01 12 (水) 2011 新年の阿修羅の様子 |
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「世にも不思議な物語」 ・・・ NHK世論調査・・・ http://www.asyura2.com/11/senkyo104/msg/337.html 投稿者 天橋立の愚痴人間 日時 2011 年 1 月 12 日 11:56:50 満天下有人 ・・・大手メデイアの世論調査など、マユツバものが殆どというのが、世の常識になりつつあるのに、昨夕NHKニュースが流した調査には恐れ入った・・・ 恐れ入ったという気持ちの第一は、内容もさることながら、民主党両院議員総会に党大会を控えたこの時期にぶつけて来たというタイミング、そこに相変わらず小沢問題に関する質問を加えていることである・・・ ・・・朝日などの論調は既に、極論するなら憲法も無視し社会の木鐸たるべき認識が皆目となっているから、論外であるが、少なくともNHKは公共放送なのだから政局を絡ませるような調査は回避すべきなのに、相も変わらず小沢問題について、短略化した質問しかしない・・・ ・・・NHKに限ったことではないが例えば、小沢が検審会の事情聴取に応じないとだけ報道し、検審会指定弁護士=検審会検事役の法的位置付、その前に検審会そのものの審議がどのようなものであったかについては、報道機関が先ずやるべき調査もせず何も具体的に解説もしない・・・ ・・・法律の専門家でもないから、細かい法律論は各ブログでの説明に譲るとしても、庶民感覚的に言うなれば、検審会は既に起訴すると決定しており後は時期だけのことになっている・・・起訴決定してから被疑者に事情聴取するという話が理解できない・・・あれこれ取り調べて事情聴取の結果が起訴、不起訴となるのではないのか・・・話が逆さまである・・・ ・・・その逆さまな話を飛び越えて、小沢問題に関する世論動向を議員総会前日にぶつけて来る・・・小沢が事情聴取に応じないのは既に起訴決定されているからという実に当たり前のことについては、何も解説しない・・・ 小沢議員辞職すべき58% 離党すべき22% 議員辞職も離党も不要14%・・・・・・ 菅直人が小沢の自発的辞任を求める姿勢については、大いに評価するが23%、ある程度評価する44%、合計67%・・・ ・・・この調査を議員総会直前にぶつけて来る怖さは、独裁権力志向の菅直人及びその一派を調子つかせることにある、菅夫妻がかっての共産国家ルーマニア独裁者チャウシェスク大統領夫妻の晩年に似ているとするなら、NHK他大手もチャウシェスク化している光景である・・・日本共産党といえども、そこまではやらないだろう・・・ 菅内閣支持率前回比4%アップの29%・・・なんじゃこれは・・・あちこちで小沢コールのデモが続き、北海道ネット調査での支持率は18%、北海道民主党はもう、菅政権などどうでもよいとの姿勢に転じ、niftyネット調査などでは、支持率わずか1.9%である・・・ 西岡参院議長は、仙谷官房長官問責問題を棚上げにし、何らかの続投の形を取るなら、参院は開会させないとまで異例の発言・・・しかるにチャウシェスク菅は、いまだに仙谷続投の道を探っている様子であり、政策面では消費税増税、TPP参加など6月を目途に決めるという・・・ ・・・やりたいことをやるために権力強化すると言っていた姿勢から見ても、独裁的にやるタイミングを狙っているのであろう、だから、この重要な政策について具体的な内容を何も言わない・・・言えないのである、空き缶なのだから・・・この日曜日に突然東京駅前の八重洲ブックセンターに現れて、本を沢山買い込んでいた・・・ ・・・今から勉強しないと何も分かっていないことの証明である(笑)・・・だが我々にとっては、笑って済ませる問題ではないことを肝に銘じておかねばならない、不思議な物語として済ますわけには行かない・・・。 (引用終わり) 我が国で国民が置かれている状態は北朝鮮のそれと全く変わらない。 腐敗したマスコミは連日、作為的に国民に真実を告げることを避け、一部の権力のために嘘を吐き続けている。 これを民主主義と思い込んでいる国民よ、目を覚ませ。 目を覚ませと言っても、阿修羅などのネット情報を得られない人、得ることが出来ない人の方が圧倒的に多い現状で、成す術なく民主主義は破壊されている。 もはや政争の問題ですらない。 こういう状態に追い込まれながら何故、 労組は立たない、学生は立たない! 各種団体も綱領では立派な文言を掲げながら、見て見ぬふりを何故、続ける。 一般市民ですら、止むに止まれぬ気持ちから立ち上がっているのだ。 大手マスコミの堕落で、我々は眼を塞がれ、耳を奪われて生活している。 これを小沢問題だけのことと思うなかれ。 小泉の馬鹿が登場して以来、ますます強くなってきたこの現実を根こそぎ覆さねばならない。 世界中の民主国家でこんなメディアを持っている国などは皆無である。 何処の国でも政権よりのメディアはあったとしても、真実を伝えられるメディアも共に存在していて、国民は選択できる環境にある。 我が国の世論とは、メディアが」用意した勝手な選択で世論を誘導されていて、それが事実を反映できていないことは明白である。 メディアに世論調査などしていただかなくても、真実の情報を出させて国民が判断すればよいのである。 数行の世論調査の項目で誘導されてはたまらない。 立て 労働組合 立て 学生諸君 立て 心ある団体諸君 今、立たなくて 何時、立つつもりであるのか。 なんだかキナ臭い 米国が半狂乱、故に 菅政権も半狂乱 ! (世相を斬る あいば達也) http://www.asyura2.com/11/senkyo104/msg/167.htm 投稿者 純一 日時2011年1月10日 05:24:54 小沢一郎の検察審査会の「起訴相当」二度議決といい、検察官役の大室弁護士らの動きとイイ、菅政権の政治的動きに、奇妙に連動している違和感がある。 勿論、起訴相当二度議決は、速やかに起訴すべきとなっているのだから、遅きに失っしたきらいさえある。今週の火曜、水曜には判る事だが、民主党の両院議員総会を岡田が急遽開催すると言ったり、仮にそれに合わせて大室弁護士らの起訴が実行されたなら、これは大掛かりな 闇司法が動いている と理解してイイだろう。 仙谷が介在しているというレベルではなく、もっと大きな権力がこれを動かしていて、その指示のもと、菅政権が動いている、と考えた方が妥当なようだ。仮に、そのような動きで、政治や司法が動くようだと、法律論として「小沢一郎無罪」、と云う理屈が壊れる危険を感じる。 これは、単に杞憂と云うことではない。法律なんか、どうにでも解釈し捻じ曲げてしまう、強烈なパワーの存在があれば、それはすべて可能なのである。 基本的に、陰謀説の類は避けて通っていたのだが、そんな事は言っていられないところまで、状況は迫っているかもしれない。 疑えば切りがないのが、この世の中だが、「もっと大きな権力」の存在を無視して、現在起きている様々な出来事を論理的に説明出来ない現実があり過ぎる。 小沢一郎の西松建設献金疑惑による東京地検特捜部の、いきなり秘書逮捕以降、論理的にあり得ない出来ごとの連続が、我が国の政治と司法、安保の世界で展開している。 これは、まさに変なのだ。絶対に変だ!それらのすべてを、詳細に語ることは避けるが、異様である。 西松献金問題が変だ、民主党代表選の開票作業も変だ、それに呼応して議決された検察審査会も変だ。尖閣列島の中国漁船事件も変だ、朝鮮半島での二つの事件も変だ。 菅直人が急激に人格障害状態で「小沢抹殺」に奔走している事実も変だ。 年頭の会見で、似合いもしない「不条理」なんて言葉を使ったのも変だ、国対委員長に渡辺恒三の名が取り沙汰されるのも変だ、何が何でも反小沢で民主党を動かそうと云う決意も変だ。これは「もっと大きな権力」が半分姿を現して、必死で動き出した兆候だと言えるだろう。 これは、我が国は相当危険な領域に入り込んでいる予感がある。 「もっと大きな権力」が傀儡政治や傀儡司法、傀儡安保では危なくて見ていられない。もうなりふり構わず、支配してしまえ、と云う決意さえ感じる。宗主国アメリカは民主主義、法治国家を建前として、我が国を支配してきたが、菅民主党政権では、傀儡操り政治、行政、司法、安保が成立しない。民主主義、自由主義を認めておいては、米国の利益に反する国家になるかもしれない。 つまり、米国の国益に反する国家が生まれる危機 である。 第3位の経済大国・日本と第2位の経済大国・中国の接近は、明らかに米国の国益に反する。この点について、異論をはさむ、米国論壇は少ない。東アジアが中国、日本を中心に経済圏を構築したら、米国の経済は疲弊する 否、破綻する。 「もっと大きな権力」は米国だ。日本を恐怖に陥れなくてはならない。彼等の今や生命線は日本なのだ。以前紹介したように、CIAの頭脳ナイ教授 と アーミテージが激しく動いている。ゲーツ国防長官もクリントン国務長官も激しく動いている。中国と日本を分断する為にだけ動いている。 前原の動きは、明らかに売国の動きだ。岡田が仲井真を脅しに沖縄に行くようだ。おそらく、闇の中で、辺野古移転を呑ませる下地作りだろう。いつの日か、仲井真は辞任と引き換えに辺野古移転を呑むだろう。 マスメディアは、中国人民軍の暴発リスク、北朝鮮のキチガイじみた火遊びと小沢の強制起訴で国民と政治家を煽り、菅民主党と谷垣自民党の「救国連立」の政権成立まで手を緩めない意気込みを感じる。 正直、オバマ政権は当初中国との連携を模索した筈だ。しかし、中華思想と共産一党独裁国家は、米国と対等以上の理屈で対抗、同じアジア人であっても、甘ちょろい日本人とはまったく異なる中国人の厚い壁に跳ね返された。つまり、対中戦略に大失敗したのだ。故に、どんなことをしても日本の米軍基地と資産が必要不可欠なものになったと云うことだ。 ジャパン・バッシングからジャパン・パッシング、そしてジャパン・ウォッチングに変わってしまったのである。隷米主義者には涙が出るほど嬉しい出来事だ。身の毛がよだつ前原誠司の天下が近い。本当に凄い事が起きているようだ。 小沢一郎の裁判の結果だって危なくなる。もう無茶苦茶と云うか、奇妙な理屈をつけるに相違ない。水谷建設の裏金1億円の授受は事実だ、と裁判官が認めるリスクが大きくなっている。 もう理屈抜きに、隷米以外のものはすべて、破壊する行動に出る可能性が高い。 米国の日本に対して行っている行動は、嘗ての南米やメキシコで行われた国家的陰謀であり、最近ではイラク、アフガンで行われているのと実質変わらない。 軍事的介入は、実は米軍基地がある事で成就しているのだ。筆者の今夜の予感が杞憂であることは良い事だが、多分杞憂ではないだろう。 米国の狙いは、東西冷戦並の東側の防波堤に、前線は韓国、後方は日本と 要塞で賄おうとしている。そして、米軍のコントロールでしか動けない自衛隊の軍事を増強、軍産複合企業の利益を守り、国際金融の自由化で日本企業のグローバル化に拍車をかけ、小泉竹中時代の数倍の規模にしようとしているのだろう。 ここまで、米国が髪振り乱して半狂乱な動きをするから、菅直人も半狂乱になっている可能性もある。検察も裁判所も、同じ状況だ。マスメディアも官僚も皆同様の匕首を米国から突きつけられている状況かもしれない。菅内閣改造で、船橋や渡辺恒三が入閣するかしないか、良いバロメーターになるだろう。 筆者のようなコラムを書くブロガーにとっても、笑っていられる時間は少ないのかもしれない。今現在の日本を取巻く、あらゆる権力は民主主義も法治主義も自由主義も通じない超法規権力「もっと大きな権力」:米国が動き捲っている、とみた方が解釈が成り立つ状況に至っている。 「週刊朝日」山口一臣編集長──タブー破りの“検事実名報道”で「週刊現代」にも怒られた!? (サイゾー) http://www.asyura2.com/11/senkyo104/msg/250.html 投稿者 赤かぶ 日時2011年1月11日 07:07:00 ──雑誌不況にあっても、いや、雑誌不況であればこそ、どの雑誌も、読者獲得のためにタブーギリギリのテーマに挑み、戦っているのです。その中でも特に“過激”な6誌を勝手に選定し、その雑誌ならではの「タブー破り記事」をこっそり教えていただきました! 今年のタブー記事といえば、やはり検察関連の報道ですね。現在も厚労省の村木厚子さんの冤罪事件や、検察の裏金問題の追及などを続けていますが、一連の検察追及の口火を切ったのが、ジャーナリストの上杉隆さんが書いた「暴走検察子ども“人質”に女性秘書『恫喝』10時間」(2月12日号)という記事でした。 これは小沢一郎氏の元秘書である石川知裕衆院議員の秘書の女性を、東京地検特捜部が「証拠品を返すから、ちょっと来てほしい」とウソをついて呼び出し、そのまま夜中まで監禁していたという悪質極まる事件です。 女性秘書が検察庁に行くと、取調室には民野健治という検事がいて、小沢氏と石川氏が共謀したことを認めるよう、繰り返し迫りました。しかし彼女は、石川氏が小沢氏の秘書をしていた時は、別の民主党議員秘書を務めていたので、知る由もありません。そのことを正直に答えると、民野検事は「なんでもいいから認めればいいんだよ」「早く帰りたいなら、早く認めて楽になれよ」と悪態をつき続けたのです。 取り調べは延々と続き、日も暗くなり、彼女は保育園に子どもを預けていたので心配になりました。 彼女は、お迎えの時間を許可してほしいと懇願し、せめて電話を入れさせてほしいと哀願し、パニックで過呼吸状態に陥ったにもかかわらず、民野検事は電話をかけることすら認めなかった。 私も子育てをやっていたから、保育園にお迎えに行けないということが、どんなに重大なことかわかるんですよ。これは許せない、と思いました。それでディテールを含めて全部書くことにしたわけです。 最大のタブーは、「民野健治」という取り調べ検事の名前を明記したこと。特捜検事の取り調べの不正を、実名で暴いたのは初めてではないでしょうか。 公務員が公権力を行使したのですから、責任の所在を明らかにするのは当然だと、判断しました。しかも、民野検事の場合、職権乱用の疑いが濃厚です。メディアにとって一番大事な仕事は公権力の監視だと思うのですが、これまで大マスコミは検察の報復を恐れて実名報道をしてこなかった。そこで、我々がタブーに挑戦したわけです。 それでよっぽど頭にきたらしく、発売日の翌日に、東京地検の谷川恒太次席検事から「今週号の記事のことで検察庁に来ていただけませんか。抗議をしたいので」と電話がかかってきました。私は九州に出張していたので「いいですけど、今日は無理ですよ」と言うと、「え?」と絶句して困った様子に。押し問答の末、「では抗議の文書をファックスで送ります」となったのです。 検察の思惑としては、発売日当日に抗議をしたという事実を作って、それを翌日の新聞に「東京地検、『週刊朝日』に抗議」という見出しを打たせたかったのでしょう。 谷川氏との電話の後、たまたま、有田芳生さん(現参院議員)から別件で電話がかかってきたので、「今、地検に呼ばれちゃったんですよ」と愚痴ったら、有田さんがツイッターに「山口一臣『週刊朝日』編集長に出頭要請」と書いて、大騒ぎになっちゃったんです。ネットを見た元週刊現代編集長の加藤晴之さんが心配して電話をくれて、「騒ぎになっているけど何があったの?」というから、事情を説明すると、「ばかやろう! 『抗議するなら、検察のほうから来い』って、なんで言わなかったんだ!」と激怒され、「すみません」と謝ったりもして(苦笑)。 編集部へも、ジャンジャン電話がかかってきて、仕事にならなかったと聞いています。 今は、厚労省の村木厚子さん冤罪事件に見られるように、よその媒体も検事の実名を書き始めるようになりました。それは、上杉さんがあの記事であけた大きな風穴のおかげだと思っています。 (構成/佐々木奎一) 「週刊朝日」(10年2月11日号) |
01 13 (木) お茶の効用 |
……健康を保持するためにはアンテナを高く…… |
お茶!がん死亡率激減!?超健康パワーの裏ワザ ■今回の番組について 人口10万人以上の市区町村の中で、がんによる死亡率が日本一低く、高齢者の医療費も全国平均と比べて20パーセント以上も低い、驚きの町があります。 それが静岡県掛川市。 なぜ、年をとっても元気でいられるのでしょうか? その秘密の鍵を握っていたのが掛川市の特産品、「緑茶」。 このほど、地元病院や大学、国の研究機関などが行う調査で、これまでの常識を超える緑茶の超健康パワーが次々と判明! しかも、そのパワーを最大限に生かすヒントは、掛川でのお茶の飲み方にあったのです。 長寿の里に学ぶ、お茶の健康パワー徹底活用術!をお届けします。 ■番組ディレクターのひとこと 身近な存在すぎて・・ 健康長寿都市、掛川から浮かび上がった健康食材、緑茶! うんうん。自分も大好き・・のつもりだったんですが。 あれ?急須でお茶をいれたの何年前だっけ!? (取材先などで頂くことはあるのですが・・・)いつしか縁遠くなっていたことに気づきショックを受けました。 それはともかく、衝撃を受けたのは、掛川のお年寄りたちのエネルギー!! スーパーマーケットに張り込んで、元気なお年寄りを待ち伏せしてみたのですが、来る人来る人、みんなエネルギーの塊!! 取材しながらエネルギーをもらいました。 ■がんにも効果あり!?緑茶 人口10万人以上の市や区のがん死亡率ランキングを見てみると、面白いことがわかりました。 がんの死亡率が低い町には、同じ特徴を持つ町が多かったのです。 例えば、上位15位に含まれる、静岡県の藤枝市や磐田市、浜松市、埼玉県所沢市、三重県の津市や鈴鹿市、鹿児島県の鹿屋市。 じつは緑茶の生産地なんです。 男女それぞれ、上位の15市区のうち7つの市区がお茶の産地でした。 しかも、これらの産地は、日常使いのお茶の産地なんです。 手軽にたくさん飲める環境に加え、日常使いのお茶には健康成分の面でも特徴があるといいます。 高級茶の栽培ではうま味成分「テアニン」を増やすため、できるだけ日光を浴びさせずに栽培されることが多いといいます。 それに比べ、日常使いのお茶は日光をたっぷりと浴びさせて栽培します。 テアニンは日光を浴びると、健康効果の高い「カテキン」へと変化します。 つまり、日常使いのお茶は、健康成分「カテキン」をたっぷりと含んだお茶であり、様々な健康効果につながるのではないかと考えられているのです。 ※緑茶のがん予防効果については、 効果ありという研究と、効果無しという研究があり、まだはっきりしていません。 ただし、お茶をたくさん飲む掛川市でがん死亡率が日本一低いことは事実です。 現在、研究が続けられている掛川市での大規模調査でお茶にがん予防効果があることが明らかになるのではと、期待されています。 ■お茶飲んでお得に長寿! 健康とお茶の関係に目をつけた、掛川市立総合病院の副院長、鮫島庸一先生によると、掛川市は静岡県の平均と比べて、心疾患で亡くなる方が15パーセントほど、脳血管疾患で亡くなる方が30パーセント近く低いそうなんです。 治療が長期化するこれらの生活習慣病が少ないということは、医療費がかからないということでもあるんです。 鮫島先生が注目したのは、「長寿獲得コスト」という概念。 「長寿を得るためにかかる費用を比べるための指数」で、一人当たりの年間老人医療費を、男女の平均寿命を足した数字で割ることで求められます。 病気にかからず、健康で長生きしているお年寄りが多いほど長寿獲得コストは低くなります。 掛川市の長寿獲得コストは、全国平均を1とした場合、0.75と圧倒的に低いことがわかりました。 仮に、日本全体の長寿獲得コストが、掛川市程度まで下がると3兆円もの国家予算が削減できる計算になります。 その掛川の健康長寿を支えているものが、日本人におなじみのお茶だというんです。 ■“悪玉”コレステロール値改善!脱メタボ効果も! 実際にお茶を飲むと、人間の体でどんな変化が起きるのか。 国の研究機関や大学、掛川市が、これまでになく厳密で大規模な実験を始めています。 集められたのは、30歳以上の「ちょい悪」男女。 コレステロール値や血圧、血糖値などが“ちょい悪”のメタボやメタボ予備軍の方たちです。 3ヶ月間協力してもらい、お茶の濃厚エキスの入ったカプセルと、でんぷんなどが入ったニセモノのカプセルを飲み続けてもらい、体にどんな変化があるのか調べました。 すると、本物のカプセルを飲んだグループは悪玉コレステロール値が平均9.02減少。 ウェストも平均1.86センチ低下しました。 ニセモノのカプセルを飲んでいたグループには大きな変化は見られませんでした。 実験を主導した、東北大学の栗山進一教授によると、運動や食事制限を伴わずにこれだけの効果が得られるのは、病院で処方される薬並みの効果だということです。 この実験から、お茶がメタボや動脈硬化の改善・予防に大きな効果があることがはっきりとしたんです。 ※実験で使われたカプセル1日分には、急須で入れたお茶600ml相当の緑茶エキスの粉末が入っていました。 ■腸内環境も改善!こんな効果も 人間の健康を維持するのに非常に大切な働きをするのが、腸内環境です。 腸内環境は善玉菌の割合を見ることで調べられます。 腸内にビフィズス菌や乳酸菌に代表される善玉菌の割合が多いほど、免疫活性が高まり、健康長寿につながりやすいと考えられます。 ガッテンでは、理化学研究所の辨野義己(べんの・よしみ)先生の力を借りて、お茶と腸内細菌の関係を大実験してみました。 普段、緑茶を飲む習慣のない人々10人に集まってもらい、10日間お茶を飲み続けてもらいました。 お茶を飲み始める前の善玉菌の割合は、10人の平均で16.6パーセントでした。 それが、10日間お茶を飲み続けてもらったところ、10人全員で善玉菌の割合が向上。 平均で26.1パーセントに改善しました。 便秘など、おなかの悩みが改善された人も多くいました。 ところが、その後、お茶を飲むのを1週間やめてもらったところ、善玉菌の割合はなんと飲み始める前とほぼ同じ値の17.4パーセントにまで下がってしまったのです。 このことから、生活習慣病に効果が期待されるお茶の効果は、毎日飲み続けないと意味がない、まさに生活習慣としてとり続けてこそ意味があるものだということがわかったのです。 ■掛川茶の秘密 掛川で一般に飲まれているのは「深蒸し」と呼ばれる製法で作られたお茶です。 色が濃く、細かい浮遊物がたくさん含まれているのが特徴です。 この浮遊物を分析してもらったところ、普通のお茶にはほとんど含まれない成分が見つかりました。 βカロテンには抗酸化作用、ビタミンEには血行促進作用や免疫機能改善効果、クロロフィルには腸内環境を整える働きがあると言われています。 なぜ掛川のお茶にはこのような成分が含まれているのか。 それには掛川の土地柄が関係します。 掛川のお茶畑の多くが、なだらかな丘にあり、日差しをたっぷりと浴びるため、カテキンをたっぷり含んだ渋いお茶になってしまいます。 そこで、渋みを和らげ、飲みやすくするために編み出された方法が、「深蒸し」と呼ばれる製法です。 長時間蒸すことで茶葉の組織がぼろぼろになり、様々な成分が出やすくなります。 渋み成分カテキンと、細胞のかけらがくっつきあうことで、渋みを感じにくく、飲みやすいお茶になるのです。 お茶の生産地としては決して最上とは言いがたい土地で、なんとかおいしいお茶を作ろうとした昔の人の知恵が、結果的に健康成分ももたらしていたのです。 ※深蒸し茶は掛川だけでなく、全国の生産地で作られています。 深蒸し茶であれば、同じような健康効果が得られると考えられています。 ■ガッテン流!『すり鉢茶』 では、深蒸し茶を取り寄せなければいけないのか?? そんなことはありません。 ガッテンは、家にある普通のお茶でも掛川茶と同じような健康効果を得られる方法を開発しました。 その名も“すり鉢茶”です。 作り方は簡単! まず、すり鉢にお茶の葉を2グラム弱入れ、熱湯を小さじ1杯ほど足し、すりこ木で1分ほどすります。 ペースト状になったお茶の葉に、熱湯を200ミリリットルほど加えて1分ほど置き、茶こしでこすだけで完成です。 調べてもらったところ、深蒸しでない普通のお茶を使用しても、深蒸し茶と同等以上の健康成分が含まれていることがわかりました。 急須で入れるよりも、少ない茶葉の量で濃厚なお茶を楽しむことができます。 ※ガッテンのお勧めは大き目のコップで1日3杯(600ml)ほどです! また、すり鉢茶の茶殻を利用した料理もお勧めです。 作り方は簡単。 焼きそばや、サラダ、煮物など、家庭でなじみのある料理に混ぜるだけです。 茶葉の中には健康成分がまだ残されていますが、においやえぐみにつながる成分の多くが抜けているため、食べやすくなっています。 ※お茶の葉の種類によってはお茶の苦味などが残ることがあります。 茶葉やお湯の量などは好みに合わせて調節してください。 |
カテキン類(渋み成分) |
● 抗酸化作用 ● 血中コレステロール低下作用 ● 血圧上昇抑制作用 ● 血糖上昇抑制作 ● 抗菌・殺菌作用 ● 抗ウイルス作用 ● 虫歯・口臭予防(脱臭作用) ● 発ガン抑制作用 ● 抗腫瘍作用 ● 突然変異抑制作用 | 11〜17% |
カフェイン(苦味成分) |
● 覚醒作用 ● 強心作用 ● 代謝促進 ● 利尿作用 | 1.6〜3.5% |
テアニン(甘み・旨味成分) | ● リラックス効果 | 0.6〜2% |
フラボノール類 |
● 口臭予防 ● 血管壁強化 | 約0.6% |
複合多糖類 | ● 血糖低下作用 | 約0.6% |
ビタミンC |
● 抗壊血病 ● 抗酸化作用 ● 抗がん作用 ● 免疫機能改善 ● ストレス解消 ● 白内障予防 ● シミ、ソバカスの抑制 ● 風邪予防 | 0.3〜0.5% |
γ−アミノ酪酸(GABA) | ● 血圧降下作用 | 約0.01% |
サニポン |
● 抗喘息 ● 抗菌作用 ● 血圧上昇抑制 | 0.2% |
ビタミンB2 |
● 口角炎 ● 皮膚炎防止 ● 脂質過酸化抑制 | 1.2mg% |
食物繊維 |
● 抗がん作用(大腸がん) ● 血圧上昇抑制 | 3〜7% |
ミネラル類 |
● 味覚異常防止 ● 免疫機能低下抑制 ● 皮膚炎防止 ● 虫歯予防(フッ素) ● 抗酸化作用 | 1〜1.5% |
食物繊維 |
● 抗がん作用(大腸がん) ● 血圧上昇抑制 | 30〜44% |
たんぱく質 | ● 栄養素(体構成成分) | 24〜31% |
脂質 |
● 栄養素 (細胞の構成成分、エネルギー源) | 3.4〜4% |
クロロフィル | ● 消臭効果 | 0.6〜1% |
ビタミンE |
● 溶血防止 ● 脂質過酸化抑制 ● 抗がん作用 ● 抗糖尿 ● 血行促進 ● 白内障予防 ● 免疫機能改善 | 0.02〜0.07% |
コエンザイムQ10 |
● 老化予防 ● 美肌効果 | 約0.01% |
β−カロチン |
● 抗酸化作用 ● 抗ガン作用 ● 免疫機能改善 ● ビタミンA生成源 | 約0.02% |
ミネラル類 | ● 抗酸化作用 | 4〜5% |
香気成分 | ●アロマテラピー効果 | 1〜2mg% |
茶種 | タンニン | カフェイン | タンパク質 アミノ酸 | 脂質 | 糖質 | 繊維 | 灰分 |
煎 茶 | 13.0 | 2.3 | 24.0 | 4.6 | 35.2 | 10.6 | 5.4 |
玉 露 | 10.0 | 3.5 | 29.1 | 4.1 | 32.7 | 11.1 | 6.4 |
番 茶 | 11.0 | 2.0 | 19.7 | 4.4 | 33.5 | 19.5 | 5.5 |
ほうじ茶 | 9.5 | 1.9 | 18.2 | 4.8 | 39.2 | 18.7 | 5.5 |
抹 茶 | 10.0 | 3.2 | 30.7 | 5.3 | 28.6 | 10.0 | 7.4 |
釜炒り茶 | 13.0 | 2.5 | 24.2 | 3.5 | 35.6 | 10.7 | 5.5 |
ウーロン茶 | 12.5 | 2.4 | 19.4 | 2.8 | 39.8 | 12.4 | 5.3 |
紅 茶 | 20.0 | 2.7 | 20.6 | 2.5 | 32.1 | 10.9 | 5.2 |
茶 種 | A(IU) | B1(mg) | B2(mg) | ナイアシン(mg) | C(mg) | E(mg) |
煎 茶 | 7,200 | 0.35 | 1.40 | 4.0 | 250 | 65.4 |
玉 露 | 12,000 | 0.30 | 1.16 | 6.0 | 110 | * |
番 茶 | 7,800 | 0.25 | 1.40 | 5.4 | 150 | * |
ほうじ茶 | 6,700 | 0.10 | 0.82 | 5.6 | 44 | * |
抹 茶 | 16,000 | 0.60 | 1.35 | 4.0 | 60 | 28.2 |
釜炒り茶 | 7,200 | 0.35 | 1.80 | 7.0 | 200 | * |
ウーロン茶 | 8,300 | 0.13 | 0.86 | 5.7 | 8 | * |
紅 茶 | 500 | 0.10 | 0.80 | 10.0 | 0 | 0 |
【食物繊維(30%〜40%)】……腸内の有害物質を排除する効果や血糖値を下げる効果があります。 お茶の大部分にこの食物繊維が含まれています。 【タンパク質(24%)】……からだを作るのに必要な成分です。また運動エネルギーとして活用することもできる成分です。 【β−カロチン(13〜29mg)】……体内で必要なビタミンAを変換する効果があります。 ビタミンAとは視覚に関する細胞に効果的な働きを促す、大切な成分のことです。 【ビタミンE(25%〜70%)】……糖尿病や、白内障を予防します。 【クロロフィル(0.6〜1.0%)】……がん予防や、抗潰瘍、消毒をする効果があります。 【ミネラル(不溶性)(2%〜3%)】 |
【カテキン(10〜18%)】……抗菌・抗ウイルス効果や血糖値を正常化にしてくれる働きをします。 詳しくはカテキン参照。 【複合タンニン(0.4%)】……抗酸化、抗ガン、胃腸の保護作用 【カフェイン(3〜4%)】……疲労回復、覚醒作用などがあります。詳しくはカフェイン参照。 【フラボノール(0.6〜0.7%)】……血管壁を強化する作用や口臭予防になります。 【複合多糖(0.6%)】……血糖値を低下させる働きをします。 【ビタミンC (150〜250mg%)】……抗酸化作用や風邪を予防する効果があります。 【ビタミンB2 (1.4mg%)】……皮膚や粘膜の保護をします。 【テアニン(0.6〜2%)】……緑茶独特のうまみ成分です。血圧の降下を促進します。(鎮静効果) 【γ-アミノ酪酸(ギャバ)(0.1〜0.2%)】……血圧の降下や脳の代謝機能を促す効果があります。 【サポニン(0.1%)】……油を溶かしたり、コレステロールの採り過ぎを抑制する効果があります。 【香気成分(1〜2mg%)】……精神安定効果があります。(アロマセラピーの効果あり) 【食物繊維(ペクチン)(3〜6%)(可溶性)】……善玉菌を増やし、その活動を活発化させる働きがあります。 【ミネラル(3〜4%)】……虫歯予防、抗酸化など様々な効果があります。 |