12 29 (水) 日本の進む方向 ペンタゴンとマスメディア |
小沢元代表 政倫審出席を表明 12月28日 14時56分 from NHKニュース 民主党の小沢元代表は、28日午後、国会内で記者会見し、みずからの政治資金を巡る事件などについて弁明するため、来年の通常国会で衆議院政治倫理審査会に出席する意向を表明しました。 |
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12 30 (木) 醗酵黒ニンニクを作りましょう |
12 31 (金) 99歳の詩人 柴田トヨ |
01 01 (土) 朝日発→白熱教室 & 天声人語 |
答えは対話の中に、教えずに教える 白熱教室から 2011年1月1日5時0分 子どもや若者のあしたへ。希望の橋を懸けたい。まず、小さな白熱教室から。 6年1組の国語の授業。 【図-1】 黒板に、暗号のような式が書かれた。〈図1〉 話し合いの図だ。子どもが、すぐに意味を解説する。 「話し合いは考えを増やします。三つずつ考えを持った人同士が話し合うと、考えは六つ以上に増えていきます」 北九州市立貴船小学校。担任の菊池省三先生(51)は、子ども同士の意見のキャッチボールで、どの子にも自信をつけさせる「カリスマ教師」だ。毎週のように参観者が訪れ、講演依頼も絶えない。 十数年前、崩壊した学級を受け持った。「こう言ったらどう思われるか」。子どもたちは周りの反応を怖がり、思いを口にできない。 まずスピーチを採り入れ、考えを持つ大切さと、伝える手法を教えた。次は、ディベート。賛否の立場を決め、意見をぶつけあう訓練だ。 だが、「社会で生き抜くためには何か足りない」と思い始めた。言いっぱなしのスピーチでも、言い合いのディベートでもない。相手の意見に耳を傾け、自分のなかで消化し、新たな意見を投げかける。その繰り返しが、みんなを高め、よい人間関係につながることを伝えたい――。行き着いたのが、この授業だ。 この日は、原爆ドームの歴史をつづった説明文「平和のとりでを築く」を読む授業だった。全文で13段落ある。 「筆者が一番主張したい段落はどこでしょう」 黒板に1〜13の数字が書かれると、子どもたちが一斉に黒板にかけ寄った。自分の似顔絵カードを番号の下にはり、意見を表明するのだ。 次は、同じ段落の答えの子同士が教室の隅に集まり、理由を言い始める。 5分後、今度は違う段落の意見の子と話す。しばらくすると「意見を変えた!」という声があちこちで上がった。 最後は、机を教室の真ん中に向けての全体討議だ。 「核兵器を使わないでと言っているから12段落でしょ」 「では、11段落で、平和を求める気持ちを書いているのは、どう見るんですか?」 「11段落の平和も、12段落の核兵器も大切だけど、もっと大切なのは、13段落の、人の心の中に平和のとりでを築くことだと思う」 一人ひとりの声が重なり、ふくらみ、響き合い、みんなの学びとなって対話が自転していく。先生は腕組みをし、うなずいているだけだ。 教師の「教え込み」から、子ども同士の「対話」へ。その先に広がるのは、新しい価値をともに創りあげる社会という未来図だ。 「算数のカリスマ」坪田耕三先生(63)。3年前まで筑波大付属小学校で教えていた。筑波大教授になった今も毎月の勉強会には、全国から200人以上の教師が集まる。 . 【図-2】 【図-3】 【図-4】 11月、神奈川県鎌倉市の小学校で授業をした。封筒からカードを一瞬出す〈図2〉。 「●はいくつあった?」 全員が「五つ!」。 「なぜ、はっきり言える?」 「サイコロの形だから」「四角で真ん中に点がある」 ●が整列していないカードなどを見せた後、最後に数え切れない●の整列したカードを一瞬、見せた〈図3〉。 「25」「16」「30」 「理由はあるのかな?」 「ダイヤみたいな形で一辺が4個だから4×4で16」 「真ん中に●があったはず。5×5じゃない?」 意見が出尽くすのを待ち、カードと同じ図のプリントを配った。1人の子が前に出て、●を数える数式を書く。 「4×4=16 3×3=9 16+9=25」 だが、式の説明を本人はしない。別の子が、図を描き解説する〈図4〉。「違う考えがある」「同じ図でも違う式になる!」。数式と解説が、次々と教室にわきだす。 先生はどれが最もよいか言わずに授業を終えた。唯一の「正解」を求める時代は、終わったと思うからだ。 対話の授業の輪は、いま静かに広がっている。小さな白熱教室である。(宮坂麻子「教育・あしたへ」) |
現在位置 :asahi.com 天声人語 2011年1月1日(土) 天気図の曲線が美しく描かれるとき、この国にきびしい寒波が来る。明けて元旦、大雪の新年をお迎えの方も多いことだろう。鉛色の空の下、帰省の道中に難渋された人は、古里の味わいもひとしおだろうと拝察する▼雪屋根の下の団欒(だんらん)を思う。福島県で続く児童詩誌『青い窓』に小学5年の女の子の詩が載っていた。 あたたかいこたつ 家の家族は五人 「五角のこたつならいいなあ」 と、おねえさん 一番あとからはいる かあちゃんは 私と同じ所 私はやっぱり 四角でもいい ▼母さんと肩を寄せ、並んで座る幸せと安心がほのぼのと伝わる。ずいぶん前に書かれたそうだ。 詩誌を主宰していた故佐藤浩さんはこの詩に触発されて、自らもこんな一行の詩をつくった。 きゅうくつな幸せを忘れていました ▼その「窮屈」を脱ぎ捨ててきたひずみが、この社会を苛(さいな)んでいようか。家族ならぬ「孤族」という小紙連載が、いたたまれぬ人間砂漠を報じている。「孤」をのさばらせず、人肌の体温を世に取り戻す意思を、互いに持ち合いたいものだ▼人間通だった心理学者の故河合隼雄さんによれば、自立とは独りで生きることではない。まして孤立ではない。自立している人とは、適切な依存ができて、そのことをよく自覚している人なのだという▼「こたつ」の詩に例えるなら、5人用に五角形のこたつを設(しつら)えて、互いが見えぬよう仕切りまで立ててきた近年ではなかったか。 便利と快適は幸せと同義ではあるまい。「きゅうくつな幸せ」を、新春の空に思ってみる。 |
01 04 (火) ジツコ・スセディックの偉いところ |