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続折々の記 ⑤
【心に浮かぶよしなしごと】
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【 02 】05/03
05/03安倍首相 憲法改正し2020年施行目指す意向を表明
05/03キッシンジャー 日本
・ ヘンリー・キッシンジャー momo.748.html で扱った資料
・ キッシンジャー的に政治を見る
・ 93歳の「キッシンジャー」がトランプ政権の黒幕なの?
・ キッシンジャー博士から嫌われている「日本会議」
・ 日本の21世紀を予言する 【下平】注文済み
・ 安倍晋三首相の「価値の外交」 キッシンジャーの思惑
・ トランプ大統領の「外交指南役」はキッシンジャー氏
・ 中国にとってキッシンジャーの利用価値は失せている 杜父魚ブログが取り上げているニュース解説
05 03 (水) 安倍首相 憲法改正し2020年施行目指す意向を表明
▼NHK 5月3日 15時02分
NHK 安倍首相 憲法改正し2020年施行目指す意向を表明
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170503/k10010969831000.html?utm_int=news_contents_news-main_001_relation_001
安倍総理大臣は、東京都内で開かれた憲法改正を目指す市民らの会合に寄せたビデオメッセージの中で、憲法を改正し2020年の施行を目指す意向を表明しました。また具体的な改正項目として、戦争の放棄などを定めた憲法9条に、自衛隊に関する条文を追加するほか、高等教育の無償化などを例示しました。
この中で、安倍総理大臣は「かつて1964年の東京五輪を目指して、日本は大きく生まれ変わった。その際に得た自信が、その後、先進国へと急成長を遂げる原動力となった。2020年もまた、日本人共通の大きな目標となっている」と述べました。そのうえで、安倍総理大臣は「新しく生まれ変わった日本がしっかりと動き出す年、2020年を新しい憲法が施行される年にしたいと強く願っている。私はこうした形で国の未来を切り拓いていきたい」と述べ、憲法を改正し2020年の施行を目指す意向を表明しました。
また安倍総理大臣は、具体的な改正項目について「私は、少なくとも私たちの世代のうちに、自衛隊の存在を憲法上にしっかりと位置づけ、『自衛隊が違憲かもしれない』などの議論が生まれる余地をなくすべきであると考える」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は「もちろん9条の平和主義の理念は、未来に向けて、しっかりと堅持していかなければならない。そこで『9条1項、2項を残しつつ、自衛隊を明文で書き込む』という考え方は、国民的な議論に値するのだろうと思う」と述べ、戦争の放棄などを定めた憲法9条に、自衛隊に関する条文を追加することを挙げました。
さらに安倍総理大臣は「70年前、現行憲法の下で制度化された、小中学校9年間の義務教育制度、普通教育の無償化は、戦後の発展の大きな原動力となった。70年の時を経て、高等教育についても全ての国民に真に開かれたものとしなければならない」と述べ、高等教育の無償化なども改正項目として例示しました。「教育無償化」は義務教育以外にも授業料を取らない範囲を広げていこうという考え方で、日本維新の会が去年発表した憲法改正原案に盛り込んでいます。
安倍総理大臣は、第2次安倍内閣発足以降、国会などで憲法改正に前向きな発言をしてきましたが、スケジュール感や改正項目について具体的に踏み込んで発言するのは初めてのことになります。
05 03 (水) キッシンジャー 日本 どんな人か
検索タグにはいろいろとある。 適宜に検索していくつもりです。
キッシンジャー 日本
キッシンジャー ユダヤ
キッシンジャー トランプ
キッシンジャー 中国
キッシンジャー 本
キッシンジャー 名言
キッシンジャー 安倍
キッシンジャー 小沢一郎
キッシンジャー 外交
キッシンジャー 池田大作
キッシンジャー 日本
検索結果 約 355,000 件 (0.27 秒)
① キッシンジャーがどれくらい日本が嫌いか説明する
https://plaza.rakuten.co.jp/intllovelife/diary/201111180000/
2011/11/18 - TPP「何が一緒に達成できるか」見るべき キッシンジャー博士が講演
http://sankei.jp.msn.com/life/news/111114/trd11111419440011-n1.htm 野田にTPP参加を促すために、88歳の老体を酷使してまでも来日したユダヤ教徒の ...
【下平】このHPは(中華朝鮮)が楽天ブログを使って出しているもので、偏向意見に満ちていて信頼できない
② ヘンリー・キッシンジャー
Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヘンリー・キッシンジャー
日本に関して に移動 - 日本については、経済大国である以上政治・安全保障両面でも大国として台頭しようとする欲求を持つだろうとの見方 ... この条項を含む密約の存在について、1995年にNHKの取材を受けたキッシンジャーは、「お国(日本)の政府に ...
【下平】このHPは、すでに momo.748.html で扱った資料
③ キッシンジャー的に政治を見る
田中良紹の「国会探検」 - The JOURNAL
www.the-journal.jp/contents/kokkai/mb/post_248.html
アメリカのキッシンジャー元国務長官は腹の底から日本を馬鹿にしている人物ではないかと私は思うが、なぜか日本人は有り難く彼の話を拝聴し、拝聴するだけでなく信じ込み、操られる傾向がある。 それは超大国アメリカの外交に影響力を持っているからだけ ...
【下平】このHPは、すでにどこかで読んだ資料だが、一見の価値がある資料 掲載
④ 93歳の「キッシンジャー」がトランプ政権の黒幕なの?
毎日新聞出版
mainichibooks.com/sundaymainichi/column/2017/02/12/post-1397.html
2017/02/12 - 昨年11月18日(日本時間)に突如、実現した安倍首相とトランプ大統領の会談。トランプ当選を予測できなかった安倍政権が「統一教会」(現・世界平和統一家庭連合)のルートを使って"電撃的な会談"にこぎつけた!という記事である。ご存じと ...
【下平】このHPは、書き出しを見て没にしたが、大事な資料だった 掲載
⑤ キッシンジャー博士から嫌われている「日本会議」
www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/606.html
2016/11/27 - 投稿 10 件 - 10 人の編集者
再び世界を戦乱の巷に、ハルマゲドン。 神の子であるキムチが世界を支配するカルト思想。 皆、もう戦争に巻き込まれるの御免。 基地害カルトのお付き合いは、日本人もお断り。 御所も国会も、自民も民進もキムチだらけ。 キッシンジャーじゃー ...
【下平】このHPは、www.asyura2.com/ のもので、真偽は不明だが超興味ある話題だ 掲載
⑥ キッシンジャー博士 日本の21世紀を予言する
https://www.amazon.co.jp/キッシンジャー博士-日本の21世紀を予言する...キッシンジ...
Amazonでヘンリー・A. キッシンジャー, 日高 義樹, Henry A. Kissingerのキッシンジャー博士 日本の21世紀を予言する。アマゾンならポイント還元本が多数。ヘンリー・A. キッシンジャー, 日高 義樹, Henry A. Kissinger作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届け ...
【下平】注文済み
⑦ 悪魔を育てたキッシンジャー博士
中韓を知りすぎた男
kkmyo.blog70.fc2.com/blog-entry-448.html
2009/04/22 - キッシンジャーの最大の罪は悪魔の巣窟、中国の竹のカーテンを無理やりこじ開けて毒ガスを世界中に撒き散らした事です。 彼はソ連を牽制するために野蛮国中国を世界のグランドに招きいれました。そして中国と取引して台湾と日本を見捨て ...
【下平】このHPは、すでに momo.749.html で扱った資料 真偽のほどはわからない
⑧ 米キッシンジャー元国務長官が、安倍晋三首相の「価値の外交」と「より国家 ...
blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/c9d464fe4af75c645bf0cf4338172980
2015/01/04 - キッシンジャー元国務長官は、「安倍首相は強力な指導者だ。日本も他の国と同様、勢力均衡の新たな変容を受け、外交を適応させていくことになる。首相のもとで日本外交は、より幅を広げていくことになるだろう」と語り、安倍晋三首相を ...
【下平】このHPは、2015年01月04日のちょっと古いデータ 掲載
⑨ 「外交指南役」はキッシンジャー氏
:トランプ氏の「親ロシア」への転換を実現
www.huffingtonpost.jp/foresight/trump-kissinger_b_14278976.html
2017/01/21 - 大御所ヘンリー・キッシンジャー氏が、外交素人のトランプ大統領の指南役になった真意とは? ... 名古屋大学大学院教授を経て、現在、早稲田大学客員教授。95年ボーン・上田記念国際記者賞、04年日本記者クラブ賞受賞。著書に『核地政学 ...
【下平】このHPは、春名幹男がハフポストへ掲載したデータ 掲載
⑩ 中国にとってキッシンジャーの利用価値は失せている
古澤襄 | 杜父魚ブログ
kajikablog.jugem.jp/?eid=1009120
読売記事を読んで、キッシンジャーは反日のうえに親中国がつくとよく分かる。キッシンジャーが日本の政治家と会ったのは中曽根首相と福田康夫首相だけだと聞いたことがある。日本嫌いのキッシンジャーは九十一歳、ますます中国寄りの発言が多いのは年齢の ...
【下平】このHPは、杜父魚ブログが取り上げているニュース解説のデータ 掲載
③ キッシンジャー的に政治を見る
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/mb/post_248.html
2011月02月22日
アメリカのキッシンジャー元国務長官は腹の底から日本を馬鹿にしている人物ではないかと私は思うが、なぜか日本人は有り難く彼の話を拝聴し、拝聴するだけでなく信じ込み、操られる傾向がある。
それは超大国アメリカの外交に影響力を持っているからだけではない。日本人にはない物の見方で世界を分析しているからだと思う。日本人はすぐ正義とか倫理とか人道とか、情緒的で抽象的な建前で政治を見るが、彼にはそうしたところが微塵もない。徹底した現実主義者である。
キッシンジャーにとって大事なのはアメリカの国益で、そのためになら誰とでも手を組む。敵の敵は味方の思考である。冷徹な目で世界のパワー・バランスを見極め、それに逆らうことなく状況をアメリカに有利にするよう導く。決して理想主義に走らない。かつてクリントン大統領がコソボで起きた虐殺に対し、「人道」を理由に紛争に介入したが、「人道で介入すべきでない」とキッシンジャーは批判した。
彼はアメリカがベトナム戦争から撤退するため中国共産党と秘密交渉を行ったが、毛沢東や周恩来と会談した際、「日本と違い中国には我々と同じ戦略的思考がある」と言い、また「日米安保条約は日本を強大化させないための『ビンの蓋』だ」と語った。
日本と中国が手を組むことはアメリカにとって脅威である。日中を離反させることがアメリカの国益で基本戦略である。その戦略に染まった日本人がどれほど多くいることか。キッシンジャーの「教え」は今の日本を見事に縛っている。
従って日中国交正常化を実現した田中角栄はキッシンジャー戦略の敵ということになる。そのため田中は政界から排除されたという見方もある。しかし私はそれとは異なる田中・キッシンジャー関係を見たことがある。田中角栄がロッキード事件で有罪判決を受けた後、キッシンジャーが目白の田中邸を訪れたのである。
国内では「議員辞職しろ!」と野党とマスコミが騒ぎ、与野党取引の産物として「政治倫理審査会」が出来た頃、キッシンジャーは有罪となった田中角栄と会って日本の政治動向を取材していた。その時田中が持ちかけた話はアラスカ原油の輸入問題である。遠い中東からではなくアラスカから石油を輸入できれば北海道に石油精製基地を作ることが出来る。田中は北海道振興策をキッシンジャーに打診していた。
キッシンジャーや田中ほどの政治家になると「敵の敵は味方」が有為転変するのである。それがリアル・ポリティックスというものだ。ところが情緒溢れる日本人にはそれが理解できない。一途に同じことを叫び続ける政治家に感動したりする。
ところで冒頭「キッシンジャーは日本を馬鹿にしている」と書いたが、キッシンジャーに「日本人は分かり切ったことを受け入れず、ああでもないこうでもないと大騒ぎして、何を決めるにも15年はかかる」という発言があるからだ。キッシンジャーが指しているのは日本の幕末維新と戦後の15年である。
「ペリー来航で開国も徳川体制の転換も分かり切った話である。それをすぐに出来ない日本は勤王か佐幕かで15年間もチャンバラを続けた。また戦後はアメリカに占領支配されたのだから、日米安保体制を受け入れるのは自明である。それを賛成だ反対だと騒いで落ち着くまで15年もかかった」とキッシンジャーは発言した。
その言い方には「なにおっ!」と言う気になるが、しかし日本人の多くが拝聴する外交のプロの見方である。日本人の感性を横に置いて、混乱を極める昨今の日本政治をキシンジャー的に見るのも無意味なことではない。好きだとか嫌いだとかイデオロギーが良いとか悪いとかの要素を排して現実に起きていることから政治を見れば、見えてくるのは民主党にも自民党にも未来はないという当たり前の話である。
日本には参議院で過半数を失った与党が機能出来ない仕組みがある。それは日本国憲法が作った仕組みである。そのため戦後の片山、芦田、吉田の三代の政権はいずれもまともな政権運営が出来なかった。1955年の「保守合同」で、衆参両院ともに過半数を持つ自民党が誕生して初めて政治は安定したが、長期政権の自民党は徳川幕府のように次第に活力を失い、34年後に参議院が過半数割れした。そこから日本政治の混迷が始まる。
そして18年後の2007年の参議院選挙で、自民党は安定した政権運営が出来る与党に戻る可能性がなくなった。安倍、福田、麻生と続いた三代が無惨な政権運営を続けたように、これから衆議院選挙で勝利して与党に返り咲いても、参議院で過半数を持たない状況は変わらない。衆議院で三分の二を取る可能性もないから、これまで以上に非力な政権が出来あがる。政治は現在の状況のまるで裏返しになるだけの話である。
一方の民主党も去年の参議院選挙での敗北は決定的だった。民主党マニフェストの実現はおろか、安定した政権運営を行える見込みはまるでない。唯一の可能性は公明党との連立だったが、なぜか菅政権はそれに力を入れず、むしろ自民党との「小沢抜き」連立に固執した。政権運営を難しくする方向に舵を切ったことになる。
自民党にも民主党にも未来がないことを感じているから、それぞれの党からこぼれる議員が出てくる。自民党から出た議員は小党を作って政界再編待ちの状況で、実は民主党が分裂に向かわないと次の段階に進めない。去年、鳩山政権が退陣したときに私は「政界再編が準備されつつある」というコラムを書いた。今読み返してもあながち的はずれではなかったと思う。
その頃は参議院選挙で民主党が単独過半数を得れば、自民党は自壊作用を起こして万年与党と万年野党の状況になる。そこで民主党を分断して二大政党を作る構想を小沢氏は考えているのではないかと書いた。しかし菅総理の消費税発言から単独過半数を得るどころか民主党は惨敗した。そのため二大政党の作り方は変えざるを得なくなった。
今や菅民主党と自民党との間に対立軸はない。どちらも与謝野馨作・演出のような政策である。もし解散・総選挙となれば、去年の参議院選挙と同様に国民は選択に困る。それなら民主党の中に対立軸を作って分裂選挙にする。分裂選挙は国民の注目を集める。その流れの中で新たな政策を打ち出して合従連衡を進めれば閉塞状況に風穴があく。
自民党政権を待望したり、民主党政権の継続を求めるノスタルジックな方々には申し訳ないが、キッシンジャー的に政治を見ると、自民党も民主党も安定した政権運営をやれる未来を持っていないのに、その現実を見ないでチャンバラごっこをしている情景である。キッシンジャーからは無駄な時間をかけていると叱られそうだが、しかしそれで悲観する必要はない。
そもそも半世紀以上も政権交代がなかった国で、野党経験しかなかった政治家にすぐ政権運営など出来るはずがない。今は政権交代をしてこなかったツケを払わされているが、いずれは日本の政治も成熟していくことになる。それよりも政権交代の意義を失わせる日本国憲法の方が問題である。政権交代が実現した以上、見直しは不可欠と考えるのが現実的である。
④ 93歳の「キッシンジャー」がトランプ政権の黒幕なの?
http://mainichibooks.com/sundaymainichi/column/2017/02/12/post-1397.html
サンデー毎日 2017年2月12日号
牧太郎の青い空白い雲 606
『新潮45』2月号に掲載された「安倍・トランプ会談を実現させた『カルト宗教人脈』」という記事が永田町の話題になっている。
昨年11月18日(日本時間)に突如、実現した安倍首相とトランプ大統領の会談。トランプ当選を予測できなかった安倍政権が「統一教会」(現・世界平和統一家庭連合)のルートを使って"電撃的な会談"にこぎつけた!という記事である。ご存じと思うが、統一教会は霊感商法や合同結婚式で知られる韓国系カルトとされる。
これを読むと......トランプ氏の勝利宣言に慌てた安倍さん。ヒラリー勝利を想定していた外務省に激怒した。その怒りを収めたのが、統一教会=国際勝共連合と関係を持つ側近議員「Y」。安倍さんは「Y」の勧めで、勝共連合の"重鎮"に電話を掛け、その重鎮から「教祖文鮮明氏の未亡人・韓鶴子総裁」を経由して、トランプ氏の親族(長女・イバンカの夫)に繋(つな)がり、会談が実現したというのだ。
記事執筆者はジャーナリストの時任兼作氏。慶應義塾大経済学部卒。カルト、暴力団、警察の裏金や不祥事の内幕など、もろもろの「暗部」を洗い出すのが得意らしい。
記事のネタ元は「公安筋」と書かれているが、果たして事実なのか? もし、安倍さんが「カルトの力」を借りていたとすれば...... トランプ氏はゆくゆく「安倍首相の弱み」をちらつかせながら、日本に「巨額の武器購入」を要求するだろう。困った。困った。
× × ×
安倍さんがトランプ氏を訪ねた昨年11月18日。まさにその日、金満の象徴・トランプタワーに一人の老人がやって来た。ヘンリー・キッシンジャー元国務長官。93歳。
45年前(1972年2月)、当時のニクソン大統領が電撃的に訪中。毛沢東主席や周恩来首相と歴史的な握手をした。ニクソンショックである。その影の立役者がキッシンジャー氏。前年、ニクソン氏の「密使」として、ソ連(当時)との関係悪化が進んでいた中国を極秘に2度訪問。周恩来氏と直接会談を行い、米中和解への道筋をつけた。アメリカは親中路線を取ることで、ソ連を孤立させるのに成功した。
キッシンジャー氏はベトナム戦争終結も実現。ノーベル平和賞を受賞した。フォード政権では大統領補佐官に留任したまま国務長官に就任。以来、共和党外交の指南役を務めてきた。
だが、オバマ民主党政権が8年間続いた。彼も93歳である。その影響力はほとんどない、と思われていたが......大統領の元になぜ、現れたのか?
しかも、である。ネット情報によれば、トランプ氏は共和党大統領候補選び最中の昨年5月18日、キッシンジャー氏に呼び出され、何やら密談していたらしい。
× × ×
キッシンジャー氏が「安倍・トランプ会談」に関心を示した!というわけではないらしい。そんな小さなこと?より、もっと大きな企みがあったのではないか?
アメリカのメディアの一部は「キッシンジャーはトランプ政権の後見人」と見ている。アメリカの外交政策の柱について、彼は「注文」をつけに来た?と見ているのだ。事実、マイケル・フリン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)の起用をトランプ氏に勧めたのも「93歳の後見人」であり、マクファーランド副補佐官はキッシンジャー氏の弟子である。
2016年11月18日。この日は外交に素人のトランプ氏にとって、きわめて大事な日だった。もちろん安倍さんとの会談ではない。この日、キッシンジャー氏と外交戦略を決めたのだ。
45年前、ニクソン政権下で、親中路線を推し進めたキッシンジャー氏は今回、大転換した。アメリカの地位を揺るがす中国。南シナ海を「聖域化」し、内海のように振る舞う。阻止するにはアメリカはロシアと手を結ぶしかない、というのが「93歳の後見人」のバランス感覚。親露路線が持論なのだ。
キッシンジャー氏はCBSテレビで「トランプ氏は非凡なことを成し遂げる」と話したが、「非凡なこと」とはアメリカとロシアの歴史的な握手ではあるまいか?
× × ×
最近、キッシンジャー氏がモスクワに飛び、プーチン大統領と会談!との未確認情報が飛び交っている。もし、彼が「密使」になったとしたら、これはトランプ氏のためではなく「大富豪・デイヴィッド・ロックフェラー」の意向では?というワケのわからない解説まで付いて回る(キッシンジャーは「ロックフェラーの番頭」という見方もあるらしい)。
93歳のキッシンジャー氏が、もしかしてトランプ外交の黒幕?
ともかく、トランプ氏の船出は奇想天外である。
★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK216 > 606.html
⑤ キッシンジャー博士から嫌われている「日本会議」
公明党・創価学会が、「ウルトラC」の計略を策動
板垣 英憲
◆〔特別情報1〕
「いま一番危険な男は、安倍晋三首相だ。極右のカルト集団である『日本会議』を支持母体にしていて、戦前の日本に戻そうとしているからだ。この世界で最も危険な国は日本であり、世界の火薬庫となる。安倍晋三政権は、一日も早く潰さなくてはならない」―ヘンリー・アルフレッド・キッシンジャー博士(戦略国際問題研究所=CSIS顧問)から指南されたドナルド・トランプ次期大統領が、認識を一致させた。という情報が伝わったのか、安倍晋三首相が大ショックを受けている。このため、支持母体の「日本会議」に加えて、キッシンジャー博士から嫌われている「日本会議」、公明党・創価学会が、安倍晋三政権の生き残りをかけて、「ウルトラC」の計略を策動、先手を打ち始めているという。「ウルトラC」の計略とは?
2017年04月30日 00時00分47秒 | 政治
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/70fb8e8dd468094310b65fade3d3c624?fm=entry_awc
5月中旬「民進党+社民党」が「自由党に合流」
自共連立政権を目指し「安倍晋三首相を被疑者」の告発状を突きつける
◆〔特別情報1〕
安倍晋三首相が4月18日、来日した米マイク・ペンス副大統領に「6月に解散する」と公約したことから、政局は、衆院解散・総選挙に向けて、大車輪がハイピッチで動いている。もはや止めようがない。その状況下、世界支配層の信頼度が抜群の小沢一郎代表の強力な指導力により、自由党、民進党、社民党、共産党の野党4党は5月中旬、「民進党+社民党」が小沢一郎代表の「自由党に合流」、次期総選挙では、共産党の全面選挙協力により、自由・共産連立政権を樹立する。「自由党に合流」の時期を「ゴールデン・ウイーク明けの5月8日」に設定していたのを延ばしたのは、衆参両院の委員会審議で「自由党+民進党+社民党」の各党が割り当てられている質問時間を「森友学園問題」や「共謀罪新設問題」などに使いたいという要望があるためだ。衆院は5月8日の予算委員会で「安倍内閣の基本姿勢をテーマ」に、参院は9日の予算委員会に安倍晋三首相の出席を求めて、集中審議を行う。小沢一郎代表は、「森友学園問題」をめぐり市民団体が安倍晋三首相を公務員職権乱用罪(刑法第193条 公務員がその職権を濫用して、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害したときは、2年以下の懲役又は禁錮を処する)で東京地検特捜部に刑事告発しようと「告発状」を用意しているのを知っている。これを安倍晋三首相に突きつけて、退陣に追い込む戦術を取ろうとしている。
2017年04月27日 01時55分11秒 | 政治
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/68812213a2fd24fbf937d4a691407477?fm=entry_awc
トランプ大統領、習近平国家主席、プーチン大統領、金正恩党委員長は、小沢一郎代表を「キーマン」に据え「和平協定」交渉へ
◆〔特別情報1〕
「第2の日本」北朝鮮の軍事情勢が緊迫するなか、米原子力潜水艦ミシガン(トマホーク巡航ミサイル154発、小型潜水艇搭載、特殊部隊兵60人)が4月25日、韓国南東部の釜山に入港、朝鮮半島に接近しながら海上自衛隊護衛艦「あしがら」「さみだれ」2隻と共同訓練中の空母カール・ビンソン率いる原子力空母「カール・ビンソン」率いる米海軍第1空母打撃群(戦闘部隊)と間もなく合流し、演習に参加する。この舞台裏で、「忍者外交の名手」キッシンジャー博士は、事前にトランプ大統領、習近平国家主席、プーチン大統領、金正恩党委員長=元帥の間を調整し、お膳立てしてきた。これを踏まえてトランプ大統領-習近平国家主席、習近平国家主席―金正恩党委員長=元帥が、それぞれ電話連絡を取り合い、習近平国家主席は、いわば双方の「代理人の役割」を果たしてきた。トランプ大統領―金正恩党委員長=元帥は、まだ連絡を取っていない。キッシンジャー博士―プーチン大統領は、電話連絡して「了解」を取り合っているという。この結果、「朝鮮戦争休戦協定」を「和平協定」に改める交渉に入ることを了承、小沢一郎代表を「交渉のキーマン」に据えて、「和平実現」に向けて動いており、「シナリオ」を以下の通り描いているという。
つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
⑧ 米キッシンジャー元国務長官が、安倍晋三首相の
「価値の外交」と「より国家主義的な外交政策」を嫌い批判
板垣英憲「マスコミに出ない政治経済の裏話」
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/c9d464fe4af75c645bf0cf4338172980
2015年01月04日
◆「勢力均衡論者」で知られる米国のヘンリー・キッシンジャー元国務長官(1923年5月27日生まれ、米共和党系のニクソン政権およびフォード政権期の国家安全保障問題担当大統領補佐官、国務長官)が1月3日付け読売新聞朝刊「1面~2面」の「語る 戦後70年」-「日本の役割 熟慮の時」に登場している。聞き手は、アメリカ総局の飯塚恵子総局長。注目すべき発言を以下の通り、ピックアップしてみよう。
「戦後から立ち上がり、経済力をつけてきた時から、日本が自国の安全保障に対して、より責任を持ち、国際安全保障により積極的な役割を担うことは、避けられないことだった。つまり、『普通の国』になるということだ」
「日本がこれから取りうる道は、三つある。一つは、日米同盟の継続、二つ目は、従来より中国が強い存在感を持つ北東アジアへの接近、そして、より国家主義的な外交政策を取ることーである」
「安倍首相は強力な指導者だ。日本も他の国と同様、勢力均衡の新たな変容を受け、外交を適応させていくことになる。首相のもとで日本外交は、より幅を広げていくことになるだろう」
「中国を囲む国々を見ると、それぞれ米国と協力することで均衡を保てる状態であることがわかる。むろん、日本とインドは、強力な国だが。米国は今後も、アジア太平洋の国として扱うべきであろう。ただ、私は中国に対して、包囲網を作ることには反対する。米中関係のみを基軸とした外交政策にも賛同しない」
◆これらの発言から、キッシンジャー元国務長官が、日本の進路について、何を望んでいるかが、くっきりと浮かび上がってくる。それは、次の通りだ。
「日本は、普通の国となり、国際安全保障により積極的な役割を担う。従来より中国が強い存在感を持つ北東アジアへの接近、米国は今後も、アジア太平洋の国として扱う。中国に対して、包囲網を作らない」
この外交政策は、安倍晋三首相、麻生太郎副総理兼財務相(元首相)が、展開してきた。外務省仕立ての「価値の外交」(民主主義や人権の尊重などを価値として共有する国家との関係を強化しようという外交方針。価値観外交ともいう)とは、根本的に違う。「価値の外交」は、別名を「中国包囲網外交」という。中国は共産党1党独裁北京政府は、自由と民主主義を認めず、人民には、基本的人権も参政権も認めようとしない。文字通り「価値観を共通にしていない」のである。
キッシンジャー元国務長官は、安倍晋三首相の「価値の外交」に批判的なのだ。キッシンジャー元国務長官が、ニクソン政権時代、極秘にパキスタン経由で、北京入りして、毛沢東国家主席、周恩来首相と直接会い、「米中国交正常化・国交樹立」のお膳立てをした立役者だったことから、当然のことなのである。
◆キッシンジャー元国務長官は、「安倍首相は強力な指導者だ。日本も他の国と同様、勢力均衡の新たな変容を受け、外交を適応させていくことになる。首相のもとで日本外交は、より幅を広げていくことになるだろう」と語り、安倍晋三首相を持ち上げてはいるけれど、これは単なるお世辞であり、本心ではない。「より国家主義的な外交政策を取ること」という言い方で、ズバリ安倍晋三首相の「戦前回帰的な政治姿勢」を嫌い、厳しく批判している。米国「ジャパン・ハンドラーズ」(日本操縦者)の頂点に立っているキッシンジャー元国務長官は、安倍晋三首相と自民党に「総理大臣を新鮮な顔に変えよ」と命令してきていると言われている。
⑨ 「外交指南役」はキッシンジャー氏
トランプ氏の「親ロシア」への転換を実現へ
新潮社の会員制国際情報サイト 春名幹男
投稿日: 2017年01月21日
http://www.huffingtonpost.jp/foresight/trump-kissinger_b_14278976.html
from ハフポスト
安倍晋三首相がトランプタワーにドナルド・トランプ次期大統領(70)を訪ねた昨年11月17日。まさにその日その場所で、外交の大御所、ヘンリー・キッシンジャー元国務長官(93)がトランプ氏と会談していたことはあまり知られていない。
実は、キッシンジャー氏はトランプ政権の外交指南役として、旧知の次期大統領に外交の基本戦略を説いていたのだった。
それだけではない。キッシンジャー氏は別に、マイケル・フリン次期大統領補佐官(国家安全保障問題担当=58=)と、合計数時間にわたって外交論議を重ねてきた。
さらに、自分のスタッフだったK・T・マクファーランド氏(65)を副補佐官(同)としてホワイトハウスに送り込んだ。またトランプ氏に対して、レックス・ティラーソン前エクソンモービル会長(64)を国務長官に、と推薦していた。まさに、キッシンジャー氏が次期政権の外交の後ろ盾となっていたのだ。
ニクソン訪中時の真意
トランプ氏が外交の素人だけに、キッシンジャー氏は90代の高齢ながら、持論を実現させる好機だとにらんだようだ。
その持論とは、アメリカ外交の軸を親ロへと転換すること。つまり、トランプ氏自身の親ロ路線を実現する処方箋をキッシンジャー氏が授けるということのようだ。
親中派とされたキッシンジャー氏が? と怪訝に思われるかもしれない。しかし、45年前の1972年2月、キッシンジャー氏がニクソン大統領と訪中して米国の親中路線を演出し、毛沢東主席や周恩来首相の前で見せた笑顔は、実は仮面だった。
あの訪中の1週間前、2月14日にホワイトハウスでキッシンジャー氏はニクソン氏にこう説いた。
ある歴史的期間、中国人はロシア人よりも恐ろしい、と私は思う。20年以内に、あなたの後継大統領があなたほど賢明であれば、ロシア(ソ連)寄りとなって中国と対立することになる。向こう15年間はわれわれは中国寄りとなりロシア(ソ連)と対立する。われわれはこの力の均衡のゲームを全く感情を交えず演じなければならない。今は中国人にロシア人をしつけさせる必要がある。
公開された国務省文書にはこんなキッシンジャー氏の真意が記されていた。
キッシンジャー氏はその後も中国を弁護し続けてきたかのように見えた。しかし、冷戦終結後のクリントン、ブッシュ(子)、オバマの3大統領の24年間で、米国は中ロ両大国を同時に敵に回す事態に陥った。中ロは手を組み米国の地位を揺るがすに至った。特に中国は南シナ海を「聖域化」し、内海のように扱うほど乱暴になったのである。
他方、核大国ロシアの経済は低迷し、その国内総生産(GDP)は韓国より下の12位に転落、中国の「ジュニアパートナー」のような存在になった。今こそ、45年前に誓った転換を実現すべき時だ、とキッシンジャー氏は考えたのではないか。
トランプ氏をかばうキッシンジャー氏
トランプ氏が次期国務長官に親ロ派のティラーソン氏を指名し、批判されたが、キッシンジャー氏はCBSテレビで「トランプ氏は何か非凡なことを成し遂げる」と期待感を示した。さらに、トランプ氏が台湾の蔡英文総統と電話会談したときも、トランプ氏は中国は1つとの原則を維持することには「楽観的だ」と不安感の一掃に努めた。
しかし、中国と手を結ぶロシアを切り離すため、米国はロシアに何を与えるのだろうか。
ドイツ紙「ビルト」は昨年末に、ウクライナ問題が米ロ接近のカギになると報じている。それによると、「ロシアは特殊部隊が展開していると伝えられるウクライナ東部の安全を保障し、その代わりに西側はクリミア問題に干渉しない」という解決方式が検討されている、というのだ。
キッシンジャー氏のコンサルタント事務所「キッシンジャー・アソシエイツ」の常務理事、トーマス・グレアム元国家安全保障会議(NSC)ロシア担当上級部長はこうした妥協策を「クリミア・コンセンサス」と呼んでいる。
キッシンジャー氏自身、ウクライナは「架け橋」だとして、東西両陣営が互いにウクライナへの干渉を避けるよう提案してきた。
トランプ政権がロシア側に対して、どんな具体的提案をするにしても、ロシアのクリミア併合に伴う対ロ制裁の解除が必要になるだろう。また、中国がトランプ政権の新外交戦略を強く警戒するのは必至だ。
「インテリジェンス」で意気投合
しかし、キッシンジャー氏なら、中国の習近平国家主席ともロシアのプーチン大統領とも腹を割った会談ができる。プーチン氏がキッシンジャー氏と最初に会った際、「私はインテリジェンスで働いてきた」とプーチン氏が言うと、キッシンジャー氏は自分が欧州戦線で情報兵として参戦したことを挙げ、「立派な人間はみんなインテリジェンスから始める」と答えて、意気投合したという。このコンビの助力でトランプ政権は外交で事態を打開できるだろうか。
春名幹男
1946年京都市生れ。大阪外国語大学(現大阪大学)ドイツ語学科卒業。共同通信社に入社し、大阪社会部、本社外信部、ニューヨーク支局、ワシントン支局を経て93年ワシントン支局長。2004年特別編集委員。07年退社。名古屋大学大学院教授を経て、現在、早稲田大学客員教授。95年ボーン・上田記念国際記者賞、04年日本記者クラブ賞受賞。著書に『核地政学入門』(日刊工業新聞社)、『ヒバクシャ・イン・USA』(岩波新書)、『スクリュー音が消えた』(新潮社)、『秘密のファイル』(新潮文庫)、『スパイはなんでも知っている』(新潮社)などがある。
杜父魚(カジカの漢名)ブログ
清流に鳴くカジカガエル(https://www.youtube.com/watch?v=R7QrVhALZio)
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このブログは文庫形式で論評を収録してあります。保存を目的にした文庫ブログですから、収録した記事・論評の検索には特に心を配っております。政治、外交、歴史など硬派の論評を収録してありますが、ユーザー数は一万五六六二、収録記事・論評は二万〇四二一を超えました。
また三月五日から表題に私の名前をつけずに記事・論評の執筆者あるいは掲載社名を付記することにしました。
姉妹ブログとして「歴史と神話 杜父魚ブログ」(収録記事数三百二十一本)があります。
⑩ 中国にとってキッシンジャーの利用価値は失せている 古澤襄
2015.01.03 Saturday
読売新聞が三日の政治面でハインツ・キッシンジャーの発言を掲載していた。ニクソンと親しかった岸元首相からはキッシンジャーを評価する言葉はなかった。本質的にはニクソンとキッシンジャーは合わなかったのだろう。園田直外相の秘書官だった渡辺亮次郎氏も「園田は福田赳夫内閣の官房長官当時から”キッシンジャーは反日だ”ときめつけていた。生涯を通して(キッシンジャーと)面談しようとはしなかった」と2014.12.21の杜父魚ブログで語っている。
読売記事を読んで、キッシンジャーは反日のうえに親中国がつくとよく分かる。キッシンジャーが日本の政治家と会ったのは中曽根首相と福田康夫首相だけだと聞いたことがある。日本嫌いのキッシンジャーは九十一歳、ますます中国寄りの発言が多いのは年齢のせいかもしれない。
嫌われているのに日本から媚びを売る必要はあるまい。政治家・園田直さんの姿勢は正しい。だがキッシンジャーが日本が知らないところで、何を言っているか、それを報じるのはメデイアの責任である。もっとも習近平だっていまさらキッシンジャーでもあるまい。キッシンジャーが訪中して習近平と会った報道はない。中国にとってキッシンジャーの利用価値はとうに失せている。
■反日ハインツ・キッシンガー 渡部亮次郎
政治記者の先輩・古澤 襄さん(ふるさわ のぼる 元共同通信社常務理事)が、<キッシンジャーはかつて1971年の米中秘密会談で、周恩来に「日米安保条約は日本に核武装させない便法である」と言明した。
そのキッシンジャーは「日本は2050年までに核武装国家になる」と繰り返し警告を発している。どちらもキッシンジャー得意の外交技術とみていい>と「キッシンジャーの言葉の武器』を自らのブログで書かれたので、キッシンジャー嫌いだったわが師故園田直とともにキッシンジャーに思いが及んだ。
外務大臣3期を通じて秘書官を私が務めた園田直(そのだ すなお)は福田赳夫内閣の官房長官当時から「キッシンジャーは反日だ」ときめつけていた。生涯を通して面談しようとはしなかった。
おそらく、官房長官当時、外務省幹部の誰かから、相当強く吹き込まれたものと思われる。キッシンジャーもまた日本への認識を改めたフシはない。
ヘンリー・アルフレッド・キッシンジャー(Henry AlfredKissinger,1923年5月27日―)は、アメリカのニクソン政権およびフォード政権期の国家安全保障問題担当大統領補佐官、国務長官。国際政治学者。ノーベル平和賞受賞者 (1973年) 受賞理由: ベトナム戦争の和平交渉 。
1923年に、ドイツ・ヴァイマル共和国のフュルトに生まれる。本来の姓名はHeinz Alfred Kissinger(ハインツ・アルフレート・キッシンガー)で、苗字はバート・キッシンゲン(Bad Kissingen)に由来。
父ルイス・キッシンガーは女子高で歴史と地理を教え、母パウラ(旧姓シュテルン)はアンスバッハ近郊ロイタースハウゼン出身の富裕な家畜業者の娘。両親ともにドイツ系ユダヤ人である。
1933年に、ヒトラー支配のもと反ユダヤ人政策を推し進めるナチスが政権を掌握したため一家はナチスを嫌って1938年にアメリカへ移住。第2次世界大戦中の 1943年に同国に帰化。だからアメリカで大統領は望めない。
ハインツ少年の頭には反ナチが刷り込まれており、そのナチと組んでアメリカに刃向かった日本に対して親密感を持ち得ないのは当然といわざるを得ない。
ニューヨーク市立大学シティカレッジを卒業後、第2次世界大戦にはアメリカ軍情報部の士官として参戦し、戦後母国ドイツに駐留し多くの戦犯の処遇にあたった。
さらにハーバード大学で学び、教授となる。大統領リチャード・ニクソンから直々のスカウトを受け、政権誕生とともに国家安全保障問題担当大統領補佐官として政権中枢に入り、外交全般を取り仕切る。
冷戦政策の再構築を意図したニクソン政権期の外交の中で、キッシンジャーは重要な位置と役割を果たした。
1971年にはニクソンの「密使」として、当時ソ連との関係悪化が進んでいた中華人民共和国を極秘に2度訪問、周恩来と直接会談を行ない、米中和解への道筋をつける。この「神没鬼没」ぶりで世界に名を売った。
当時、日本は佐藤栄作政権下。対中関係を頭越しで遣られた政権は弱体化した。これが次の田中角栄首相をして日中国交回復の拙速をを招いた。
一方でキッシンジャーは、中国との和解を交渉カードとしてソ連とも第1次戦略兵器制限条約を締結するなどデタント政策を推進した。但し日本の頭越しを遣ったはずの米中国交正常化は日本に遅れること6年だった。
日本が台湾をそれこそ弊履の如く斬って捨てたのにアメリカは工夫をこらし、台湾を捨てなかった。そのために6年も掛けたのである。
私に言わせれば「外交役者」とも言えた。世界注目の場に美女を伴って現れるなど「たいした役者ぶり」だった。ニクソンの頭越しにノーベル平和賞を受賞するなど、ニクソンは面白くなかったに違いない。
彼はニクソンとは、個人的には決して親しい友人ではなかった。ニクソンが他の側近の前でキッシンジャーのことをその出自を背景に侮蔑的に呼んだことが数回確認されており、キッシンジャー自身も「1度として2人きりで食事を摂ったことはなかった」と語っている。
現在は「現代外交の生き字引的存在」として多くの著書を持つほか、世界各国で講演活動を行っている。また、ニクソン以降のアメリカの歴代大統領をはじめとする世界各国の指導層と親交を持っており、国務長官退任から30年以上たった現在でもその国際的影響力は大きいと評価されている。
最近では、ジョージ・W・ブッシュ政権において指南役として活躍した。ブッシュはキッシンジャーとは定期的に会談の機会を設けており、政権外で最も信頼する外交アドバイザーであった。キッシンジャーはブッシュ政権下で行われているイラク戦争も基本的に支持していた。
日本ではテレビ東京の番組「日高義樹(元NHKアメリカ総局長)のワシントン・リポート 」に年1回出演し1月に放送されるのが恒例。読売新聞への寄稿は屡々。
日本については、経済大国である以上政治・安全保障両面でも大国として台頭しようとする欲求を持つだろうとの見方を一貫して示している。
特に、1971年の周恩来との会談で日米安全保障条約に基づく在日米軍の駐留が日本の「軍国主義」回帰を抑えており、同盟関係を解消すれば日本は手に負えない行動を取り始めると警戒感を示した「瓶の蓋」論は有名である。
冷戦後間もない時期の著書である『外交』でも将来日本が政治的に台頭するとの予測を示した。
2008年1月の「日高義樹のワシントン・レポート」でも変わらず、「日本は10年後に強力な軍隊を保有しているだろう」と述べ、日本の憲法改正や核武装については「日本が決めることだ」と発言している。(文中敬称略)2009・06・28 出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』(頂門の一針 2014.12.21 Sunday name kajikablog )