呼ばれている。ノボロシアは、18世紀後半から実際に今のウクライナの東部と南部に存在していたロシア帝国傘下の行政区の名前だ。当時のロシア帝国は領土拡張の目的で、衰退していたオスマントルコ帝国から割譲させたり、自立的なコサックが開拓した地域を併合したりして、この地域をまとめてノボロシアとして自国領にした。18世紀にウクライナという国はなく他国に分割支配されていたが、20世紀始めのロシア革命で近代ウクライナが建国されてソ連の一部になると、ノボロシアの地域はウクライナに編入された。 (Novorossiya Governorate - Wikipedia) (Novorossiya - Wikipedia)

2014年初めに米英がウクライナの政権をロシア敵視側に転覆し、ロシアにとってのウクライナ問題が始まった後の2014年4月、ロシアのプーチン大統領はテレビ出演の中で、ウクライナ問題の解決方法として「ソ連建国時になぜかウクライナ領に編入されたが本来はロシア領であるべきノボロシア(ハリコフ、ルガンスク、ドネツク、オデッサといった諸都市)に多いロシア系住民に、解決方法を考えてもらうのが良い」と述べ、昔のノボロシアにあたるウクライナ東部・南部の住民が、米英傀儡のロシア敵視国になってしまったウクライナから分離独立してノボロシアを建国・再建するのが良いと示唆した。これ以来、米英では「ノボロシア」の名前が「プーチンの危険なウクライナ分割構想」として攻撃的に紹介されるようになった。ロシアでは逆に、愛国的な人々が「ノボロシアを建国してウクライナ問題を解決しよう」と言い続けた。ウクライナの東部から南部にかけてノボロシアが建国されると、ウクライナは黒海岸を全て失って内陸国になる。 (Putin Talks About Novorussia)

ノボロシアは、東端がウクライナの対ロシア国境だが、西端はウクライナとモルドバの国境を少し越えて、モルドバから分離独立を宣言しているロシア系住民が主導する「沿ドニエストル共和国」までつながっている。ルーマニア人に近い人々がすんでいるモルドバはかつてソ連の一部で、ソ連崩壊後、大部分がモルドバ共和国として独立した。だがモルドバには、ソ連の後継国であるロシアの一部になりたいと思っている親露派の人々もいて、親露派が特に多いウクライナ国境とドニエストル川に挟まれた細長い地域だけ、1990年にモルドバから分離独立して「沿ドニエストル共和国(正式名称は沿ドニエストル・モルドバ共和国)」となった。モルドバはこの分離を認めず内戦になり、1992年にロシア軍が沿ドニエストルに入って両者を停戦させ、それ以来1500人ほどの露軍が駐留したまま、沿ドニエストル共和国は国際的に未承認国家として存在している。ロシアは、モルドバとの関係も良いので沿ドニエストル共和国を国家承認していない。ウクライナにノボロシアが建国されると、沿ドニエストルもそこに入ることが想定されている。

2014年の米英によるウクライナ政権転覆(マイダン革命)後、ロシア敵視政権がウクライナ国内のロシア系の自治権や、ロシア語を公用語として使う権利を剥奪し、親露派への弾圧を強めると、実際にウクライナの東部と南部では、ロシア系住民が主導してウクライナから分離独立しようとする動きがあった。しかし、南部のオデッサや北東部のハリコフでは、極右の脅迫を乗り越えて分離独立を支持する住民が十分におらず不発に終わった。住民の大多数が分離独立を望んだ東部のドネツクとルガンスクのドンバス2州のみが、自治の復活要求を拒否された後に分離独立を実際に宣言し、自治も分離も認めないウクライナ政府軍や極右軍との長い内戦に入った。 (What people in southeast Ukraine really think of Novorossiya May 25, 2015)

プーチンは2014年にノボロシアの構想を示唆したものの、ウクライナのドンバス以外の親露派の動きが鈍いため構想は棚上げされた。実際にその後ロシア政府がやったことは、ミンスク合意体制を作ってドンバスとウクライナ政府を話し合わせ、ウクライナ政府が国内のロシア系に自治を再付与するように求めただけだった。ウクライナ政府はミンスク合意を無視し続け、ドンバスのロシア系を攻撃し続けた。その後2021年から米英がウクライナ政府をけしかけてドンバスとの内戦を激化させる動きを強め、2022年2月になってウクライナ軍がドンバスへの攻撃を劇的に強めたため、プーチンも対応せざるを得なくなり、今回の大反撃のウクライナ侵攻になった。 (“The policy of the USA has always been to prevent Germany and Russia from cooperating more closely”)

今回の戦争開始とともに、ロシア側では再びウクライナ問題の最終解決案としてノボロシアを建国してウクライナを分割する話が出てきた。私は開戦翌日に書いた記事「バイデンがプーチンをウクライナ侵攻に導いた」の中で、ロシアの地上軍の動き方が、ノボロシア建国への布石を作ろうとしているような感じになっていると指摘した。しかし開戦前後にロシア政府が正式な表明の中でノボロシアの話を出すことはなく、その後しばらくノボロシアの話は宙に浮いていた。 (バイデンがプーチンをウクライナ侵攻に導いた)

ロシア政府がノボロシアに言及したのは開戦から2か月たち、露軍作戦の第1段階が終わって次の第2段階がどうなるのか人々が注目する中、4月22日にロシア軍のミネカエフ副司令官(Rustam Minnekayev)が、ウクライナでの露軍の今後の目標を発表した時だった。ミネカエフによると露軍は今後、当初の目標である東部のドンバス2州を完全に管理下に入れるだけでなく、まだウクライナ側の管理下にある南部地域にも支配を広げ、沿ドニエストル共和国までロシアから陸路で行けるようにすることを目標にする。ミネカエフはノボロシアという言葉を使っていないが、これはまさに露軍のウクライナでの今後の目標がノボロシアの領土確保であると言っているようなものだった。 (Russia says it plans full control of Donbas and southern Ukraine)

露軍はノボロシアの想定領土の主要な4地域のうち、北東部のハリコフ、東部のルガンスク、ドネツクの3つをすでに管理しており、南部のオデッサだけがまだウクライナ側の管理下だ。ドネツクで極右の最重要拠点だったマリウポリも露軍がほぼ抑えた(極右軍が住民を人質にして地下壕網に立てこもっている攻略が難しい製鉄所以外)。露軍はウクライナ南部において現在、東から侵攻してきてクリミアから100キロほど北西のミコライフ市まで占領しているが、そこからさらに西のオデッサ市や、沿ドニエストルとの国境までの黒海岸の150キロほどは、ウクライナ側が管理している。オデッサでは最近、それまで散発的だった戦闘の頻度が上がっている。 (Russian separatist claimed "Novorossiya" borders in black, and the current military situation in Ukraine)

露軍のミネカエフ副司令官が、ウクライナ東部だけでなく南部も占領し、すでに露軍が駐留している沿ドニエストルとつなげるノボロシア建国を連想させる計画を発表したことに対し、沿ドニエストルの分離独立を認めていないモルドバ政府が、駐在するロシア大使を呼びつけて苦情を言った。モルドバは今回のウクライナ戦争に際して中立の立場をとっている。モルドバは経済がロシアとの貿易に依存しており、ロシアと対立したくないが、沿ドニエストルの分離独立を認めるわけにはいかない。モルドバはロシアに「わが国は貴国と仲良くしたいので困らせないでください」という態度だ。ロシア政府は何も答えていない。ノボロシア的な計画の表明はミネカエフ副司令官の不規則発言でなく、ロシア政府の公式見解な感じだ。 (Moldova's foreign ministry expresses 'deep concern' after Russian military chief outlines plans to seize Ukraine's entire south coast)

露軍が今後オデッサを陥落して沿ドニエストルとの国境まで管理下におき、ノボロシアの主要地域(ウクライナ内陸部以外)を建国用地としてウクライナの親露派が分離独立できるようお膳立てしても、その地域の住民の過半数がウクライナからの分離独立、ノボロシアの建国を支持しなければ、ノボロシアは実現しない。2014年に実現しなかったことが、今回は実現するのか。疑問も残る。しかし2014年より今回の方が、親露派住民にとって分離独立にともなうリスクは大幅に少ない。2014年には、分離独立を宣言したらウクライナ側の軍や極右に敵視され、攻撃や殺害の標的にされたが、今はすでに露軍が進駐して守ってくれる。住民はリスクなしに分離独立を宣言できる。今回の戦争は、ウクライナが敗戦国でロシアが戦勝国だ。ロシア側にいた方が今後安定できる。露軍がオデッサなど南部の占領を完遂すると、ノボロシアが建国されていきそうだ。

露軍がウクライナの諸都市を大きく破壊したと喧伝する米国側のマスコミを軽信する人は、露軍が南部を占領してノボロシアを建国しても、新国家は廃墟の中に作られ、住民を幸福・裕福にするものでないと思うだろう。それは間違いだ。露軍は今回のウクライナ侵攻で、できるだけ街を破壊せず、市民を殺さないようにしており、露軍の作戦はおおむね成功している。米国側のマスコミは街区の破壊を大幅に誇張して報道している。実際はおそらく、マリウポリなどで破壊された街区はあまり広範囲でない。2か月間のウクライナ全体の戦争で市民は2千人ほどしか死んでいない(米軍はイラク戦争で最初の1か月に数万人を殺した)。街を積極的に破壊しているのは海外からの傭兵が多いウクライナ極右軍で、米国側のマスコミはそれを露軍の仕業だと意図的に誤報し続けている。

ロシア政府は、米国側の誤報に対してあまり反論しなくなっている。米国側のマスコミに好き放題にロシア敵視の誤報をさせ、ロシアを極悪だと歪曲報道させている。極悪なロシアを許すなという米国側の世論によって、過激な対露経済制裁が行われ続ける。しかし、石油ガスなど資源の輸入停止を中心とする対露経済制裁は、中長期的にロシアをあまり傷つけない半面、米国側、とくに欧州諸国の経済に大打撃を与え続ける。米国側の対露制裁は自滅的な超愚策である。情報戦争・プロパガンダ戦争としては、ロシアが惨敗、というか不戦敗している。しかしこの不戦敗は、米国側が自分たちの経済を自滅させる対露経済制裁をどんどん進めることにつながり、経済戦争や、米国側と非米側の地政学的な戦いにおけるロシアや非米側(中国やBRICS)の優勢や勝利をもたらす。 (米欧との経済対決に負けない中露)田中宇の国際ニュース解説で読める

そしてロシアは、軍事的な面でもウクライナにおける優勢が崩れない。米国側のマスコミはロシアの惨敗を描くが、実際のロシアは予定通りゆっくりと勝っている。ロシア国内でのプーチンの支持率も下がらない。この状態が長引くほど、経済面で米国側が崩壊していく。露軍はもっと早くウクライナでの作戦を完了できそうだが、それをやらない。戦争状態が長引くほど、米国側が過激な対露制裁によって経済的に自滅していってくれるからだ。経済の自滅が進むと米国の覇権が低下し、非米側の全体が相対的に優勢になっていく。露軍は、時間をかけた方がウクライナの諸都市の街区を破壊せず、住民を死なせずに作戦を進められる。露軍は予定通り、時間をかけて勝っていく。 (米露の国際経済システム間の長い対決になる)田中宇の国際ニュース解説で読める

露軍がこれから何か月かけてオデッサからウクライナ軍を追い出していく計画なのか予想できないが、ゆっくり進めていくだろう。オデッサが露軍の管理下に入ると、沿ドニエストルまでの距離は近い。ノボロシア建国の準備が整っていく。そこから実際の分離独立や建国までの住民の政治的な動きにも時間をかけるだろう。その間、まだ戦争が続いているかのような状況が描かれ続ける。米国側のいろんな権威筋が、ウクライナ戦争はこれから1-2年続くと予測している。彼らは自分たちの敗北までは明言していない。英国首相が「ロシアは勝ちうる」と発言したり、米国の財務長官が「対露制裁はロシアより欧州を打撃する」と言うなど、状況はわかっているようだが、自滅への道をやめる動きはない。 (Johnson Warns Russian Victory A "Realistic Possibility") (Yellen: European ban on Russian energy may do more harm than good)

 2022/00/00
古墳を観よ      古代人の心

一 綿貫観音山古墳

二 岩戸山古墳

三 今城塚古墳

今まで見てきた古墳では、このような古墳を見たことがなかった。 このデータを見ていくと、細菌になるまでの調査の成果があったことが分かりました。

ここにすべて再掲しませんが、クリックして現在の結果を読んでみてください。 この日本の文化遺産を見て、改めて古代人のこころに感銘させられたのです。 6世紀といえば紀元500年代ですから、今から1520年前の時代になります。1世帯年数を30年とみれば、ご先祖50人余も前のことになります。

話は違うのですが、人の知能というのは知能レベルの積算とは全くないような気がします。 大脳の能力開発のレベルを世帯の中で少しずつでも積算できる方法があるとすれば、親子間でそのことが少しでも可能だとすれば、その方式があるとすれば、それは、幼児期と言われる生まれて3~4年から5~6年の間、仏教が説く宿業期以外にはないと思っています。

このことについては、ホームページの宿業期(クリックすること)で理解しなくてはならないと思います。

それだけに、この古墳の記事を見て自分の祖先をたどってみていくとき、祖先の優れた才能に驚くと共に祖先を敬うと共にその願いをヒシヒシと感ずるのです。 以上終り。

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下平評

◆日付  2022/00/00
     

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