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折々の記 2010 G

【心に浮かぶよしなしごと】

【 01 】12/23〜     【 02 】12/29〜     【 03 】01/05〜
【 04 】01/07〜     【 05 】01/09〜     【 06 】01/11〜
【 07 】01/12〜     【 08 】01/14〜     【 09 】01/15〜

【 09 】01/17

  01 16 第2回大河ドラマ「江」
  01 17 阪神・淡路大震災から16年
  01 18 人類猫化計画 ・ 知らないことは知らない
  01 19 白寿の処女詩集「くじけないで」

 01 16 (日) 第2回大河ドラマ「江」

▼あらすじ 「父の仇」

 天正7年(1579)春。北近江小谷の地を離れ、母・市(鈴木保奈美)と三姉妹は、伯父・織田信包(小林隆)の居城である伊勢上野城に身を寄せ静かに暮らしていた。

 市は、長女・茶々(宮沢りえ)や次女・初(水川あさみ)のためにも、過去の悲しみを封印し、三女・江(上野樹里)には一切の過去を秘密にしてきた。

 そんなある日、信長(豊川悦司)より届いた安土城への招待状。天下統一に向け着々と足場を固めてきた信長は、安土に見事な天主を頂く城を完成させていた。

 初めて訪れる安土の地。徳川家康(北大路欣也)や柴田勝家(大地康雄)、明智光秀(市村正親)ら、そうそうたる武将たちとの対面に続き、森蘭丸(瀬戸康史)に先導され信長が現れる。

 織田家の裏切り者として耐え忍び生きてきた市や茶々、初には、父の仇とのつらい再会であるが、何も知らない江は信長に圧倒され、その存在に魅せられていく。

 そして、ついに江は過去の秘密をすべて知ることになる。母や姉たちを悲しませ、父・長政(時任三郎)の命を奪った秀吉(岸谷五朗)や信長を江は許せず、深夜、ひとり信長のもとを訪れる。

▼江を読む 信包おじさんって誰?

父・長政と死別した江たち三姉妹と市は、信長の意向なのか、市の希望なのかわかりませんが、しばらくののち、伊勢上野城の城主、織田信包のもとに預けられたと考えられています。

さて、この信包という人物、残念ながらあまり広く知られていません。そこで今回は、織田信包について少しご紹介します。

織田信包は、信長の弟のひとりです。信秀の四男で天文12年(1543)の生まれといわれており、信長より9歳下で、市よりは4歳ほど上。母親は不明ですが、信秀の正室で信長の母でもある土田御前を自分の居城に迎えて面倒を見ているので、信包も信長と同じく土田御前の子だった可能性もあります。

信長は伊勢侵攻の際に、次男・信雄を北畠家、三男・信孝を神戸(かんべ)家の養子に押し込み、支配下に取り込んでいますが、信包も同様に力で制圧できなかった長野家の養子となり、一時は長野信包と名乗っていました。

そんな信包が治める伊勢上野城に江たち三姉妹と市が入ったのは、おそらく伊勢長嶋一向一揆(1570〜74年)が平定され、伊勢の安全が確保された後だと考えられます。そこで江たちがどのような生活をしていたのかはわかっていませんが、平穏な日々を送っていたのではないでしょうか。

ちなみに信包は、天正8年(1580)に居城を伊勢上野城から9kmほど南の安濃津城(津城)に移しているので、江たち三姉妹と市もそれに従い、生活の基盤を移したと思われます。

◆大学入試センター試験 二日目
 01 17 (月) 阪神・淡路大震災から16年

16年前、老生は母の葬儀の日でした。 命日は一昨日でした。

NHKニュースには6434人が亡くなったと出ています。 被災した人たちにとっては全くの天災としか言いようがありません。 大事な人が亡くなり、家も何もかもなくなり、廃墟と化したのです。 想像も出来ません。

阪神淡路の人たちにとっては、故郷もなにもかも、全て灰燼に化してしまいました。 老生には想像も出来ません。

ただ、脳裏には望郷の念が残るばかり、現実とは別世界になってしまいました。


http://park6.wakwak.com/~y_shimo/momo.034.html
お気に入りの歌B > 【お気に入りの歌Bへ】 > 14 故郷

 1 兎追いし かの山   2 如何に在ます 父母  3 志を はたして    .
   小鮒釣りしかの川      恙なしや友がき       いつの日にか帰らん.
   夢は今も めぐりて     雨に風に つけても     山は青き 故郷   .
   忘れがたき 故郷     思い出ずる 故郷      水は清き 故郷   .


曲としてはhttp://tad.music.coocan.jp/music-7/hurusato.html <故郷(ふるさと)>のほうが良いかもしれません。



NHKニュース  1月17日 7時16分
  阪神・淡路大震災から16年

6434人が亡くなった阪神・淡路大震災から17日で16年になります。 被害を受けた地域では、地震が起きた午前5時46分に合わせて犠牲者に黙とうをささげました。

神戸市中央区の公園「東遊園地」では、早朝から、震災で家族や友人を亡くした人などが集まり、1月17日の日付 「1.17」 の形に並べられたろうそくに火をともしました。 そして、地震が起きた午前5時46分に合わせて犠牲者に黙とうをささげたあと、慰霊碑の前で、神戸市の「追悼の集い」が開かれました。

震災で、当時57歳の母親を亡くした神戸市西区に住む小河昌江さん(47)が、遺族の代表として追悼のことばを述べました。 小河さんは、震災当日、近くに住む人が母親を助け出そうとしたことに触れ、「感謝の気持ちは薄らぐことなく、日に日に深く大きくなっています。震災の日、私の心に『感謝の種』がまかれたのだと思います。私もまた誰かの心にその種をまくことができればうれしいです」と述べました。

震災から16年となる17日は、兵庫県内で79の追悼行事が開かれます。 震災を知らない子どもたちに体験を語り継ぐ催しも各地で行われ、犠牲者への追悼とともに震災の教訓を伝える1日になります。



http://vigorous-note.seesaa.net/category/5807996-1.html
言葉の噛み応え
書籍や知人との会話やwebから得た、覚えておきたい情報を蓄積するブログです

 No.612 『「法」とは何か』  2010年01月17日  竹田青嗣 『人間の未来』

「法」とは何か。 「法」は、一つの制度の中でみると支配の手段のように見えるが、歴史のプロセスの中で見れば、その本質は、各人の「自由」が徐々に相互に承認されてゆく重要な一過程である。 そして、市民社会の「法」にいたってそれは、人格とその自由の相互承認という本質をいよいよ露わにする。

「法」が禁止を基礎としているとは、それが権威を持つ者の命令ではなく、ただ他の人間の自由 (人格) を侵害するなということ、言い換えれば、 「自由の相互承認」 の制度的確定こそ 「法」 の本質である。

 No.799 『祈り』  2010年09月01日  Alexis Carrel (1873 - 1944) French surgeon

祈りは人間が生み出しうる最も強力なエネルギーである。 それは地球の引力と同じ現実的な力である。 (中略)

人間は祈りながら、自分の有限なエネルギーを増大させるために、あらゆるエネルギーの無尽蔵な源泉に向かって呼びかけようとする。 祈るとき、われわれはこの力の一部が必要なだけ自分に配分されるようにと祈る。 このように訴えるだけで、我々の人間的な欠陥は満たされ、強められ、癒されて立ち上がる。

熱烈な祈りで神に話しかけると、いつでも精神や肉体はともに快方へと向かうのです。 わずか一瞬の祈りでも、必ず何らかのよい結果が祈った人々にもたらされるのです。 


祈りというのは、人が出来る唯一の自分への約束なのです  (好上)




『人を動かす』 デール・カーネギーの著書 (昭和12年10月30日・創元社刊)

内容 [編集]
  人を動かす三原則
      批判も非難もしない。苦情もいわない。
      率直で、誠実な評価を与える。
      強い欲求を起こさせる
  人に好かれる六原則
      誠実な関心を寄せる。
      笑顔で接する。
      名前は、当人にとって、最も快い、最も大切な響きを持つことばであることを忘れない。
      聞き手にまわる。
      相手の関心を見抜いて話題にする。
      重要感を与える―誠意をこめて。
  人を説得する十二原則
      議論に勝つ唯一の方法として議論を避ける。
      相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない。
      自分の誤りをただちにこころよく認める。
      おだやかに話す。
      相手が即座に'イエス'と答える問題を選ぶ。
      相手にしゃべらせる。
      相手に思いつかせる。
      人の身になる。
      相手の考えや希望に対して同情を持つ。
      人の美しい心情に呼びかける。
      演出を考える。
      対抗意識を刺激する。
  人を変える九原則
      まずほめる。
      遠まわしに注意を与える。
      まず自分の誤りを話した後、相手に注意を与える。
      命令をせず、意見を求める。
      顔を立てる。
      わずかなことでも、すべて、惜しみなく、心からほめる。
      期待をかける。
      激励して、能力に自信を持たせる。
      喜んで協力させる。
付録
      幸福な家庭を作る七原則



 01 18 (火) 人類猫化計画 ・ 知らないことは知らない


激動する社会の波におぼれずに、自分の頭で考え 行動しようじゃないの。
命令されるのなんか 大嫌い。 「群れない、媚びない」の猫の精神でがんばっていきまっしょ。


「群れない、媚びない」の猫の精神
( オォッ ほんとうだ !! )


    http://tekcat.blog21.fc2.com/blog-entry-1690.html
    人類猫化計画

小沢氏出演番組が、ぶっちぎりの高視聴率! 2011年01月17日 (月)

昨日16日朝のフジテレビ「新報道2001」に小沢氏が生出演。 私もたまたま視聴したが、なんと瞬間視聴率が36.73%と同じような報道バラエティーをやっているTBSの2倍以上とこの時間帯ではぶっちぎりの数字をたたき出した。

「政敵」小沢氏を迎え撃つ形の「新報道2001」では反小沢の偏向キャスターたちが、てぐすね引いて相も変らぬ政治とカネのささいな質問を執拗に繰り返したが小沢氏は現内閣や個人非難をいっさいしないでいつものように丁寧に受け答えていた。

特に「TPPはアメリカの世界戦略」と、日本の取るべき方向をそっとさとすように示唆した点が深く印象に残った。 こうして実際に生放送でご本人の考えや姿勢にふれればかつて私自身がそうだったようにメディアで作られたイメージで反感を持っていた人々も小沢氏の政治家としての優れた能力と人間的な大きさに改めて気づかされるに違いない。




知之為知之不知為不知是知也


    http://www5f.biglobe.ne.jp/~mind/knowledge/classic/rongo002_3.html
    『論語 為政篇』の書き下し文と解説:3

知之為知之不知為不知是知也

[白文]17.子曰、由、誨女知之乎、知之為知之、不知為不知、是知也。

[書き下し文]子曰く、由(ゆう)よ、汝に之を知ることを誨えんか(おしえんか)。これを知るをこれを知ると為し、これを知らざるを知らずとせよ、是れ(これ)知るなり。

[口語訳]先生(孔子)がこうおっしゃった。『子路(由)よ、お前に知ることについて教えよう。自分が知っていることを知っていることとして、自分の知らないことは知らないこととしなさい。これが知るということである。』

[解説]孔子は弟子の性格や興味、能力に合わせて指導を行った。勇猛果敢で直情径行の傾向があった子路(由)に対して孔子は、「その場の勢いに任せて、自分の知らない事柄についてまで知っている」と虚偽の放言をすることは好ましくないことを示唆した。「本当に知るということ」は、自分の知っていることについて相手に教えてあげ、自分の知らないことについては相手に教えを受けることなのである。



これは、ソクラテスの“無知の知”と、全く同じことを言われています。 あと、お釈迦さまも、全く同じことを言われています。 これは、間違いのない真理なのでしょうね。

    http://www.erina-jp.net/muchi.htm
    無知の知

ソクラテスがその問答法で用いたとっても有名な言葉。。。『無知の知』

何も知らないと知ることこそが、真の知を知り得るみなもとだとした言葉ですね。。。学問におけるスタンスの大前提にあるような言葉。。。わかっている。。。知っている。。。そんなつもりになっている事柄を疑ってかかる。。。歴史上こうであったといった解釈がなされている事柄や科学の分野においても新たなる発見は、時に、既存の価値観や定義を疑ったところから進歩をとげていったりする。。。この無知の知のスタンス、真なる事柄を追求していく上で欠かせないんですね。

でも、わかっているようで、受け入れにくいスタンスでもあったりする。。。既存の価値観、周知の事実。。これらが覆されるには、時の国家体制において、学問の自由、表現の自由、とりわけ、発表の自由が保証されてなくてなならない。。。特定の価値観や政治的背景により、真実の追究に障害が入ったり、ある特定の団体、特定の人物の権威、威厳といったものが覆されるような事実はねじ曲げられてしまって、事実、真実は闇の中へと埋もれてしまったり、世の中にはたくさんあったりする。。。そして、歪曲された事実をあたかも真実のように、私たちの目や耳に飛び込んでくるようになる。。。ある時は美化された形で。。。ある時は、汚された形で。。。ある時は、偽った形で。。。真実を見極める目を養うって難しい。。。でも、古代人の知恵、『無知の知』は、現代の情報過多社会に生きる一般人の私たちにも通用するスタンスではないかなあなんて思ったりします。

今、映し出されている情報、知識、それらを知っている、でもホントに知っていることになるのだろうか。。。実は本当のところは何も知り得てないのではないだろうかそれとは反対の事実があるのではないだろうか。。。といった目で、情報をニュートラルなスタンスでとらえてみる。

かたくなってしまっている自分の頭を柔らかくしておく。。。といったこともたまにしてみるのもいいかなあなんて気がしたりします。

それにより、新しい発見,新しい事実、覆い隠された事実などを推測する礎となったり、それらが、なんらかの時に公表されたとき、自己の中にスムーズに受け入れられたり、年令を経ても、情報処理能力が衰えずに、情報の訂正を容易に図りうるようになるのではないだろうかといった気がしたりします。

今週もみなさんが心穏やかなる時を過されるよう願って。。。

【1999年2月15日月曜日掲載】

 01 19 (水) 白寿の処女詩集「くじけないで」

やぁ〜 !  元気なお婆ちゃんだ !!


人生 いつだってこれから だれにも朝はかならずやってくる

一人暮らし二十年 私 しっかり生きてます


    「わすれる」

  歳をとるたびに
  いろいろなものを
  忘れてゆくような
  気がする

  人の名前
  幾つもの文字
  思い出の数々

  それを 寂しいと
  思わなくなったのは
  どうしてだろう

  忘れてゆくことの幸福
  忘れてゆくことへの
  あきらめ

  ひぐらしの声が
  聞こえる

    「ことば」

  何気なく
  言った ことばが
  人を どれほど
  傷つけていたか
  後になって
  気がつくことがある

  そんな時
  私はいそいで
  その人の
  心のなかを訪ね
  ごめんなさい
  と 言いながら
  消しゴムと
  エンピツで
  ことばを修正してゆく

    「くじけないで」

  ねぇ 不幸だなんて
  溜息をつかないで

  陽射しやそよ風は
  えこひいきしない

  夢は
  平等に見られるのよ

  私 辛いことが
  あったけれど
  生きていてよかった

  あなたもくじけずに

    「貯金」

  私ね 人から 
  やさしさを貰ったら 
  心に貯金しておくの

  さびしくなった時は 
  それを引き出して 
  元気になる

  あなたも 今から
  積んでおきなさい
  年金より 
  いいわよ

    「空」

  さびしくなったら
  私 空を見るの
  家族のような雲
  日本地図のような雲
  追いかけっこを
  している雲たちもいる
  みんな 何処へ
  流れていくのかしら

  夕暮れには茜雲
  夜には満天の星

  あなたにも
  空を見上げるゆとりが
  必要よ

    「朝はくる」

   ……………
   ……………
   ……………
   ……………
   ……………
   ……………
   ……………

  (私は不幸せ………)
  溜息をついている貴方
  朝はかならず
  やってくる

  朝陽も
  射してくる筈よ

    「幸来橋」

  奉公先でいじめられ
  幸来橋のたもとで   〔栃木県栃木市の巴波川にかかる橋〕
  泣いている私を
  ふーちゃんが
  がんばろうね って
  笑いかけてくれた

  巴波川のせせらぎ  〔ウズマガワ〕
  青い空 白い雲
  幸せが来るという橋
  やさしいふーちゃん
  がんばれる気がした
  八十年前の私                                                          幸来橋