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続折々の記 2020③
【心に浮かぶよしなしごと】
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【 05 】03/12~
           健康二題  命は大昔から(つな)がっていた
             ・ 米ぬかとハチミツ  昔からの知恵
           
 03 12 (木) 健康二題      命は大昔から(つな)がっていた

健康は他人ひと事ではない。

最近の「折々の記」の文章を見ていると、年を取ったことを争えないなと感じている。 文章表現があちこちふらふらしていて自分でも可笑しいと感ずるのである。 試みに「折々の記」の一番初めに取り上げたもの「ここから青年時代の古い日記」を読んでみると、まだ19才4ヶ月だった。 それ前のものはとってなかったのであろう。

読み進んでいってみると、前後左右表現はおかしいけれど今よりも千切れちぎれでなかったように思う。まとまったことを書いていたように思う。 青年時代は懐かしい。

話はちがうが、自分の命は大昔から何百年もまえからずうっと続いていたことに気づきました。 あたりまえなことですが、そんなことに気づいて健康でいなくてはならんのかと思います。

兄も姉もすでに他界しているのに・・・。 命の伝承が生きているうちの責任と思うからなんです。

恥ずかしいことはしてはいけない、それが手かせ足かせになっているのです。 そんな手かせ足かせは考えなくてもいいことは承知できるが、ほかの生物を見ていてもやっぱり木の葉一枚が木にこびりついているのを見ると、木の命のやりとりの意味も思うのです。 作物にしても種ができてからも葉が枯れるまでは、一枚の葉の養分まですべてを次の種のために残していくことに気がつくのです。

人は自分の子どもができて、誰でも自分の用が済んだとは考えません。 たとえ子供ができなくなっても、子や孫のために頑張っているじゃありませんか。 自分のことで恥ずかしいことですが、私は今自分の祖先がイスラム人だったことを知りました。 いろいろの人たちの混血はあったにしても、イスラムの古代民族そのままの生活慣習や言葉が伝承されていることを知って、先祖の人たちが今では想像もできない苦難に耐えて生き延びてきていることに思いを寄せるとき先祖の努力をできる限り学びそのことを子孫に伝えなくては私自身の役目を済まされないと思うのです。 健康ほど、今の私に残された大事なことはないのです。



米ぬか「ぬか玄」を買ってきて婆さんと二人で牛乳に溶かして飲んでいる。 売っているのは飲みやすくしてあると思うけれど細工してあります。 本来体への吸収など考えず、お金をかけずに工夫して食べていくのが農家の姿でした。 年は取ってもやっぱり、昔の人たちを学んで米ぬかそのものを工夫して食べるようにしたい。 いろいろ調べてみた。

A 米ぬかの栄養


米ぬかの栄養成分


米ぬかを調べてみると、沢山なデータがでている。

玄米・精白米・米ぬかの栄養成分の比較(100gあたり)
食品名たんぱく質脂質炭水化物植物繊維 リン
 (mg)
マグネシウム
     (mg)
 鉄
(mg)
ビタミンB1
   (mg)
ナイアシン
   (mg)
ビタミンE
  (mg)
玄米6.82.774.33.0290.0110.02.10.416.31.4
5分つき米6.51.875.91.421.064.01.50.303.50.9
精白米6.10.977.60.595.023.00.80.081.20.1
米ぬか13.419.648.820.52000.0850.07.63.1236.412.2

精白米と玄米を見ると、りん以下の栄養成分が1対5の割合ほど違っている。 白いご飯と玄米食でもこれほどの違いがあることがわかります。

米ぬかはそのまま食べるわけにはいきません。 どんな方法で食べたらいいのか、調べます。

米ぬかの効用と利用法!
     食べる米糠健康法、米ぬかを食べて
     https://www.hondanojo.com/komenukakenkouhou1.htm

米ぬかの栄養素に最初に注目したのは、日本人ではなくオランダ人医師のアイクマンが、1896年に発表した論文が、米ぬかに関する初めてのものといわれています。

アイクマンは、鳥類に精白した穀物をエサに与えつづけた結果、脚気のような症状が現れることに気付きました。

「精白したエサが原因ならば、精白の際に出たカスを与えてみたらどうだろう」と実践してみたところ、米ぬかの思わぬ効用に気付きました。

日本では、鈴木梅太郎博士が米ぬかの組成を分析して「ローオリザニン」という成分を抽出することに成功しました。 これがビタミンBでした。

ビタミンBは、米ぬかから発見されたのです。これが不足すると脚気はもちろん、イライラしたり、疲れやすくなったり、肌があれて吹き出物が出たりします。
このような症状は、ストレス社会に生きる現代人には、つきものとされています。

これといって寝付くほどの症状ではない為に、ついつい見過ごしてしまいがちですが、これは危険なことです。

もし心当たりがあるならば、ぜひとも米ぬかにチャレンジしてみてください。絶対に大きな効用が期待できます。

米ぬかの効用はこんなにある

1、コレステロール値が下がる

ダイエタリー・ファイバー(食物繊維)には、コレステロールが体内に吸収されるのを防ぎ、血中のコレステロール値を下げる働きがあります。

2、米ぬかに含まれる栄養成分は、体にさまざまな好影響をおよぼします。

 米ぬかの成分

成分名
効  能  ま  た  は  効  果
フィチン酸
抗がん作用・抗腫瘍作用、尿路結石や腎結石の予防、歯垢形成抑制の効果などがあるとされる。
◆フィチン酸(フィチンさん、phytic acid)は生体物質の1種で、myo-イノシトールの六リン酸エステル。イノシトール6リン酸 (inositol hexaphosphate)[1]、略称は IP6。種子など多くの植物組織に存在する主要なリンの貯蔵形態であり、特にフィチン(Phytin: フィチン酸のカルシウム・マグネシウム混合塩で、水不溶性)の形が多く存在する[2]。キレート作用が強く、多くの金属イオンと強く結合する[2]。抗酸化物質、防腐剤[3]。ミオイノシトールと共通の作用を持つとされている
イノシトール
脂肪肝や高脂血症、セロトニン異常に起因するうつ病、パニック障害、強迫神経症に有効とされる研究結果もある。
◆IP6。トウモロコシ、小麦、米、大豆などの植物から作られた多くの食品に含まれる物質で、穀類とマメ類には大量に含まれる。がん予防の分野で研究されている。「phytic acid(フィチン酸)」、「ip6」とも呼ばれる。
フェルラ酸
米糠に特有である。紫外線吸収、酸化防止機能があり、食品や化粧品に用いられる。
γ-オリザノール
米糠に特有である。コレステロールの吸収を抑える作用、更年期障害などの不定愁訴に効用があるとして医薬品として用いられる。また、紫外線防止のために化粧品に用いられる。
食物繊維
水溶性食物繊維は、水に溶けやすく、水に溶けるとゼリー状になります。 小腸での栄養素の吸収の速度を緩やかにし、食後の血糖値の上昇を抑える効果があります。 ... 食物繊維は低カロリーで肥満の予防にもなるので、糖尿病、脂質異常症、高血圧、動脈硬化など、さまざまな生活習慣病の予防に効果があります。
ビタミンB1
脚気(手足の痛み、むくみなど)、疲労、肩こり、短気、うつ、浮腫、集中力低下、記憶力低下、心機能不全などの原因となります。
ビタミンB6
ビタミンB6が不足すると、皮膚炎、舌炎、口内炎、口角症、貧血、リンパ球減少症になります。 また、成人の場合は、うつ状態、錯乱、脳波異常、痙攣発作など神経系に異常が起こることもあります。
ビタミンE
ビタミンE|特徴|効果|食材 身体の老化を促す因子として知られる活性酸素。 ビタミンEは、強力な抗酸化作用があり、活性酸素の害を消去しようと働くビタミンのひとつです。 また、身体の末端にある末梢血管を広げ、血行をよくする働きもあります。
ミネラル
カルシウムやマグネシウムなどがよく知られています。 骨や歯を形成したり、神経の伝達に関わったり、細胞の働きをスムーズにするなど、私たちの身体の臓器や組織を円滑に働かせるために必要です。
食品中の鉄の種類には、肉・魚・レバーなど動物性食品に含まれるヘム鉄と、野菜・海藻・大豆など植物性食品に含まれる非ヘム鉄があります  血液中の赤血球の中には、体内の各組織に酸素を供給するという大切な役割を担っている物質が存在します。それがヘモグロビンと呼ばれるもので、これは、ミネラルの1つである鉄によってつくられているのです。この鉄が、体の中で足りなくなると、いわゆる鉄欠乏性貧血と呼ばれる病気にかかってしまうのですが、この病気は、数ある貧血の種類のうち、9割以上を占めるとされ、特に若い女性の間では4人に1人が、この病気になっているとさえいわれています。そうした現状を踏まえ、今回は私たちが生きていく上で欠かせない栄養素・鉄の働きと、その不足によって起こる鉄欠乏性貧血の発症のメカニズムなどにスポットを当ててみたいと思います。
マグネシウム
必須ミネラルは全部で現在29種類あり、それぞれが人体にとって重要な働きをもたらしますが、なかでもマグネシウムは骨や歯の形成・柔軟性・弾力性を高めて骨折しにくくさせるほか、神経の興奮を抑えたり、カルシウムの作用をコントロールして筋肉の収縮・弛緩を調整したりする役割を果たします。
マンガン
マンガンは、骨・肝臓等の酵素作用を活性化する働きがあり、骨の生成を促進し、炭水化物や脂質の代謝を行う上で重要な役割を果たし、エネルギー作りに関係して働いています。ほかにも、細胞表面を保護する働きや、生殖および中枢神経系が正常に機能するために重要な働きがあります。 マンガンが不足すると、骨の発育不良や糖尿病、性ホルモンの合成能力が低下、生殖腺機能障害などが起こります。しかし、マンガンは海藻類や緑黄色野菜、ナッツ類などの食品に豊富に含まれているので、不足することはまずないので、心配はほとんど要りません。しかし、カルシウムとリンの多量の摂取はマンガンの吸収を妨げるので、牛乳を多量に飲んだりする人は少し注意が必要です。

3、肥満の解消

コレステロール値が下がり、便秘が解消されるだけで、肥満はかなり改善することができます。

また、米ぬかに含まれるダイエタリーファイバーは、消化吸収されずにそのまま排出されますが、このときに余分な栄養分も一緒に排出することがあります。

動物性たんぱく質や脂肪などを過剰に摂取しがちな人にとっては、好都合です。

そのうえ、米ぬか食による良い兆候が出始める頃になると、食べ物の好みにも少しづつ変化が見え始めることがあります。

脂っこい物や甘い物を以前ほど必要としなくなったり、食べすぎがなくなるのです。 これは、特に玄米を食べたときに見られることなのですが、米ぬかでも同じような傾向が見られるようです。

これは、食後の腹持ちが良くなるためです。 このような状態になれば、肥満はドンドン解消されていきます。

4、高血圧を解消する

高血圧は脳出血、心筋梗塞、狭心症、心不全など、命にかかわる病気へつながる恐ろしい症状です。

米ぬかは、高血圧改善にも有効だといわれています。

米ぬかはコレステロール値を下げる作用があることは先に説明しましたが、血中のコレステロール値が下がると、血圧も自然と下がってくるのです。

また、米ぬかに多く含まれるリノール酸にも、血中のコレステロールや中性脂肪を減らす働きがあります。

更に、カリュウムが塩分の排出を助けることも、血圧の安定に役立っています。

5、血糖値を改善する

糖尿病が多いイギリスでは、戦争中、患者が急激に減ったことがありました。

これは戦争による食糧事情の悪化で、砂糖や脂肪の消費量が減ったためといわれていますが、「小麦の精白率が下がったことも関係しているのではないか」と考えられたこともありました。

  そこで、糖尿病患者にダイエタリー・ファイバーが豊富な食事を与えてみたところ、糖尿病が減ったのです。

糖尿病は、時に失明したり、意識不明の昏睡状態になって死亡することもある恐ろしい病気です。

現在ではインシュリンや食事療法などが、行き届くようになりましたが、ちょっとした油断も禁物です。

ダイアトリー・ファイバーには、余分な糖分の吸収を阻害する働きがあり、これが糖尿病予防や治療になっているのです。

6、貧血を治す

貧血症状の多くが鉄分不足で起こります。

鉄分不足による貧血予防には、レバーやほうれん草などがいいといわれていますが、米ぬかにも鉄分が豊富に含まれていますから、手軽に食べられて効果的です。

7、自律神経失調症にも効果的

米ぬかにはビタミンBが豊富に含まれていますが、B郡の中のパントテン酸が不足すると、自律神経失調症を招くことがあります。

これは、神経の伝達経路にトラブルが発生し、循環器系や消化器系の正常な働きが妨げられる病気です。

食欲不振、便秘、下痢など症状はさまざまです。治療が難しく、なかなか決め手となる治療法がありませんが、少なくとも米ぬかや玄米が症状緩和の手助けをしてくれるようです。

8、若々しさを保つ

米ぬかに含まれるビタミンEには、さまざまな働きがあるといわれています。

冷え性や痔、動脈硬化、ガン、糖尿病、肝臓病、更年期障害などさまざまな悪弊から守ってくれます。

これは、ビタミンEが血管内の過酸化資質の生成を防ぎ、いつも血管を若々しく保つためなのです。

更に、ビタミンEには、血行をよくして、過酸化脂質を取り去る働きもあります。

管内の過酸化脂質が増えると血圧が上がり、老化が進んでしまいますがこうしたことを防いでくれるのです。

9,、米ぬかの成分が痴呆症に

米ぬかから抽出された天然のポリフェノールのフェルラ酸に、アルツハイマー病患者の認知機能の低下を抑える効果がある、という臨床試験結果が26日、和歌山市であった国際シンポジウム「コメと疾病予防」で発表された。

10、米ぬかの美容法

お肌は貴女の努力で変えることが出来ます。

米ぬかに含まれているガン抑制物質について

病気を治すのは、医者や薬品ではありません。自己免疫力です。 ”免疫力アップには毎日食べる無農薬や有機栽培のおこめです!!

米ぬかに含まれているガン抑制物質について 自然が育んだん健康への贈り物「IP6」注目の物質は米ぬかに含まれていた。

私たち日本人の食生活の中心となってきたお米。

そのお米を守るように取り巻く米ぬかの部分に、抗ガン作用や抗酸化作用といった働きを持つさまざまな成分が含まれていることが分かってきました。 その中でも特に注目されているのが、「IP6(アイピーシックス)」という物質。 今回は天然の抗ガン物質とも呼ばれるIP6について、ガン研究の第一人者石川隆俊先生のお話を紹介します。

東京大学名誉教授 医学博士 石川隆俊先生のプロフィール

東京大学医学部卒。昭和50年東京大学医学博士学位授与。癌研究所勤務(研究員、部長)を経て平成元年、東京大学医学部教授。
平成9-11年、東京大学医学部長、評議員。平成12年5月、東京大学名誉教授、平成12年4月からは、大学評価、学位授与機構教授に就任。
厚生労働省医道審査会委員、文部科学省学術審議会専門委員など兼職。日本病理学会、日本癌学会、米国癌学会、日本疾患モデル学会、日本色素細胞学会所属、評議員、理事、名誉会員などの役職を勤める。
1998年6月、京都にて「IP6と米の構成成分による疾病の予防」国際シンポジウムをジャムスディン博士とともに開催。 日本におけるガンとIP6研究意の第一人者。



穀物中心の食事は癌を減らす 癌を減らす有機栽培米

私の専門領域は実験病理学でして、その中でも特にガンの発生メカニズムの研究を手がけてきました。 「ガンがなぜ発生するのか、どのような仕組みで増殖していくのか」という研究を続けていく過程で着目したことの一つが、さまざまな食物に含まれる成分が、ガンを抑制する働きを持っているのではないか?と言う点でした。

  その中でも特に私自身が興味をひかれ、研究の対象としたのが「IP6」(イノシトール6リン酸/フィチン酸ともいう)だったのです。 IP6という、一般の方には耳慣れないこの物質に注目が集まり始めたのは最近のことで、その先駆けとなったのが米・メリーランド大学のガン研究の第一人者・シャムスデン博士の研究でした

博士は国別の「大腸がんの増加と食物繊維摂取量」との関連に着目し、食物繊維の中に含まれるイノシトール、特にIP6がガンの抑制に大いに寄与するという研究発表をしたのです

興味深い例をあげると、デンマーク人の、大腸がん抑制に寄与されるとされてきた「食物繊維摂取量」は、お隣の国フィンランド人の約2倍なのですが、なんと大腸がんの発生率はフィンランド人の方がデンマーク人の半分なのです

  この奇妙な現象について研究を続けた博士は、フィンランド人の食生活が「穀物中心」であり、ガン抑制の主役が実は食物繊維そのものではなく、「穀物繊維に含まれるIP6」であること、穀物繊維中心の食事がガンを減らしていたといった研究結果を発表しました

これがIP6という物質に世界中のガン研究者の注目が集まるきっかけでした

穀物外皮に含まれているIP6のさまざまな働き

このIP6という物質は、イノシトールというブドウ糖に類似した糖にリン酸が6個結合したもので、結合するりんの数によってイノシトール一リン酸から六リン酸まであります。

イノシトール自身は私たちの体内にも広く存在していて、細胞の生存に不可欠な必須栄養素であり、細胞内で化学的に情報を伝達するなど、さまざまな生体機能を支える重要な物質なのです。

自然界では、IP6はお米や麦などの穀物・豆類の、主として外皮の部分に多く含まれています。

日本人には馴染み深いお米の場合も、白米になる胚乳部分ではなく、種皮などの、普段食用にしない「米ぬか層」の中に、全体の2-3%程度のIP6が含まれます。

(図1参照=取込めのでURLを見ること) 自然状態で、種は発芽するまで地中で長期間を過ごしますが、この間に胚乳を保護・保存するために、穀物の種皮には多くのIP6が含まれていると考えられるのです。

このIP6が私たちの体にもたらす効果については、

  ① ガンや動脈硬化などの病変を引き起こす「フリーラジカル」の生成を阻止する抗酸化作用

  ② がん細胞の発生と増殖の抑制作用

  ③ 血中コレステロール値の低減化、血液の凝固を抑制する血小板凝集阻止能

  ④ 腎臓結石などの結石の元となる不要なカルシュウムの除去作用 といった、
    主要な作用だけでも実に広範囲な効果が世界中の研究者によって確認・報告されています。

このIP6の抗酸化作用は、他の抗酸化物質に比べてもかなり強力であることが実験で証明されています。

次に、②で挙げたガン細胞の発生と増殖の抑制効果です。

これこそIP6の最も注目される効果だと思うのですが、IP6は動物実験などからガンになった細胞の細胞分裂を選択的に抑えるという効果を示したのです。

IP6がそのガン化し始めたばかりの「がん細胞」に取り込まれると、発ガン細胞内のカルシュウム濃度が上がり、ガン細胞の増殖を抑制してガン細胞を大きくしない(制ガン効果)という、驚くような働きをすることが明らかになってきました。

また、人間には、遺伝子に傷が付きガンになりやすくなった細胞が、次世代に遺伝していくのを防ぐ役割を持った「ガン抑制遺伝子P53」遺伝子が組み込まれています。

IP6はこの「ガン抑制遺伝子P53」を人体が生成する能力を最大約7倍に増強する、という実験報告もあります。

このように、IP6の「人体の持つ本来のガン防御機能を向上させる働き」に注目が集まっています。

IP6に期待されるガンの治療効果

このガン発生の抑制効果は、シャムスディン博士によって確認された大腸がんを始め、私の研究では皮膚ガンに対して、また乳ガンや肺ガン、肝ガンなどの発生にも抑制効果があるという報告がなされるなど、実に多くのガンの発生を抑制する作用を持っています(表Ⅰ参照)。

さらに驚異的なのは「進行ガンの増殖を抑える働き」が、まだ動物実験の段階ですが証明されたという点です。

IP6は発生したばかりのガン細胞に対して増殖を抑制するだけでなくて、進行したガン細胞のもつ侵略的で旺盛な増殖力をも抑え込み、あたかも正常細胞のような性質の細胞に変えてしまうという、驚くような働きを持つことも最近分かってきたのです。

副作用の心配がなく、前述の抗酸化作用がもたらすガン発生を未然に防ぐという「予防」の働きが期待できるとして、IP6は世界各国の専門家からも大いに注目されています。

生活習慣病への予防効果も期待できるIP6

③に挙げた血中のコレステロール値の低下や血小板凝集阻止能というのは、いわゆる生活習慣病と呼ばれている動脈硬化や心筋梗塞といった心臓血管系の病変や、血栓症などの病変を予防する働きとお考え下さい。

特に血小板凝集阻止能というのは、血をさらさらの状態にしてくれるということです。IP6は、血小板という血液の成分が血管内で固まって血栓となり、血管を塞いでしまうのを抑制するという作用を持つことが分かっています。

また、④で挙げたように、IP6は腎臓結石の原因となる不要なカルシュウム結晶の生成を抑えるとともに、蓄積した不要なカルシュウムを溶解し、尿と一緒に排出するという作用も確認されています。

IP6の有用性が明らかになってきたのは最近のことなのですが、今までお話してきた作用以外にも、IP6の持つ人体の生体防御機構を強化するという作用により、HIVウイルスによる細胞破壊の抑制などにも期待が寄せられます。

今後も研究が進むにつれ、さらに幅広い疾病への、臨床面での応用の可能性が広がっていくことでしょう。

見直したい穀物繊維の豊富な日本の食文化

このように優れた有用性が認められるIP6ですが、では、一体どのくらいの量を摂取すれば良いのかというと、成人で1日当たり2g程度。もちろんこれ以上多くても問題はなく、IP6の安全性については、1日8gを長期にわたり摂取しても全く問題がないことが確認されています。

また、IP6は米ぬかからの抽出物として入手できます。

私たちが日常生活の中でIP6を摂取する方法としては、玄米を食べるのが1番手軽でしょう。

しかし、これを毎日となると、玄米は炊き方が難しいうえ、白米を食べなれた人には、味の点で物足りなさがあります。

ですから、毎日の食生活を玄米に切り替えていくのは、なかなか難しいでしょう。

そこで注目したいのが、「発芽した玄米」です。玄米は30度程度のお湯の中に1昼夜寝かせておけば発芽するのですが、発芽した玄米内では酵素が活性化し味が良くなるだけでなく、IP6も人体に取り込みやすい状態に変化します。

白米に混ぜて、手軽に炊飯器で炊ける発芽した玄米もある。

最近では、白米に混ぜるだけで手軽に炊ける、発芽した玄米もあります。こうした食品なら、日常の食事にも取り入れやすくていいですね。

発芽した玄米なら、味が良いだけでなく、 IP6もさらに取り込みやすい状態に変化します。白米に発芽玄米を混ぜると食べやすく便利です。

実は、私の実家は造り酒屋でして、お米とは縁が深いのですが、昔は精米するときにも「5分づき米」や「7分つき米」など、精米の度合いを加減して、ぬか層を残したお米を食べる食習慣がありました。

精米機の普及が日本人の健康を駄目にしたという見方もあります。

昭和の始め、東北のある地方では玄米食に戻ることにより住民の健康が著しく改善したという研究も残っています。

「玄米は体に良い」ということを、昔の人は経験的に知っていたのでしょう。

玄米にはこれ以外にもビタミン類やミネラル、ギャバ(γーアミノ酸)などのアミノ酸類も豊富ですから、こうした栄養素による健康増進効果も期待できます。

さらにIP6と緑茶の組み合わせ、併用が大腸がんの抑制に高い効果をあげたという実験結果も報告されています。

緑茶と玄米食、日本伝統の飲み物と食べ物の組み合わせが、ガンの予防に大いに貢献していたというのも興味深いことですね。

こうした先人のお米の食べ方に対する知恵や、玄米・ごまといった穀物繊維の豊富な日本の伝統的な食文化を見直し、今一度食生活の中に取り入れてみることをお勧めしておきたいと思います。



食べる米ぬかの効用と料理集

体験が語る米ぬかの効用

米ぬかを食べて便秘が解消、ダイエットも出来た
米ぬかを生活に取り入れて肌が若返り、体重も7Kg減った
長年悩んでいたにきびがなくなり、青春真っ只中
原因不明のアレルギー性鼻炎が、米ぬか療法で全くなくなった
上が180、下が110もあった血圧が米ぬかを飲み始めて正常値内で 安心
米ぬかを飲んで体重が15Kg減り、血圧も大幅に下がって安定した
米ぬかを飲んで3ヶ月で立ちくらみがしなくなり、元気に働けるようにな った
米ぬかで胃腸が治り、便秘も解消
米ぬかで胃腸が治り、便秘も解消
米ぬかを飲んだおかげで糖尿病が治り、ダイエットにも成功
138単位もあったr-GTPが、米ぬかで劇的に下がった
歩くことも出来なかった更年期の骨粗鬆症が、ジョギングをするほどに 下がった
米ぬかを飲んだら、子供のときからのぜんそくの発作が解消した
腰痛や膝の痛みが、米ぬかを飲んでピタリトなくなった
長年苦しみ続けた痔が、米ぬかで解方に向かっている
米ぬかを食べて冷えがなくなった
米ぬか風呂と米ぬか石鹸で水虫を退治

米ぬかパワーを活かすには

白米中心の食事が病気を招く
贅沢な食事が招いた弊害
米ぬかは最高に手軽な健康法
米ぬかは生鮮食品のつもりで食べる
米ぬかの上手な食べ方
米ぬかは、から煎りした方が美味しい
どれくらい食べれば効果があるのか
米ぬかを美味しく食べる方法
フィチン酸が残留農薬を体外へ排出させる
米ぬかや玄米にかけている栄養素とは
米ぬかに足りない栄養素はこうやって取ろう
米ぬか食には和食メニューが合う
バランスの良い栄養の取り方
栄養の偏らない食生活を心がけよう
胃腸の弱い人は玄米よりも米ぬかを
年齢に応じた適量を家族で食べよう
米ぬかパックでシミ・シワが消える
米ぬか風呂で全身がつやつやに
余った米ぬかは食器洗いに利用する

米ぬかはなぜ万病に効くのか

米ぬかはビタミンの宝庫
ビタミンB群の驚異的なパワー
老化を防止するビタミンE
米ぬかは身近なナチュラル・フード
成人病は繊維不足が原因?
ダイエタリー・ファイバーは腸内の掃除
ダイエタリー・ファイバーのさまざまな働き
ダイエタリー・ファイバーが不足しがちな日本人の食生活

米ぬかを使った料理集 (簡単なのでぜひ試してみてください)

米ぬかを使った主食メニュー
米ぬか入りぞうすい
米ぬか入り中華ぞうすい
米ぬか入りリゾット
米ぬか入りカレーピラフ
米ぬか入りチャーハン
米ぬか入りバエリヤ
米ぬか入りドリア
米ぬか入りソース焼きそば
米ぬか入りかた焼きそば
米ぬか入りカレーライス
米ぬか入りすいとん

米ぬかを使ったおかずメニュー
米ぬか入り餃子
米ぬか入り焼売
米ぬか入りハンバーグ
米ぬか入りポテトサラダ
米ぬか入り肉団子
米ぬか入りコロッケ
米ぬか入りとんかつ
米ぬか入り煎りおから
米ぬか入りひじきの煮物
米ぬか入り卵焼き
米ぬか入り白和え
米ぬか入りロールキャベツ

米ぬかを使ったスープメニュー
和風米ぬかスープ 和風米ぬかスープ
洋風米ぬかスープ 洋風米ぬかスープ
コーンポタージュ コーンポタージュ

米ぬかを使ったおやつメニュー、ケーキ

  米ぬかを使ったおやつメニュー
米ぬか入りクッキー
米ぬか入りケーキ
米ぬか入り餅
米ぬか入りハンバーグ
米ぬか入りお好み焼き
米ぬか入り蒸しパン
米ぬか入りおやき

送料について
電話で注文 0120-77-2098

年間契約申し込み

産直ですので出来る限り新鮮なものをお届けするために 注文をいただいてから用意します。(炒ってご利用下さい)出荷までに少しお時間をいただいくことがあります。
定期的にご購入希望の方はご予約を承っております。
注米ぬかは目方の割りにかさばります。多量のご注文の場合は梱包が二つ以上になる場合がございます。その場合は送料等をあらためてご案内させていただきます。

営業時間:AM 9:00~PM 6:30 定休日:毎週日曜祝日
〒923-1116 石川県能美市小長野町チ40番地
ご質問受付 TEL 0761-57-2098 ご注文は 0120-77-2098
FAX:0761-57-2198 生産:金沢加賀百万石ほんだ農場販売・有限会社 ほんだ 代表 本多宗勝