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  02 14 維新の会の衆院選公約
  02 15 蟹と腎臓病
  
 02 14 (火) 維新の会の衆院選公約

朝日新聞デジタル
首相公選・参院廃止・改憲など柱 維新の会の衆院選公約
2012年2月13日15時

維新の会の「船中八策」の骨格
 統治機構改革
  * 地域の事情にあった大都市制度の創設
  * 地方分権の推進
  * 地方交付税廃止
 行財政改革
  * 基礎的財政収支の黒字化
  * 国会議員の定数・歳費削減
  * 人件費3割カット
 公務員制度改革
  * 職員基本条例案の法制化
 教育改革
  * 教育委員会の設置を選択制に
  * 学習塾バウチャー制度の導入
 社会保障制度
  * 年金を掛捨制と積立性の併用に
  * 高齢者と現役世代の格差是正
  * 政府が国民に現金を給付するベーシックインカム制度の設計
 経済・税制
  * 自由貿易圏の拡大
  * 法人税率と所得税率を引き下げ、資産課税と消費税を増税
 外交・防衛
  * 日米同盟を基軸に、豪州を含めた3国同を強化盟
  * 日本全体で沖縄の基地負担の軽減を図る
  * 領土を自力で守る防衛力のあり方を検討
 憲法
  * 首相公選制の導入
  * 参議院を廃止。代わりに首長が議員を兼務できる、国と地方の協議の場の議院を設ける
  * 以上を実現するため、憲法改正に必要な衆参の賛同を3分の2から2分の1に

 大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)は、衆院選向けの公約集「船中八策」の骨格をまとめた。橋下氏が主張する「決定できる民主主義」の考えに沿って、大都市制度改革のほか、首相公選制の導入や参院改革を含む改憲、年金などの社会保障制度改革など八つの柱で方針を掲げている。維新の地方議員や3月に設立する維新政治塾での議論も踏まえ、最終決定する。

 船中八策では「地域が自己決定、自己責任、自己負担で自立する」(維新幹部)ことを基本的な理念とする。国と地方の役割分担を明確にし、大阪の都構想のように各都市が統治機構のあり方を自ら決められる仕組みづくりを求める。

 各論は、統治機構の変革▽行財政改革▽公務員制度改革▽教育改革▽社会保障制度改革▽税制を含む経済政策▽外交・防衛▽憲法――の八つの柱で構成。

 改憲が必要なテーマでは、国民が直接首相を選ぶ公選制導入や、参議院の廃止とそれに代わる首長兼務の国会議員による「国と地方の協議の場」の設置を掲げる。改憲に必要な衆参両院の同意を3分の2から2分の1へ引き下げることも打ち出す。

 国の財政では、国債などの返済・発行を除く歳出と歳入を均衡させる「基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化」を打ち出すほか、国会議員の定数・歳費の削減も盛り込む。年
金制度については、掛け捨て制と積み立て制の併用を検討。経済政策では、環太平洋経済連携協定(TPP)への参加も含めた自由貿易圏の拡大、規制緩和や法人税引き下げを掲げる。

 不適格な公務員の分限処分を明確に打ち出す府市の職員基本条例案を国に適用することや、教育委員会の設置の選択制、低所得層への学習塾費用などの助成も打ち出す。外交・防衛では日米豪の3カ国同盟を提案。在日米軍基地の問題では「沖縄の負担軽減を日本全体で考える」との方針を示している。(池尻和生、坪倉由佳子)



船中八策 (注記・ウィキペディア)

船中八策(せんちゅうはっさく)は、幕末維新期、土佐藩脱藩志士の坂本龍馬が、慶応3年(1867年)に起草した新国家体制の基本方針、とされるものである。

伝えられる内容は以下のとおり。

一、天下ノ政権ヲ朝廷ニ奉還セシメ、政令宜シク朝廷ヨリ出ヅベキ事。
一、上下議政局ヲ設ケ、議員ヲ置キテ万機ヲ参賛セシメ、万機宜シク公議ニ決スベキ事。
一、有材ノ公卿諸侯及ビ天下ノ人材ヲ顧問ニ備ヘ官爵ヲ賜ヒ、宜シク従来有名無実ノ官ヲ除クベキ事。
一、外国ノ交際広ク公議ヲ採リ、新ニ至当ノ規約ヲ立ツベキ事。
一、古来ノ律令ヲ折衷シ、新ニ無窮ノ大典ヲ撰定スベキ事。
一、海軍宜シク拡張スベキ事。
一、御親兵ヲ置キ、帝都ヲ守衛セシムベキ事。
一、金銀物貨宜シク外国ト平均ノ法ヲ設クベキ事。
以上八策ハ方今天下ノ形勢ヲ察シ、之ヲ宇内万国ニ徴スルニ、之ヲ捨テ他ニ済時ノ急務アルナシ。苟モ此数策ヲ断行セバ、皇運ヲ挽回シ、国勢ヲ拡張シ、万国ト並行スルモ、亦敢テ難シトセズ。伏テ願クハ公明正大ノ道理ニ基キ、一大英断ヲ以テ天下ト更始一新セン。

(要約)公議政体論のもと、

    1.憲法制定
    2.上下両院の設置による議会政治
    3.不平等条約の改定
    4.海軍力の増強
    5.御親兵の設置
    6.金銀の交換レートの変更



名古屋の「政治塾」、愛知の「東海大志塾」も、大阪の「維新政治塾」と呼応して動いている。

朝日新聞デジタル
大阪市長には負けん 東海の2政治塾も大盛況です
2012年2月14日03時

 大村秀章愛知県知事が立ち上げる「東海大志塾」は13日、塾生の募集を開始し、初日で定員の100人にほぼ達した。一方、河村たかし名古屋市長による政治塾の事前説明会にも、すでに460人余りが応募。橋下徹大阪市長の「維新政治塾」人気に呼応して、東海地方の2政治塾も熱を帯びてきた。

 「次の国政選挙は、国から地方の完全独立を勝ち取れるかが一番の対立軸。3都構想や道州制に向けて、行動してくれる方々をしっかり応援したい」。13日の定例会見で、大村知事はこの日から募集を始めた東海大志塾の行く末に期待を込めて語った。

 塾関係者によると、13日は午前中だけで100人近くが応募。午後も動きは途切れず、定員の100人を超えるのは確実という。知事を支持する与党会派の「減税日本一愛知」の県議十数人や愛知県内の市議会議員のほか、税理士や農家、派遣社員などが応募してきた。今後も人数が増え続ける場合は、募集枠を増やすことも検討する。

 一方、河村市長は自らの「河村たかし政治塾」で、今月24日に名古屋市内で事前説明会を設定。9日から定員250人で募集をかけたところ、13日までの応募が462人に上り、説明会を2回に分けて開くことにした。河村氏も13日の会見で「橋下氏の維新塾が集めた3千人に負けないように、(塾生が)集まると良い」と顔をほころばせた。

 両塾はともに、次期衆院選に向けた候補者擁立を視野に入れている。ただ、大村氏は最近、「候補者擁立は必ずしも前提ではない」と勉強会目的を強調し、既成政党の所属議員にも門戸を広げはじめた。愛知県選出の民主党国会議員は「大村知事から『候補擁立機関ではないからぜひ参加してほしい』と誘われた」と明かす。すでに自民、公明両党の県議内でも、入塾に向けた動きが出ている。

 これに対して、河村氏は次期衆院選に向けた候補者養成の姿勢が鮮明だ。4月に塾を正式立ち上げする際は、選挙のノウハウを伝授する「特別クラス」を編成し、合格者には河村氏が率いる減税日本の公認や推薦を与える。塾のメーンテーマにも「河村氏の減税理念」を掲げている。

 大村、河村両氏はともに大阪の橋下市長との連携を掲げ、東海地方の2政治塾への期待を押し上げている面もあるようだ。河村氏に近い地方議員には、大村氏の塾との掛け持ちを決めた者もいる。連携の効果について、減税日本の関係者は「今は政治塾のブームであり、その原動力は橋下氏だ」と指摘している。




◆ 「陸山会事件」 田中龍作ジャーナルによる

こんな意見もある。 法治国家としてほっかぶりするわけにはいかない。

   http://tanakaryusaku.jp/2012/02/0003623
   田中龍作ジャーナル

「陸山会事件」17日に裁判打ち切りも 市民が暗黒司法告発デモ
   2012年2月5日

 土地取引をめぐり小沢一郎元民主党代表が強制起訴された陸山会事件の公訴棄却(裁判打ち切り)に注目が集まる。昨年末、小沢氏側の弁護団は、「第5検察審査会の議決は虚偽の捜査報告書に基づいたもので無効である」として公訴棄却の申立て書を東京地裁に提出した。

 1月12日には市民団体が東京地検特捜部を偽計業務妨害や虚偽有印公文書作成の罪などで刑事告発した。特捜部は小沢氏に有利となる供述を検察審査会に送付せず、不利に持ち込む供述を捏造して送付した、とするものだ。

 石川知裕秘書(当時・現衆議院議員)は「検事から『ヤクザの手下が親分を守るためにウソをつくのと同じようなことをしたら選挙民を裏切ることになる』と言われて『小沢先生に虚偽記載を報告し了承を得た』」と供述したとされているが、これは田代政弘検事による全くの捏造だったのである。石川被告が起訴後の聴取の際に持ち込んだICレコーダーの記録がそれを証明した。

 強制起訴のもうひとつの判断材料である「期ずれ」も会計の専門家が「問題ない」と公判で証言しているのである。

 こうしたこともあり、石川知裕被告の供述調書の採用を東京地裁が却下する公算が大きくなっているようだ。採用の可否を決める(言い渡す)のが2月17日であることから、気の早いメディアは「小沢氏17日に無罪判決」の見出しを躍らせている。

 陸山会事件は日本の司法が暗黒であることを示す。司法にとって目障りな人間に嫌疑をかけ、記者クラブにさも真っ黒であるかのようにリークする。目障りなだけだから、起訴できるほどの材料はない。そこで検察審査会の出番だ。検察審査会の審査員は、社会経験の乏しい30代前半の青年が選ばれるようソフトに仕掛けが施されている。

 強制起訴の果てに待つのは、推認で有罪判決を言い渡す裁判官だ。インチキソフトの発注も含めて差配するのが最高裁事務総局である。裁判を自らの都合のいいようにねじ曲げ、不正も厭わない。そんな組織が司法に君臨しているのだ。

 「このままでは日本が法治国家ではなくなってしまう」。危機感を募らせた市民が5日、観光名所の浅草でデモを繰り広げ、陸山会裁判の不当性を呼びかけた。

 都内在住の会社経営者(60代)は「司法の政治介入はやめた方がいい」と冷静だが確信を込めて語る。目黒区在住の主婦も日本を支配する構図を見抜いていた。「司法、官僚、マスコミが一体となって国のためにならないことを行っている。小沢さんの事件を機に国民は、それに目ざめつつある」。

 「国策捜査は重大な問題だ」「陸山会事件は検察とマスコミのでっちあげだ」「マスコミは官房機密費を返せ」……内外の観光客で賑わう浅草にシュプレヒコールが響いた。

 浅草寺の雷門前は中国人観光客の姿が目立った。彼らが陸山会裁判の真相を知ったら、自国の司法制度よりも非民主的だと思うことだろう。

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 02 15 (水) 蟹と腎臓病


思い出す  母の教え  蟹の生汁は腎臓の特効薬


あれは浪合中学奉職の昭和47年頃、村を挙げての小中学校秋の運動会でした。 運動会も終わりころ部落対抗の年齢層別のリレーがあり、半掘(ハンボレ)PTAの走者として老生が出場しました。 バトンを受け取って走り始めて速度をましたとき左の足元のアキレス腱が切れたのです。

手術は旧飯田市立病院でした。 入院して数日して叔父にあたる川路の関島文三郎さんが突然来てくけました。 聞いてみると、腎臓が悪くて何回か入院しているという。

三週間ほどで退院しました。 そんな頃実家の母に会い、文三郎さんのことを話したのです。 その時です。 お医者さまは使わないが、蟹をつぶしてガーゼで絞りそれを飲むと効くと教えられたのです。

今思うと老生が44才ころ、母は同じ辰年ですから68才頃でした。 松葉杖を使って自由に歩けるようになってから、薬缶へ一週間分ずつの蟹をとって叔父に届けのです。 四月になると蟹はウスバカゲロウを食べ始めるからよくないと聞いていたので、三月まで続けました。

それからあと叔父に会うと、‘命の恩人だ’と言いとても感謝されうれしい思いがしました。

そんなことがあって、「蟹の生汁は腎臓の特効薬」を思い出したのです。

小正月あたりから腰痛で困ってあれこれ考えていただけだったのに、実はゆうべ両足が浮腫(ムク)んできたのに気がつきました。 あしの浮腫みは腎臓が悪いからだという。 腎臓疾患といえばインスリン、長年罹っている糖尿病の大御所です。

両足浮腫 → 腎臓障害 !!   腎臓障害 → 蟹生汁 !!   蟹生汁 → 糖尿病 !!

今朝がた二時半にこのことが確信のある結論だと思ってパソコンに向かいました。

パソコンで調べる限り、蟹生汁の飲用については全くでていません。

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◆ 「サワガニ」については次の二つのサイトを参考のため取り上げてみました。

     http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%AF%E3%82%AC%E3%83%8B
     サワガニ - Wikipedia

     http://yakuyoukonchu.blog115.fc2.com/blog-entry-103.html
     虫類の薬用 【虫類本草】  第103号 サワガニの薬効



◆ 腎臓病にどう対処したらいいか

@ 腎臓病の食事療法

どの様な腎臓病であっても更なる腎臓機能の悪化を抑え、病状の進行やスピードを抑制させる為には、「食事療法」が必要不可欠となります。

腎臓病を患っている人達に必要となる「食事療法」は、主に「タンパク質」「塩分」「エネルギー」「カリウム・リン」の制限や調整と言われています。
もちろん、食事療法のみで腎臓病を改善させる事は困難ですが、腎臓を労わる事により、症状の悪化を防いで、現状維持を望む事が出来ます。 食事療法で気をつける点には、以下の様なものがあります。

適量にとることが大事で取りすぎても駄目です。腎臓病患者(特に腎不全・腎炎)の人達は、「低タンパク食」の摂取を心がけます。 ただし、ネフローゼ症候群により、尿にタンパク質が多く、「低タンパク血症」を引き起こしている場合には、むやみにタンパク質の摂取制限をしてはいけないケースもあります。
※ネフローゼ症候群:多量のタンパクが尿中に失われる結果、血液中の タンパクが減少し、低タンパク血症、浮腫(ふしゅ:むくみ)が出現する疾患です。

肉中心の食生活などにより、タンパク質を取りすぎると腎臓病の方は血液中に窒素化合物などの老廃物が残ってしまい、腎臓に過度の負担がかかってしまいます。
しかしながらたんぱく質は必要不可欠な栄養素です。
腎臓病とはいえ身体に欠くことのできない必須アミノ酸を多く含んだ良質なタンパク質を適度にとる食事を心がけましょう。
必須アミノ酸を多く含んだ良質なたんぱく質とは、アミノ酸価が高く、バランスの良い動物性タンパク質(肉や魚、牛乳、卵など)です。

高血圧、浮腫み、尿の量が少ない(乏尿)、尿が出ない(無尿)と言った症状が現れている場合は塩分を7g以下(1日あたり)とする必要があります。

腎臓病になり腎機能が低下すると、塩分や水が尿として排泄できなくなり、むくみの原因となります。
また、高血圧も塩分のとりすぎによって起こります。通常の食事ですと想像以上に塩分が含まれていることがありますので、腎臓病の方は日ごろから減塩を意識した食事に切り替える必要があるでしょう。

塩分を取り過ぎないようするための工夫

・香辛料、香味野菜、酸味を上手に利用しましょう。
香辛料(唐辛子・こしょう・わさびなど)や香味野菜(しょうが・にんにく・ねぎ・しその葉・パセリ・ハーブなど)、酸味(レモン、ライム、ゆずなど)を料理に利用することで、味に変化をつけることができ、おいしく食べることができます。

・醤油やソースなどは、『かけて食べる』よりも『つけて食べる』
 かけて食べるよりも、つけて食べることにより塩分を抑えることができます。

・干物、加工食品には気をつけましょう。  干物やハムやベーコンなどの肉の加工食品も塩分が多く含まれていますので、食べる量に注意しましょう。

腎臓病を患うと、身体の抵抗力や体力が低下します。更に腎臓へダメージを与える原因ともなり得るので、エネルギーは充分に取り入れる必要があります。

尚、腎臓病の中でも、ネフローゼ症候群の人達は、エネルギー不足に注意する必要があります。 慢性的なエネルギー不足になると、元々筋肉などに蓄えられているタンパク質がエネルギーとして利用されてしまいます。
その際に血液中の老廃物が増え、腎臓病とは別に腎臓に更に負担をかけてしまいます。 それを防ぐために糖質と脂質をバランスよく摂取する食事を心がけ、エネルギーを十分に補給する食事を心がけましょう。

■カリウム・リンといった成分の制限に努める。■

カリウムをとりすぎないようにしてください。

人工透析治療を始めた人達の場合は、「水分」「塩分」「リン」「カリウム」の摂取制限も必要となりますが、タンパク質に関しては、制限が必要なくなると言われており、場合によっては摂取が必要であるとされます。
(※1日1.2〜1.5g:体重1kgあたり)

しかし、基本的には腎臓病を患うと、リン(乳製品に多い)、カリウム(果物に多い)等の摂取を制限するよう医師から伝えられる場合がありますのおで、その場合は指示に従う様にしましょう。

腎臓病になり腎機能が低下してくると、心臓に負担をかけるカリウムが体外に排出されにくくなります。
野菜や果物の中にはカリウムの含有量が多いものが在りますので、それらを抑えた食事が必要となります。

カリウムの多い食品

イモ類

カリウムが多いため出来るだけ小さく切りお湯で茹でる事50〜75%減らす事ができます。 また、これらを原料としているお菓子や加工食品にも注意が必要です。

野菜類

『とうもろこし』『かぼちゃ』『ほうれん草』『たけのこ』など、比較的カリウムの多い食材は、ゆでること(3~5分)でカリウムが溶出します。 また、水にさらす(1時間くらい)ことでカリウムを減らすことができます。 かぼちゃやとうもろこしなどは、ゆでててもなかなかカリウムが溶出しにくいので注意が必要です。

果物類

『パイナップル』『バナナ』『りんご』『メロン』『みかん』果物はカリウムの多い食材ですが、パイナップル、みかん、リンゴなど比較的カリウムの少ない果物もあります。また、缶詰の果物を食べる際は、缶詰のシロップはカリウムが大量に溶出していますので、飲まないようにして下さい。

海藻類

『ひじき』『わかめ』などの海藻類は、カリウムが多く含まれていますので、大量に食べることを注意して下さい。

その他

『牛乳』『コーヒー』『チョコレート』にもカリウムは含まれています!大量に食べることを注意して下さい。

リンの多い食品

あゆ・すじこ・しらす・たらこ・干しエビ・牛むね・鶏むね・レバー・ベーコン・ハム・卵黄・うずら卵・粉乳・チーズ・アーモンド・落花生・きな粉・いんげん豆などがあります。

ハム・ソーセージ・かまぼこ・はんぺん・ソース・しょうゆ・みそ・インスタントラーメン・マヨネーズ・ドレッシングなどの加工食品には食品添加物としてリンを多く含むものが添加されているので控えましょう。

■食事の工夫■

 慢性的な腎不全である「慢性腎不全」は、腎臓機能が通常の人の50%以下にまで衰えた状態であり、透析治療はもちろんの事、食事療法も同時に実践して症状の悪化スピードを少しでも抑える努力をしなければなりません。
腎臓病の食事療法は決して楽なものではない為、極力負担とならないように工夫する必要があります。
「慢性腎不全」の食事制限では以下のような成分摂取に注意します。

1・タンパク質は1日3gです。慢性腎不全の食事制限では、タンパク質の制限が一番の難関となります。低タンパク食品もありますので、低たんぱく摂取を心がけて下さい。
制限はあっても、たんぱく質は体にとって大切な栄養です。 魚・肉・大豆・卵などの良質のたんぱく質を中心に摂りましょう。

★肉・魚・卵・豆腐などのたんぱく質に注意しましょう。

肉や魚、卵、豆腐にはたんぱく質が多く含まれており、食べ過ぎてしまう食品でもありますので注意が必要です。

★甘いものに含まれるたんぱく質に注意しましょう。

甘いものには意外にたんぱく質が多く含まれています。お菓子には小豆や牛乳、卵が使われているため、エネルギーをとろうとして食べ過ぎるとたんぱく質をとりすぎてしまうことになります。

良質のたんぱく質を多くとるためには主食からとるたんぱく質を減らすことです。しかし、主食の量を減らすと、エネルギーが不足してしまいます。 そこで低たんぱく食品(低たんぱくご飯や麺類、パンなど)を利用するとエネルギー摂取を減らさないで、たんぱく質だけを減らすことができます。

※低たんぱく食品:低たんぱく米越後、越後の食パン、でんぷん小麦粉、米パン粉

2・塩分は1日5gまでで、通常の人の半分程度の量です。
醤油、塩など製品によっては、通常の製品の半分程度の塩分量のものがありますので、減塩食品として上手に活用して下さい。
※減塩食品:低塩食品、低ナトリウム食品ともいう。ある食品の中のナトリウム含量が通常の同一の食品の50%以下であるもの。 リソルト減塩、減塩醤油、だしわりぽんず、プロチョイス マヨネーズタイプ、減塩みそ、減塩だしの素

3・エネルギーは1日2000kcalと、通常の人と大差はありません。
エネルギーを摂取しつつタンパク質を制限するのは難しく、油や砂糖に頼りがちになりますが、酢を上手に活用した食生活に取り入れることが、食事療法を継続させるコツです。

近ごろでは、「低たんぱく」「低塩分」「高エネルギー」と言った特殊食品も一般販売されています。
これらを上手に活用することも、慢性腎不全の食事療法を長続きさせるコツです。
また、腎臓病患者の方は、長期的な闘病生活を送られている方が多いです。
体力をつけるためにも十分な食事を行いましょう。



A 内臓トレーニング

     http://www.naizou.jp/jinzou_g/?gclid=CNvx6K6unq4CFUmMpAodY3rMeg
     内臓トレーニングで透析にさせない

「内臓トレーニング」とは

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医療法人「健身会」理事長の周東 寛です。

 私は、西洋医学に東洋医学を取り入れ、予防医学の重要性を提唱し、食事、栄養、運動指導を行うと同時に心身医学療法も取り入れトータルヘルスケアの確立に努めてきました。

 また、自然治癒力の研究と普及にも当たってきました。人間の体は60兆個という 膨大な細胞からできているといわれています。その細胞1つ1つが血液循環によって 新陳代謝を繰り返していますから、細胞に酸素と栄養が届かなくなると、人は病気に なってしまいます。

 特に、脳に酸素と栄養が届かなくなると、意欲がなくなり、集中力が衰え、老化が 進むなどの症状が出てきます。脳をはじめ全身の細胞に酸素と栄養を届ける必要 があります。その酸素と栄養を届けるのは血液です。健康を維持するために 血液の流れを活性化することはきわめて大切です。

 内臓トレーニングは、ふくらはぎの筋肉運動で血液とリンパの流れを良くし、 自律神経のバランスを整え、自然治癒力をつける方法として医学の理に かなった健康法といえます。

 私は、皆さんの健康維持のため、病気改善のために、内臓トレーニングをお勧め いたします。

T 内臓トレーニングが目指すもの

 内臓トレーニングでは、ふくらはぎ、足の裏、脊髄を刺激し、血液・リンパの流れを活性化し、内臓の機能を正常化し、自律神経のバランスを整えます。人間が生まれながらにして持っている自然治癒力を高め、病気にかかりにくい体を作ることを目指しており、いわゆる東洋医学を総合した健康法です。

U 自然治癒力を高める方法 ◎下半身の血液とリンパを流そう◎

1 健康を細胞のレベルで見つめよう
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 人体は約60兆個の細胞で出来ております。その60兆個の細胞に十分な酸素と栄養が行き届いていれば人間の体は健康を維持できます。十分な酸素と栄養が届かなくなった細胞は弱り、時には一部が壊れその機能を失ってしまいます。壊れたり機能を失ったりした部分がたまたま腎臓であれば腎臓病であり、肝臓であれば肝臓病という名称がつきます。

 免疫力や自然治癒力を高めるには、腎臓とか肝臓とか人体の一部を見つめるのではなく、生命体としての最も基礎をなす細胞から健康を考えています。

2 血液を流しリンパ機能を高める

 細胞に新鮮な血液と酸素を十分に送るには、血液のうち特に静脈とリンパを動かすことが大切です。腎臓で浄化され肺できれいになった血液は、動脈として心臓から体中に押し出されます。全血液の10分の3は頭部へ、残りの10分の7は心臓から下に送られます。血液は細胞に栄養と酸素を送り、細胞から排出された二酸化酸素と老廃物を回収します。下半身の老廃物の90%は血液が、10%はリンパ液が回収します。

ponpu.gif  新鮮な血液は心臓というポンプで勢いよく送り出されても、下半身に送られた血液は心臓に戻すためのポンプはありませんのでどうしても下半身に滞りがちです。

下半身に滞った血液を心臓に戻すには、運動をして、「第2の心臓」と呼ばれる、ふくらはぎを動かさなければなりません。

 医者が健康維持のために適度な運動、特に有酸素運動を勧めるゆえんです。

リンパ液も血液に次ぐ「第2の循環系」といわれ、老廃物を心臓に戻す役目がありますが、静脈と同様にふくらはぎの筋肉に刺激を与えない限り、上半身で静脈血に戻ることが出来ません。

3 もし血液とリンパ液が流れないと
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 ↓ 下半身の静脈が滞る
 ↓ 動脈の流れも滞る
 ↓ リンパの流れも衰える
 ↓ 炭酸ガス、余分な水分、老廃物が脚や腕などの細胞に溜まり始める
 ↓ 細胞に老廃物やコラーゲンが絡みつく
 ↓ 腎臓・肝臓など各種器官の機能が衰える
 ↓ 弱い器官に病気が発症する
 ↓ 体のバランスが崩れ、他の器官にも病気が発症する

4 血液とリンパ液の流れが活性化すると
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 1 デトックス効果(解毒効果)がある
 2 肩こりなどが解消され体が柔らかくなる
 3 体のむくみが解消される
 4 高血圧が下がり、低血圧が上がる
 5 睡眠不足が解消できる
 6 ストレスの解消ができる

5 内臓トレーニングでは

 ふくらはぎの筋肉を動かすことで歩いたり走ったりした時と同様に、静脈やリンパの流れを活性化する効果があります。仕事で忙しく運動する暇のない人や病気などで運動できない人も簡単に取り組むことができます。

V 自然治癒力を高める方法 ◎内臓を鍛えよう◎

1 内臓を鍛える方法は難しい

2.gif 自然治癒力、つまり、人体が、外界からの異物を排除できること、体内で発生した異常を自らの力で修復できるようにするためには内臓が健康であることが大切です。健康な内臓の条件は、内臓が体内の本来あるべき正しい位置にあること、体の動きに合わせてスムーズに移動できること、内臓を包んでいる膜と癒着していないこと、それぞれの臓器に十分な酸素と栄養が行き届いていることなどがあげられます。
 しかし、内臓は私たちの意思とは関係なく自律神経でコントロールされていること、柔らかく壊れやすいこと、心臓のように骨格の中に隠れたものがあること、複雑に絡み合っていることなどから内臓を自分で管理することができません。東洋医学のマッサージや指圧でも体の奥までの治療は困難です。衰えた臓器はちじみ、小さく固くなります。これは臓器に新鮮な血液が十分に送り込まれないからです。

2 内臓トレーニングでは

 東洋医学によると、足裏は「内臓の鏡」と呼ばれ内臓をコントロールする自律神経が集中しているといわれています。この内臓に直結した自律神経を刺激すると、内臓の働きを活発にすることができます。
このように、自然治癒力をつけるのに最も大切な内臓を、誰でも、自宅で気軽に、健康にしていける健康法なので内臓トレーニングと命名しました。

W 自然治癒力を高める方法 ◎自律神経のバランスを整えよう◎

1 自律神経とは

burance.gif  自律神経は、内臓や血管、体温などからだの環境を整える神経です。暑い、痛いといった知覚神経や手を挙げたり走ったりという運動神経と違い、私たちの意思とは関係なく生命体としての人体を健康に保つ機能を持った神経の一つです。
 自律神経は、興奮や緊張を司る交感神経とリラックスしたり睡眠を司る副交感神経の2つから構成されています。例えば、血圧を上げるのは交感神経で血圧を下げるのは副交感神経です。このように呼吸や血液循環をはじめ消化吸収を司る各臓器も排泄や内分泌も体のほとんどの器官は自律神経によってコントロールされています。

 自律神経のコントロールは、間脳の視床下部にあり、交感神経も副交感神経も脊髄を通って各臓器など全身に張り巡らされています。

2 自律神経のバランスが崩れると
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 人間は、人間関係や仕事の悩みをはじめ、暑さ寒さ、睡眠不足や騒音など、外界から体内に入ろうとする刺激をストレスと感じ、防御のために人体は変化を起こします。この変化を起こすのが自律神経です。強いストレスを長期間受けているとストレス解消のため、交感神経だけが活発に働いたり、その逆の減少が起きたりします。
 これが自律神経のバランスが崩れたときで、頭痛やめまい、息切れや肩こり、手足のむくみや冷え痺れ、生理不順など、いわゆる自律神経失調症といわれる様々な病気が発症します。現在の医療では、崩れた自律神経のバランスを回復するための方法として、薬物療法と心理療法が中心的に行われていますが、その治療方法は確立されているとはいえません。

3 自律神経のバランスを整える

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  1957年 東京大学医学部第一内科の田坂定孝教授を中心とするグループが、自律神経に関する研究を発表しており、病状によっては40?70%の確率で効果が出るといっております。(※田坂定孝教授著「低周波脊髄・頭部通電療法」中外醫學社刊)

4 忘れられてしまった効果

 当時、脳卒中で半身不随になった患者が回復し「奇跡の療法」としてマスコミで話題となり、東大病院を一周半も囲む患者の列ができたそうです。そして、1958年(昭和38)からは、脊髄通電療法として全国の大学病院や国立病院で大々的に実施されるようになり一世を風靡する治療法となりました。

 しかし、当時としては治療器具が非常に高価であったこと、希望する患者が多く需要に器具の数が間に合わなかったこと、診療報酬があまりにも安かったことなどの理由から、この療法は次第に行われなくなり、正しい使い方も、その効果も忘れられてしまったのです。

5 内臓トレーニングは田坂教授の治療法を活用します

内臓トレーニングは田坂教授の原点に戻り、その療法を自律神経のバランスを整える方法として活用しています。

X 内臓トレーニングという健康法の特徴

1 現代の医療を評して

  ・病気を見て人を見ない。
  ・薬に頼りすぎて新しい病気を作り出している。
  ・あまりにも細分化しすぎて臓器と臓器の相関関係を見ていない。
  ・対処療法になっており病気を治せない。
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 などという意見をよく耳にします。しかも、お医者さん自らが、「病気の管理は患者さん自身が行ってください。医師はアドバイザーです。」と、いうようになって来ました。

 こんな現代医療の現状からか、近年東洋医学への関心が高まってきています。東洋医学は、独特の世界観、人間観に基づいて病気を考えており、指圧を始め様々な健康法があります。それらに共通する基本的な考え方は、細胞の活性化を図ったり、自律神経のバランスを保ったりして、人間が本来持っている自然治癒力を高めて病気を治したり、健康を維持することを目的にしています。

 私たちがこれらの健康法を享受するには、専門家について何年も勉強しなければなりません。おのずと、治療院など専門家に施術をしてもらうことになります。手技中心の施術ですから、長時間の施術は困難となり、効果を確認するまでには何度も通うことになります。

2 内臓トレーニングでは

内臓トレーニングは、自分の健康は自分で守ることが目的です。そのために、協会がサポート、アドバイスをしていきますので、難しい専門知識がなくても大丈夫です。一緒に勉強していきましょう。
誰でも、どこでも、何時間でも老若男女問わず行うことができる健康法です。

Y 内臓トレーニングを更にレベルアップしたい人へ

 内臓トレーニングは、ふくらはぎと足裏、脊髄に通電することで十分の効果を出すことができます。また、大きな効果又は短期間で効果を出したい人には、当協会が開発した手技もあります。

 当協会では柔道整復師やマッサージ師などの先生方に、内臓トレーニングの認定技術講習を行っております。手技も含めて、より効果的な内臓トレーニングをご希望される方は、当協会認定の治療院で先生と相談しながら取り組むことをお勧めします。

Z 内臓トレーニングの効果

 全身に血液とリンパを流すこと、内臓の働きを正常に保たれていることは人間が生きていくうえの基本です。それをより活発にするなら、健康な人はより健康になり、病気の人も健康に戻ることになります。
 内臓トレーニングを実践した人たちの報告によれば、早ければ1週間、遅くても1ヶ月もすると体に良い変化が出てきます。病気を抱えた人がこのトレーニングを実践し、よい変化が現れた例を挙げると以下のとおりです。

・高血圧症、低血圧症、冷え性、など自律神経の失調から来る様々な症状
・静脈瘤や手足のむくみなど静脈やリンパの滞りから来る症状
・肩こり、腰痛、手足の痺れなど血流の滞りにより発症する症状
・透析前の腎臓病
・透析中の合併症予防(血圧の管理)
・筋萎縮症、パーキンソン病などの筋肉の硬直から来る症状
・筋萎縮症やパーキンソン病などの言語障害
・床ずれ
・リュウマチの痛み


 中でも、腎臓病では、決して下がることのないといわれているクレアチニン値が正常値に戻ったという常識では考えられない結果も出ております。

[ 内臓トレーニング実践上の注意

・実践を始めて1,2週は好転反応が出る。滞っていた静脈血やリンパが急に動き始めるため、血液中に溜まっていた老廃物が動き出し、血液検査や血圧の数値は悪い方向に振れることがある。ただし、一旦老廃物が排出されると、その後の数値は改善される。

・ふくらはぎが筋肉痛を起こす場合もある。特に日ごろから運動をしていない人は特にその傾向が強いので、ふくらはぎに通電する時間を調節する必要がある。なお、筋肉を刺激するので長期間使用しているとふくらはぎに筋肉がついてきて、長時間の使用が可能となる。

・使い始めは、運動したときと同様に体中に血液がめぐり、血流が早くなるので疲れや、だるさを訴えることもある。

・内臓の刺激は、ふくらはぎを刺激し血流が良くなってから行う。


     http://www.oct-net.ne.jp/~jinikai/page011.html>
     腎臓病における食事療法

腎不全の食事療法

T 腎臓の働きについて

U 腎不全の食事療法とは

   @たんぱく質制限について
   A塩分制限について
   Bエネルギー摂取にいて
   Cカリウムについて
   Dリンについて
   E水分について

T 腎臓の働きについて

腎臓は食事として摂取した、たんぱく質を体内で代謝・分解してできる老廃物や酸、身体に必要以上に摂取された余分な水分や食塩を尿へ排泄しているため、たんぱく質や食塩をとりすぎると、腎臓に過剰な排泄という負担をかけてしまいます。

腎臓の働きについての詳しい説明はこちら→「腎臓の働き」

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U 腎不全の食事療法とは

腎不全の食事療法では、たんぱく質や塩分のとりすぎは腎臓に負担をかけてしまいます。これらを制限する事で弱っている腎臓を保護していきます。

  ●食事療法の意義●
      ・腎機能低下や腎不全の進行を抑える
      ・体内の食塩、水分、カリウム、リンなどの量や濃度のバランスを保つ
      ・老廃物による尿毒素が体内に蓄積するのを抑える

   ●食事療法のポイント●
      ・たんぱく質を控える  
      ・塩分を控える
      ・エネルギーは適正量を十分にとる
      ・カリウムの過剰摂取に気をつける
      ・状態によっては水分を制限する

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@たんぱく質制限について

体の3大栄養素として糖質、たんぱく質、脂質が挙げられます。糖質や脂質は体の中で燃焼すると水と二酸化炭素になり、腎臓や肺から排泄されやすいのですが、たんぱく質は分解されると7〜8割は窒素を含んだ老廃物となり排泄する際、腎臓に負担がかかります。そのため、たんぱく質の制限が必要となります。
体を維持するための最小限のたんぱく質は体重1kg当たり0.6g/日が必要とされ、一日換算で約30g〜40gです。
制限はあっても、たんぱく質は体にとって大切な栄養ですから魚・肉・大豆・卵などの良質のたんぱく質を中心に摂りましょう。

まずは、一日のたんぱく質の量を出してみましょう。 通常、たんぱく質は標準体重1s当たり0.6gが必要とされているので

    〔例〕 標準体重50sの人の場合
         50×0.6=30g

    これが一日のたんぱく質の量となります。

●1回に食べる量あたりのたんぱく質の量●
穀物
一回に食べる目安量
たんぱく質(g)
ごはん
     180g(茶碗1杯)     4.5
食パン
      60g(6枚切1枚)     6.0
ゆでそば
     180g(1袋)     9.0
ゆでうどん
     240g(1袋)     6.0
豚肉
      60g(1切れ)    12.0
さけ
      60g(1切れ)    12.0
      50g(1個)     6.0
豆腐
      50g(1丁300g)     3.3
ゆで小豆
      40g     3.3
牛乳
     200ml(1本)     6.7
ほうれん草
     140g(1株20g)     3.0
キャベツ
     230g(中葉1枚50g)     3.0
◎肉・魚・卵・豆腐などのたんぱく質に注意しましょう。

肉や魚、卵、豆腐にはたんぱく質が多く含まれており、食べ過ぎてしまう食品でもあるので注意が必要です。

◎甘いものに含まれるたんぱく質に注意しましょう。

甘いものには意外にたんぱく質が多く含まれています。お菓子には小豆や牛乳、卵が使われているため、エネルギーをとろうとして食べ過ぎると、たんぱく質をとりすぎてしまう可能性があります。
例えば、ショートケーキひとつには卵1個分と同程度のたんぱく質が含まれます。

     ショートケーキ90g・たんぱく質5.9g   卵1個50g・たんぱく質6g

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A塩分制限について

塩分の過剰摂取は腎臓に負荷をかけ、むくみなどの症状や高血圧の恐れがあります。1日の塩分摂取量は5〜7g以下に控えましょう。

☆ハムやソーセージ、かまぼこなどの魚肉練り製品は、塩分量が多いため、使用量に注意が必要です。

●加工食品に含まれる塩分量●
食品名
目安量
グラム数
塩分量(g)
しらす干し
 大匙1  10  0.4
かまぼこ
 1.5cm厚2切/TD>  40  1.0
はんぺん
 中1枚  80  1.2
さつまあげ
 小判型1枚  30  0.6
焼きちくわ
 半分  40  0.8
ウィンナー
 1本  20  0.4
ロースハム
 1枚  20  0.5
ボンレスハム
 1枚  20  0.6
ベーコン
 1枚  20  0.4
マーガリン
 小匙2  10  0.1
マヨネーズ
 大匙1  15  0.3
フレンチドレッシング
 大匙1  10  0.3
☆例えば、ラーメン1杯では、約7.6gの塩分が含まれています。
スープまで全部飲んでしまうと1日分の塩分量を1食でオーバーしてしまうので、汁を残すなどして塩分を控えるとよいでしょう。

◎香辛料、香味野菜を上手に利用しましょう。
香辛料(唐辛子・こしょう・ローリエ・わさび)や香味野菜(しょうが・にんにく・ねぎ・しその葉・パセリなど)を料理に利用すると、薄味でもおいしく食べられます。

◎塩分を減らすポイント

・塩分の多い加工食品(かまぼこ・はんぺん・ちくわなど)はできるだけ避けましょう。
・醤油、ソースなどはかけるのではなく、つけて食べましょう。
・どの料理にも塩分をつけるのではなく、塩は1、2品に限って使いましょう。
・調味料は計量して使いましょう。

◎調理方法を変えて塩分を減らしましょう。
同じ材料を使用して調理方法を変えた場合の塩味の食べやすさを比較してみました。

        煮付け          南蛮漬け

     ひらめ・・・・・70g     ひらめ・・・・・70g
     水・・・・・・・20ml     小麦粉・・・・・7g
     砂糖・・・・・・1.5g     酢・・・・・・・6ml
     酒・・・・・・・3ml      砂糖・・・・・・3g
     しょうゆ・・・・4ml     たかのつめ
     食塩  0.6g       食塩 0g 

南蛮漬けのように酸味と香辛料で調味をすると無塩でもおいしく食べやすくなります。
このように酸味、香辛料の利用、味を食品の表面にのみつける方法などは塩分を減らすための調理に適したやり方です。

              ◎切り方を工夫しましょう。
同じ食品でも、切り方を変えるだけで、塩味の感じ方が異なります。
マッシュポテトよりも粉ふきいもの方が、同じ塩分量でも塩味を強く感じます。

●切り方による料理と食塩量の違い (ジャガイモの場合)●
切り方
料理名
食塩濃度(%)
つぶし(蒸してつぶす)
     マッシュポテト     0.7〜0.9
角切(1.5cm角)
     サラダ     0.5〜0.8
乱切(1個20g)
     粉ふきいも     0.5〜0.7
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Bエネルギー摂取について

エネルギーが不足すると、摂取したたんぱく質を有効に利用する事ができません。
通常は、標準体重1kg当たり30〜35kcalで計算します。

    〔例〕 標準体重60kgの人の場合

         60×35=2100kcal (一日のエネルギー量)

◎バランスのよい食事をしましょう。
偏食をせず、1日30種類以上の食品を食べましょう。

◎1日3回、規則正しく食べましょう。
3度の食事の内容が均一になるように、食べすぎなどに注意しましょう。

◎たんぱく質を制限すると食事量が減少しやすく、十分なエネルギーが摂れなくなる事があります。

@油類で上手にエネルギーアップしましょう。
油は少量で高カロリーです。天ぷらやフライなど、毎日1回揚げ物をすると、楽にエネルギーがとれます。
サラダならマヨネーズ、パンにはマーガリンやバターを。コーヒーには生クリームがおすすめです。
チャーハンやかた焼きそばなど、主食に油を使うのも効果的です。

●100kcalを摂るための目安●
油脂名
100kl当たりの量
植物油
     10g(小匙2と 1/2)
フレンチドレッシング
     25g(大匙1と 小匙2)
生クリーム(高脂肪)
     25g(大匙1と 小匙2)
バター
     15g(大匙1と 小匙3/4)
マヨネーズ
ラード
     10g(小匙2と 1/2)
A甘いものでエネルギーの補充をしましょう。
市販の菓子でたんぱく質が少ないのは、あめ・アップルパイ・シャーベットなどです。砂糖を紅茶、コーヒーなどに入れても、カロリーがとれます。
砂糖の代わりに粉飴などの特殊食品を使うのもよいでしょう。

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Cカリウムについて

腎不全が進んでカリウムの排除が行われなくなると高カリウム血症となり、症状として、だるさや体のしびれ、死に至るような不整脈を生じる事があり、食事に対する注意が必要です。
カリウムは生野菜、いも、生の果物に含まれているため、多量に摂取するのは控える方がよいでしょう。

  ●カリウムを軽減する調理法●

    ・細かく刻んだ後、水にさらす
    ・多めの水でゆでこぼす
    ・あらかじめ水煮をしてから調理する。
    ・煮物の汁はすてる

調理法を変える事で、カリウムを1/3から2/3に減らす事ができます。しかし、ゆでてもカリウムの多く残る食品(いも類、豆類、ほうれん草)は摂取量に注意しましょう。

また、缶詰は果物よりカリウムが少ないのですが、シロップの中にカリウムが溶けているので、飲まないようにしましょう。

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Dリンについて

 リンの値が高い場合には制限が必要です。

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E水分について

水分制限は浮腫、腹水などがみられた場合は制限が必要です。医師の判断で対応します。