アーケロン Archelon (アルケロン) [爬虫類] 分類:カメ目 潜頸亜目 プロトステガ科 時代:白亜紀後期 場所:北米近海 全長:3.5m(甲羅の長さ2m) ◆白亜紀後期の海にいた巨大なウミガメ。高度に水中に適応したカメ類(オサガメ・スッポン等)は甲羅が退化する傾向があるが、アーケロンも同様で、通常のカメのような甲羅は無く、骨格の上に皮を張った状態になっていた。口先は現在のウミガメと異なり、先が尖っていたようである。尾も現在のウミガメより長い。 ●萌とレイを背中に乗せ海中を遊泳する。
アヴィミムス Avimimus [恐竜] 分類:竜盤目 獣脚亜目 テタヌラ下目 マニラプトル形類 アヴィミムス科 時代:白亜紀後期 場所:モンゴル 全長:1m ◆番組では鳥に良く似た小型恐竜と紹介されていた。当初は分類不明で、初期の鳥とする意見もあったが、現在ではオヴィラプトルに近い仲間とされる。 鳥の尺骨(翼の骨)にある、次列風切り羽を固定するうねりと同様のものがこの生物の尺骨にも見られる事から、オヴィラプトル等と同様に、前脚に羽毛の生えた翼を持っていたと考えられている。しかし翼自体は退化していたので、飛翔は無理だったらしい。 ●同じく鳥に似た恐竜モノニクスと喧嘩をしていた。
アウストラロピテクス Australopithecus (直立猿人) [人類] 分類:真主齧上目 霊長目 ヒトニザル亜目 ヒト上科 時代:第三紀(新第三紀)・鮮新世 場所:アフリカ 身長:1.2m ◆今から400万年前〜200万年前にかけて生息していた最初期の人類。数種類が知られているが、時代的に(350万年前)作中に登場したのはA・アファレンシス(アファール猿人)と思われる。脳容量は400mlと現人類と比べてまだ未発達であるが、体は直立歩行を行えるようになった。自由になった手で簡単な道具を作り、使用したと推測されている。最近では、このアウストラロピテクスよりもさらに古い段階の猿人、アルディピテクス(ラミダス猿人・440〜580万年前)や、オロリン(600万年前)、サヘラントロプス(トゥーマイ猿人・700万年前)というのも見つかっている。 初めて発見されたアファール猿人は女性で「ルーシー」と命名されている。恐らく作中に登場した猿人女性はこれがモチーフになっているのだろう。 ●プグラシュティクは人類の祖先である猿人の抹殺を企んだが、猿人と協力した唯の活躍によって失敗した。
アエトサウルス Aetosaurus ??? (鷲竜類) [爬虫類] 分類:主竜上目(槽歯目) アエトサウルス亜目 時代:三畳紀後期 場所:北米〜ヨーロッパ 全長:2〜5m ◆テコドント(槽歯類・原始的主竜類)に属する草食性の爬虫類。背中と腹が広く装甲で覆われ、アルマジロを平べったくした様な格好をしていた。 ●1カットのみ登場。
アカントーデス Acanthodes (棘魚類) [魚類] 分類:棘魚綱 時代:石炭紀〜ペルム紀(作中ではデボン紀) 場所:世界中 全長:30cm ◆初期の魚類。ひれの部分にある棘状の突起が特徴的。棘魚類は未だ体の中に完全な骨(硬骨)を持たない原始的な魚類であるが、現生の硬骨魚綱はこの仲間から生まれたという説もある。ちなみに現生のトゲウオとは無関係。 ●パックがくわえていた、味は薄味であまり旨くないと言っていた魚の事。作中では説明が無いが、設定書にはアカントーデスと記載されている。
アジリサウルス Agilisaurus (ヤンドゥサウルス Yandusaurus) [恐竜] 分類:鳥盤目 鳥脚亜目 ヒプシロフォドン科 時代:ジュラ紀中期 場所:中国 全長:1.5m ◆小型の草食恐竜。ヒプシロフォドン科(レイやレエリナサウラ等を含む小型鳥脚亜目)では古いものの1つである。 ●萌の目の前で次々と死んでいった。
アノマロカリス Anomalocaris [その他] 分類:節足動物門(又は有爪動物門?葉足動物門?) アノマロカリス綱 ラディオドンタ目? アノマロカリス科 時代:カンブリア紀前期〜中期 場所:世界中 全長:10cm〜2m ◆カンブリア紀の海に生息していた有名な原始生物。バージェス動物群としては代表的なものである。現在の節足動物、又はカギムシ類(有爪動物)に近い生物だと考えられている。世界中から多くの種類が発見されており、当時の代表的な大型補食動物であった。 木の葉型の体の左右には重なり合った多数のひれと鰓を持ち、ヒレの付け根には小さな肢が生えていた可能性もある(ジーンダイバーでは肢の復元は無い)。ひれで遊泳していたとする復元が主流だが、肢で海底を這いまわったとする説もある。また、頭部には2本の大きな触手を持ち、これで獲物を捕らえていたと思われる。鋭い歯の生えた円形の口を持つ事から、この口で三葉虫等を噛み砕いていた強食性動物と思われているが、実際には体の柔らかい微小な生物しか捕食出来なかったのではないかという意見もある。 この動物の化石が初めて発見された時、触手、口、胴が別々に出てきた為に、それぞれが独立した生物として復元されていた。 ●地球生命への進化介入を進めるスネーカーが、特定の生物(ピカイアや筆石)を保護する為にアノマロカリスを利用した。
アパトサウルス Apatosaurus ??? (ブロントサウルス Brontosaurus) [恐竜] 分類:竜盤目 竜脚形亜目 竜脚下目 ディプロドクス科 時代:ジュラ紀後期 場所:北米 全長:18〜22m 体重:20〜30t ◆竜脚類(カミナリ竜)に属する有名な大型草食恐竜。 ●バーチャルステーションのスクリーンに頭部が写っていた。ディプロドクスやバロサウルスの可能性もあったが、とりあえずアパトサウルスということにしておこう。 頭部の形状にミス? 鼻の穴が口先近くに開口しているが、実際の頭骨は頭頂部に鼻が開口している。もっとも軟組織によって頭部が覆われて口先に開口していたとする異説もあるが‥。
アベリサウルス Abelisaurus [恐竜] 分類:竜盤目 獣脚亜目 ケラトサウルス下目 アベリサウルス科 時代:白亜紀後期 場所:南米 全長:8m? ◆大型の肉食恐竜。部分的な頭骨化石のみ見つかっている。アベリサウルスやカルノタウルスといった後期のケラトサウルス類は、白亜紀後期の南半球で大繁栄をした肉食恐竜のグループである。 ●水を飲みに萌ちゃんの前に現れる。
アマルガサウルス Amargasaurus [恐竜] 分類:竜盤目 竜脚形亜目 竜脚下目 ディクラエオサウルス科 時代:白亜紀後期初頭 場所:南米 全長:10〜12m ◆奇妙な姿をした大型草食恐竜。首から背中にかけて背骨の棘突起が二股に長く伸びていた。作中のように棘突起に沿って1列(背骨の構造から2列という説もある)の帆が存在し、体温調節用のラジエターとして使用したという説が有力だが、帆は存在せず純粋に防御用の刺だったという説もある。 ●ギラグールの高周波催眠銃(ヒュプノガン)によって操られ、萌とレイに襲いかかった。
アメベロドン Amebelodon (シャベル象 Shovel Tusker) [哺乳類] 分類:アフリカ獣上目 長鼻目 正象亜目 ゴンフォテリウム科 時代:第三紀(新第三紀)・中新世後期 場所:北米 体長:4〜5m 肩高:1.5m ◆ゾウの一種。鼻はそれほど長くないが、下顎に長さ1mもあるシャベル状の牙があった。これで湿地帯の草を根こそぎすくって食べていたらしい。 ●勇を踏み付けようとしたが、バリアで撃退。
アラモサウルス Alamosaurus ??? [恐竜] 分類:竜盤目 竜脚形亜目 竜脚下目 ティタノサウルス科 時代:白亜紀後期 場所:北米 全長:15〜20m 体重:30t ◆白亜紀後期の北米では数少ない竜脚類(カミナリ竜)に属する大型草食恐竜。 従来の説では白亜紀前期末に北米の竜脚類は絶滅してしまい、白亜紀後期に南米から渡ってきたティタノサウルス類の竜脚類が定着してアラモサウルスになったと思われていたが、最近になって白亜紀前期の北米からティタノサウルス類の化石が見つかっており、アラモサウルスは白亜紀前期から生き残った竜脚類の末裔である可能性も出てきている。 白亜紀末期の絶滅から数十万年経った辺りの地層から化石が見つかっており、恐竜の絶滅後もしばらくは生き延びていた可能性が指摘されている。 ●この恐竜と思われる生物の死体を翼竜ケツァルコアトルスがつっついていた。
アルシノイテリウム Arsinoitherium [哺乳類] 分類:アフリカ獣上目 重脚目 アルシノイテリウム科 時代:第三紀(古第三紀)・漸新世 場所:アフリカ 体長:4m 肩高:2m ◆大型の草食性哺乳類。鼻の上に2本の角が平行に生えていた。見かけはサイに似ているが、直接の類縁関係は全く無い。 ●虎哲の説明に登場。
アロサウルス Allosaurus (アントロデムス Antrodemus) [恐竜] 分類:竜盤目 獣脚亜目 テタヌラ下目 カルノサウルス類 アロサウルス科 時代:ジュラ紀後期 場所:北米 全長:8〜12m 体重:1〜3t ◆ジュラ紀を代表する有名な大型肉食恐竜。大型肉食恐竜としては異例な事に多くの化石が発見されており、研究が進んでいるものの一つ。大型の個体はティラノサウルスに匹敵する全長をもっていたとされるが、体重は比較的軽かったと思われる。目の上に一対の小角が生えているのが特徴。 余談ではあるが、アロサウルスの眼は、ティラノサウルスのような白亜紀の進化した肉食恐竜のように、完全な立体視をすることが出来ない。また捕食の際に、口を広く開けるようフレキシブルな顎の構造をしている。この辺の所は番組の中でも、例えば首を振りながら左右の眼で交互に物を見たり、肉をほおばるシーン等でうまく再現されている。 ●萌ちゃんと仲よくなったディプロドクス親子を集団で襲撃した。
●恐竜の病気の説明で表示された化石は、アロサウルスの後足の指が傷を負い、化膿して骨腫瘍となったものである。
アンキロサウルス Ankylosaurus [恐竜] 分類:鳥盤目 装盾亜目 曲竜下目 アンキロサウルス科 時代:白亜紀後期 場所:北米 全長:8〜10m ◆曲竜類(ヨロイ竜)に属する草食恐竜。ヨロイ竜としては最大の種類である。全身が骨質の装甲板で覆われ、尾の先には防御用の骨質のハンマーが装備されていた。 ●萌ちゃんとハルの目の前で求愛のダンスをするが、これはあくまでも仮説である。
アンタークトサウルス Antarctosaurus [恐竜] 分類:竜盤目 竜脚形亜目 竜脚下目 ティタノサウルス科? 時代:白亜紀後期 場所:南米 全長:25〜30m 体重:30〜50t ◆巨大な草食恐竜(カミナリ竜)。南半球で見つかった恐竜の中ではかなり大型のものである。 ●水飲み場へ姿を現す。
アンハングェラ Anhanguera [爬虫類] 分類:翼竜目 プテロダクティルス亜目 アンハングェラ科 時代:白亜紀後期初頭 場所:南米 翼長:4m ◆翼竜の一種。クチバシ先端の上下に半円形のトサカが付いているのが特徴。トロペオグナトゥスに似る。 ●他の翼竜と混じって海岸の崖に営巣地を作っていた。
アンモナイト Ammonite [その他] 分類:軟体動物門 頭足綱 アンモナイト目 時代:デボン紀前記〜白亜紀後期 場所:世界中の海 殻の直径:数cm〜2m ◆古生代の中頃から中生代の終わりまで広く海に生息していた頭足類(イカ・タコの類)。現生のオウム貝にやや近い仲間であり、姿も似ていたと思われる。 ●アーケロンの背中に乗って海中を行く萌ちゃんの目の前に姿を現す。 ちなみに、恐竜惑星で「恐竜博士」をしていた小畠郁生博士は、実際には恐竜よりもアンモナイトを専門に研究している方である。
●三葉虫に混じって少しだけ登場。
イカ Squid (ベレムナイト Belemnites) [その他] 分類:軟体動物門 頭足綱 ◆中生代に生息していたイカ類は現生種と違って、ベレムナイト類のように足の先には吸盤の代わりに多数の刺がはえていた種類もある。一部の魚竜化石の腹部からこれと同様の刺が大量に見つかっており、ベレムナイト類のイカを好んで捕食していたことがわかっている。 べレムナイト類のイカは体内に細長い甲を持っており、その化石は矢石と呼ばれる。 ●萌ちゃんとレイの落ちた浅海に群れていた。
イグアノドン Iguanodon [恐竜] 分類:鳥盤目 鳥脚亜目 イグアノドン科 時代:白亜紀前期 場所:ヨーロッパ 全長:8〜12m 体重:2〜4t ◆恐竜学問上古くから知られていた大型の草食恐竜。通常は4足歩行だが場合によっては2足にもなったと思われる。前足の親指が刺状になっているのが特徴で、4足歩行時のスパイクや肉食恐竜に対して威嚇する武器として使用したと思われる。 作中で肉食恐竜に追われて群れが沼に落ちる様子が描かれているが、実際にベルギーで似たような死に方をしたと思しき大量のイグアノドン化石が見つかっている。 ●宇宙の眼のターゲット。群れがユタラプトルに襲われ沼に落ちた所を萌達は救出するが、後から来たラプターによって首を狩られてしまう。
イクチオステガ Ichthyostega [両生類] 分類:迷歯亜綱 イクチオステガ目 イクチオステガ科 時代:デボン紀後期 場所:グリーンランド 全長:1m ◆陸に上がった脊椎動物では最初期のものの一つである原始両生類。えらやウロコ等まだ体の随所に魚の構造を残していた。しかしその反面、しっかりとした四肢(指が7〜8本あった)や空気中でも使える耳等、後の陸上動物につながる特徴も備えている。 作中ではイクチオステガを陸上脊椎動物の共通祖先としているが、実際には同時代にもっと進化した両生類がいたようなので、イクチオステガや近縁種のアカントステガは後の脊椎動物に直接繋がる系統では無いようである。 ●エウロパ人は、地球生命への進化の介入者・スネーカーを呼び出す為に、わざとイクチオステガを採集した。
インドリコテリウム Indricotherium (バルキテリウム Baluchitherium ・パラケラテリウム Paracaratherium ・巨サイ) [哺乳類] 分類:ローラシア獣上目 奇蹄目 有角亜目 ヒラコドン科 時代:第三紀(古第三紀)・漸新世 場所:中央アジア 体長:8〜10m 肩高:5.5m 体重:15〜20t ◆史上最大の陸生哺乳類。一見太ったキリンの様な格好をしていたが、分類上はサイの仲間である。ただし現生のサイに見られるような角はなかった。 ●唯ちゃんとパックがこの動物のそばを通り過ぎていく。
インペリアルマンモス Mammuthus imperator [哺乳類] 分類:アフリカ獣上目 長鼻目 真象亜目 ゾウ科 時代:第四紀・更新世〜完新世前期 場所:北米 肩高:4.5m ◆第四紀・更新世から数千年前まで北極圏にいた有名なゾウ、いわゆるマンモスの一種。この種は北米に生息していた大型種で、スリムながらマンモスの中でも特に背が高くなった。代表的な毛長マンモスと比べると、それほど体毛は多くないようである。他のマンモスと同様に、古代人の乱獲によって絶滅したと考えられる。(毛長マンモスを参照) ●友希の蘇った記憶の中で、止め絵で一瞬だけ登場する。設定書によれば、BC7385年、当時の友希の(仮の)家族は狩猟中に、手負いのインペリアルマンモスの反撃を受けて全滅させられた、とある。
ウィワクシア Wiwaxia [その他] 分類:環形動物門 多毛綱(又は軟体動物門?) 時代:カンブリア紀中期 場所:北米 全長:4cm ◆カンブリア紀の北米の海にいた原始生物(バージェス動物群)。現生のウロコムシ(ゴカイの類縁)に近い仲間、あるいは初期の軟体動物と考えられている。ウロコで覆われた丸い胴に、長い刺が二列に並んで生えていた。作中では黄緑色をしてしたが、最近の研究では体に構造色の痕がみつかり、虹色をしていた可能性が指摘されている。 ●他のバージェス動物と一緒に、ゲンゴロウのモニターを見ながら虎哲が説明する。
ウインタテリウム Uintatherium [哺乳類] 分類:ローラシア獣上目? 恐角目 ウインタテリウム科 時代:第三紀(古第三紀)・始新世 場所:北米 体長:4m 肩高:2.5m ◆大型の草食性哺乳類(恐角類)。頭部に6本の角が2列に並んでいるのが特徴。草食性だが上顎には長い犬歯があった。見かけはサイに似ているが類縁関係は無い。 ●虎哲の説明に登場。
ヴェロキラプトル Velociraptor [恐竜] 分類:竜盤目 獣脚亜目 テタヌラ下目 マニラプトル類 ドロマエオサウルス科 時代:白亜紀後期 場所:モンゴル 全長:2m ◆小型の肉食恐竜。体は小さいが捕食動物としては洗練された形態をしており、特に後足の第二指にある大きなかぎ爪は強力な武器になったと思われる。脳容量も比較的大きかった。 最近の羽毛付き恐竜の相次ぐ発見によって、この仲間(ドロマエオサウルス類)は鳥類に極めて近縁であり、ヴェロキラプトルにも羽毛があったと考えられている。ただし作中では羽毛は無い。 ●宇宙の眼のターゲットであり、作中では同じく宇宙の眼のターゲットであるプロトケラトプスと戦っていたが、実際にこの二種類の恐竜が戦ったまま死んだ「闘争化石」が見つかっている。また、改造恐竜ラプターとヴェロクは、この恐竜の進化種に手を加えたものである。
海サソリ Sea Scorpion [その他] 分類:節足動物門 節口綱 広翼亜綱 オオサソリ目 時代:オルドビス紀後期〜デボン紀(〜ペルム紀?) 場所:北米〜ヨーロッパ 全長:数10cm〜3m ◆水生の大型節足動物。種類は多く、主に遊泳するタイプと海底を這い回るタイプとに分かれる。ハサミや毒針を持つものもあり、その姿から海サソリと呼ばれているが、陸生のサソリとは分類上無関係とする説が主流である。 「海サソリ」という名とは裏腹に、淡水性のものも数多くいた。一部は陸上に進出した痕跡も発見されている。 ●三葉虫に混じって少しだけ登場。
エイノサウルス Hainosaurus (ハイノサウルス) [爬虫類] 分類:有鱗目 トカゲ亜目 モササウルス科 時代:白亜紀後期 場所:ヨーロッパ近海 全長:10〜15m ◆大型の海生爬虫類、海トカゲ竜(大海トカゲ)の一種。分類上は現生の大トカゲ、あるいはヘビに近い仲間である。 ●アンモナイトを補食。さらに海上に降りた翼竜オルニトケイルスを襲っていた。河口付近の砂浜で這い回っていたのは幼体と思われる。尚、現在では大海トカゲ類は陸上には上がれないと推測されている。 川岸でこの生物の死骸が出てきた所で「子供を産みに川を上り力尽きて死んだ」と説明されていたが、モササウルス類が卵ではなく子供を産んでいたと判明するのは放送後なので、これは割と先進的な復元である。
エオラプトル Eoraptor [恐竜] 分類:竜盤目 竜脚形亜目? 時代:三畳紀後期 場所:南米 全長:1m ◆原始的な小型恐竜。放送当時(1993年)では最も古い特徴を持った恐竜だったため、最古の恐竜として登場したが、最近ではより原始的な特徴を持った恐竜化石も確認されている。当初は獣脚類(肉食恐竜等の系統)と考えられていたが、最近では非常に原始的な竜脚類(後の大型草食恐竜・カミナリ竜)とする説が有力である。 雑食性と思われ、作中(ジーンダイバー)ではゴキブリを食べていた。 ●宇宙の眼のターゲット。瀕死の状態で見つかるが、待ち伏せをしていたギラグールによって首を狩られる。
●ゴキブリを捕食していた所をティルによって遺伝情報を採取される。
エクサイレントドン Exaeretodon (エクサエレトドン) [単弓類] 分類:獣弓目 獣歯亜目 キノドン下目 トラヴェルソドン科 時代:三畳紀後期 場所:南米 全長:1.5〜2m ◆進化した哺乳類型爬虫類(単弓類)・キノドンの中では後期の種類である。おそらく全身に体毛が生えており、見かけは哺乳類と変わりなかっただろう(キノドンを参照)。 ●親子で水を飲みに来ていた。実際に幼体の化石も発見されており、二生歯性(乳歯が永久歯に生え変わる)が示唆されている。
エドモントサウルス Edmontosaurus [恐竜] 分類:鳥盤目 鳥脚亜目 ハドロサウルス科 時代:白亜紀後期 場所:北米 全長:10〜13m 体重:3〜4t ◆大型の草食恐竜。頭部の形状から通称カモノハシ竜と呼ばれる。 最近になって、頭部に肉質の小さなトサカがある可能性が指摘されているが、恐竜惑星では復元されていない。 ●霧の中で声をかけあって仲間同士連絡を取り合っていた。
●ティラノサウルスの主な補食対象になっていた。
●ティラノサウルスの獲物、あるいは背景の中に登場。???
エドモントニア Edmontonia (パノプロサウルス Panoplosaurus ・パラエオスキンクス Palaeoscincus) [恐竜] 分類:鳥盤目 装盾亜目 曲竜下目 ノドサウルス科 時代:白亜紀後期 場所:北米 全長:5〜7m ◆大型の草食恐竜(ヨロイ竜)。全身装甲で覆われていて、特に肩先には前方を向いた巨大な刺があった。肉食恐竜に襲われると、肩の刺を敵にぶつけて撃退したと考えられている。 ●その刺でティラノサウルスの女王に大怪我を負わせる。
エピガウルス Epigaulus (ケラトガウルス Ceratogaulus) [哺乳類] 分類:真主齧上目 齧歯目 ミラガウルス科 時代:第三紀(新第三紀)・中新世後期(作中では鮮新世前期) 場所:北米 体長:30cm ◆地中生大ネズミの一種。地面に穴を掘って生活する適応で、前足はモグラのように偏平な作りになっていた。作中では平地に穴を掘っていたが、実際は森林の土壌を好んでいたらしい。平地の拡大化により、平地性のプレーリードック類に台頭されて絶滅したと考えられている。頭部に刺状の飾りが2本あるのが特徴。 ●裏人類プグラシュティクの先祖である。プグラシュティクを話し合いの席につかせる為、唯は彼らの先祖の前へジーンダイブした。対してプグラシュティク側は超音波でエピガウルスを強制退避させる。
エラスモテリウム Elasmotherium [哺乳類] 分類:ローラシア獣上目 奇蹄目 有角亜目 サイ科 時代:第四紀・更新世後期 場所:ユーラシア大陸北方 体長:5m ◆巨大なサイの仲間。普通のサイは鼻の上に角が生えているが、エラスモテリウムは額から長さ1.5〜2mもある巨大な角が1本突き出していたと推測される。防寒適応として全身長い毛に覆われていたと思われる。 サイの角は毛が変化したものであるため化石化せず、詳しい形態や長さまでは分からない。エラスモテリウムの角も、あくまでも頭骨の土台から割り出した推測である。ただし、ツンドラ地帯で冷凍保存されたものが発見されたり、古代人の壁画によって存在が確認された種もある(コエロドンタを参照)。 ●クロマニヨン人の集団的な狩りの前に倒される。
エレモテリウム Eremotherium (大ナマケモノ) [哺乳類] 分類:異節上目 有毛目 メガテリウム科 時代:第四紀・更新世後期 場所:北米〜南米 体長:3〜4m ◆地上生の大ナマケモノ。前足に巨大なかぎ爪があり、高い枝にある葉をたぐりよせて食べる為に使った。この仲間は南北アメリカ大陸で大繁栄したが、古代人の乱獲により絶滅。 ●モンゴロイドの狩猟対象であった。
エンボロテリウム Embolotherium (大角雷獣) [哺乳類] 分類:ローラシア獣上目 奇蹄目 馬型亜目 ブロントテリウム科 時代:第三紀(古第三紀)・漸新世 場所:内モンゴル 体長:5m 肩高:2.5m ◆雷獣類(ブロントテリウム類)に属する、サイに似た(つまりサイではない)大型草食性哺乳類。鼻の上にへら型の角があり、肉食獣を撃退するのに有力な武器となった。 雷獣類等当時の大型哺乳類は、古第三紀(漸新世以前)と新第三紀(中新世以降)の間に衰退してしまったようである。 ●唯とパックの前に突然巨体を現す。
オヴィラプトル Oviraptor [恐竜] 分類:竜盤目 獣脚亜目 テタヌラ下目 マニラプトル形類 オヴィラプトル科 時代:白亜紀後期 場所:モンゴル 全長:2〜4m ◆頑強そうな口バシを持った小型の恐竜。卵と一緒に化石が見つかった為に卵を食べる恐竜と思われ、「卵泥棒」という意味の名前が付けられたが、最近になって卵化石の中からオヴィラプトル類の胎児の化石が発見され、さらに抱卵したまま化石化した近縁種も見つかった事から、実は親が「卵を守っていた」ということが確認されている。尚、この恐竜の本当の食性については未だ良く分かっていない。 最近の羽毛付き恐竜の相次ぐ発見によって、この仲間は鳥に近く羽毛があったと考えられている。ただし作中では羽毛は無い。 ●作中では貝を漁って食べていた。これは実際に食性の1つの可能性として提示された説だが、この復元には疑問も多い。
オウラノサウルス Ouranosaurus [恐竜] 分類:鳥盤目 鳥脚亜目 イグアノドン科 時代:白亜紀後期初頭 場所:北西アフリカ 全長:7m ◆中型の草食恐竜。分類上イグアノドンとカモノハシ竜の間に位置する。背中に帆があり体温調節につかっていたと思われる。 ●宇宙の眼のターゲットと思われたが、既にギラグールによって首を狩られていた為にレイは反応せず。
オッシー Aussie Allosauroid [恐竜] 分類:竜盤目 獣脚亜目 テタヌラ下目 カルノサウルス類 アロサウルス科 時代:白亜紀後期初頭 場所:オーストラリア 全長:3〜5m ◆アロサウルス類の肉食恐竜が小型化した種である。当時は南極圏であったオーストラリアに生息していた。防寒適応として、表皮の下に脂肪を蓄えた姿(デブ?)で登場したが、恐竜原画を描いた本多成正氏はもう一つ、全身に羽毛を生やした絵も描いていて、両者を恐竜関連の書籍で発表している。 ●レエリナサウラを襲っていたオッシーを、萌はスタンナーで追い払おうとしたが逆に襲われそうになる。
●レイを追って来た萌ちゃんの前に現れるが、タイムブースターで撃退した。
オドントグリフス Odontogriphus [その他] 分類:分類不詳(軟体動物門?) 時代:カンブリア紀中期 場所:北米 全長:4〜6cm ◆「歯の生えた謎」という意味の名を持つ原始生物(バージェス動物群)。平たい小判型の体をしており、頭部に歯のあるハート型の口があった。最近の研究では、この生物は原始的な軟体動物に属し、海底をナメクジのように這い回っていたと推測されている。 ●GDでは遊泳生物として登場。他のバージェス動物と一緒に、ゲンゴロウのモニターを見ながら虎哲が説明する。
オパビニア Opabinia [その他] 分類:節足動物門(又は有爪動物門?葉足動物門?) アノマロカリス綱 ラディオドンタ目? オパビニア科 時代:カンブリア紀中期 場所:北米〜中国〜オーストラリア 全長:6〜30cm ◆カンブリア紀の海に生息していた有名な原始生物(バージェス動物群)。木の葉型の体形をしていて、体の左右には重なり合った多数の遊泳用ひれと鰓を持ち、ひれの付け根には小さな肢が生えていた(GDでは肢は復元されていない)。頭部にはゾウの鼻のように長く伸び先端がハサミ型になっている腕部と、飛び出た5つの複眼が付いていた。分類的にはアノマロカリスに極めて近縁の生物であると考えられる。 この生物の復元図が初めて学会に紹介された時、その珍妙な姿に会場で大爆笑が起こり会議が一時中断したという、嘘みたいな本当の話がある。 ●カンブリア紀にジーンダイブしたゲンゴロウの前をひょこひょこ泳いでいた。
オメイサウルス Omeisaurus [恐竜] 分類:竜盤目 竜脚形亜目 竜脚下目 エウヘロプス科(マメンチサウルス科?) 時代:ジュラ紀中期 場所:中国 全長:15〜22m ◆大型の草食恐竜(カミナリ竜)。非常に長い首を持ち、全長のほぼ半分、つまり10m以上が首で占められている。その長い首を支える適応で首の骨(頚肋骨)が複雑に組み合わさっていたので、現生のキリンの首と同様、首自体はあまり柔軟に動かせなかったようである。 作中では首をもたげていたが、高く上げられなかったという異説もある。また、尾の先には防御用の骨質のハンマーがついていたと説明されていたが、現在ではハンマーの存在は否定されている。 ●萌の目の前で急死する。その舌には中毒とおぼしき黒い斑点が・・・
オルニトケイルス Ornithocheirus [爬虫類] 分類:翼竜目 プテロダクティルス亜目 オルニトケイルス科 時代:白亜紀後期 場所:ヨーロッパ 翼長:2.5m(〜10m?) ◆断片的な骨格が多数発見されている翼竜の一種。一部はかなり大型化したと思われる。 ●海に不時着したところを海トカゲ竜エイノサウルスに襲われた。
●バーチャルステーションのスクリーンに写っていた。???
オルニトミムス Ornithomimus [恐竜] 分類:竜盤目 獣脚亜目 テタヌラ下目 マニラプトル形類 オルニトミムス科 時代:白亜紀後期 場所:北米 全長:3m ◆通称ダチョウ恐竜と呼ばれる小型の恐竜。その名の通り、ダチョウに似た体格をしていた。おそらくは足が速かったと思われる。歯が退化して口バシになっていて、雑食性、もしくは水中の微生物を食べていたと考えられているが、ジーンダイバーでは小さなトカゲを食べていた。 最近の羽毛付き恐竜の相次ぐ発見によって、この仲間は羽毛があったと考えられている。ただし作中では羽毛は無い。 ●ギラグール猟兵の乗る改造翼竜クアッハに何故か追われていた。
●パックの前に突然現れて脅かす。
●スネーカーが白亜紀後期の北米に落とした隕石から出てきたマイクロメカによって、種の絶滅を促す進化ウイルスを体内に埋め込まれた。
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