折々の記へ
折々の記 2015 ⑥
【心に浮かぶよしなしごと】

【 01 】07/09~     【 02 】07/10~     【 03 】07/13~
【 04 】07/18~     【 05 】07/19~     【 06 】07/23~
【 07 】08/13~     【 08 】08/17~     【 09 】08/18~

【 02 】07/10

  07 10 金融世界を牛耳るもの(その二)   金融システム
       世界を牛耳るロスチャイルド 前掲
       世界を牛耳る!?大富豪が住む国ベスト15 前掲
       日本のお金持ちランキング 前掲
       ロスチャイルド家 ~世界を牛耳るマネーの帝王・お金のホント~
       シスVSエイリアン 世界経済を牛耳るユダヤ人(ユダヤ系企業一覧)

 07 10 (金) 金融世界を牛耳るもの(その二)   金融システム

多極主義という言葉が近年使われ始めている。 アメリカが経済覇権を握って世界をリードしていく、そうした一極集中のシステムは世界からも犬猿される。

  国家単位の経済覇権はまだまだ後を引いていくが、そうではなく、金融世界を牛耳るような隠れた財閥集団が世界の金融システムを隠然とした勢力でマスコミにも見えないような組織をもって動いている。 そんな動きが見え隠れしている。

この動きを探り出して歴史の方向を見据えることは、これからの時代には必要になってくる。

こうした指針をすえて、時折データを集めていきたいと考えている。

     世界を牛耳るロスチャイルド 前掲
     世界を牛耳る!?大富豪が住む国ベスト15 前掲
     日本のお金持ちランキング 前掲
     ロスチャイルド家 ~世界を牛耳るマネーの帝王・お金のホント~
     シスVSエイリアン 世界経済を牛耳るユダヤ人(ユダヤ系企業一覧)



project by BEARS
~世界を牛耳るマネーの帝王・お金のホント~
     ロスチャイルド家
     http://the-bears.jugem.jp/?eid=33

Google 検索の三番目の資料が新潟県出雲崎のBEARSさんのブログでした。 文章から誠実さを受けとっています。 では取りあげましょう。



- 初めに -

「ロスチャイルド一族がお金と世界を支配している」と言うと、知らない皆さんはきっと「都市伝説的な事でしょ?」等と思うのではないでしょうか?。
それはきっと『お金のホントの事を知らない』からではないでしょうか?皆さんは、お金の仕組みを理解していますか?
そこで今回は、皆さんが知っているようで実は知らなかった『お金』について書き下ろさせていただきます。

少々長くなるとは思いますがお付き合いください。

- お金の成り立ち~紙幣の起源 -

元来、おカネ(お金)とは、書いて字のごとく、もともとは金・銀・銅などの金属だった。また、おカネの全体量は、その国で金・銀・銅などの金属がどれだけ発見されるかにかかっており、そして、そのおカネの価値(通貨価値・交換価値)は、おカネ(鋳貨・硬貨・コイン)の重さや純度で決められており、このおカネを造る権利(貨幣発行権)は、権威と信用を持つ国王・政府などだけが持っていた。
ちなみに貨幣発行権とは、「誰(どこ)にどれだけのおカネを分配するかを決める権利」であり、この権利を持つということは、膨大なチカラと権力を持つということになる。
そして、現代と同じように人々は取引の際に、その対価に相当するおカネ(鋳貨・硬貨・コイン)を使い、取引や売買を行った。尚、この形態での最も価値の高いおカネ(鋳貨・硬貨・コイン)は金貨であった。

一方紙幣だが、金細工師や両替商に預けていたおカネ(鋳貨・硬貨・コイン)の預り証が起源とされている。
当時の多くの金持ちは、手元に持っているおカネ(鋳貨・硬貨・コイン=主に金貨)を強盗などから守るために、立派な金庫を持つ金細工師や両替商に預け、そして、この金庫を持つ金細工師・両替商たちは、預け主に対しおカネと引き換えに預り証を渡し、また、保管のための手数料をもらっていた。預り証とは、現代で言う銀行などの預金通帳みたいなものだと思っていただくと分かり易いだろう。
預け主が何かの売買や取引を行う際には、この預り証を金細工師・両替商に渡し、そこでおカネ引き出し売買や取引を行っていた。
また、売買や取引を行った先の取引相手も同じように、金細工師・両替商におカネを預け、預り証を金細工師・両替商より受け取けることとなる。
だが、こんなやりとりをするより、取引時に相手に直接預り証を渡せば手間も省け、重い金貨などのおカネを持ち歩くより便利で安全だということに気づきます。
このやりとりで使われていた預り証こそが「紙幣の起源」となるのです。また、約束手型や小切手なども当てはまります。
こうして、現代の銀行取引や売買の流れなどのお金の流れにつながる「おカネの基礎」が出来上がってきたのです。

--------------------

- ロスチャイルド家とは? -

現在、世界の金融や石油事業、また政治や情報機関や軍事・原子力、メディア・マスコミ、はたまた生き物が全てが必要とする食品等を支配するといわれるロスチャイルド一族。
次々と有力な実業家、政治家、貴族、他の銀行家や財閥たちと閨閥(妻の親類を中心に結ばれている勢力)をつくりながら、世界の産業界に君臨していく。それが「ロスチャイルド家(Rothschild)」である。
尚、現在表立って知られているロスチャイルド家の金融事業としては、主にM&A(企業の合併や買収の事)のアドバイスを中心とした投資銀行業務と、富裕層の資産運用を行うプライベート・バンキングということである。

ロスチャイルド家は元来、ユダヤ系ドイツ人の一族であり、18世紀からヨーロッパの各地での銀行業をはじめとし、鉄道事業等を行い勢力を広げていった。ドイツ・フランクフルトのユダヤ人の居住地区だったゲットーと呼ばれる場所からこの一族の歴史は始る。
当時、ドイツ政府より市民権すら与えられていなかった一族は、古銭商・両替商をしながら細々と生活していた。
しかし、一族の初代である『マイヤー・アムシェル・ロスチャイルド』が、趣味であった古銭集めが幸を総じて、共通の趣味を持っていたドイツの名門貴族であるヘッセン家のヴィルヘルム9世と知り合いとなり、やがて両者は一緒にビジネスを始めるようになる。
ちなみに、この「ヴィルヘルム」という人物は、カッセル方伯「フリードリヒ2世」とその妻であったイギリス王兼ハノーファー選帝侯ジョージ2世の「王女メアリー」の息子として、由緒正しい家柄に生まれた人物である。
1785年10月31日に父のフリードリヒ2世が死去したためヘッセン=カッセル方伯ヴィルヘルム9世となり、当時ヨーロッパ最大級といわれた資産を相続することとなる。
ヴィルヘルム9世はロスチャイルド家の祖であるマイアーと1775年に知己を得(自分の人柄や埋もれた才能などを知っている人・理解してくれている人‐親友)、1801年から彼に財産の運用を任せるようにる。
マイアーはこれを奇貨(利用すれば思わぬ利益を得られそうな事柄・機会)とし、現代まで続くロスチャイルド財閥の基礎を築くこととなる。

18世紀後半~19世紀初頭、ヨーロッパは戦乱の時代であった。この時マイヤーは高利貸という金融業を営んでおり、大陸を死の商人として駆け回り、莫大な自己資金を得ることに成功する。
その後、ヨーロッパ諸国に支店網を築いて行く。そして彼の5人の息子がフランクフルト・ロンドン・パリ・ウィーン・ナポリの各支店を担当する事となる。
5人の兄弟は相互に助け合い、ヨーロッパ全体をカバーする通信網や馬車輸送等のネットワーク網を、パリのジェームズとウィーンのサロモンが協力して作り上げ、そして、そこから得られる誰よりも早い情報をロンドンのネイサンが利用し、金や通貨の投機をして大儲けするという兄弟身内ならではの連携プレーを行っていく。
この時代はナポレオンの全盛期の頃にあたり、全ての国の国王や実力者が、いつなんどき引っくり返るかもしれない、先も読めない不安定な情勢の時代において、この5人兄弟の5カ国連合商会はリスクヘッジ(リスクマネジメント)としての役割も果たしていた。

その中でも、ロンドンのネイサンとパリのジェームスが成功を収める事となる。
ジェームスは通信網や馬車輸送等のネットワーク網のプロフェッショナルであり、これを生かし規模を拡大する為に、当時の成長産業だった鉄道に着目。パリ~ブリュッセル間の北東鉄道を基盤に事業を拡大し、通信や物流等で一大基盤を築き上げる事となった。
ネイサンはナポレオンが欧州を席巻する中で、各国に戦争資金を融通する等の金融取引で活躍し、各国にとってなければならない存在となっていく。また、ワーテルローの戦いでナポレオン敗退をいち早く知った彼は、イギリス国債の空売りによる暴落を誘導する。それを一転買占めた後の取引で巨額の利益を得て、英国金融界での地位を確固たるものにする。

彼が暴落を誘導した手段とは、ワーテルローの戦いにおいてイギリスがフランスに負ければ大陸のパワーバランスが崩れ、イギリスの大陸における利権が一気に失われかねないということを逆手に取ったものだった。
この戦いは、皇帝ナポレオン率いるフランス軍と、イギリス=オランダ=プロイセン連合軍が戦っていたわけだが、この時、イギリスは国債を発行することによって対ナポレオン戦争の軍資金を調達していた。
当然ながらイギリスが負けることになれば、イギリス国債は大暴落する。イギリスに投資していた投資家たち全員が戦争の行方を固唾を呑んで見守っていた中、イギリス勝利で戦争終結となる・・・が、戦争終結から翌日にかけ、イギリスの国債は何故か大暴落。その理由となったのは、何を隠そうこの『ネイサン・ロスチャイルド』だった。
イギリス勝利のその日の朝、ロンドン取引所の持ち場にいた彼は憮然とした表情で、イギリス国債を急に売り始めた。ネイサンは、イギリスに対して莫大な投資を行っており、また、情報を素早く手に入れるための独自の情報ネットワーク網を有していることで知られていた。 彼のこの情報網と行動により、投資家をはじめとしたロンドンの市場関係者たち全員が、「彼が債権を売っているということは・・・。イギリスが負けたのだ・・・。」と当然思い、損害を最小限に抑えたい投資家達は次々とイギリス国債を売り始める。当然のように国債は大暴落、紙屑同然の価値となってしまった。
だが実際は皇帝ナポレオン率いるフランス軍の勝利ではなく、イギリス・オランダ軍=プロイセン連合軍の勝利に終わっていた。
翌日にかけイギリス勝利の情報が本国に届く。当然ながら大暴落していたイギリス国債はみるみる跳ね上る暴騰なり、大暴落した次の日には、イギリス勝利の情報とともにイギリス国債は息を吹き返す。
青ざめた投資家達が慌てて国債を買い戻すも時既に遅し。既にネイサンが国債を大量に買い漁っていたのだ。
誰よりも早く、そしてイギリス勝利の確かな情報を密かに手に入れていた彼はイギリス国債を売りまくる。そしてイギリス敗北を偽装するかたわら・・・、なんと、『秘密の代理店を使い、紙屑同然の値段となった国債を買いまくっていた』のである。それも同時進行で。

この事により、多くの投資家と、金持ちや財閥など、いわゆり名門と言われている家系の人たちのほぼ全てが破産してしまうこととなった。
一方これを仕掛けたネイサン・ロスチャイルドは約100万ポンドの利益を得たと言われている。この金額は当時の価値としては天文学的な数字であり、このたった1日の出来事で、彼の財産は2500倍にも膨れ上がったと言われている。

これにより国をも動かせる莫大な富と権力を手に入れたロスチャイルド一族は、更に自分たちに有利なビジネスの仕組み・構図を作り、そして、昨今の国際金融ビジネスの原型とも言える基礎を作り上げていったのである。

--------------------

- 銀行の正体? -

銀行の起源は、先にも金細工師・両替商の話を紹介したが、そのような経緯の中、沢山の経験や知識を身につけた彼等などにより誕生した。

当時の人々が紙幣(預り証)で取引きし始めるようになると、金細工師・両替商の金庫の中にある金貨は眠ったままになる。
そこで金細工師・両替商たちは、「預け主全員が一斉におカネ(鋳貨・硬貨・コイン)を引き出しに来ることはまずないし、そんな事が無いのなら金庫から動かないおカネ(鋳貨・硬貨・コイン)を担保に紙幣(預り証)を発行してもいいのではないのか?」と、考えたのです。そして、おカネに困ってる人に貸付け、貸出す手数料として利子を受取るというビジネスを始めるようになったのです。
このようにして、近代の銀行業の基礎となるビジネスが始まり、おカネは銀行から融資を受けた時に創られる(=信用創造)という構図が出来上がってきたのです。

だが、よく考えてもらうと分かるのだが、預っているおカネ(鋳貨・硬貨・コイン)というのは金細工師・両替商たちの物ではなく預け主の物であり、それを勝手に元手・担保として貸しているわけなので、詐欺や横領と言った行為となるのですが、当時はこの仕組みがわからない人が多く、また金細工師・両替商たちが秘密裏に行っていたため、批難される事も無かったのです。

とは言え、先にも説明したが、~預け主全員が一斉におカネ(鋳貨・硬貨・コイン)を引き出しに来ることはまずない~と書いたが、中には何かの事情で預けていた大量のおカネ(鋳貨・硬貨・コイン)を引き出しに来る預け主もごく稀にいて、とても困る状況になる事もたまにあったのです。
事実上、預かっているおカネ(鋳貨・硬貨・コイン)以上に紙幣(預り証)を発行している業者がほとんどであって、このような状況になってしまうと、もちろん預け主の要求に応じる事ができません。
だが、このような状況を回避するために金細工師・両替商たちは提携を結ぶようになりました。それは、大量の引出しに応じる為に、おカネ(鋳貨・硬貨・コイン)が足りない時にはお互いに融通し合うという手を取ったのです。
顧客情報なども勿論なのですが、こう言った経緯もあり、このような大掛かりな詐欺行為がバレないためにも、いわゆる銀行業務の秘密性が更に高まっていき、現在に至るようになったのです。

近代でも銀行が潰れると言ったような事がありますが、それは銀行が預かっているおカネで株などの投資を行い大きな損害を出してしまう時なのです。
情報公開が進んでいる現代において、こう言った情報は大口の投資家を筆頭にアッという間に世間に広がり、預け主たちは自分が預けているおカネが無くなる(引き出せなくなる)ことを懸念して一気に引き出してしまうからなのです。
このようなミスをする銀行の信用はガタ落ちですし、同業者も貸しても回収できないとなれば助けてくれません。
こうなることにより銀行業務は維持・遂行できなくなり、事実上の破綻となるのです。
この時に、国などが公的資金を投入し債務整理などに割り当てられることもあるのですが、その公的資金とは市民の血税なのです。血税を投入するにあたって、その銀行の全ての情報は開示されるはずなのですが、裏では秘密裏に密約やおカネが動いていくことも多く、潰れる銀行の頭取などは「すみませんでした」と頭を下げてメディアに会見を開く程度で、自腹を払ってまで賠償することなどはほとんどなく、逆に債務整理の為の公的資金の一部が流れてるであろう影響力のある投資家や政治家・官僚などの力により再就職の斡旋までしてもらう事も少なくありません。

ここに書いた事の全てが本当とは言い切れませんが、情報公開が進んでいる現代において銀行業務の秘密性は、現代の方が高いのかもしれませんね。

--------------------

- ロスチャイルドと日本 -

彼等は日本にも影響を与えてきました。その中でも有名な話として『日露戦争』への関与を紹介します。

皆さんは『ジェイコブ・シフ』という人物をご存じだろうか?ドイツ生まれのユダヤ人であり、1865年に渡米しアメリカ国籍を獲得。ロスチャイルド家と血縁関係を持ち、一族の初代であるマイヤー・ロスチャイルドが現役で活躍する時代には、緑の盾と呼ばれる建物にロスチャイルド家とともに住み、そして、明治天皇より勲一等旭日大綬章を贈られた人物である。

1904(明治37)年2月8日から始まったこの日露戦争だが、この戦争を簡単に説明すると、日本とロシアとの間で起きた朝鮮半島をめぐる、鍾城・鏡源の鉱山採掘権や朝鮮北部の森林伐採権、関税権などの利権の対立と言う事である。
もしこの戦争で日本が負けるという事になると、朝鮮半島がロシアの手に渡る事は勿論、他のアジア諸国同様に、日本も列強国の植民地になる可能性があった。要は、絶対に負ける事が許されない戦いなのでした。
とは言え相手は大国ロシアであり、当時のロシアは世界でも強大な力を持つ国であった。そこで日本は、被害や損害を最小限にとどめ、列強国との対等な立場を確保する為に、「勝利」ではなく「引分け」を目的としていたのである。

当時まだ新興国であった日本にとって、ロシアのような超大国と渡り合えるだけの資金力はなかった。だが、当時の日銀副総裁だった『高橋是清』がこの状態を打開するために、アメリカやヨーロッパを奔走するのである。
この戦争で日本が勝利する等と考えていた人はほとんどいない状況の中、高橋是清はアメリカへ出向する。だが、当然の如くアメリカでの資金調達は難航。結果、資金調達は失敗に終わってしまう。
それでも諦めず、次はヨーロッパに出向し、当時は既に大財閥となっていた『ロスチャイルド家』に援助要請を嘆願したのである。
ロスチャイルド家にしてみれば、ユダヤ人迫害傾向にあるロシア人を好ましく思っておらず、また、ロシアの南下(アジア等の侵略)政策も良く思っていなかった。そして、ワーテルローの戦いなどをはじめ、死の商人と呼ばれ、戦争で儲ける事を心得ていロスチャイルド家。日本の勝ち負けはともかく、彼らの血が何かを確信したのであろうか、日本に資金援助をするのである。
日露戦争を戦うことになった日本は、多額の戦費をまかなうため日英同盟と言う信用を根拠に外貨建て国債をロンドンで発行していたのだが、、ロスチャイルド家はロシア・カスピ海にあるバクー油田の利権などを抱えており、さすがに表立っての融資はできなかった。だが、それでも秘密裏に高橋是清の目標額だった1000万ポンドの半分の500万ポンドもの融資をし(注意・公式にはロスチャイルド家は融資していないとしている)、更にニューヨークの一人のユダヤ人銀行家を紹介したのだ。その銀行家がニューヨークでクーン・ローブ商会と言う銀行業を営んでいた『ジェイコブ・シフ』であり、この日露戦争において一番儲けた人物と言われているのだ。
彼は、ロスチャイルド家が高橋に融資して足りなかった希望額の残り半分の500万ポンドを融資し、更に、他のユダヤ人たちにも日本の国債を買うことを勧めたのである。そして最終的に日本は、当初の希望額だった1000万ポンドをはるかに上回る「8200万ポンド」を日露戦争中に調達することに成功し、戦争資金を十分に確保できた日本はロシアを打ち破ることとなるのである。

こうして無事に戦争に勝ち、ロシアから領土や満州の鉄道利権などを手にした日本ではあったが、ロシアより戦争賠償金が獲得できず、結果、現金が手元になかった日本は国債の返却ができず、ジェイコブ・シフに金利を払い続けることとなるのだ。そしてシフを通して秘密裏に日本国債を買い漁っていたロスチャイルド家も、莫大な利益を上げたのである。

後に、このジェイコブ・シフ率いるクーン・レーブ商会は、当時アメリカで屈指の財閥だったジョン・モルガン率いる『モルガン財閥』と並立する存在となったのだが、この時の彼の財産を推測してみると、モルガン財閥が1912年の時点で222.45億ドルの資金を持っていた言われているのだが、これは当時のアメリカ・ミシシッピ川以西の22州の財政規模に匹敵すると、後に合衆国最高裁判所の裁判官となったルイス・ブランダイスが語っており、このことからもシフ率いるクーン・レーブ商会もそれに近い資産を持っていたと推測ができる。
また、ジェイコブ・シフは石油王と呼ばれた『ジョン・ロックフェラー』とも親交が有り、クーン・レーブ商会は彼のメインバンクであり、財政アドバイスをしたり、共に事業を行ったりする仲であったのである。

--------------------

- ロスチャイルドと黒船・ペリー -

1853年7月8日、アメリカ合衆国の『マシュー・ペリー』率いるアメリカ海軍東インド艦隊が浦賀沖に来航した出来事は学校の歴史で習った事だと思う。
この『マシュー・ペリー』も、実はロスチャイルド家と繋がりのある人物なのである。

1836年、ネイサン・ロスチャイルドが58歳で他界することとなるのだが、その翌年の1837年、故ネイサン率いるフランクフルト・ロスチャイルド商会の代表として米国に『オーガスト・ベルモント』を派遣するのである。そして、この『オーガスト・ベルモント』という人物がペリーの娘と結婚する事となるのである。

ペリーの弟(ナサニエル・ペリー)の孫娘は2代目ジューニアス・スペンサー・モルガンと結婚。この事により、ペリー家は全米一の金融王と言われた『ジューニアス・スペンサー・モルガン』のモルガン家とも結びつき『ボストン財閥』を形成する事となるのである。
ちなみに、前章の-ロスチャイルドと日本-の章で出てきた『ジョン・モルガン』は、ジューニアス・スペンサー・モルガンの息子のであり、『モルガン財閥』の創設者でもある。また、ペリーの弟(ナサニエル・ペリー)の孫娘と結婚した『2代目ジューニアス・スペンサー・モルガン』は、ジューニアス・スペンサー・モルガンの甥である。
そして、太平洋戦争勃発まで駐日米国大使を務めた『ジョセフ・グルー』も、ペリー一族であり、彼らが形成したボストン財閥ペリー家子孫の『ウィリアム・ペリー』は、1994年からの米政府・クリントン政権の国防長官も務めているのである。

ペリーの娘と結婚した『オーガスト・ベルモント』であるが、彼は1856年にはアメリカ民主党の党首にまで上りつめ、その後約20年間という長い期間この地位にとどまり、政治と経済界に大きな影響を与える人物となったのである。

--------------------

- ロスチャイルドの今 -

歴史上で差別・迫害を受け、茨の道を歩んできたのがユダヤ民族でる。特に第一次世界大戦後、ドイツ軍によるユダヤ人の大量虐殺などは皆さんも御承知であろう。
彼等にとって悪夢のような時期であったのだが、それはロスチャイルド家にとっても例外ではなく、事実、第2次大戦後のロスチャイルド家の5人兄弟の家系のうち、第2次大戦後に残っていた本家家系はイギリスとフランスの2家系だけだった。
この事により、第二次大戦後、彼等一族は衰退・没落したのだと広く一般的に言われているのだが、実際のところはどうなのであろう?

さて、唐突だが各方面の世界的に有名な企業を一部ピックアップしてみます。

【通信・マスコミ】
タイムズ(新聞)
ザ・サン(新聞)
ロイター通信(通信社)、AP通信(通信社)※世界の情報はこの2社から発信。
ABC・NBC・CBS放送(アメリカ三大ネットワーク)

【石油事業】
ブリテッシュ・ベトロリアム(石油会社)
ロイヤル・ダッチ・シェル=シェル石油(石油会社)

【金属・重工業】
ビッカース(兵器)
ダッソー(兵器)
アームストロング(兵器)
シュットーデル(兵器)
ミノルコ(金属)
モンド・ニッケル
モンド社(アルカリ)

【食品】
ネッスル(コーヒー)
ユニリーバ(食品)
ブルックボンド(紅茶)

【銀行・保険】
フランス銀行
イングランド銀行
パリ国立銀行
スエズ金融
香港上海銀行
ウェストミンスター銀行
ルイ・ドレフェス商会
ソロモン・ブラザーズ
ラザール・フレール
ゴールドマン・サックス
リーマン・ブラザーズ
カナダロイヤル銀行
アラブ投資銀行
モントリオール銀行
ジェネラル銀行
ブリュッセル・ランベール
ウェストバンク

【その他】
フィリップ・モリス(米最大のタバコメーカー)
ローマ・プーラン(仏最大の総合科学・製薬メーカー)
デビアス(鉱物会社=ダイヤモンドを独占)
リオ・チント・ジンク(鉱物会社=金・ウランをほぼ独占)

etc.・・・

さて、皆さんが知ってる企業はどれだけありましたか?

食品関係のネッスルやユニリーバ、ブルックボンド、石油会社のロイヤル・ダッチ・シェル(シェル石油)、通信・マスコミ業のタイムズ新聞・AP通信やロイター通信など、どこかしらで聞いたことはないだろうか?
これらの会社は有名な多国籍企業なのだが、実は、全てロスチャイルド系の企業なのだ。

これでも彼等は衰退・没落したと言えるのだろうか?

金融業を代々営んで、そしてどこよりも早い通信と物流が彼等の得意技という事は先にも紹介したのだが、ここにピックアップした企業だけでも彼等が現在の世界の各方面に影響を与えているという事は容易に察知できるだろう。
他にも、世界最高級ワインとして名高い『シャトー・ムトン・ロチルド』と『シャトー・ラフィット・ロチルド』は、共にロスチャイルド家のワインであることは非常に有名であり、また、ロンドンで世界の金の価格を毎日決めているのもロスチャイルド一族の人々なのである。
1901年に閉鎖した『フランクフルト・ロスチャイルド銀行』を、ほぼ90年ぶりの1989年に再設立し、かつてのロスチャイルド邸の敷地に隣接させてヨーロッパ中央銀行を建設し、そして1999年1月1日、ヨーロッパ統一通貨=『ユーロ』を誕生させるのであった。

--------------------

ここまでロスチャイルド家のあれこれを紹介してきたが、これはほんの一部にしかすぎない。
ここに紹介しただけの事柄からだけでも、いかに彼等が世界に影響を与えてきたかは理解できたのではないだろうか?

もし皆さんがこのような強大な財と権力を持ったらどうだろうか?「夢物語だ」とか、「そんなの出来っこない」、「無理だ」って思いましたか?どうだろうか?
決して裕福ではなかったロスチャイルド家は、街の古銭・両替商から始まり、そして、一族の強い絆で世界を左右するほどの存在となった。

さて皆さん、もしかしたら皆さんの周りにある『世界を牛耳るマネーの帝王』になる何かのきっかけを見落としてないだろうか?

それは、案外何気ない普段の生活や仕事のどこかにあるのかもしれませんよ・・・。

--------------------

最後までお読み頂きありがとうございました。

ロスチャイルド家については、掲載時期は未定ですが、また書き下ろしたいと思っております。
ちなみに、次回テーマは『ユダヤ人・秘密結社』っぽいテーマで行こうと思っております。
それこそ都市伝説って感じですが、それでまた彼等の事が更に分かると思うので、あえて『ユダヤ人・秘密結社』っぽいテーマで行かせてもらいたいと思います。

もしよろしければ、感想など聞かせてもらえると幸いです。

それでは皆さん、良いお正月を!!



シスVSエイリアン 世界経済を牛耳るユダヤ人(ユダヤ系企業一覧)
     

     http://doushiseirin.blog110.fc2.com/blog-entry-1754.html

「ユダヤが世界経済を支配している」ことに対して疑問を持つ人が多い。しかし、実態は本当にユダヤが世界を牛耳っている。世界中の主要企業の多くはユダヤ人が経営している。特にメディア、情報、映画などはユダヤ系で占められている。

ちなみにユダヤは製造業や農業に弱い。弱いというよりは、昔から欧米では製造業や農業は白人の独占分野だったので、ユダヤ人が入り込む隙が無かった。ゆえに20世紀に入り、ユダヤ人はメディアや映画、IT、娯楽といった新しい分野を次々と開拓、それらをモノにしていった。そして、その分野を独占した。

ただ、すべての経済活動の中心は銀行である。この銀行(金融界)こそロスチャイルドを中心とするユダヤ系が牛耳っている。だからこそ、世界経済を支配しているのはユダヤ人であり、その中心にいるロスチャイルドといわれるのである。

『ユダヤ人が世界経済を支配している』

これは事実である。ここで言うユダヤ人とは白人系ユダヤ、いわゆるアシュケナジム=カザール人である。

(情報・通信)
   マイクロソフト(現CEOスティーブ・バルマー)
   デル(創業者マイケル・デル)
   オラクル(創業者ラリー・エリソン)
   フェイスブック(創業者マーク・ザッカーバーグ)
   インテル(創業者アンドリュー・グローブ)

(メディア)
   ワシントンポスト(キャサリン・グラハム)
   ニューヨークタイムズ(アーサー・オークス・ザルツバーガー・ジュニア)
   バイアコム(サムナー・レッドストーン)
   ABC(ウォルトディズニーの傘下)
   ロイター通信
   ブルームバーグ(マイケル・ブルームバーグ)
   NBC(ブランドン・ターティコフ)
   CBS(ジェフ・サガンスキー)

(映画)
   20世紀フォックス(創業者ウィリアム・フォックス)
   パラマウント映画(創業者アドルフ・ズーカー)
   コロンビア映画(創業者ハリー・コーン)
   ユニバーサル映画(創業者カール・レムリ)
   ドリームワークスSKG(スピルバーグなど)
   AOLタイムワーナー(ジェラルド・レビン)
   ウォルドディズニー(ユダヤに乗っ取られた企業)

(日用品・ディスカウント)
   ザ・ホームデポ(創業者バーナード・マーカス&アーサー・ブランク)
   コストコ(ジェフリー・ブロートマン)

(衣服)
   リーヴァイス(創業者リーヴァイ・ストラウス)
   GAP(創業者ドナルド・フィッシャー&ドリス・フィッシャー)
   ザ・リミテッド社(創業者レスリー・ウェクスナー)
   H&M
   シンガー(創業者アイザック・メリット・シンガー)

(食品・飲料水)
   シーグラム(エドガー・ブロンフマン)
   スターバックス(ハワード・シュルツ)
   ダンキンドーナツ(創業者ウィリアム・ローゼンバーグ)

(石油関連)
   エクソンモービル(ロックフェラー)
   ロイヤルダッチシェル(創業者マーカス・サミュエル)

(宝石)
   デビアス(ニッキー・オッペンハイマー)

(軍需)
   ダッソー(創業者マルセル・ブロック)

(玩具店)
   トイザラス(創業者チャールズ・ラザラス)

(化粧品)
   マックスファクター(創業者マックス・ファクター)
   ヘレナ・ルビンシュタイン(創業者へレナ・ルビンシュタイン)
   レブロン

(ゲーム)
   セガ(創業者デビッド・ローゼン)
   TAITO(創業者ミハエル・コーガン)

(親ユダヤ・親イスラエル企業)
   コカコーラ
   マクドナルド

他、多数・・・

*( )内はユダヤ人経営者、もしくはユダヤ人創業者
*ロックフェラーはWASPとされるが、実態はセファルディム系ユダヤの血統である。

(補足:アシュケナジムとセファルディム)

ユダヤ人には大まかに2種類のユダヤ人がいる。

アシュケナジム系ユダヤ人 : 東欧系ユダヤ人(白い肌)。カザール帝国の子孫。偽ユダヤ人。
セファルディム系ユダヤ人 : スペイン系ユダヤ人(褐色の肌)。ユダ王国の子孫。本当のユダヤ人。

欧米ユダヤ人の多くはアシュケナジムである。アシュケナジムはカザール帝国の末裔。カザール帝国は7世紀から10世紀にかけてカスピ海の北からコーカサス、黒海沿いに栄えた遊牧民族の国家である。カザール帝国は途中で国家ごとユダヤ教に改宗しており、本来のユダヤ人(セファルディム)ではない。カザール人の起源はトルコ系とも北欧系ともいわれており、判然としない。

カザール帝国は12世紀モンゴル軍の侵入によって滅亡した。そのとき、多くのカザール人は離散し、東欧へ逃げた。その末裔がアシュケナジムとなった。現在、世界にはユダヤ人が約1340万人いるが、その90%はアシュケナジムである。だから、イスラエルではアシュケナジムが政治経済を支配している。イスラエルの支配層はアシュケナジムであり、本当のユダヤ人(セファルディム)は二階級市民であり、労働者階級である。イスラエルはユダヤ人国家だが、偽ユダヤ人=アシュケナジムが支配している。

シオニズム運動の中核にいたのもセファルディムではなくアシュケナジムである。だから、パレスチナの地にイスラエルを建国し、パレスチナ人から土地を奪い、パレスチナ人を虐殺したのもアシュケナジムのユダヤ人である。