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折々の記 2016 ②
【心に浮かぶよしなしごと】
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02 29 健康長寿ネット 細胞の老化と個体の老化・他
03 01 「医学情報はウソだらけ」 三石 巌
02 29 (月) 健康長寿ネット 細胞の老化と個体の老化・他
健康長寿ネット <http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000500/hpg000000466.htm>
健康長寿ネット > 長寿 > 老化 > 細胞の老化と個体の老化
長寿 <http://www.tyojyu.or.jp/hp/menu000000100/hpg000000003.htm>
長寿と社会 http://www.tyojyu.or.jp/hp/menu000000100/hpg000000012.htm 22件 高齢者社会における世代間問題 http://www.tyojyu.or.jp/hp/menu000000900/hpg000000883.htm 5件 長寿医療工学 http://www.tyojyu.or.jp/hp/menu000000200/hpg000000176.htm 9件 老化 http://www.tyojyu.or.jp/hp/menu000000200/hpg000000179.htm 20件 老化予防と生活習慣 http://www.tyojyu.or.jp/hp/menu000000200/hpg000000177.htm 12件 健康と運動 http://www.tyojyu.or.jp/hp/menu000000200/hpg000000183.htm 12件 運動の基礎 http://www.tyojyu.or.jp/hp/menu000000200/hpg000000197.htm 11件 健康増進の運動とは http://www.tyojyu.or.jp/hp/menu000000200/hpg000000193.htm 11件 運動の障害と予防 http://www.tyojyu.or.jp/hp/menu000000200/hpg000000196.htm 9件 体力測定・運動機器 http://www.tyojyu.or.jp/hp/menu000000200/hpg000000190.htm 20件 身体活動・健康法 http://www.tyojyu.or.jp/hp/menu000000200/hpg000000186.htm 10件 身体活動・トレーニング法 http://www.tyojyu.or.jp/hp/menu000000200/hpg000000198.htm 18件 身体活動・趣味 http://www.tyojyu.or.jp/hp/menu000000200/hpg000000191.htm 14件 疾病と運動 http://www.tyojyu.or.jp/hp/menu000000200/hpg000000181.htm 11件 栄養と疾病 http://www.tyojyu.or.jp/hp/menu000000200/hpg000000188.htm 15件 高齢者と食事 http://www.tyojyu.or.jp/hp/menu000000200/hpg000000185.htm 17件 栄養素 http://www.tyojyu.or.jp/hp/menu000000300/hpg000000202.htm 25件 食品・料理・食品成分 http://www.tyojyu.or.jp/hp/menu000000300/hpg000000204.htm 15件 健診 http://www.tyojyu.or.jp/hp/menu000003600/hpg000003588.htm 7件
老化 <http://www.tyojyu.or.jp/hp/menu000000200/hpg000000179.htm>
老化とは http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000500/hpg000000464.htm 細胞の老化と個体の老化 http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000500/hpg000000466.htm 長寿者の秘密 http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000500/hpg000000465.htm 老化の総合評価 http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000500/hpg000000467.htm 高齢者の心理的特徴 http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000300/hpg000000227.htm 認知機能の老化 http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000300/hpg000000217.htm 脳の形態の変化 http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000300/hpg000000224.htm 運動系の老化 http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000500/hpg000000471.htm サルコペニア http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000003900/hpg000003854.htm 転倒とサルコペニア http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000003900/hpg000003850.htm 循環器系の老化 http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000500/hpg000000468.htm 内分泌系の老化 http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000500/hpg000000463.htm 糖代謝の老化 http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000500/hpg000000462.htm 免疫系の老化 http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000500/hpg000000469.htm 遺伝からみた老化 http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000500/hpg000000478.htm 酸化ストレス http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000500/hpg000000470.htm 長期縦断疫学研究 http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000900/hpg000000879.htm 加齢動物 http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000500/hpg000000460.htm イービーエム http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000500/hpg000000461.htm 生命を刻む体内時計
―頭のリズム、体のリズム―http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000003900/hpg000003821.htm
03 01 (火) 「医学情報はウソだらけ」 三石 巌
健康のための必読書でした。
きのうアマゾンから送られてきた。 読み始めてすぐ、これはじっくり腰を据えて読まなければならない本だと感じました。
カバーの表紙裏の渡部 昇一推薦の言葉を見ると次のようである。
(わたなべ しょういち、1930年(昭和5年)10月15日 - )は、日本の英語学者、評論家。上智大学名誉教授。専攻は英語文法史。学位はミュンスター大学(ヴェストファーレン・ヴィルヘルム大学)博士。称号・名誉学位はミュンスター大学(ヴェストファーレン・ヴィルヘルム大学)名誉博士。
三石理論がもたらす、画 期 的な成果 渡部昇一
これまでの医学常識とか健康常識を打破し、分子生物学に基づく真の医学的アプローチによる「健康への道」を開かれた三石先生の業績は、画期的である。不勉強な医師たちのマニュアル治療を徹底的に論破してくださった。
三石理論を読むと、それが科学至上主義に貫かれていることが解る。 なるほど、人体を一つの物理化学反応体系として、徹底的に考察せずして、真の栄養学は生まれない。
私が今、鶏卵を安心して食べられるのも、塩分摂取に過敏にならずに済むのも、甘いお菓子を楽しめるのも、三石先生のおかげである。 ヒトフードとメガビタミン主義は、私の家族の食生活の基本をなしている。
本書は、三石理論の最も重要なところを、最も網羅的に、かつ解り易く説いている。 長寿で知的活動を目指す人々の「必見の書」としておすすめする。
続いて、カバーの裏紙裏の著者「三石巌」についての解説は次のとおりである。
1901年、東京生まれ。 東京帝国大学理学部物理学科卒。 同大学院終了後、多くの大学で教鞭をとる。 還暦を機に医学にも造詣を深め、分子生物学に基づいた「分子栄養学」を創設。 健康とは細胞レベルからの自主管理にあると説いた「三石理論」の成果は高く評価されている。 著書は300冊以上。 1997年1月、95歳で逝去。
※ 読みながらのメモ
* 医者は腰痛を治せない。 「齢だネ」の言葉しか返ってこなかった。 医学書に書いてないか、それを読んでないか。 腰回りの筋力を丈夫にすれば、⇒ 腰痛は軽減できてきた。
* 糖尿治療もおかしい。 運動・食事指示・投薬、この三か条を遵守しなければ治らない。 医食同源の考え方は現代医学には採用されていない。
三石さんは、医者なしでも分子生物学(=遺伝子生物学)によれば医者を必要としなかったという。
DNAの構造を明らかにしたのは、英のクリック氏と米のワトソン氏で、それは「仮説⇒検証」の‘科学の法則’に基づいたものだと説く。
三石さんも‘科学の法則’にそって分子生物学から「分子栄養学」を提唱したという。
* すべての現象はマンモス化してその現象説明は巨大な学問を必要とするようになり、分業化が進んでいる。 お医者の医学のみでは健康は保てないことを感ずる。
【第一章】「医学情報」はウソだらけ
* 食塩のとりすぎは高血圧になりやすい。 こうしたインプットは疫学手法によっての都合のよい結論であって、間違った認識が通用している。 汗をかく仕事をする人にとっては、塩分を欠かせない。 私の実父は相当塩っぱいものを食べていたのに、90才半ばまで生きていた。
三石さんの説明によると、(ナトリウム:カリウム)=(0.6:1.0) のバランスが正常であり、ナトリウムが多いと高血圧となり、カリウムが少ないと高血圧となるという。
ナトリウムやカリウムは過剰に摂取されても、通常は適切な量だけ吸収されて、過剰分はすみやかに腎臓から尿へ捨てられる仕組みになっている。 しかし、排出能力が低い人の場合、体液の濃度が高くなってしまう。
* ナトリウム と カリウム
◆ Google によるナトリウム検索結果(wikipedia)
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0>
* ナトリウム食品
https://www.google.co.jp/?gws_rd=ssl#q=%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%E9%A3%9F%E5%93%81
* ナトリウム不足
https://www.google.co.jp/?gws_rd=ssl#q=%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%E4%B8%8D%E8%B6%B3
* ナトリウム 過剰摂取
https://www.google.co.jp/?gws_rd=ssl#q=%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0+%E9%81%8E%E5%89%B0%E6%91%82%E5%8F%96
* ナトリウム 食塩換算
https://www.google.co.jp/?gws_rd=ssl#q=%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0+%E9%A3%9F%E5%A1%A9+%E6%8F%9B%E7%AE%97
◆ Google によるカリウム検索結果(wikipedia)
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0>
* カリウム 食品
https://www.google.co.jp/?gws_rd=ssl#q=%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0+%E9%A3%9F%E5%93%81
* カリウム不足
https://www.google.co.jp/?gws_rd=ssl#q=%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%E4%B8%8D%E8%B6%B3
* カリウム 過剰摂取
https://www.google.co.jp/?gws_rd=ssl#q=%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0+%E9%81%8E%E5%89%B0%E6%91%82%E5%8F%96
* カリウム 果物
https://www.google.co.jp/?gws_rd=ssl#q=%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0+%E6%9E%9C%E7%89%A9
実際に検索していると、取り上げた以外にいろいろのサイトがある。 膨大なデータがURLとして上枠してあることに感激するとともに感謝します。
「学ぶ」ことがどれほど大事なことか、馬齢を重ねてきて鉄則として提案したいのは次のことでした。
人の一生を考えてみると、 「親は子に対しどんなに貧乏をしてもいい “ 聡明な 『学びの世界』 に導く ” そのことに最大の努力をしておくことが肝要である」 と思う。
* 高血圧には、良質のタンパクが不可欠
動脈の収縮にカルシウム、弛緩にマグネシウムが関わっているから、血圧のコントロールにはカルシウムとマグネシウムの摂取比も大切である。
マグネシウムは、ナトリウムやカルシウムを、細胞の外へ出したり、縮(チヂ)んだ筋肉を緩(ユル)める働きがあり、高血圧や不整脈を予防することがわかっています。
マグネシウムはカルシウムの二分の一以上を毎日とることが望ましい。
カルシウムは牛乳、小魚、海藻など、マグネシウムは海藻、日本そば、ゴマや豆類、ココアなどに多く含まれている。
高血圧は血管の弾力性の問題もからんでいるから、血管を作る材料として良質タンパクをきちんと摂取しなければならない。 事実、遺伝的に必ず高血圧になるはずのネズミに、良質タンパク、カルシウム、マグネシウム、カリウムを大量に摂取させたところ、寿命を全うするまでに高血圧にならなかったという実験結果もある。
ナトリウムは体液の量を調節し、体の構成単位である細胞の形を維持する。 また、栄養の吸収や腎臓で尿を作る仕事にも欠かせない。 とくに、ナトリウムが不足すると体の機能を統合して調節する神経系がダメージをうける。 極端な場合、食塩の静脈注射によって血圧が下がったという報告もあるぐらいだという。
したがって、血圧を下げたかっても塩分のとりすぎを気にする必要はない。 余剰分は腎臓から排出できる栄養条件を整えてやればよい。
そのためには、何よりもまずたんぱく質を十分摂取すること。 さらに、マグネシウム、やカリウムをとる必要がある。
魚の脂肪に含まれているエイコサペンタエン酸も、効果があるようだ。 血圧の微調節を行うプロスタグランディンという物質を体内で作る際に、エイコサペンタエン酸が原料になるからである。 この物質は、とくにイワシやサバといった背の青い魚、あるいはマグロのトロなどに多く含まれている。
摂取したタンパク質を有効に使うためにはビタミンも大量に必要になる。 そういった栄養に関する知識が、今の医者には決定的に欠けている。
* 血圧降下剤は血栓を惹き起こす
高血圧は血管に対して血液量が多い現象である。 血圧降下剤としての利尿剤は血液中の水分を尿として排出し、血液量を少なくする働きがある。 このままでは、味噌汁でいえば煮詰めた味噌汁になるはずである。 血液も同様でドロドロになり、ことに脳血栓を惹き起こす原因となる。 薬剤には副作用という魔の手を伴うことが多い。 姑息な手段としての利尿剤には気をつけなければならない。
* 高血圧は栄養改善で治すのが一番
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